前話を見て下さればわかると思うのですが、作者の方で色々ゴタゴタがありまして、お詫びに投稿初日に2話目を投稿することにしました。(恐らく今回だけですが)
今回は前回とは大分毛色の違うお話になるはずです。
それでは、スタートです!
ミジュマルを仲間にしたサトシはアララギ博士とハナコに見送られながら1番道路へと向かった。道中、サトシはミジュマルにポケモンの言葉が理解出来ることを告げた。
サトシ「どんなポケモンが居るか楽しみだなピカチュウ、ミジュマル。」
ピカチュウ『そうだねサトシ!』
ミジュマル『そう言えばサトシたちはカントー地方出身だからこの辺のポケモンは知らないのか。』
サトシ「ああ!だから色々と教えてくれると助かるぜ。」
ミジュマル『勿論、聞きたいことがあったら是非とも聞いてくれ。俺が知っている範囲なら答えよう。』
サトシ「よかった〜!俺たちこの地方を旅するのは初めてだから助かるぜミジュマル!それじゃ改めて・・・仲間になってくれてありがとうなミジュマル!」
ピカチュウ『ありがとうねミジュマル。』
ミジュマル『ああ、どういたしまして。ただ、ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど、いいか?』
サトシ「どうしたミジュマル?急に改まって。」
サトシとピカチュウは礼を言った。それにミジュマルも返事を応えると、真剣な顔でサトシを見た。
ミジュマル『サトシとピカチュウも聞いたとは思うが、俺は水に潜れないんだ。だからサトシ、このトラウマを払拭する為に力を貸してくれないか?』
そう言い頭を下げるミジュマルにサトシたちは快く応える。
サトシ「そうか、わかった!俺もミジュマルが水に潜れるようになるために力になるぜ!」
ピカチュウ『僕も泳げないけど、君のことを応援するよ!』
ミジュマル『ありがとうな。』
サトシ「さて、この話はここまでにして・・・あのポケモンは何だろう?」
サトシが指を指した方には小さな鷲のような鳥ポケモンが優雅かつ勇壮に空を舞っていた。
ミジュマル『あれは・・・ワシボンだな。』
サトシ「ワシボンか・・・アイツなかなかいい筋してるな・・・」
サトシはポケモン図鑑でワシボンをかざして調べた。
サトシ「おーい!そこのワシボン!」
ワシボン「!?」
ミジュマル『ちょっ!?ゲットするんじゃないのか?』
ピカチュウ『まぁ驚くだろうけど落ち着いて。』
サトシ「俺はお前をゲットしたいんだ!だから、バトルしてくれないか?」
ワシボン『ワシボンなら俺の他にもそこそこ居るぞ?』
サトシ「俺はゲットしたいのは他のワシボンじゃない、お前自身がいいんだ!」
ワシボン『なっ!?お前、俺の言葉を?』
ミジュマル『サトシは俺たちポケモンの言葉がわかるんだ。まあ、最初は驚くだろうがな。』
サトシ「まぁ、俺がポケモンの言葉がわかるのはともかく、俺の挑戦を受けてくれないか?」
ワシボン『いいだろう・・・受けて立つ!』
サトシ「ありがとう!ピカチュウ!君に決めた!」
ピカチュウ「ピーカ!」
サトシ「こっちから行くぜ!ピカチュウ!10まんボルト!」
ピカチュウ「ピーカ!ピ〜カ〜チュウゥゥゥ!!」
サトシとピカチュウは先制攻撃として10まんボルトを放った。しかし・・・
ワシボン「ピュウ!」
ワシボンは勇壮かつ華麗な飛行でかわす。
サトシ「流石だな。」
ピカチュウ『ひこうタイプならではの戦術だね。』
ミジュマル『ああ。中々やるな彼。』
ワシボン『褒めてくれてどうも。だが、こいつはどうだ?』
ワシボンはたつまきを繰り出してきた。
サトシ「来たな!ピカチュウ!たつまきに10まんボルト!」
ピカチュウ「ピ〜カ〜チュウゥゥゥ!!」
ピカチュウは10まんボルトをたつまきに放った。ワシボンは10まんボルトを相殺すべく翼に力を入れ、たつまきを強くする。
サトシ「今だピカチュウ!でんこうせっかからアイアンテール!」
ピカチュウ「ピカ!」
ミジュマル『え!?ここからじゃ距離が・・・っ!?』
ミジュマルは驚いていた。ピカチュウが空気を蹴り上げてワシボンに接近していたからだ。まさかのピカチュウが空中を蹴ったということで虚を突かれたワシボンは身動きをとることが出来なかった。
ピカチュウ「チュウ〜ピッカァ!!」
ワシボン「ピュ!?」
ワシボンはピカチュウのアイアンテールをくらい、地面に叩きつけられた。
サトシ「いけっ!モンスターボール!!」
サトシはワシボンにモンスターボールを命中させると、ワシボンはモンスターボールに吸い込まれていき三回揺れてサトシにゲットされた。
サトシ「やった!ワシボン、ゲットだぜ!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
ミジュマル『なぁサトシ。』
サトシ「ん?どうした、ミジュマル。」
ミジュマル『俺はどうしてピカチュウは空中を蹴れたのかがわからないんだ。どうして出来たのか、教えてくれ。』
サトシ「ああ、それはワシボンのたつまきに10まんボルトの電気を絡ませて足場を作ったんだ。その足場を利用してピカチュウはワシボンに近づくことが出来たんだよ。」
ミジュマル『まさか、そんなことが出来るとは・・・』
ピカチュウ『いずれは君もできるようになると思うよ。君は相手を認めるだけの素直な心と強くなりたいっていう確かな意志と向上心を持ってるんだから。』
サトシ「そうだぜミジュマル!それにお前は、自分のダメなところにも目を逸らさずに克服しようと頑張れるじゃないか!そんな強さがあれば、絶対強くなれる!俺が保証するぜ!」
ミジュマル『そうか・・・そう言われたら、どこまでも強くなりたいもんだな!』
サトシ「その意気だ!・・・ん?あそこにいるのは・・・」
ミジュマルが決意を新たにしたところで、サトシが見つけたのは、牙が特徴的な小竜のようなポケモンだ。
ミジュマル『あれはキバゴだな。でも珍しいな。』
サトシ「珍しいって、何がだ?」
ミジュマル『あのキバゴ、普通のヤツと色が違うんだ。普通は緑色、たまに黄色いのが出るくらいであんなに真っ白いヤツは見た事ないんだが・・・』
サトシ「そうなのか?まぁでも、ゲットしてみたいな〜!」
そう言いサトシはポケモン図鑑を件のポケモン、キバゴにかざした。
サトシ「ドラゴンタイプか・・・キバゴ!俺とバトルしてくれないか?」
キバゴ(色)『いいが、俺をゲットするつもりか?』
サトシ「いや、そこの判断はキバゴに任せるよ。」
キバゴ(色)『何故だ?』
サトシ「俺は無理矢理ゲットするような真似はしたくないんだ。そんなことをしてゲットしてもポケモンといい絆なんて築けないし、何より俺自身がポケモンの意志を無視したくないんだ。」
キバゴ(色)『成程な・・・面白い。わかった!その勝負を引き受け、俺が負けたらお前らの仲間になろう!』
サトシ「ありがとう!ピカチュウ!君に決めた!」
ピカチュウ『任せてよサトシ!』
そしてバトルは始まった。
キバゴ(色)『先行は譲るぞ。』
サトシ「じゃあお構いなく・・・ピカチュウ!10まんボルト!」
ピカチュウ「ピ〜カ〜チュウゥゥゥ!!」
キバゴ(色)「キ〜バァァァ!!」
キバゴはりゅうのいかりを放ち、10まんボルトと相殺した。キバゴは追撃を仕掛けると言わんばかりに煙の中匂いでピカチュウに接近し、ダブルチョップを仕掛けようとしたが・・・
サトシ「ピカチュウ!真後ろにアイアンテール!」
ピカチュウ「ピカッ!ピ〜カ〜チュウゥゥゥ!!」
キバゴ(色)「キバァァァ!?」
アイアンテールで打ち返された。しかし、キバゴは諦めずに噛み付く攻撃をしようとしてくるが・・・
キバゴ(色)『まだだァァァ!!』
サトシ「ピカチュウ!ボルテッカー!」
ピカチュウ「ピカピカピカッチュウゥゥゥ!!」
キバゴ(色)「キッキバァァァ!?」
サトシのピカチュウの技単体において最高火力の技、ボルテッカーの直撃をくらい、キバゴは目を回し戦闘不能になった。
サトシ「大丈夫かキバゴ!?」
キバゴ(色)『ああ、なんとかな・・・』
サトシ「これ、オボンのみだ。食べてくれ。」
キバゴはサトシから貰ったオボンのみを食べた。
キバゴ(色)『クッソ、初めて負けちまったぜ。この辺りでは負け無しだったんだが・・・やはり世界は広いということか・・・』
サトシ「そうだな。」
キバゴ(色)『だが、これで安心したぜ。漸く俺に相応しいトレーナーが現れてくれたんだからさ。今日は吉日だな。・・・サトシ、俺をゲットしてくれ。』
サトシ「わかった、これから宜しくな!」
キバゴ(色)『そりゃこっちのセリフだ。』
サトシがモンスターボールを取り出すと、キバゴは自らモンスターボールに入っていった。
サトシ「キバゴ!ゲットだぜ!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
ミジュマル「ミッミジュマ!」
そしてサトシはその後ポケモンたちを遠巻きに見たりしながら歩き、調度良い水辺を見つけたので休憩することにした。
サトシ「ここで昼休憩にしようぜ!」
ピカチュウ『僕は賛成だよサトシ。』
ミジュマル『たしかに、もう正午だしな。』
ワシボン『俺も特に異論はない。』
キバゴ(色)『俺はもう腹減ったぜ〜。』
全員サトシの意見に賛成なようだ。
サトシ「そうだな。時間的にも丁度いいし、お昼ごはんにするか。」
サトシはそう言うとテキパキとご飯の準備を進めた。サトシはカノコタウンを出る前に買ったコロッケキャベツサンドイッチを頬張り、ピカチュウたちはポケモンフードを食べた。その時、ミジュマルは気づいた。
ミジュマル『なぁサトシ。』
サトシ「ん?どうしたミジュマル。もしかしてそのポケモンフードは味が合わなかったか?」
ミジュマル『いや、むしろ俺好みの味で非常に美味いんだが、今まで食べたことない種類のポケモンフードなんでな。一応成分表示を確認したくてさ。』
サトシ「ああそういう事か。これは俺が作ったポケモンフードなんだ。」
ミジュマル『そ、そうなのか!?』
ワシボン『それは本当か!?』
キバゴ(色)『でも、確かに市販のポケモンフードにしては俺の好みに合いすぎてるな。』
ピカチュウ『サトシの言ってることは本当だよ。サトシは仲間のブリーダーに習ってポケモンフードを作るようになったんだ。味と栄養バランスはそのブリーダーも保証しているから安心してね。』
ミジュマル『そうか。あまりに味が美味しすぎて栄養バランスが偏ってないか心配になったんだがそれなら大丈夫だな。それと、疑って済まなかった。』
サトシ「いいって!それだけ美味しかったってことだろ?なら作り甲斐があるってもんだぜ!」
そう穏やかに昼食を食べ終わり移動しようとした時だった・・・
ショウブ「お、お腹空いた〜・・・」
モノズ「モノ〜・・・」
サトシ「えっ?」
ピカチュウ「ピカ?」
ミジュマル「ミジュ?」
ワシボン「ピュ?」
キバゴ(色)「キバ?」
サトシたちが後ろを振り向くとなんとそこには、短めの赤紫色の髪に褐色肌の女の子と頭は黒い体毛に目が隠れて首から体は青い体毛をしたポケモンが涎を垂らしながら近づいてきていたのだった。
サトシ「うわぁー!?」
ピカチュウ「ピカー!?」
ミジュマル「ミジュー!?」
ワシボン「ピュー!?」
キバゴ(色)「キバー!?」
ショウブ「食べ物・・・たべ、もの・・・」
モノズ「モノ・・・モノ・・・」
サトシ「ど、どうしたんだ!?というか君は!?」
あまりの迫力に気圧されながらも、サトシは何とか質問した。
ショウブ「私、ショウブっていいます・・・こっちは私の相棒のモノズで・・・道に迷って5日も森を彷徨ってて・・・もう2日も何も食べてないんです・・・本当にすいませんが・・・食べ物を、恵んでください・・・!」
サトシ「っ!ミジュマル!ここから1番近い街ってどこだ?」
ミジュマル『たしか、カラクサタウンが一番近かったはずだぜ。方角は・・・あっちだ!』
ミジュマルの指した方角には確かに町があった。
サトシ「わかった!」
そういうと、サトシはショウブを背負った。
ショウブ「ふぇっ!なっ何を!?」
サトシ「とりあえず君たちをカラクサタウンに連れていく!ポケモンセンターには食堂もあるはずだし、そこで奢るからそれまで我慢してくれ!あと、モノズはボールにしまっておいてくれ!」
ショウブ「は、はい・・・っ!戻ってモノズ!」
モノズ「モノ・・・」
サトシ「じゃあ、いくぞみんな!」
ピカチュウ「ピーカ!」
ミジュマル「ミジュ!」
ワシボン「ピュイ!」
キバゴ(色)「キババ!」
空腹なショウブを背負い、町を目指すサトシ。果たして、彼女が倒れる前に間に合うのか!?
つづく・・・
いかがでしたでしょうか?
今回は二次創作でもあまり出ない、アイリスの幼馴染であるショウブを出しました!彼女が方向音痴なのは、独自設定です。(作者の記憶が正しければ)今回はイマイチキャラクター性を出してあげられませんでしたが、次回は全面的に出す予定です!
多分、3話は二〜三日後に出す予定です。
お楽しみに!