原神世界に聖剣が混入しました   作:Haganed

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風邪も治りかけているので、初投稿です
お気に入り、評価、感想等ありがとうございます
章分けしました。章のタイトルは使用するライドブックから取ってきています
最近ホヨバ最新作のゼンゼロが気になりつつあります
内容によっては、そっちのクロスオーバーも書くかもです




締まらない終わり

 目覚めてから暫くして、西風騎士団と冒険者協会からの事情聴取を受けて横になっていた聖司に、見舞客として先にモンド城に到着していたベネットとアンバー、クレーを連れたアルベドが訪れた。

 

 色々とあったものの無事に生還できたことに安堵や疑念といったものを見せた彼らであったが、まずはどうやってあの窮地を終わらせられたのかについて聞きたくなるのは当然の結果であった。1人であの魔物、メギドを退治できた理由や、あの強烈な女の叫び声などについて聞く権利が彼らにはある。

 

 聖司は、自身の持つソードライバーとワンダーライドブックというアイテムを使って普段とは違う姿に変身できること。メギドという本の魔物についての分かっている事と、現状自分にしか退治することが出来ないこと。先の急凍樹の1件にもメギドが現れたことを話し、その話題にアルベドが突っ込む。

 

 

「待て、あの急凍樹の時にもあんな魔物が居たのか?」

 

「俺が変身して戦って勝ったがな」

 

「それがどうかしたのか?」

 

「……ちょうどその辺りで、クレーが隠した爆弾を使って退治した冒険者が居るという噂話を聞いていたが、まさか」

 

 

 アルベドが何かを言おうとしたところで、その話題を出された聖司がベッドから飛び起き、その上でアルベドに向かって、というよりも彼に抱かれているクレーに向かって綺麗な土下座をかました。

 

 

「その説は大変申し訳ない! 元はといえば俺が招いたことであったが、まさかそのような噂が流れていたことに気付けなかったのは俺の落ち度もある!」

 

「爆弾?……あー! あの時の爆発が!?」

 

「の、ようらしい。メギドを倒した時の爆発が、クレー嬢の爆弾によるものではと誤解されていると」

 

「正直、全然そんなイメージ無いんだけどさ。まさかこんな形でしわ寄せが来るなんて……俺からも謝らせてくれ、ごめん!」

 

 

 ベネットが謝罪する理由はともかくとして、アルベド、アンバー、クレーの3人はまさか聖司によって引き起こされた事象であったことに驚きながらも、抱かれているクレーは聖司に質問を投げかけた。

 

 

「ねぇ、その“めぎど”って、どんな風に爆発したの? その“めぎど”って、爆弾に使えたりするの? 教えて!」

 

「いや、いやいや。クレー嬢、そこは俺たちを非難する流れでは無いか?」

 

「ひなん? どこか逃げるの?」

 

「いやそうではなくてだな」

 

「そこで謝っている2人を怒ったりしないのか? という意味だよ、クレー」

 

「? ベネットお兄ちゃんも、セイジおじいちゃんもわるいことしたの?」

 

「おじっ!?」

 

「ぶふっ!」

 

 

 クレーの発言にアンバーが噴き出す。どうやらツボにハマったらしく、腹と口を押さえて笑うのを堪えているようだ。一方の聖司はというと、まさかクレーほどの幼子からおじいちゃんと言われるとは思ってなかったらしく、おじいちゃんの単語を何度か繰り返し呟きフリーズしていた。

 

 ベネットが聖司を心配して呼びかけ、その本人は壊れた機械のようにおじいちゃんの単語を繰り返し呟き、アンバーが笑いを堪えている様子を見ていたアルベドは、クレーの疑問に対する答えを出す。

 

 

「いや。悪いことはしてないけど、隠し事はしているね」

 

「じゃあ怒ったりしないよ! ねぇそれよりセイジおじいちゃん、その“めぎど”のこともっとくわしく」

 

「あははははははは! も、もうダメ! おじいちゃんってうははははは!」

 

 

 もはや隠すこともなくアンバーが笑った。勢いよく聖司がアンバーの方を見やるが、それ以上に聞かなければならないことをクレーに聞く。

 

 

「ク、クレー嬢。俺はなぜ、おじいちゃんなんだ?」

 

「うーん……ふ()()き?」

 

「かふっ」

 

「セイジ!?」

 

 

 ゲラゲラと響くアンバーの笑い声。まさかの老人扱いされて予想外の所からダメージを受けて倒れた聖司。そんな彼に呼びかけるベネット。クレーの一言で巻き起こったカオスをアルベドは“早く終わらないかな”と心の底からそう思っていた。そんな彼の願いに────答えてきた訳ではないが、医務室の扉が音を立てて開き、そこにいた聖司以外の視線が癒し手のバーバラに向かい、彼女は笑っていないだろうことが知れる微笑みを浮かべて言った。

 

 

「みんな? うるさいよ。特にアンバー」

 

「「「ごめんなさい」」」

 

「今あなたたちが一緒に居るの、病人だってこと忘れてないよね?」

 

「「はい」」

 

「次騒いだら追い出すからね」

 

 

 バーバラは彼らに視線を向けたまま、ゆっくりと扉を閉めていく。妙に生きた心地がしなかった彼らに平穏な時間が訪れるとアルベドが聖司をゆすって起こし、気が付いた彼が飛び起き何があったのかを思い出して自傷した。

 

 軽い咳払いをしてアルベドが空気を換えて、次に彼はあの叫び声が一体何であったのかを問いただす。

 

 

「あ、あぁ、あれか。あれだな、ちょっと待ってくれ……おじいちゃんかぁ

 

 

 クレーの発言を引きずりながらも、聖司は自身の右手にピーターファンタジスタライドブックを顕現させ、それを全員に見せながら伝えた。

 

 

「この本、先に言っていたワンダーライドブックというものだが、コイツには妖精を召喚する機能が備わっている。この機能を使って、俺が知っている音にまつわる妖精を召喚したのだ。それがあの叫び声の正体だ」

 

「…………その前に、もう1つ聞いていいか?」

 

「なんだ?」

 

「見たところ、神の目を持っていないようだけど、どうやって収納させているんだ?」

 

「どうやって?」

 

「普通、神の目という外付けの魔力機関を持つ人物ぐらいしか、物体の収納や顕現が出来ないはずなんだ。当たり前のように使っているが、貴方は神の目を所持していないのにどうやって使っているんだ?」

 

 

 3拍ほどの間が空いて、聖司はライドブックに視線を向け、そして虚空を見ながら考えて、ベネットと同時に答える。

 

 

「「確かに、なんでだ?」」

 

「気付いて無かったのか……」

 

「やってみたら出来たからなぁ、何でとまでは考えてなかったな」

 

「なんかそれが普通って思っちまったよな」

 

「うむ」

 

「うむ、じゃないんだが?」

 

 

 アルベドが聖司の持つ異常に対して説明を入れた。本来神の目という外付けの魔力機関を持つ者ぐらいしか、こういった芸当は出来ないこと。神の目も無しにそれを使えることを周囲に見せつけているのならば、聖司は貴重な研究対象として狙われる立ち位置に居ること。それらを伝えて、数瞬ほど考えた聖司は自信無さげに言う。

 

 

「た、多分大丈夫の筈だ。基本はソードライバーとライドブックを出し入れする時ぐらいしか使ってない……と思う」

 

「いやそんな自信なさげに言われても」

 

 

 アンバーの言葉で更に意気消沈していった聖司はライドブックを収納し、どこかいたたまれなさを見せる彼にベネットが別の話題を出した。

 

 

「そ、そういやさセイジ! 前はそのライドブック持ってなかったよな? どうやって手に入れたんだ?」

 

「持ってなかった?」

 

「あぁ、そういえば……確かあの時はソードライバーに直接刺さっていて」

 

 

 聖司がソードライバーを顕現させると、そこで更なる出来事が起きる。なんと彼の持つソードライバーのミッドシェルフとレフトシェルフに、新たなライドブックが現れていたのである。

 

 

「なんか増えてる!?」

 

「これは……ストームイーグルと、爆走うさぎとかめ?」

 

「新しい本だと?」

 

 

 聖司はソードライバーからストームイーグルと爆走うさぎとかめの2冊を引き抜き、それらを見回す。一体いつどこで手に入れたのか分からないものだったが、困惑しつつもソードライバーを戻し考える。そんな考えを持ちながら、ベネットが彼に問うた。

 

 

「セイジ、これはどんなライドブックなんだ?」

 

「これか? この赤い方はストームイーグル、大鷲の伝承を内包したものだ。こっちの黄緑色の方が……兎と亀の競走の物語を内包したライドブックだな」

 

「兎と亀の競走……?」

 

「兎の勝ちじゃないの?」

 

「なんでうさぎさんとかめさんなの?」

 

「なぜ物語なんだ?」

 

「今は俺も色々と知りたいのだがな……」

 

 

 様々な憶測や疑問が飛び交う中、聖司自身もまた自らの事に対して疑問を募らせる。目覚めた世界、発見された場所、神と称される存在との非接触、聖剣ソードライバーとライドブックの力。この肉体の元の持ち主の謎ばかりが増えていくのであった。

 

 

 

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

 

 

 

 

105:元小説家

 と、いうことがありました。

 

106:名無しの転生者

 色々と待て

 

107:名無しの転生者

 マテや

 

108:名無しの転生者

 色々と待て!

 

109:名無しの転生者

 イッチ、ワイらにも何か謝らないかん事あるやろ?

 

110:名無しの転生者

 あん時のバンシーの叫び声で鼓膜イカれたんやけど?

 

111:名無しの転生者

 鼓膜潰しといて正解やったでホンマ

 

112:名無しの転生者

>>111

 耳鼻科行ってこい

 

113:名無しの転生者

>>111

 鼓膜貼り直してこい

 

114:名無しの転生者

 あれは喧しいの次元越えてたんやが?

 

115:名無しの転生者

 わざわざバンシーに泣き叫ばせる必要あったんか?

 

116:名無しの転生者

 あそこでスレ民阿鼻叫喚やったな

 

117:名無しの転生者

 スッゲェ痛かったゾ〜

 

118:名無しの転生者

 あとライドブック! 新しいの生えてたってどういうこっちゃ!?

 

119:名無しの転生者

 益々訳分からんなってきたな

 

120:名無しの転生者

 ライドブックの入手経緯がホンマに謎やねん

 

121:名無しの転生者

 新しくストームイーグルと爆走うさぎとかめか。一応これでドラゴンイーグルとして純粋な強化が出来るようになったな

 

122:名無しの転生者

 ストームイーグルは分かるけど、爆走うさぎとかめってなんぞ?

 

123:名無しの転生者

 爆走うさぎとかめって本編出てなかったよな?

 

124:説明ニキ

>>122

 爆走うさぎとかめワンダーライドブックは、玩具としてだとガチャポンまたは食玩で出されたものになります。ウサギとカメの物語を内包しており、作中では描写されていませんが能力はたぶん加速能力を与えるものだと考えられていますね

 

>>123

 本編には出ていますが、変身での使用ではなく仮面ライダーセイバー内で言及されるアヴァロンへの扉を開く1冊として使用されていますよ

 

125:名無しの転生者

 はえー、そうなんか

 

126:名無しの転生者

 食玩、ガチャ産か

 

127:名無しの転生者

 加速能力とか強いやんけ!

 

128:名無しの転生者

 これで変態機動が出来るなイッチ!

 

129:名無しの転生者

 クイブとかするイッチが見られるんか

 

130:名無しの転生者

>>129

 反射神経が追いつかないんよ

 

131:名無しの転生者

>>129

 まずイッチの負担をじゃな?

 

132:名無しの転生者

 でも食玩とかガチャ産なら音声あんまり分からんのよな

 

133:名無しの転生者

 一応動画サイトにはある

 

134:名無しの転生者

 動画サイトで投稿されとるものがあるやで。ただ共通音声やったな

 

135:名無しの転生者

>>132

 動画サイトに投稿されとる。ただライドブックの起動音とかは鳴らんし、共通音声が流れるだけや

 

136:名無しの転生者

 CSMで全ライドブック出んかなー

 

137:名無しの転生者

 財団B! 頼む俺たちを救ってくれ!

 

138:名無しの転生者

>>137

 俺たちの財布を殺しにくる定期

 

139:名無しの転生者

>>137

 財布死ぬんやが

 

140:名無しの転生者

>>137

 わざわざ死にに行ってて草

 

141:名無しの転生者

 というか音声聞くだけならイッチに言えば聞かせてくれるんじゃね?

 

142:名無しの転生者

 実物が欲しいのよ

 

143:名無しの転生者

 実物には何物にも代えがたい定期

 

144:名無しの転生者

 音声聞くだけで満足できると思うんか?

 

145:名無しの転生者

 自分でやってみたいじゃろ

 

146:名無しの転生者

 自分で変身遊びしたいんやファンは

 

147:名無しの転生者

 その点、イッチはいつでも出来るんよな

 

148:名無しの転生者

>>147

 遊びじゃなくてマジなんですよ

 

149:名無しの転生者

 というか、どんな姿になるんや?

 

150:名無しの転生者

 そこなんよな、皆目見当つかん

 

151:説明ニキ

 一応、仮面ライダーウェブの抜刀!聖剣ソードライバー大図鑑で、仮面ライダーセイバーと仮面ライダーブレイズがそのライドブックを使用した姿を見ることが出来ますよ

 

152:名無しの転生者

 マジか、サンキューやで説明ニキ

 

153:名無しの転生者

 よく知ってんなホンマ

 

154:名無しの転生者

 今から見に行くわ。ありがとやで説明ニキ

 

155:名無しの転生者

 ワイは良いや。動いてる本物見てキャッキャッしたい

 

156:名無しの転生者

 わかる

 

157:名無しの転生者

 それな

 

158:名無しの転生者

 見た目的にどうなんこれってヤツも、動いたらカッコよく見えるのはそう

 

159:名無しの転生者

 でも加速して飛行するドラゴンイーグルとかカッコイイの確定しとらん?

 

160:名無しの転生者

 加速能力は純粋に強くてカッコイイ。古事記にもそう書かれとる

 

161:名無しの転生者

>>160

 大丈夫? それ民明書房じゃない?

 

162:名無しの転生者

 どれにも書かれとらんのよ

 

163:名無しの転生者

 でも加速能力は本編で見たかったなぁ

 

164:名無しの転生者

 ファイズアクセルしかり、カブトしかり

 

165:名無しの転生者

 ドライブも忘れちゃ困るぜ!

 

166:名無しの転生者

 なんで加速能力出さへんのやろ

 

167:名無しの転生者

 セイバー本編じゃ加速はエスパーダ担当みたいな所あるし、それのせいやない?

 

168:名無しの転生者

>>166

 加速能力は映えるんやけどな、映像処理が面倒なんよ

 

169:名無しの転生者

 まぁ作劇的にはオモロいんやけど、負担がね?

 

170:名無しの転生者

 大人の事情ってヤツよ

 

171:名無しの転生者

 結局そこなんよなぁ

 

172:名無しの転生者

 今更なんやけどさ、どうやってライドブックが出てきたんや? そもそもソードライバーにささってたってのが分からん

 

173:名無しの転生者

 何でなんか俺も分からん

 

174:名無しの転生者

 これさぁ、人と関わったから手に入ったとか無い?

 

175:名無しの転生者

>>174

 あー、なるほど?

 

176:名無しの転生者

>>174

 となると、ピーターファンタジスタが手に入った理由がウェンティと関係を持ったからになる?

 

177:名無しの転生者

 でもそう考えると妙にしっくり来るわ。ウェンティはあれやし、ライドブックの元ネタのピーターパンとシンパシーはあるっぽいな

 

178:名無しの転生者

 そうなるとストームイーグルと爆走うさぎとかめは誰になるんや?

 

179:名無しの転生者

>>178

 ライドブックと関係してる人物との関わりとなると、ストームイーグルは多分アンバー。で、爆走うさぎとかめはクレーになるんか?

 

180:名無しの転生者

 ってことはさ、ブレイブドラゴンもベネットと関わってたから手に入った事にならんか?

 

181:名無しの転生者

 あーでも何となくそうかも

 

182:名無しの転生者

 ベネットきゅんは勇気あるしな!

 

183:名無しの転生者

>>182

 うわでた

 

184:名無しの転生者

>>182

 出たなベネット狂い

 

185:名無しの転生者

>>182

 ベネットの話題になるとすーぐ出てくる

 

186:名無しの転生者

>>182

 お前ホンマどこにでも出てくるな

 

187:名無しの転生者

>>182

 もうコテハン付けた方がええんちゃうん?

 

188:名無しの転生者

>>182

 ベネット狂いが出てきてて草

 

189:名無しの転生者

 ベネットの場合、勇気はあるんやろうけどそれ以上に無鉄砲さがあるんよな

 

190:名無しの転生者

 冒険での死を肯定してるみたいな感じやしな

 

191:名無しの転生者

 やだやだやだやだベネットきゅんをもっとみたい!

 

192:名無しの転生者

 ブレねぇなコイツ

 

193:名無しの転生者

 平常運転な奴ら多いなホンマ

 

194:名無しの転生者

 イッチ、ベネット狂い……あれそんなに?

 

195:名無しの転生者

>>194

 ワイらスレ民がおるやろ

 

196:名無しの転生者

 平常運転さで言えば、まぁそうやな

 

197:名無しの転生者

 変にブレない奴らばっかやなここ

 

 

 




【後書きキャラ紹介】
『神官 聖司(オリ主)』
・ブレない奴。今回の1件の終わりにストームイーグルと爆走うさぎとかめのワンダーライドブックを入手する。人と接することでライドブックが手に入るのでは、との意見を貰って色々と考え中。クレーにまさかのおじいちゃん呼ばわりされた。

『ベネット』
・おじいちゃん呼ばわりされたオリ主を慰めていた。

『アンバー』
・おじいちゃんと呼ばれたオリ主を笑っていた。

『クレー』
・悪意は無いが、純粋ゆえにオリ主をおじいちゃんと呼んだ。他意は無い。

『アルベド』
・妙な研究対象が増えた。これから色んな実験をしようと考えてオリ主を呼びつけるつもり。

『バーバラ』
・医務室は静かに使おうね?
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