アニポケ外典 ベストウィッシュ編   作:スルメ文庫

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どうも、スルメ文庫です。
今回はとうとう、前回の反撃の開始です!
どうぞ楽しんで言ってください!

それでは本編30話 後編、スタートです!


30話 後編

 前回、ゲーチスによって敗北寸前にまで追い込まれるも、サトシがゲーチスへの反撃の狼煙(のろし)を上げたのだった。

 

サトシ「ダイケンキ!アクアジェット!!」

ゲーチス「キュレムよ!れいとうビームで氷漬けにしてしまいなさい!」

ダイケンキ「グルォォォ!!」

キュレム「ヒュララッ!?」

 

 行動の速度はほぼ同じだったが、ゲーチスの指示が遅く、キュレムは顎にダイケンキのアクアジェットをくらった。

ゲーチス「何をやっているのですキュレム!?さっさとそんなちっぽけなポケモンなど叩き潰してしまいなさい!!」

サトシ「ピカチュウ!でんこうせっかからのアイアンテール!!ダイケンキ!ひけん・ちえなみ!!」

ピカチュウ「ピカピカピカピッカ!!」

ダイケンキ「ダァァァイ!ケンッ!!」

キュレム「ヒュラア!?」

ゲーチス「何をしているのですキュレム!そのような雑魚など、ドラゴンクローで叩き潰せぇ!!」

キュレム「ヒュラァァァ!!」

サトシ「ピカチュウ!ダイケンキ!」

 

 頭を掻きむしり、血を流しながらキュレムに指示を出した。一方、キュレムもフラフラになりながらもドラゴンクローを繰り出した。

 技を繰り出したばかりのピカチュウとダイケンキは動けない。万事休すか・・・?

 その時だった。

 

オノノクス(銀)「オノオ!?」

ウォーグル「ウォオオグ!?」

ゲーチス「なっ!?」

サトシ「オノノクス!ウォーグル!」

ウォーグル【はッ!そんな情けない顔しないでくれサトシ!俺たちはこういういざって時のために倒れたフリして待っていたんだからよ!】

オノノクス(銀)【ああ、それより早くピカチュウとダイケンキに指示してキュレムを倒し、あの下衆からイッシュを・・・俺たちが生まれた地方を守ってくれ。】

サトシ「わかった、ありがとなウォーグル、オノノクス。」

 

 ウォーグルとオノノクスは倒れたが彼らが稼いだ時間は、決して無駄ではなかった。

 

ゲーチス「おのれ・・・どこまでワタクシの邪魔を・・・!!キュレム!こごえるせかい!」

サトシ「ピカチュウ!10まんボルトでこごえるせかいを穿て!!ダイケンキ!シェルブレードでキュレムを倒せ!!」

ピカチュウ「ピィィカァァチュウゥゥゥ!!」

ダイケンキ「ダイ・・・ケェェェンキィッ!!」

キュレム「ヒュラアアアァァァ!?」

 

 ピカチュウの10まんボルトにてこごえるせかいは砕け、ダイケンキのシェルブレードでキュレムは倒されたのだった。

 

ゲーチス「何をやってるのですキュレム!早く立ちなさい!!」

キュレム「ヒュラ・・・」

 

 ゲーチスはキュレムを足蹴にし、早く立つように急かした。その姿は、もはや小物に過ぎなかった。

 その姿に、もう見るに堪えないとサトシは言い放った。

 

サトシ「止せゲーチス!お前の計画は、もう終わったんだ!!」

ダイケンキ「ダイ!!」

ピカチュウ「ピィカ!!」

ゲーチス「馬鹿なァ!?ワタクシの、ワタクシの完璧な計画がァァァ!!」

サトシ「いい加減にしろ!人々を惑わし、従わない人やポケモンを犠牲にする、そんな計画のどこが完璧なんだ!!」

ゲーチス「黙れ黙れ黙れ黙れェ!!こうなれば貴様を殺し、そちらの小娘も殺すまでぇぇぇ!!」

サトシ「っ!?ショウブ!!」

ピカチュウ「ピカチュ!ピカピ!!」

ダイケンキ「ダイ!ケンキ!!」

ショウブ「ぁ・・・」

 

 ゲーチスは乱心と錯乱の果てに何もかもを殺さんとばかりの狂気をショウブに向けた。

 サトシが守らんと走り出すが、間に合うかどうか・・・

 

キュレム「ヒュラア!!」

ゲーチス「止めrギャアアア!?」

キュレム【・・・愚か者め。】

 

 ゲーチスはキュレムのれいとうビームによって氷像と化したのだった。

 

サトシ「キュレム・・・」

ショウブ「・・・」

キュレム【・・・すまぬな。番いの人間よ、そしてそのポケモンたちよ。操られていて我らの意思ではなかったとはいえ、この地に災禍を巻き起こしたことを詫びよう。本当に申し訳なかった・・・!】

サトシ「キュレムには悪気はなかったんだし、俺はキュレムを許すぜ。他のみんなはどう言うかは分からないけど・・・」

ショウブ「まったく・・・サトシさんが許すなら、私も許します。ただし、その男は許せそうにありませんが・・・」

ピカチュウ【僕はサトシと同意見だよ。】

ダイケンキ【・・・俺はショウブと同意見だな。】

キュレム「・・・そうか。この愚か者に関しては我らも許せぬ。しかし、番いたちとポケモンたちが我を許せるのなら、我もその愚か者を殺しはしないことを約束しよう。」

サトシ「ありがとう!やっぱり、人間は人間が裁かなきゃいけないからさ。俺はその意見を聞けてスッゲー安心してるぜ。」

キュレム【人間は人間が裁く、か。中々にいい言葉だな。ではその愚か者は、我が運ぼう。我に運ばれていれば、この男も妙な真似はすまい。】

サトシ「ああ!ありがとうキュレム!」

ショウブ「・・・」

 

 そして、キュレムが運ぼうとしたその時・・・

 

ショウブ「ごめんなさい、サトシさん・・・私が、声を上げちゃったせいで、あんな危険な目に遭わせて・・・本当に自分が情けなくてしょうがないです。」

サトシ「ショウブ・・・いいんだ。」

ショウブ「えっ?で、でも私・・・」

サトシ「ショウブはまだ始まったばっかりなんだ。やっと左右が分かってきたばかりの状態で、自分にとっての最善を尽くしたんだ。・・・それは誇ってくれ。」

 

 サトシの言葉に、ショウブの自罰的な心が溶かされていった。そして、涙の雫が、ショウブの頬を通った。

 

ショウブ「・・・う、うぅ・・・怖かった・・・!本当に怖かったんです、サトシさん・・・!貴方が居なくなったらと思うと、私、私ぃ!!」

サトシ「うん。よく我慢したな。ショウブは本当にいい子だ。」

ショウブ「う、うわああああああああああああ!!」

 

 30分後・・・

 

キュレム【もう大丈夫か?】

「は、はい・・・」

ピカチュウ「ピィカチュ。」

ダイケンキ「ダーイ。」

キュレム【・・・では行くぞ。】

 

 こうしてゲーチスの野望は潰え、イッシュ現代史最大の事件が幕を閉じたのだった。

 つづく・・・




いかがでしたでしょうか?
後始末を少し入れたせいか、思ったより爽快活劇にはなりませんでした。
次回、本編31話にてお会いしましょう。

2025/4/10 追記:怪我の療養期間が終了したので、執筆時間が今ほど取れなくなり、投稿ペースが落ちます。勝手は承知ですが何卒ご理解の程宜しくお願いします。
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