先生「やぁ、シロコ。今日は来てくれてありがとう。」
シロコ「ん、先生。こんばんは。」
先日のホシノとの添い寝プログラムが終わって二日後、
二人目の生徒、シロコがシャーレへと来た。
シロコ「ホシノ先輩、一昨日くらいから機嫌が良さそうだった。
ありがとう、先生。」
先生「それはよかった。シロコも自分の家だと思ってくつろいで行ってね。」
シロコ「わかった。そうさせてもらうね。」
そう言って、二人はシャーレへと入っていった。
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先生「そういえばシャーレって電車とかで来たの?」
シロコ「ううん。自転車で来た」
先生「相変わらずすごい体力だね。」
確かアビドスとシャーレって結構離れてたけど、すごいな...。
シロコ「ん。運動は大事。先生も今度一緒にどう?」
先生「ははは、ぜひ。けど、お手柔らかに頼むよ?
それより、汗とか大丈夫?お風呂入れるけど...」
シロコ「...実はかなり汗かいてる。」
先生「最近結構冷えてきたからね、風邪ひかないように入ってきなよ。」
シロコ「わかった....匂いとか気になった?」
先生「!いや、そんなことないよ。体調崩しちゃうとアレかなって思っただけで...」
シロコ「ん。一応信じる」
先生(なんなら嗅ぎたいくらいだな...そんなこと絶対言えないけど)
先生は匂いフェチだった。
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シロコ「先生。上がった。」
先生「お、早いねシロコ。じゃあ私も先に入っちゃおうか....な...」
私が振り返ると、タオル一枚だけのシロコがすんと立っていた。
先生「シロコ!パジャマ着てこなかったの!?」
シロコ「うん。持ってきたバッグの中に置きっぱなしだった。迂闊。」
そう言いながらバッグの中をガサガサと取り出していった。
そしてシロコは何かを手に取り見せてくる。
シロコ「あ、先生見て。新しい水筒。1.2Lの結構高かったやつ」
先生「そんなことより服!服!」
シロコ「あ、そうだった。」
先生(水筒を見せてくれた時に谷間が見え...治まれ副担任...出番じゃないぞ。)
シロコ「あ、あった。じゃあ着替えてくる。」
そう言って、シャワー室に戻っていった。
先生「あれを天然でやっているんだもんなぁ」
と言いつつ私もお風呂に入る準備を始めた。
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お風呂から上がり、生活室へと戻った。
先生「シロコ〜上がったよ〜...ってあれ?いない。」
シロコの姿が見えない。どこへいったのだろうか。
そうやって考えていると、後ろから手を回された。
シロコ「だーれだ」
先生「おっと...誰だろうな...。ノノミかな?」
シロコ「む、先生わざと。」
先生「ははは、ごめんねシロコ。」
謝りながらシロコの方へと向くと、可愛らしい白猫のパジャマを着たシロコがいた。
先生「シロコ、そのパジャマとっても似合ってるよ。」
シロコ「嬉しい。今年の誕生日にアヤネが買ってくれたやつ。」
先生「アヤネもセンスがいいよね。ほんとに似合ってる。」
シロコ「そ、そこまで言われると照れる。」
先生「ははは、ごめんよ。そう言えばご飯は何がいい?」
シロコ「先生のおまかせ、っていうのはダメ?」
先生「そうだなぁ、うどん...とかはどう?」
シロコ「ん。すごくいいと思う。ぜひとも食べたい」
先生「よし、じゃあそこのソファでゆっくりしててね。」
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先生「はい、できたよ〜シロコ。熱すぎたら言ってね。」
シロコ「美味しそう」
先生「冷めないうちに食べようか」
シロコ「そうだね。」
「「いただきます」」
先生・シロコ「・・・」
シロコは、耳に髪をかけて黙々とうどんをツルツル口へと運ぶ。
その姿は少し色気があって、とても学生のように見えなかった。
シロコ「・・・先生、あまりみられると困る。」
少し赤みがかかった困り顔をしてそう言った。
先生「あぁごめんね。美味しいかなって心配になっちゃって。
どう?美味しい?」
シロコ「うん。つゆも美味しくて最高。」
先生「そう。よかった」
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シロコ(先生はよほど心配だったのか、とっても安心した顔をしている。
そしてそれを悟られないようにか、目を細めて笑顔を保つ。)
先生「自分で作っといてなんだけど、美味しいね。うどん。」
シロコ「うん。」
シロコ(ホシノ先輩がなんで満足したのかがわかった。
幸せだったんだ。先生と一緒にいるのが)
シロコ「...ねぇ先生。」
先生「ズルズル....何かな?シロコ。」
シロコ「好き、好きだよ。先生」
先生「・・・」
シロコ「・・・」
しばらくの沈黙。この数秒が長く感じた。
シロコ(言っちゃった。先生、困ってるだろうな。)
ようやく口を開き、先生は返事をする。
先生「そうだね。うどん美味しいね。」
先生は返答を間違えた。
シロコ「!?そ...そう。うどん好き...。」
シロコ(もう...鈍感。)
その後も多少気まずい雰囲気が続きながら食事を続けた。
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先生「はぁ、食べた食べた。お腹いっぱい。
シロコはどう?」
シロコ「うん。満足。」
私はふと、壁にかけてある時計を見る。
先生「まだ食べたばかりだし、寝るのも早い時間だね。何かするかい?」
シロコ「じゃあ先生。ちょっと頼み事」
先生「いいよ。私にできることならなんでも。」
シロコ「上の耳の掃除をお願いしてもいい?」
上の耳?と思い、シロコの頭を見上げると
見るだけでふわふわだとわかる二つの大きな獣耳があった。
先生「そうだよね。耳かき大変そう。」
シロコ「うん。普段はノノミとかセリカに頼んでるんだけど。」
そう言いながらシロコはバッグを漁って何かを取り出した。
シロコ「ん。獣人用耳かき。」
獣人用耳かきというが、見るからにコットンだった。
シロコ「先生。洗面台借りる」
先生「わかった。何をするの?」
シロコ「それはお楽しみ。」
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シロコ「よし、できた。」
そう言って私の手にコットンを乗せてきた。
それは多少湿っていて、ほのかに温かった。
先生「お湯で湿らせたの?」
シロコ「ん。そう。それで耳を軽く拭いてほしい。」
先生「わかったよ。じゃあ、ここにおいで?」
ぽんぽんと自分の太ももを叩きシロコを呼ぶ。
シロコ「ん。失礼する。」
先生「じゃあ触るよ。」
左手で耳を支えながら、右手でコットンでぽんぽんと軽く拭く。
シロコ「ん...うぅ....」
先生「大丈夫?強かったかな?」
シロコ「ぁ....多少敏感なだけ。」
少し寂しそうな顔をして、そう言った。
先生「そう、よかった。続けるね。」
ぽんぽん...ぽんぽん...
シロコ「ぅ...ぁあ...」
顔を赤く染めるシロコ、だけどその表情はとても気持ちよさそうだった。
先生(まずい。こっちまで顔が赤くなってきた。早いところ切り上げよう。)
ある程度汚れは取り切ったと思いシロコを呼ぶ。
先生「シロコ?終わったけど....」
シロコ「」スゥスゥ
ちらっと頭上を見ると、シロコのヘイローが消えていることに気づいた
先生(寝ちゃったか...)
空いている左手で頭を撫でる。
それは綺麗な銀色の髪の毛で、シャンプーのいい香りがした。
アビドスへの思いがとても強い生徒。
最初にアビドスへと赴いた時助けてくれた生徒。
大人として情けない部分は多く見せてしまったけど、
信頼、信用を寄せてくれる生徒に、きちんと責任を果たせる。そんな大人になりたい。
そう心で誓い、シロコをベッドに運んで、共に就寝した。
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先生「...シロコ...おはよう」
シロコ「おはよう、先生」
先生「よく眠れた?」
シロコ「うん。先生が一緒に寝てくれたおかげ。」
先生「それはよかった。朝食にしようか。」
そう言って、ベッドから起き上がる。
シロコ「あ、朝食ならもう作った。」
先生「え、本当?シロコの作った料理なんて楽しみだよ!」
シロコ「ん。期待しないでほしい。あまり自信がない。」
顔を洗って、テーブルへと向かう。
先生「パンにベーコン、ゼリーに牛乳。美味しそう!」
シロコ「ベーコン焼いて、トースターに食パン入れただけだったから、その...」
先生「いやいや、これも立派な料理だよ!早速食べていいかな?」
シロコ「うん。一緒に食べよう。」
そう言って朝食を始めた。
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ーシャーレの玄関口ー
先生「もうこのままアビドスに向かうの?」
シロコ「うん。そのつもり。」
先生「じゃあここでお別れだね。」
シロコ「ん。よいしょっと。」
自転車にまたぎ、私の方へと向くシロコ。
シロコ「じゃ、またね。アビドスにもまたきてね。先生。」
自分の顔の近くで手を軽く振り、
アビドスの方角に自転車を漕いで行った。
先生「...よし。今日も仕事、頑張るか!」
そう言ってシャーレへと私は戻って行った。
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シロコ「昨日途中で寝てしまった...もったいないことをしてしまった。」コギコギ
シロコ「....好きだよ、先生。」
今日の天気は快晴だ。澄んだ私の心のように。
シロコ編、どうでしたか?
ピュアなシロコ、好きです。
本来のメインヒロインたる可愛らしい部分を詰め込みました。
ただ、まだまだへたっぴですね。
もっとたくさん先人の知恵を借りるが如く、
たくさんの小説・SSを読んで勉強したいと思います!
次回アルの予定です!それではまウグッ
シロコ「ん。ここまでは茶番。本気を出す。」
シロコの場合~if~
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先生「やぁ、シロコ。今日は来てくれ...うわぁ!!」バタンッ
シロコ「ん。先生、こんばんは。」
先生「あ、あの?シロコ?私に馬乗りになるのはちょっと....」
シロコ「今回の私はピュアピュアすぎた。そのためには私がバランスを取るしかない。」
先生「えっと?あのシロコさん?何をするつもり??」
シロコ「ん。先生を襲う。」
先生「ちょっやめ、」
この日、シャーレに2人の狼の声がよく響いたらしい。
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はい。ただ書きたかっただけです。
それではまた次回お会いしましょう!