原神世界に聖剣が混入しました   作:Haganed

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湿気がめんどくさいので初投稿です
気温差で片頭痛が起きて辛いです
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それぞれの役割

 暗闇の中で、ディルックの意識は覚醒した。目覚めた要因は腹部の痛みによるものであるため、良いお目覚めとはお世辞にも言えないが、彼は瞼を開けて岩の天井を見る。体を起こして辺りを見れば、そこはアルベドの拠点であり、そこに他の3人も居た。目覚めたディルックに気が付いた3人の内、ベネットとアンバーは開幕土下座をかまし、アルベドは双眼鏡を持ったまま彼へ近寄った。

 

 

「「すいませんでしたぁ!」」

 

「ようやく起きたのか、そのままだったら実験でもしようかと思っていたんだが」

 

「容赦が無いな、君は……」

 

「容赦なんて要るのかい? 今の君に」

 

「や、ちょっとオブラートにしようぜ? な?」

 

「そ、そうだよ! ちょっと落ち着いてさ、ね?」

 

「ボクはかなり、かなり落ち着いているが?」

 

 

 努めて冷静さを見せているアルベドだが、実際気絶させるために腹パンをかました事に関して言えば、まかり間違っても落ち着いていると評せないだろう。そして若干語気が荒いので、まだキレている様子であることも伺えた。

 

 その荒い語気を向けられている相手であるディルックはというと、ただ無言を貫いていた。何も言わない時間が流れたが、彼は誰も何も発さない状況に自ら口火を切った。

 

 

「すまなかった」

 

「何が?」

 

「……冷静さを欠いて、手間を掛けさせてしまったことだ」

 

「それだけか?」

 

 

 アルベドがディルックの胸ぐらを掴みかかる。このドラゴンスパインに来てからというものの、普段見せることの無い暴力的な一面を顕にしている彼をすぐにでも止められるように、ベネットとアンバーが割って入れる距離まで接近した。

 

 ディルックはアルベドの怒りをただ受け入れており、反抗する気力を見せないでいる。そんな様子の彼を見て、更にアルベドの中で何かが切れた。

 

 

「まさか君がここまで考え無しだったとはね、怒りを通り越して呆れ始めてるよ。メギドが1人でどうにかなる相手だと本気で思ってたのか?」

 

「…………」

 

「いや、違うな。君は1人でメギドをどうにかしないといけないという考えに執着している。傲慢で、独善的で、身の程知らず、ディルック・ラグヴィンドはそんな人間だったのか?」

 

「っ…………」

 

「この際だ、今わかっている事実をハッキリ言おう。今のボクらでは、たった1体のメギドにすら敵わない」

 

「えっ、でもさっきベネットの攻撃は」

 

「あれはセイジの一撃で負傷していた所を狙っただけだ。もしあれが無かったら、ボクらは敗北していた」

 

 

 メギドと1人戦った経験があるベネットは、彼我の実力差をよく理解した上で対峙していたため冷静でいられた。故に、起死回生の1手を加えられたのである。自分たちで倒すという考えに固執していなかったのだ。

 

 

「つまりだ。現状、メギドを倒すには彼の持つ力でないと倒すはおろか、対抗できる事は出来ないと言っていい。神の目所持者でも全く敵わない相手だ」

 

「……じゃあ、このままアイツに任せるしか無いと?」

 

「そうだ」

 

「それでは、駄目だ」

 

 

 ディルックのその一言に、皆が耳を傾ける。彼の思考、その意思を、3人は聞いた。

 

 

「何が駄目だと?」

 

「このまま1人に任せていては、彼が居なくなった時、どうする? 神の目所持者でも勝てない相手に、ただ指を咥えて見ていろと言うのか?」

 

「あ……」

 

「だからこそ、証明する必要があるんだ。たとえ彼が居なくとも、モンドの脅威を排除できると。そうでなければ、何のために神の目()がある……!?」

 

 

 ディルックの言い分も尤もであり、聖司がモンドから居なくなった場合の対策は必須である。彼が居なくなってからメギドの侵攻が起きたとなれば、すぐにもモンドを支配されかねない。

 

 だからこそ、ディルックは証明しなければならなかった。結果は散々なものであったが、それでも諦めきれないものなのである。

 

 

「確かに、今のままでは君の言う通りだろうな。だが今は彼に頼らざるを得ない」

 

「そうか……だが、僕は」

 

「人の話は最後まで聞け」

 

 

 突然、アルベドがディルックの頬を叩いた。破裂音のような音が響き、アルベド以外の3人は急な暴力に唖然とする。

 

 

「ちょっ、何やってるの急に!?」

 

「お前そんなキャラだったっけ!?」

 

「話を聞きやしない英雄気取りにはちょうど良い薬だろう」

 

「結構辛辣!」

 

「そう、だな。そうかもしれないな……」

 

「いや認めるのかよ?!」

 

「良いかいディルック、確かに今は彼の力に頼らざるを得ない。だがこのままで良いと思っていないのはボクも同じだ」

 

 

 アルベドはディルックの胸ぐらから手を離し、自身の懐から1冊のノートを持って彼に見せる。題名は『聖剣とワンダーライドブック』と書かれていた。

 

 

「今はまだ情報も少ない上に、推測できる研究結果も無い。でも彼の持つ力を解析して、これを使用出来るようになれば対メギド戦に活路が見いだせるかもしれない。ボクとて、彼1人に任せるリスクを考えていない訳じゃないんだ」

 

「アルベド、君は……」

 

「今はまだ彼に頼らざるを得ない、この研究がいつ芽吹くかも分からないからね。だけど、今のボクらでも出来ることはある。それを実践してるのは、ベネットだ」

 

 

 3人の視線がベネットに集まった。急に向けられたそれらに戸惑いはしたが、彼はディルックに向かって自分の意見を伝える。

 

 

「なぁ、ディルックさん。セイジは別に、1人で何もかもやろうとしてる訳じゃないんだ」

 

「どういう意味だ?」

 

「セイジはさ、任せるんだ。自分が出来そうに無いことを、誰かに頼んでメギドと戦うんだよ。守りたくても守りきれないかもしれないから」

 

「守るため……」

 

「確かにさ、アンタの言う事も正しいと思ってる。セイジが居なくなったあと、もしメギドがモンド城を襲ったら、その時は誰かが守らなくちゃならない。でも、今自分に出来る事も忘れないで欲しいんだ。守るべき人たちを守るために、皆がハッピーエンドを迎えるために」

 

 

 ディルックはベネットの話を聞き、視線を自身の手に移す。少しの間見ていたあと、目を閉じ、ぐっと手を握りしめ、握り拳と額を近付けさせた。しばしの間そうしていると、ディルックは拳を解きベネットと向き合う。

 

 

「すまない。そして、ありがとう。おかげで目が覚めた」

 

「いや、大したことしてないって」

 

「アルベド、アンバー、君たちにも迷惑をかけてすまなかった」

 

「やー、私は特に何にもしてないんですけどね?」

 

「随分と手間をかけさせてくれたんだ、お礼はしっかり頼むよ」

 

「あぁ、必ず」

 

 

 ディルックは立ち上がり、服を叩いて土埃などを落とす。もう迷いは消えたようで、いつもの調子を取り戻した事が伺えた。それを皮切りに全員が立ち上がり、アルベドが手を叩いて話題を切り替える。

 

 

「さて、面倒事が1つ解消した所でだが」

 

「いや言い方よ」

 

「いい大人の駄々など面倒でしか無いだろう?」

 

「駄々……そうだな」

 

「ディルックさん、気にしなくて良いですから!」

 

「で、次はメギドの現在位置について話し合いをしよう。とはいっても、幾つか予想は立てているんだけどね」

 

「えっ、何処なんだ!?」

 

「結論から言うと、メギドが逃げた場所の候補は2つ。拠点の先に広がってる龍眠の谷か、無相の氷が居る場所のどちらかだろう」

 

「なんで、その2つなの?」

 

 

 アンバーの問いは至極当然であり、なぜその2つが該当するのか理由が定かになってない中、アルベドはこのような予想を立てたため分からない。なので彼は、自身の仮説であることを前置きしたあと話を続けた。

 

 

「メギドはこう言っていただろう、“必ず殺す”と。だがセイジとベネットが与えた被害によって撤退した。ここで考える事は、メギドは回復するために何をしようとしているのか、という点だ」

 

「……確か今まで確認されたメギドは、全てアビスの魔術師が変身した姿と言っていたな。つまり、元素力の塊である無相の氷が狙われる理由はある。龍眠の谷には、かつてモンドを襲った毒龍ドゥリンの亡き骸があるが」

 

「正直、後者についてはまだ断定しきれる情報が無い。だが無相の氷ならメギド化して倒し、膨大な元素力を手に入れて回復する方法が取れる」

 

「じゃあ今俺たちが向かうべきは、その無相の氷が居る所なんだな?」

 

「居る可能性が1番高いというだけだがね。でも、行ってみる価値はある」

 

「分かった。ならすぐにでも向かおう、このまま好きにさせる訳にはいかない」

 

 

 そうして4人の意見が纏まり、アルベドの主導のもと無相氷が居る場所まで向かうこととなった。山を登り、高い所から風の翼を使って降りて行き、その場所へと辿り着いた時、彼らは異様な光景を目にする事になる。

 

 

 

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

 

 

 

 

 4人がアルベドの主導のもと、無相の氷が居るであろう場所に辿り着くと、そこには魔術を使って無相の氷に何かしているアビスの魔術師・炎と、全く動きもしない無相の氷らしき対象が居た。

 

 それらから離れた場所に降り立った4人だが、すぐにその存在を察知されアビスの魔術師・炎はすぐにバリアを展開し、アルターライドブックを取り出す。

 

 

「そこで何をしている?」

 

「ハッ、来ルノガ少々遅カッタナ。モットモ、何モ出来ヌ無能共ガ幾ラ集マッタ所デ、止メラレナド出来ハシナイガ」

 

「……何をするつもりだ?」

 

「ソコデ大人シク見テイルト良イ。今ココデ更ナル(ちから)ガ手ニ入ルサマヲ!」

 

 

吹雪女郎!

 

凍てつけ……。極寒の恐怖を知ろしめす、ストーリーメギド!

 

 

 アビスの魔術師・炎はアルターライドブックを起動させ────それを()()()()()()()突っ込んだ。

 

 

「なにっ!?」

 

「ハハハハッ! コレデ最早誰モ止メラレマイ! 更ナル凍テツク(ちから)ヲ、ソノ身デ味ワウガイイ!」

 

 

 アビスの魔術師・炎はアルターライドブックと共に無相の氷へと吸い込まれていく。やがてその姿が完全に取り込まれると、無相の氷に変化が訪れた。核を中心に取り囲むように浮かんでいる岩石の全てが、核へと集う。

 

 無理やり集めて一纏めにしているような流れであったが、次の瞬間、膨大な衝撃波と共に岩石が細かく砕かれる。

 

 

「な、なにこれ!?」

 

「気を付けろ! なんか、ヤバい!」

 

 

 細かく砕かれた岩石を繋ぐように氷が発生し、その氷はある形を作っていく。つい先程4人が見た、あの女型メギドの姿がそこにはあった。しかしその大きさは10mに到達しうるものになっており、腹部に無相の氷の核が収納されている。

 

 見覚えはあるが全く知りえない姿となった【吹雪女郎メギド】は、溢れ出るその力に歓喜した。

 

 

クハハハハッ! 素晴ラシイ、素晴ラシイゾ! コレホドマデノ(ちから)ガ溢レテクルトハ!

 

「嘘でしょ、そんなのあり!?」

 

「巨大化まで出来るとは……予想していたが、アルターライドブックには膨大な力があるらしいな!」

 

「いやこれどうするんだよ!? ぶっちゃけ、俺たちが何か出来るとは思えねぇよ!」

 

「かくなる上は、逃げ続けて彼の到着を待つしか」

 

ソノヨウナ事ガ言エルノモ今ノ内ダ! 逃ゲラレナド出来ンゾ!

 

 

 突如、メギドの中心から猛烈な吹雪が発生する。あの時以上の風速と寒さを繰り出す吹雪に、4人は堪らず顔を守り吹き飛ばされないように耐える姿勢を取った。しかしその耐えは、悪手であった。

 

 4人は全員、自分の体がまともに動かせなくなる状態になり始めていたのである。体は凍りつき始め、この姿勢から動くことが難しくなっていた。急速に体温までもが奪われていき、とうとう喋ることはおろか瞬きさえも難しくなっていく。

 

 

ソノママ凍エテ死ニ晒セ! 氷像ニナッタ後、ユックリト粉々ニ破壊シテ楽シンデヤロウゾ! ハハハハッ!

 

 

 吹雪女郎メギドの下衆な嗤い声が響き渡る。最早これまで、そう思われていた矢先に、吹雪女郎メギドは空から飛来する赤い何かを目撃した。

 

 

何ダ、アレハ?

 

 

 その赤い物体は、何かを抱えたまま吹雪女郎メギドのいる方向へと向かっていた。そしてメギドの耳に、ある音声が聞こえた途端、その赤い物体は凍りついている4人の近くへと急降下した。

 

 

烈火抜刀!

ドラゴン!

 イーグル!二冊斬り!

ファファファイヤー!

 

 

竜巻烈障壁!

 

 

 その赤い物体は、勢いよく剣を地面に突き立てた。すると剣の中心から炎の竜巻が吹き荒れ、凍りついている4人から吹雪を相殺して守るように展開される。そしてこの竜巻の中に入った4人は、その熱によりメギドの力由来の氷が溶かされ、自由を取り戻した。

 

 

「ッハ! これは────」

 

「セイジ!」

 

「皆、待たせてしまった!」

 

「エウルア! 無事だったんだね!」

 

「アンバー! アンタ、何とも無い!?」

 

 

 仮面ライダーセイバードラゴンイーグルに変身していた聖司は、抱えていたエウルアを降ろして剣を握りしめ続ける。各々が再開を喜んでいる中、ディルックは聖司のもとへと向かっていた。彼なりの謝罪をするために。

 

 

「神官 聖司、助かった。それと……すまなかった」

 

「むっ?」

 

「僕は、自分を見失っていた。1人でメギドを倒そうと躍起になって、大事なことを忘れてしまっていた。君を邪険に扱った事についても、謝罪したい」

 

 

 すまなかった、と言ったディルックは自身の頭を下げて謝罪する。その様子を見ていた聖司は、仮面越しで見えはしないが、いつもの温和な雰囲気を崩すことなく対応した。

 

 

「自身で理解しているのなら、俺からは何も言わんよ。それに、貴殿の想起した懸念も尤もな物だ。否定するつもりも毛頭ない」

 

「……君は、お人好しが過ぎるみたいだな」

 

「これが俺なものでな。だが、一先ずは」

 

 

 聖司が竜巻の向こう側に居るであろうメギドへ視線を向ける。全員、そちらの方へと視線を向けたあと聖司のもとに集まり、緊急作戦会議を開始した。口火を切ったのは、聖司から。

 

 

「メギドの情報で、何か分かったことは?」

 

「先程、無相の氷と融合して巨大化した。氷の元素力を大量に内包している事を考えると、更に強化されていると見ていい」

 

「厄介だな。他には?」

 

「さっきまで氷漬けにされかけてたんだ。セイジが来てくれなきゃ、あのままお陀仏になってたぜ」

 

「火の元素力を持つ3人でもか?」

 

「生きた心地がしなかったよ……」

 

「となると、暖を取れる方法が必要だな」

 

 

 聖司は左手にピーターファンタジスタのライドブックを顕現させると、片手で表紙を開けて起動させ妖精を顕現させる。

 

 

ピーターファンタジスタ!

 

 

 その本から現れてきたのは、5体の小さな炎の蜥蜴のような妖精であった。聖司以外の全員に5体の妖精が行き渡ると、その妖精から暖かなものが流れ始めてくる。

 

 

「これは?」

 

「俺の知っている火を象徴する妖精だ。此奴らがいれば、多少はマシになるかもしれん」

 

「完全には無理か?」

 

「普段なら問題ないが、今は難しいな。相手が強化されているとなれば、凍結速度を遅らせる程度の働きしか出来ないだろう」

 

「となれば短期決戦が望ましいわね。何か策はあるかしら?」

 

 

 エウルアが聖司を見て尋ねる。ピーターファンタジスタを戻した彼は、今度は爆走うさぎとかめのライドブックを取り出し、提案した。

 

 

「1つ、考えがある。俺が相手を翻弄する間、相手の隙を探ってくれ。急激なパワーアップには、綻びも生まれやすいのが鉄板だからな」

 

「あの時みたいに、か。分かった、必ず見つけ出してみせる」

 

「頼んだぞ、皆」

 

 

 5人全員が首肯したのを見届けると、聖司も頷いたあとソードライバーに差し込まれたライドブックを1度閉じて、爆走うさぎとかめワンダーライドブックを起動させる。

 

 

爆走うさぎとかめ!

とある兎と亀がぶつかる誇りをかけた競走の記録……

 

 

 爆走うさぎとかめライドブックをレフトシェルフに差し込み、聖司は火炎剣烈火をソードライバーに納刀して、再度引き抜き、新たな姿へと変化する!

 

 

烈火抜刀!

竜巻ドラゴンイーグル!

増刷!とある物語!

 

烈火二冊

荒ぶる空の翼竜が獄炎を纏い、

 あらゆるものを焼き尽くす!

 

 

 音声が鳴り終わったあと、聖司は仮面ライダーセイバー ドラゴンイーグルうさかめに変身し、火炎剣烈火を構える。それを皮切りに全員が武器を手に取り、竜巻の向こう側に居る吹雪女郎メギドへ視線を向けた。

 

 

「では、全員行くぞ!」

 

 

 聖司の一声により、竜巻は消え、6人とメギドは対峙した。

 

 

 




【後書きキャラ紹介】
『神官 聖司(オリ主)』
・今回は最後に出番があった。最後にテレビ本編では登場しなかった形態になっているので、これを見ているスレ民は沸き上がっている。

『ベネット』
・ディルックの説得に一役買った。今回の章のMVPと言っても良い。

『アンバー』
・ようやくエウルアと会えたので嬉しい。疲れてるんだから、一緒に行くよ!

『アルベド』
・今回の章ではキレてる場面が多い。これも偏にオリ主とディルックのせいだと考えてる。

『ディルック』
・様々なことを聞いて、ようやく目が覚めた人。今度は1人で突っ走ったりしない。

『エウルア』
・まさかマジの飛行体験をするとは思ってなかった人。前話で抱えられたままだったので、多少体力は回復している。
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