アニポケ外典 ベストウィッシュ編   作:スルメ文庫

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どうも、スルメ文庫です。
今回は彼との再会と、とある少女の初登場回となります!

それでは、スタートです!


7話

 前回、夢の跡地にて悪事を行っていたプラズマ団のしたっぱを撃破し、カブルモをゲットしたサトシ。

 それから半ヶ月ほど経った現在、彼らはとうとうシッポウシティに到着した。その間に、ショウブは赤紫色の丸いムカデのようなポケモンのフシデをゲットした。

 サトシとショウブはシッポウシティのバトルクラブで対戦希望者を募り、ポケモンたちとトレーニングを積んでいる最中のようだ。

 

サトシ「ピカチュウ、キバゴ、ワシボンとポカブとカブルモのコーチありがとな!ミジュマル、ワシボン、キバゴ、ポカブ、カブルモ、よく頑張ったな!」

ピカチュウ「ピィカチュウ!」

ミジュマル「ミジュ。」

ワシボン「ピュイ!」

キバゴ(色)「キバァ!」

ポカブ「ポカ!」

カブルモ「ルモ。」

ショウブ「モノズ、シビシラス、フシデ、頑張ったね!」

モノズ「モノ!」

シビシラス「シビー!」

フシデ「フシャ!」

 

 そして、トレーニングで仕上がりが上々だと感じた時に、管理人であるドン・ジョージから内線放送で相手が見つかったことがわかった。どうやらその対戦相手は、そのトレーナーがサトシだと知ると、彼を直接指名したらしい。その対戦相手は・・・

 

シューティー「サトシ、久しぶりだね。」

サトシ「シューティー!?シューティーじゃないか!久しぶりだな!元気そうでよかったよ!」

 

 そう、サトシが初日に会った初心者トレーナー、シューティーだったのだ。

 

シューティー「君も元気そうでよかった。ところで、そこの彼女は?」

ショウブ「私、竜の里出身のショウブっていいます!」

シューティー「そうか、僕はシューティー。カノコタウンのシューティーだ。よろしく頼むよ。」

ショウブ「はい!」

 

シューティーとショウブの初邂逅は上々のようだ。

 

ベル「シューティーくーん!久しぶりだねぇ〜。」

シューティー「ベル!?」

サトシ「シューティー、知り合いか?」

シューティー「ああ。彼女はベル。僕が通ってたスクールの元クラスメイトで、幼なじみなんだ。」

ベル「うん!私とシューティーくんは幼なじみなんだ〜。」

 

 えへへ、と朗らかに笑うベル。

 

ベル「って、そういえば貴方たちは?」

サトシ「俺はカントー、マサラタウンのサトシ!こっちは相棒のピカチュウ。」

ピカチュウ「ピカ、ピカチュウ!」

ショウブ「私はショウブっていいます。竜の里出身です。」

ベル「へぇ〜、そうなんだ!」

 

 そうやって、和んだところでサトシが提案した。

 

サトシ「シューティー、そろそろ始めないか?」

シューティー「ああ。僕もそろそろ始めたいと思っていたところだよ。」

 

 そしてそれぞれの持ち場につくサトシとシューティー。

 

ジョージ「では、サトシくん対シューティーくんのバトルを始める!使用ポケモンは6体、交代はそれぞれ3回まで可能!どちらか3体が先に倒れた時点で30分のインターバルをとり、先に相手の6体を倒した方の勝ちとする!」

 

 それぞれが頷いた。

 

ジョージ「では、両者ポケモンを!」

サトシ「ワシボン、君に決めた!」

ワシボン「ピューイ!」

シューティー「いけ!ハトーボー!」

ハトーボー「ポロポー!」

ショウブ「2人ともひこう、ノーマルタイプの鳥ポケモン・・・相性に有利不利は無いわね。」

ベル「たぶん、それもシューティーくんはそれも意識してると思うよ。対等な条件でどこまでライバルとやれるのかって自分の力量を測ってるんだと思う。」

 

 ショウブはどちらに有利不利もないポケモンを出したことに疑問を覚え、ベルはその理由に対して何となく心当たりがあるようだ。

 

ジョージ「では、バトル開始!」

シューティー「先攻は貰うよ!ハトーボー、でんこうせっか!」

ハトーボー「ポロォォォ!」

サトシ「(早い!けど・・・)ワシボン、たつまきで近付かせるな!」

 

 ハトーボーの速さに表面上一切動じずも内心驚いたサトシ。しかし、そこは流石リーグを経験したトレーナー。全く隙を見せることなくすぐさま迎撃指示を出した。

 

ワシボン「ピュゥゥゥイ!」

ハトーボー「ポロッ!?」

シューティー「ハトーボー落ち着け!エアカッターでたつまきを破壊しろ!」

ハトーボー「ポロッ!ポロォォォ!」

ワシボン「ピュイ!?」

 

 ハトーボーがたつまきに巻き込まれ、囚われてしまった。しかし、シューティーは自分なりに冷静に今の状況を分析して判断し、ハトーボーにたつまきを破壊する指示を出した。渾身のたつまきを破壊されたことに驚くワシボン。

 

シューティー「逃がすな!電光石火!」

ハトーボー「ポォォォ!」

サトシ「ワシボン、アクロバットで迎え撃て!」

ワシボン「ピュイッ!」

ハトーボー「ポッ!?」

ワシボン「ピュッ!?」

シューティー「ハトーボー!」

サトシ「ワシボン!」

ワシボン「ピュイ!」

ハトーボー「ポロ・・・」

ジョージ「ハトーボー戦闘不能!ワシボンの勝ち!」

ハトーボー「ポロ・・・ポロロ・・・」

シューティー「ハトーボー、ありがとう。ゆっくり休んでくれ。(相変わらず遠いな・・・)」

ワシボン「ピュピュイ!」

サトシ「よくやったなワシボン!」

 

 シューティーは現時点でのサトシとの実力差を感じ取り、その背中の大きさと遠さに内心溜め息を吐いた。

 

シューティー「流石はリーグ経験者、か・・・」

サトシ「一応言っておくけど、この強さは俺だけの強さなんかじゃないぜ。ポケモンが居てこその強さだからな!」

シューティー「・・・そうだね。ああ、本当にキミの言う通りだ。」

 

 シューティーも今までの旅でポケモンが居るからこその強さがあると学んだため、サトシの言葉に強い説得力を感じたのだ。同時に、リーグ経験者という色眼鏡を付けていた自分を恥じた。

 

ショウブ「サトシさーん!頑張ってくださーい!」

ベル「シューティーくーん!負けるな〜!」

シューティー「!さあ、次の勝負を始めよう!プルリル、頼むよ!」

プルリル「プルン!」

サトシ「ああ!ワシボン、いけるか?」

ワシボン『ああ!』

サトシ「なら、ワシボン!頼むぜ!」

ワシボン「ピューイ!」

 

 そしてその後、プルリルののろわれボディによってたつまきを封じられたワシボンを交代させ、キバゴを出すサトシ。そしてキバゴがプルリルを倒し、バニプッチを出すシューティー。そのままバニプッチとヒトモシを休憩を挟みつつ倒し、ポカブと交代。そしてポカブはドッコラーを倒し、いよいよあとが無くなったシューティー。彼が出したのは、相棒であるあのポケモンだった。

 

シューティー「いけ!ジャノビー!」

ジャノビー(シュ)「ジャノ!」

サトシ「よし、俺は・・・」

ミジュマル「ミジュ!」

サトシ「ミジュマル!?」

ミジュマル『サトシ!俺を出してくれ!』

サトシ「ミジュマル・・・ああ!いいぜ!ポカブ、悪いけど戻ってくれ!」

ポカブ「ポカ!」

サトシ「ミジュマル、君に決めた!」

ミジュマル「ミジュマ!」

ジャノビー『お前は・・・!』

シューティー「そのミジュマルってもしかして・・・」

サトシ「ああ!アララギ研究所にいたミジュマルだぜ。アララギ博士から授かったんだ!」

ミジュマル「ミジュ!」

シューティー「そうか・・・なら、遠慮なくいかせてもらうよ!」

ジャノビー「ジャノ!」

サトシ「こっちこそ勝たせてもらうぜ!」

ミジュマル「ミジュ!」

 

 

 そして始まったミジュマル対ジャノビー。

 リーフブレードとシェルブレードの凄まじい剣戟の応酬が始まるも、シェルブレードの追加効果である防御力低下に気付いたシューティーがジャノビーを下がらせてグラスミキサーを放つがシェルブレードで斬り裂き、その後に発動したれんぞくぎりの直撃を受け、サトシの勝利が決まったのだった。

 

 

 バトルクラブでのバトルの後、食事を共にすることにしたサトシたちとシューティーとベル。サトシが作ったシチューで食卓を囲むサトシたち。

 

サトシ「どうだ?前の旅仲間と母さんに作り方を教えてもらったんだけど。うまくできてるか?」

シューティー「ああ、とても美味しいよ。」

ベル「うん!おいひ〜!」

ショウブ「食べながら喋っちゃ行儀悪いですよベルちゃん!それにしても変わらず美味しいですね〜。」

サトシ「おう!ありがとうな!」

 

 そのまま色々なことを喋るサトシたち。特にポカブとその元トレーナーの話やプラズマ団やカブルモの話にはシューティーとベルは悔しそうに俯くこともあった。

 そして話はサトシの今までの経歴の話となった。サトシは褒め殺しに近い言葉の数々にやんわりと否定しつつもどこかこそばゆい感情になったのだった。

 

 

 一方、ポケモンたちの会話は・・・

 

ミジュマル『久しぶりだな、ジャノビー、チャオブー。』

ジャノビー『久しぶりだなミジュマル、チャオブー。元気していたみたいだな。』

チャオブー『久しぶりじゃないかミジュマルにジャノビー!それにしてもミジュマル、キミのことだからとっくに進化してると思っていたんだけど・・・というかその気になればもう進化できるんじゃないかい?実際キミの方が僕たちよりレベル高いだろうし。』

ミジュマル『まあお前の言う通り進化できるっちゃあできるんだが、まだ潜水ができない弱点を克服したわけじゃないからな。出来るようになるまでは進化しないと決めたんだ。』

チャオブー『そっか、キミらしいね。』

ジャノビー『そうか・・・おまえらしいな。』

ヒトモシ『えっ!?ミジュマル潜水できないの!?』

ドッコラー『おいおい、それじゃあアクアジェットもダイビングもたきのぼりも出来ないぞ?』

プルリル『みずタイプとして結構致命的な弱点じゃありませんか?』

ミジュマル『まぁな、自覚してる。お調子者だった頃に足を滑らせて溺れちまってな、それ以来顔に水を付けるので精一杯なんだ。』

ポカブ『でっでも、目を30秒間も開けられるようになったじゃないか!』

ミジュマル『それじゃあ足りないんだよポカブ。バトルじゃあ5分も水に潜ることもザラだ。なのに30秒程度じゃまるで足りない。』

 

 ミジュマルのストイックさにそれぞれ感心していると、ピカチュウが思い出したかのようにこう言った。

 

ピカチュウ『そういえばキミたち同期だったね。』

ジャノビー『まぁな。』

チャオブー『まぁね。』

ミジュマル『まぁな。ってか、忘れないでくれよピカチュウ。』

ピカチュウ『ごめん。』

ジャノビー『にしても本当に変わったよな、お前。あの頃じゃ想像もつかねえよ。』

モノズ『?そんなに違うの?』

ジャノビー『ああ。マジですぐに調子乗るわ、興味なければ夢の中に行くわ、他人の飯を横取りするわで・・・ロクデナシって言ってもいいんじゃないか?ってレベルで酷かったからな。』

『えぇ・・・』

カブルモ『今とはまるで違うッスね・・・』

シビシラス『というか違いすぎて最早別人よ・・・』

ハトーボー『今は面倒見結構いいタイプに見えるんだが、どんだけだったんだよ・・・』

ミジュマル『その頃の話はやめてくれ・・・控えめに言って黒歴史なんだ・・・』

ワシボン『あー、うん。なんだ、その・・・誰にでも言えない過去の1つや2つあるもんだぞ。』

キバゴ(色)『まぁ、だからそう落ち込むなよ・・・』

ミジュマル『・・・おう。』

 

 今のミジュマルはかなりの哀愁を漂わせているようだった・・・

 誰にでも触れられたくない過去の1つや2つはあるものだ。だが、そんな過去も含めて自分というものは形成されていくのだ。頑張れサトシ!頑張れミジュマル!彼らの旅は、まだまだつづく・・・




いかがでしたでしょうか?
原作ではカレントタウンでの出来事だったのですが、時間経過などを考えてジムのあるシッポウシティのバトルクラブでの出来事にしました。

※今日はもう夜遅いので感想返信は出来ません。誤字報告の対応も22時以降はできなくなると思います。
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