【安価】お前らの考えた設定でVtuberやる   作:〆鯖(ハーメルン)

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※注意 今回マジで下品です※
イッチのガワを延々褒め称える描写とアクの強いモブがイッチで○いてる描写が含まれるというかそれしかない
地雷なき者のみ通るがいい

1スレ目の307(ノーパンタイツの官能小説で書き込み制限食らったやつ)=2スレ目の200(字書きの花京院)=今回の視点主
対戦よろしくお願いします


ガワお披露目配信

 

「おおい、キミちょっと……」

「スミマセン今日用事あるんで!!!」

「えっ? のわァァァ!」

 

 話が長い上司の横をすり抜けてオフィスの階段を駆け下りる。余波でなんか黒くてフサッとした物が落ちた気もするが無視だ無視。アンタがヅラだってことはもう皆気がついてるんでいっそ潔くスキンヘッドとかにしたほうが良いと思いますよ部長!!

 

 いつもより1本早い電車に飛び乗り、最寄り駅から家までの間にあるスーパーで酒とつまみを確保。いつもはやっすい発泡酒だが今日は奮発して日本酒のミニボトルだ。ついでに夜ご飯も買っちゃお。カードで会計を済ませて困惑顔のレジのお姉さんを置き去りに家までの道を走る、走る、走る。

 

 玄関で靴もろともスーツを脱いで洗濯カゴに突っ込み、買ってきた惣菜類と酒をデスクにセットすれば準備完了。これが本当の全裸待機、ならぬパンイチ待機。脱いでも寒くない季節で助かった。

 

 

「はあぁぁ、楽しみだ」

 

 いくら心を落ち着けようとしてもついニヤニヤしてしまう。傍から見ると完全に変質者予備軍の顔である。ごめん近隣住民の皆さん。でもこれには深い訳があるんだ。

 

 今夜ーーーー我が最推し『両性具有ノーパンチャイナマーメイドえちえちメスおにいさん』のガワが公開されるのである。

 

 花の金曜日夜8時、ゴールデンタイムのお披露目ライブ配信。彼はゲリラ配信とか良くやるタイプなのでSNSから目が離せないのだが、今回のは大分前から予告されていて、今日だけは何があろうとおうちでリアタイすると決めていた。だってやっと我らが性癖キメラが正式に受肉するんだからな!!! こちらも抜かねば無作法というもの……。1週間前から×××(ピー)していたのでそっちの意味でも臨戦態勢である。

 

 上司のSANと職場の人間関係を犠牲にした甲斐あって、配信が始まるまであと30分はあるが、スレッドのほうは既にイッチのママ予想で盛り上がっていた。見たところV界のゴッドマザーあじみママンとケモ耳や翼のデザインに定評があるハルマキ先生が二大勢力、といったところか。しかし自分としては∞X(むげんえっくす)先生や虚無僧サンのようなギリギリを攻めてくれそうなメンツに描いてもらいたいところである。

 

 同志と熱く討論したり、イッチのおすすめボイスを交互に挙げていくバトルをしていたら待ち時間はあっという間だ。そろそろ開始が近づいてきたので、スマホでスレを見て、PCは待機枠を全画面表示にしてスクショに備える。さあ来い! どんなガワでも萌え滾る準備は出来てるぞ!!

 

 

「てすてす。ちゃんと始まってる?」

 

 いよいよ配信が始まった。とはいえ最初から立ち絵を出したりはしない。こういうのには様式美というものがあるのだ。

 

:きちゃ!

:はじまた

:待ってた

 

「あー……こんばんわー。両性具有ノーパンチャイナマーメイド、えちえちメスおにいさんVtuber(仮)の、詩蓮でえす……」

 

:テンションひっっっく

:本日の主役がそんなんでどうすんだよ

:身内の葬式みたいなノリ

:待望のバ美肉じゃん喜べよ

 

「だってさあ、アラサーのバ美肉費用に軽く20万円集まっちゃったんだぞ? どうなってるんだよ世の中。もうお前らの性癖が信じられない」

 

:初っ端から愚痴で始まるお披露目配信

:オレたちの金がイッチをエッチにした

 

「あー今日から名実ともに両性具有以下省略のVtuberとして生きていくことになるかと思うとやりたくない〜〜〜。お披露目中止にしていい?」

 

:良いわけないだろ

:さっさとドスケベVtuberになれ

:えっちなかっこしろ

 

「だよねー……はぁ。まあ、とりあえず、クラファンとかボイスとかご協力ありがとうございます。おかげでついにガワが実装されました。今日はこれから30分くらいかけて立ち絵を公開して、そのあと戦犯と対談コラボする予定です」

 

:投げやりなありがとう

:戦犯(イラストレーター)

:結局だれに産んでもらったの?

 

「言い方ぁ! 語弊があるからそういうのヤメテほんとに。うちの……あー、ママは後で特別ゲストとして来てくれるんで一旦置いといて。時間のこともあるからちょっとずつ立ち絵出してこうか」

 

 イッチ……もとい詩蓮たんがそう言うと同時に、立ち絵に被せられていた黒いカーテンのイラスト*1が上にずらされて、徐々に足元が見えてくる。

 そうそう、これだよこれ。足から来るのえっちですこ。さて、詩蓮たんの足はどんなかなー? 個人的にはノーパンタイツがイチオシだけど、詩蓮たんならどんなオプションでもえっちだと思うので無問題(モーマンタイ)だ。

 

 不埒な視線で見守る中、カーテンの下から見えた足元は……まさかの、裸足だった。

 

:えっ

:パンツだけじゃなくておくつも履いてないの!?

:こマ?

 

 予想外のことにコメ欄がザワついているが、それどころでは無い。靴も靴下もなく、直接衆目に晒された詩蓮たんのおみ足は……それはそれは素晴らしかった。

 

 行儀よく揃えられた十指は長く、しっかりした踵としなやかな腱は男らしい力強さを感じさせる。しかしきれいに整えられた爪の桜色と肌の滑らかさがその男性的な印象を鮮やかに裏切って、まさしくモナリザの手のような中性美を演出していた。

 ただただ美しいとしか表現できないその素足が、例えばこの不埒な欲望で満ちた頭を容赦なく踏みつける様を妄想するだけで、たまらない気持ちになる。

 

 正直に言おう。まだ足しか出てないのに勃った。

 

「ご期待のピンヒールとか網タイツじゃなくてごめんね。戦犯がどうせノーパンならボトムレスを徹底すべきだとか言ってて……」

 

:期待以上

:ナイス戦犯

:ママは相当な性癖上級者とみた

 

 不意打ちの露出に見蕩れている間にもじわじわとカーテンは上がっていく。裸足の次に現れたのは、半透明の薄布を幾重にも重ねた優雅な裾と、それを深々と切り裂くスリットだった。

 水色とも薄緑ともつかない淑やかな色を基調に、詩蓮という名前から取ったのか、薄紅と乳白の蓮の花が咲き乱れる大胆な刺繍。柄は派手だが色が落ち着いているので不思議と華美な感じはしない。豪奢と清廉を同時に成立させる素晴らしいデザインだ。

 よく見たら緑色の葉の上には銀糸で水滴が象られていて、素人目にも尋常ではなく手が込んでいると分かる。

 

:書き込みエグい

:作画コストヤバそう

 

「目の前で裾を描いてるとこ見せてもらったけど、おれには何をやってるかすら分からなかった」

 

:そりゃあね

:18禁エログロ同人誌描きたいワイ、作業量に絶望

:字書きワイ、大勝利

:絵描きニキはマイクロビキニ着せるとか工夫してもろて

 

 しかし美麗なドレスを差し置いて、自分の目を捕らえて離さないのは、深いスリットのあわいから覗く左脚である。スリット自体が直角三角形のような形をしているせいで、左脚はつま先から付け根に至るまでほぼ丸見えになっている。BAN対策かその部分は一応メッシュでカバーされているものの、所詮はメッシュなので隙だらけ、というか普通に透け透けだ。薄く色づいた膝小僧、一見ほっそりしているのによく見れば筋肉の陰影が見える太ももが自分を魅了して止まない。肌は色白だが西洋人の白さではなくアジア系らしい象牙色であるところにもこだわりが感じられる。

 

:エッッッ

:どちゃくそシコい

:ありがとうございます! ありがとうございます!

 

「露出多ければ何でも良いのかお前ら。そろそろ手疲れてきたし焦らすのやめて一気に上半身行っていいかな」

 

:よしきた

:π乙の前で焦らせ

 

「はい、首まで行きまーす」

 

 えっ、ちょっ待っ、心の準備が!! そんないきなり来られたらムスコが暴れん坊になってしまう!! とっさに目を両手で覆って、指の隙間からそろーりと画面を覗き見る。……めちゃくちゃHでした。

 

 ひらひらふわふわした下半身とは対照的に、上半身はいかにもチャイナドレスらしいスリムなデザインだ。首元はぴっちりと詰まったホルターネック。むき出しになった肩から胸、くびれ、腰へと続くなだらかなボディーラインがとてもそそる。乙姫様のような白いショールも清楚かわいい。

 特に胸とお尻は秀逸だ。女子のようにはっきりと膨らんでいる訳ではなく、かといって明らかに筋肉質ではない。ふにっとした触感が画面越しでも伝わってくる。「ある」と「ない」の微妙な境目を突くバランス感覚が絶妙だ。

 

:ちょま すりっと

:レースアップ……だと……?

:サイドまる見え!

 

 は? マジで? ウソだろ!?

 ついえろやかな上半身に見蕩れていたが、よく見ればなんとスリットの両脇の布は繋がっておらず、生地と同じ色の細い帯で結ばれているだけだ。しかもちょうちょ結びなので引っ張ったら解けて両性具有の両性具有が露わになってしまう。ふーんエッチじゃん。おかげで左脚の付け根から腰にかけてはまる見えである。めっちゃエッチじゃん。ふう……。

 

:ふう……

:えちえち

:あーイイ

 

「いやあこの作り何度見ても頭おかしいわ。中身おっさんがどうしてこんなことに……。あ"ーもう飲むしかないな! ヨシ!」

 

 プルタブを開けるカシュッという音と液体を嚥下する音が聞こえる。今さらおっさんアピールかな? 残念ながらえっちなお兄さんが口で××(ピー)した後××(ピー)してくれた音にしか聞こえないんですよね。一旦落ち着いたムスコがまた元気になっちゃった。後で誰か切り抜いてくれないだろうか。

 

「じゃあ最後まで行くぞー。ほい」

 

 ヤケクソ気味の掛け声とともに、カーテンが綺麗さっぱり消え失せる。そして天女と見紛う美貌が露わになった。

 

 切れ長の黒い瞳、すっと通った鼻筋。全体的にキリッとした顔立ちながら、右目の下の2つの涙ボクロが年上の包容力を醸し出して、瓜実顔に華を添えている。つんとした唇も魅力的だ。墨色のストレートロングは項が見えるように後頭部で緩くまとめられ、後れ毛は前に流されている。背丈はおそらくかなり高いのだろう。小顔で細身のすらっとしたスタイルにチャイナドレスが良く映えることこの上ない。

 

 茫然自失で見蕩れていると、長い睫毛がそっと震えて、その下の伏し目がちな目がゆるりとこちらを流し見た。

 

「どうかな? 動いてる?」

 

:えっっっど

:その顔で流し目らめえええ!

:動くとさらにえっち

:あちこちひらひらしてて可愛い

 

「ハイハイ、良かったね。皆に喜んでもらえて、おれも涙が出そうなほど嬉しいよ。はぁ……まあ、一応、ありがとう」

 

 手をひらひらさせながらコメントを雑にあしらう仕草。髪を耳にかける素振り。何よりお礼を言ったときの、少し恥ずかしげにはにかんだ笑みと来たら! 一瞬で脳みそが沸騰するかと思った。ヘッドフォンは意地でも離さない。代わりに喉から「ふおおおお」みたいな奇っ怪な音が出た。脳内妄想はお手の物だと思っていたが、実物は実在感がダンチだ。やっっべえ。聴覚と視覚の相乗効果で想像以上にクる。

 

「次回からはこの絵をつかって配信していくよ。あと……ご褒美の歌動画についても、今は無理だけど、いつか絶対やりたいと思ってる。それまで待っててくれますか?」

 

:絵って言うな

:待つよ

:当ったり前田のクラッカー

 

 そんな風に頼まれて断れる男が居るだろうか。脳直で「待つよおおおお!」と叫んで隣室からダァンと壁を蹴られた。これが本当の壁ドン。明日、お詫びを差し入れしなければ。でも今はそんなことはどうでもいい。自分はこのとき、一生詩蓮たんを推し続けると誓った。あと次のコミケで詩蓮たんの甘々えっちの和姦官能小説を出すと決めた。ふっ、これから忙しくなるな……。

 

:そういやイッチのママって結局誰なの?

 

「あ、紹介するの忘れてた……。はい、こちらおれの立ち絵を描いてくれたくうねるはねる先生です」

「やっほ〜、くうねるはねるでーす。皆見ってるぅ? ボク立ち絵作るときに皆の大好きな詩蓮さんとデートしちゃいました〜。羨ましい?」

「いきなり何言ってんだあんた」

 

:は?

:絶許

:ガワのクオリティについては良くやったと思うがそれはそれとして許されません

:は?

 

 は? くうねるはねる先生? いつも薄い本とかでお世話になっております詩蓮たんをえちえちに生んでくださってありがとうございますそれはそれとしてデートってどういうことだよ返答によっては社会的抹殺も辞さないというか詩蓮たんのレアな呆れ顔が可愛いけどそれがこの××野郎によって齎されたのかと思うと悔しさと憎しみで胸がぐちゃぐちゃに、なるほどこれがいわゆる脳破壊プレイというーーーーー(以下7248字省略)ーーーーー。

 

 ふう……。また新たな扉を開かれてしまった。詩蓮たんには責任を取って貰わねばなるまい。とりあえずNTR台本を執筆して送らなければな! 次のコミケまでは寝ている暇など無い!

 

 

 

 

 

 

*1
明らかにいらすとや

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