ロリコンを拗らせた結果、幼女の妹が出来た件~底辺ITエンジニア、ロリコンを拗らせ無事終了~ 作:ロリコン戦士
今は夕暮れ時、薄暗い部屋の中で、カタカタとキーボードをタイプする音が室内に響く。
その音に重なるように、少女特有の甲高い声が耳に届いた。
「お兄ちゃん! 今日のおゆはんハンバーグが食べたい!」
俺はキーボードを打ちながら、その声の主である幼女の相手をする。
「キミちゃん……お兄ちゃんは今仕事中だから、ちょっと静かにしててね」
「えー!? なんでよ! いいじゃんか別にー!」
俺の注意もむなしく、キミちゃんは駄々をこねる子供のように騒ぎ立てる。
そんなキミちゃんの態度にため息をつきながら、仕事を中断して、俺はキミちゃんの相手をすることにした。
「はぁ……仕方ないなぁ……じゃあハンバーグの材料を買いに行こうか」
「やったー!お兄ちゃん大好き!」
俺がそう言うと、キミちゃんは嬉しそうに飛び跳ねながら喜びを表現していた。
その様子を見て思わず笑みがこぼれる。
そんなやり取りをしながら俺とキミちゃんは買い物に行く準備を始めた。
「よしっ!それじゃあ行こっか!」
「うん!早く行こうよお兄ちゃん!!」
2人揃って元気よく玄関を出た。
……一人暮らしの独身男性である俺の部屋に、なんで幼女がいるかって?
それは今から1週間前に遡る。
俺はいつものように朝早くから在宅ワークをしていた。
しかし、今日はいつもと少し違っていた。それは、今日がゴミ出しの日だったからだ。
男の一人暮らしはとにかくゴミが多くなる。
洗うのが面倒で、インスタントばっかりになると、ちょっとゴミ出しをさぼっただけで、ゴミ袋で部屋があふれる羽目になるのだ。
「ふぅ……やっと終わった……」
大きく伸びをして体をほぐす。長時間パソコンに向かっていたためか肩や腰が痛い。だが、その痛みも心地よいものに感じるほど、仕事が(あとゴミも……)片付いたことに満足していた。
そんな時だ、インターホンが鳴ったのだ。
(誰だ?)
不思議に思いながら玄関に向かい扉を開けるとそこには小さな女の子がいた。
「ごめんくださーい!」
元気よく挨拶する女の子。
俺は突然のことに戸惑いながらも返事をした。
「えっと……どちら様でしょうか?」
「私の名前はキミ!小学4年生です!」
元気よく自己紹介をする女の子。
「キミちゃん?えっと……俺に何か用かな?」
そう聞くと女の子は笑顔で答えた。
「あのね!お母さんが言ってたんだけど、たま~にゴミ出しにくるゴミ袋をいっぱい抱えたおにいちゃんは、いつも優しくて良い人だよって!」
(なんだそれ……)
そんな理由で来たのかこの子は……つまりさっきゴミ捨て場に行った時からつけてきたってことだな……でもまぁ悪い気はしないな。
「それでね!私、さっきゴミ出ししてたんだけど、ゴミ袋がやぶけちゃって、ゴミ捨て場が大変なことになっちゃったの!!でもおうちのどこに代わりのゴミ袋があるかぜんぜんわからなくって……!だから優しいおにいちゃんに手伝って欲しいの!」
なるほどそういうことか……でもなんで自分の家の人を頼らないんだろう?
「えっと……おうちの人は?なんで俺に手伝ってほしいのかな?」
そう聞くとキミちゃんはちょっと泣きそうな顔で答えた。
「だってお母さんお仕事でいないんだもん!それにおにいちゃんが優しいって聞いたから!!」
なるほどそういうことか……まぁ困ってるみたいだし助けてあげるか。
「分かったよ、手伝うよ」
俺がそう言うとキミちゃんは嬉しそうに飛び跳ねた。
「やったー!ありがとうおにいちゃん!」
こうして俺はキミちゃんのゴミ出しの手伝いをすることになったのだ。
……そして今に至るというわけだ。
(それにしてもこの子本当に可愛いなぁ)
そんなことを考えつつ2人でスーパーに向かった。
買い物中もずっと楽しそうにしていた。その様子を見ているとなんだか心が癒される気がした。
(……それにちょっといい匂いもするし、なんか胸の真ん中あたりが、ちょっと浮いてて気になるし……いや!こんなこと考えてちゃダメだ!!コンプライアンスは人としてのマナー!!守れないやつは畜生以下だ!!!)
ちなみに俺はロリコンだが、リアルで手を出していいとは全く思っていない。
……本当に。これっぽっちも。神に誓って。アーメン……。
法令順守は社会人としての常識なのだ。
「よしっ!これで全部揃ったね!」
キミちゃんは満足げに言う。
そんなキミちゃんを見て思わず微笑んでしまう俺であった。
買い物を終えて家に帰る途中にある公園のベンチに座って休憩することにした。
2人で並んで座るとキミちゃんが話しかけてきた。
「ねぇお兄ちゃん……ちょっと聞いてもいいかな?」
「ん?なに?」
(なんだ?いきなり改まってどうしたんだろ?)
不思議に思っていると、キミちゃんが口を開いた。
「お兄ちゃんはさ、キミのこと嫌いなの?」
いきなりそんなことを言われて戸惑ってしまう俺だったが、とりあえず質問に答えることにした。
「いや、別に嫌いじゃないけど……どうしてそう思ったんだい?」
するとキミちゃんは少し恥ずかしそうにしながら答えた。
「だって……お兄ちゃん、さっきも今も全然目を合わせてくれないんだもん……」
(なるほど……確かに目をそらしてしまうことは何度かあったな……主にキミちゃんのシャツが気になっちゃって……)
「それにね、私とゲームとかで遊んでくれる時、お兄ちゃんはいつもニコニコしてて優しいのに、今のお兄ちゃんはなんだか悲しそうっていうか……寂しそうっていうか……そんな感じがして……」
そう言われて自分がちょっと恥ずかしくなった。まさか見抜かれていたとは思わなかったからだ。
(参ったな……不安にさせてしまったようだ。)
俺はとりあえず、キミちゃんを慰めることに決めた。
「ごめんねキミちゃん……別に嫌いとかじゃないよ。ただちょっと照れくさかっただけなんだ」
そう言うと、キミちゃんは嬉しそうな顔をした。
「ほんと!?よかったぁ!」
(ふぅ……なんとか機嫌直してくれたみたいだな)
ほっと胸を撫で下ろす俺であった。
その後、家に帰る途中もずっと手を繋ぎながら歩いた。
家に着く頃には今までより更に仲良くなっていたと思う。
そんな時だ、俺はあることを思いついたのだ。
(そうだ!今度一緒にどこか遊びに連れて行ってあげようかな?)
そう思った俺は早速行動に移ることにした。
「ねぇキミちゃん、今度一緒にプールにでも行かないか?」
「プール!?行きたい!行く!」
即答だった。まぁ予想通りの反応だな。
「よしっ!じゃあ決まりだね。」
「やったー!ありがとうお兄ちゃん!」
こうして俺はキミちゃんと一緒にプールに行くことになったのだ。
その後は特に何もなくアパートに到着し、ハンバーグをいっしょに作ったり、テレビを見たりと穏やかな時間を過ごした。
そしてあっという間に夜の9時、キミちゃんが家に帰る時間になった。
キミちゃんの家まで歩いて送っていく。
「それじゃあまた明日ね、お兄ちゃん!」
キミちゃんは笑顔で手を振り、玄関の中に入っていく。俺も手を振り返すとそのまま家に帰った。
(ふぅ……今日は楽しかったな)
そう思いながら布団に入るのだった。
こうして俺の日常は少しだけ変わったのだった。
小説って書くの疲れますね。続きません、多分。