初めて評価1をつけられたので初投稿です
変な話、ようやく来たかと思った次第です。お世辞にも自分で良い文章とは言い難いですし
それはそれとして書くのは止めません。やめられないというのが正しいかも
お気に入り登録、評価付与等ありがとうございます。
放棄された神殿にあった風の力の集合体を破壊し、モンドに青空を取り戻した栄誉騎士の称号を持つ蛍とその仲間パイモンは、大聖堂前の広場から聞こえてくる音色に導かれて、あの時遭遇した吟遊詩人ウェンティと出会う。
風魔龍、トワリンの現状を共有し、モンドの秘宝である天空のライアーを手に入れるため大聖堂の中に足を踏み入れようとして、彼らと同じ場所を目指して大急ぎで走っていく青年を目撃した。
「彼は確か……もしかして」
「うえっ?! なんで走るんだよ!?」
走りゆく青年、ベネットを追いかけるように大聖堂へと向かっていく彼女らは、開かれた扉とぶつかって転がったベネットを目撃し、慌てて彼に駆け寄ったのと同じタイミングで聖司が大聖堂から出てきた。
「誰……ベネット、大丈夫か?!」
「あぁ、平気平気……」
「あっ、あの時の」
「セイジ、何でここに?」
「む、蛍殿にパイモン殿、それにウェンティ殿。貴殿らこそ何用でここに?」
「大事な用があったからここに来たんだ。それより、セイジは何で大聖堂に?」
「それはだな……」
と、聖司が何かを言いかけた所で口を止め、1度出入り口から離れて大聖堂の真横にまで移動し、人の目から離れたあと、聖司は彼らに質問を投げかける。
「ここで良いか。1つ、貴殿らに確認したい事がある」
「「「?」」」
「ベネット、俺が変身する時に使うこれの名前は?」
そう言って聖司はソードライバーを取り出して見せる。慌てたように聖司と彼女らの間に割って入ったベネットは、一見暴挙に見えるその行動を小声で咎めた。
「何やってんだよセイジ!?」
「安心しろベネット、そこの者らは俺の事情を知っている」
「へ? マジで言ってる?」
「そこの蛍殿は、風魔龍との戦いの際に変身した姿を見られている。それにアンバー殿から事情を聞いているだろう」
「そうなのか?」
「うん、アンバーから色々と聞いた」
「おう。中々面倒くさい立場にいるって事は知ってるぞ」
「あぁ、そうなのか……いやだとしても、こっちはマズイだろ!」
「あ、実は僕も知ってるんだよね。 変身して戦ってること」
「セイジ、本当に隠す気あるか?」
「蛍殿とパイモン殿に関しては不可抗力だが、ウェンティ殿は以前の戦いの一部始終を見ていたのだ。因みに隠す気はある」
この時点で全く説得力の無い彼の言い分に頭を抱えたベネットであったが、事を進めるために一旦聖司の質問に答えることを選ぶ。
「はぁ。確か、それの名前はソードライバー、だったよな?」
「その名が出るだけで十分だ。次いでウェンティ殿、俺の変身した姿の名前は言えるか?」
「もっちろん。炎の剣士セイバーでしょ」
「その名前が出ているのであれば、本物だな。蛍殿とパイモン殿は……大丈夫か。偽物ならパイモン殿は出ないであろうし」
「パスされた、やった」
「ここは別に喜ぶ所じゃ無いだろ……というか、何で変な質問ばかりしてるんだよ?」
「蛍殿と別れたあと、面倒な事になってしまってな」
そこで聖司は、ベネットに伝えた情報を彼女らと共有した。彼の行動の意味を理解していくにつれ顔には険しさが刻まれていき、説明を終えた頃には今モンドの置かれている現状に対して更なる危機感を募らせていた。
事情を聞いたウェンティが、いつもの朗らかな表情とは打って変わって真剣な面持ちで聖司に確認を取る。
「城内に姿を変えるメギドが居て、トワリンの中にムカデのメギドが居る。確かにセイジの言う通り、とても厄介な状況にあるね。こうまで警戒しなきゃいけないぐらいに」
「でも、そうだとしたら目の前にいるセイジだって偽物なんじゃないか? オイラからしたら、偽物が本物だって言い張るためにこうしてるんじゃないかって」
「それなら心配ないよ。彼は間違いなく本物のセイジだ」
「やけに自信満々だな」
「なら、彼の持ってるそのアイテムを持ち上げてみると良いよ。それで僕の言ってることの意味は分かるからさ」
「まぁ、それの方が早いか。やってみてくれ」
ウェンティの言葉に同意するように、聖司は手の甲を下に向けてソードライバーから指を離し、蛍が手に取れるようにした。彼女はその手に置かれているソードライバーに手を伸ばし、そして掴み取り持ち上げようとするが、全く微動だにしない。
「?」
もう1度持ち上げようと試みているが、ソードライバーは聖司の手のひらから動く気配が見えない。傍から見ている分にはかなりシュールな光景であったためか、パイモンは呆れた様子で蛍に問うた。
「なにやってるんだ?」
「いや、ホントに……! 持ち上がらない……!」
「いやいやそんな訳無いだろ。こんなのオイラでも持てるぞ」
と、彼女の手を押しのけつつパイモンはソードライバーを抱えるような形で持ち上げようと試みる。しかし結果は何も変わることなく、パイモンがその小さな体で必死に持ち上げようと、聖司の手からズラそうとしてみても全く動かなかった。
そして、体力をかなり使ったであろう息の上がったパイモンが、聖司に問い質す。
「おい、これ、まっっっったく動かないじゃないか!」
「それもそうだ。このソードライバーは現状、俺にしか扱えん。所持はおろか、こうして動かすこともな」
「そういうこと。もし今僕らの目の前にいるセイジが偽物だったら、これを所持することなんて出来やしないからね」
「そういうことね、理解した」
「うん、これで今ここに居る全員が本物だと分かった訳だ。それでセイジ、大聖堂に来た理由って」
「先に冒険者協会の方は確認し終えたのでな、次にここに来て誰が偽物なのかを見て回り、最後に教会で確認していたのだ。まぁ、要人には会えなかったが」
「まぁ国の重要人物ともなると、そりゃ簡単に会えはしないわな」
「どうにかして面会したいが……それより、ウェンティ殿と蛍殿、パイモン殿はなぜ大聖堂に?」
「ちょっと必要なものを貸してもらおうとね。事が終わり次第に返すつもりだから、安心してていいよ」
「何を借りるか、聞いても?」
「天空のライアーだよ。もしかしたら栄誉騎士の彼女も居るなら、借りられるかなーって」
「天空のライアー? それってバドルドー祭でしか見られないヤツじゃ」
「それが必要なんだ、トワリンを苦しみから解放させる為に」
ウェンティの言うことに対して聖司とベネットは思わず顔を見合わせるが、今までの会話の流れからして冗談を言うような雰囲気では無いことを察して、両者ともに眉間に手を当てた。
モンドの秘宝とされる天空のライアー、それが必要だというのであれば、彼女らを止める訳にもいかないと考え、1つ息を吐いて聖司は口を開く。
「わかった、なら貴殿らは貴殿らで行動してくれ。俺とベネットはメギドの捜索にあたらねばならんからな」
「あ、そこは止めないんだ」
「貴殿がこの会話の流れで冗談を言うような人間とは思えんのでな。それに、今は手分けして問題を解決した方が良いと考えたのみ。貴殿らの行動を止める時間も権利も無いのでな」
「ありがとう、セイジ。じゃあ僕らは行ってくるね」
「あぁ、貴殿らも努努気を付けてくれ。メギドは何をしてくるか分からん」
「心配ありがとう。それじゃあ行こっか、2人とも」
ウェンティはそう言って蛍とパイモンを連れて、改めて大聖堂へと歩んでいく。そうして2人だけになった所で、ベネットが用件を伝えた。
「セイジ、ディルックさんから伝言だ。先にエンジェルズシェアで待ってるから来るようにって」
「分かった。いつもありがとう、ベネット。おかげで助かっている」
「礼を言うのは、全部終わってからにしな。俺はこのまま見回りに行ってくる」
「あぁ、気を付けてくれベネット」
「お互いにな」
そうして2人は一旦別れ、聖司はディルックが待っているであろうエンジェルズシェアへと向かっていくのであった。
メギドが一気に増えました
1:元小説家
早めにスレッドを建てました。前回のスレッドはこちらからになります。
http:──────
2:名無しの転生者
やぁイッチ
3:名無しの転生者
進捗どうよそれから
4:名無しの転生者
ハードモードやけどどんな感じ?
5:名無しの転生者
まだ変身はしないか
6:名無しの転生者
何も分かってないまま変身するのは流石にね?
7:名無しの転生者
>>5
既に1回したんだよなぁ
8:元小説家
ベネットからエンジェルズシェアでディルックさんが待っていると伝えられたので、今はそちらに向かっています。現状打破について話し合いをする形になりますね。あと、ウェンティさんと蛍ちゃん、パイモンは大聖堂で天空のライアーを借りに行きました。
9:名無しの転生者
あ、もうそこなのね
10:名無しの転生者
そこかぁ
11:名無しの転生者
ゲームではようやく章の半分ってところの進捗やな
12:名無しの転生者
よかった、ベネットとディルックは出会えたっぽいな
13:名無しの転生者
いつもの不運が発動せんかヒヤヒヤしてたわ
14:名無しの転生者
そういや最近、ベネットの不運らしい不運が無いような気がする
15:名無しの転生者
>>14
メギドと遭遇して重症負ってた事はあるやで
16:名無しの転生者
まぁ不運がどういう形で出てくるかってのは分からない訳だし、大体メギド関係の事で不運は消費してるとか?
17:名無しの転生者
そうなんじゃね? 知らんけど
18:名無しの転生者
とにかく今はメギドの方やな。あれからワイらも色々と予想して要人が変わってたら不味いやろなーってレスあってその辺で終了したんやったな
19:名無しの転生者
確かにそうやな。しかも国のお偉いさんに変化してるとなれば、モンドの政治も操りやすいっちゃ操りやすいしな
20:名無しの転生者
多分こんなんじゃねーかなってだけだけど
21:名無しの転生者
まぁでも流石に主教には会えんやろ、確かファルカ大団長と遠征中やし
22:名無しの転生者
すまん。流れぶった切るけど、主教なんておったんか?ゲームじゃ出てこなかったし
23:名無しの転生者
>>22
原神公式漫画では出てる。ゲームでは出てきてないのはそう、だから知らんってのも無理ない
24:名無しの転生者
漫画か。読んでみよっかな
25:名無しの転生者
モンドの過去編やから読んだらゲームへの没入感も上がるで
26:名無しの転生者
>>25
恐ろしく自然なダイマ。俺じゃなきゃ見逃してたね
27:元小説家
エンジェルズシェアに到着して、中に入ったら2階に案内されました。ディルックさんと合流して、これからについて話し合ってきます。
28:名無しの転生者
そういやイッチに聞きたかったことあるんやけどさ、姿を変えたメギドをどうやって見分けるつもりやったん?
29:名無しの転生者
それは気になった、どうやってやる?
30:名無しの転生者
見た目の判断がつきにくいし、ボロを出させる方向じゃないと無理やろ
31:名無しの転生者
そのボロをどうやって出すかやけど、どんな相手に化けてるのか分からない以上、下手に行動に移せんよな
32:元小説家
ボロを出させる件に関しては1つ案が無くもないですね。とはいえ無闇に行動する前に、まずはどんな形でも良いので誰に化けているのか判明させる方法についてはまだ何とも。
33:名無しの転生者
しゃーないけど後手後手に回っとるな
34:名無しの転生者
後手に回らざるを得ないってのが現状やしな
35:名無しの転生者
もどかしいなぁ。RTA系のスレやったら大体暴力! とかで終わらせとるんやけど
36:名無しの転生者
>>35
RTA走者と暴力は密接だからね、仕方ないね
37:名無しの転生者
>>35
暴力だけで解決しとるわけちゃうぞ
38:名無しの転生者
>>35
分からなくは無いけど暴力だけではない
39:名無しの転生者
>>35
それは恋愛シミュゲー世界でRTAしとるワイへの当てつけか?
40:名無しの転生者
>>39
何やってんだよwww
41:名無しの転生者
ガチでRTAやってるんかお前www
42:名無しの転生者
特典が脳内RTAやったんや、そうしないと行動出来ない上に誰かと結ばれてエンディング到達したら世界が繰り返されるんやで?
43:名無しの転生者
>>42
ループものかぁ……
44:名無しの転生者
想像してなかったから草枯れちゃった
45:名無しの転生者
内容が内容だっただけにネタにしづれぇ……
46:名無しの転生者
なんか、ごめん
47:名無しの転生者
まぁ今は何やったらループ破壊できないか試しとるけどな。おかげでケツワープも出来るようになった
48:名無しの転生者
>>47
ワイらの時間を返せwww
49:名無しの転生者
>>47
なんでケツワープをリアルで出来てるんですか?
50:名無しの転生者
>>47
奇行どころの話じゃなくて草。物理法則無視しとるやん
51:名無しの転生者
>>47
涙返せwww
52:名無しの転生者
>>47
多分デート中にケツワープしたんやろなぁ
53:名無しの転生者
>>52
ドン引きもので草
54:元小説家
なんか下が騒がしい……って、この声ウェンティさん? 何でここに
55:名無しの転生者
今までのレスをスルーするイッチ
56:名無しの転生者
いつもの十八番
57:名無しの転生者
い つ も の
58:名無しの転生者
あ、もうそこに来たんやな
59:名無しの転生者
物語が進み始めとるな
60:元小説家
取り敢えずディルックさんの手引きで2階に移動して、僕らが座っていた席に相席しましたね。あとは……あれ、西風騎士団の人たち? なぜここに。
61:名無しの転生者
あー、うん。イッチ、それについてはウェンティから話を聞いた方が良いんやろうけど、驚かずに聞いとってや
62:名無しの転生者
まーうん、今回のはイッチも若干擁護しきれんと思う
63:名無しの転生者
幾ら天空のライアーを入手するためとはいえね……
64:元小説家
あっ、もう聞きました。泥棒2人に天空のライアーが盗まれたって事を。まさかと思って3人を見たんですけど、必死に首を横に振ってます。でもこの様子だと、こっそりと天空のライアーを入手しようとしてたのは間違いないみたいですね。
65:名無しの転生者
正解
66:名無しの転生者
まぁ仕方ないんだけどな
67:名無しの転生者
大聖堂でウェンティの言ったことがね
68:名無しの転生者
あれは普通に考えて誰も信じられんって
69:名無しの転生者
もうちょっと本当のことっぽい内容を言えばまだチャンスはあったんだけどなぁ
70:名無しの転生者
もしかして、ウェンティって意外にポンだったりする?
71:名無しの転生者
>>70
屈指の酒カスやぞ
72:名無しの転生者
>>70
まぁ酒カスやし
73:名無しの転生者
>>70
擁護しようの無い酒カスなので、まぁはい
74:名無しの転生者
全員酒カス呼ばわりは草。まぁ情状酌量の余地は無いんだけどな!
75:名無しの転生者
吟遊野郎の酒カス具合は度を超えとる
76:名無しの転生者
そりゃあ、まあね?
77:名無しの転生者
イッチへのネタバレ配慮のために避けてるけど、まぁ度は超えとるな
78:名無しの転生者
もはや定番ネタやな
79:元小説家
ひとまず、詳しいことを聞きました。どうも天空のライアーを盗んだのはファデュイとのことです。よりにもよってこんな面倒な状況でファデュイが関わってきているなんて。ちょっとは事情を……考える頭は無いんでしたね。
80:名無しの転生者
イッチ辛辣で草。まぁその通りだから何とも言えんけど
81:名無しの転生者
思ってたけど、案外イッチで毒舌?
82:名無しの転生者
今までのイッチの発言からして、まぁそうではあるんやない? 本人は特に思ってなさそうやけど
83:名無しの転生者
創作家は偏屈な奴多いしな、毒舌になるのかもしれん
84:名無しの転生者
イッチは別に偏屈ちゃうやろ。ただ類を見ない脅しをしてくるだけで
85:名無しの転生者
偏屈どころか変人なんですがそれは
86:元小説家
とにかく、今誰が偽物なのかを判断するより、こちらの問題にも着手した方が良さそうです。天空のライアーを奪取するのに協力することに────うん?
87:名無しの転生者
おっ、どうしたイッチ
88:元小説家
えっと、蛍ちゃんが見せてくれたこの涙形の結晶と同じものを集めて欲しいと。というかこれ、確か赤かったはずですよね。
89:名無しの転生者
ほたちんの力で浄化されたんやで
90:名無しの転生者
美少女に浄化されるなんてうらやま
91:名無しの転生者
>>90
物に嫉妬してどうする
92:名無しの転生者
あーでもそうか。イッチは元素力というか神の目を持ってないから、多分持ってても問題ないのかも
93:元小説家
成程、確かにそれなら俺が適任かもですね。ひとまず俺はその結晶を探しに行ってきます。でも場所が何処かまでは分からないらしいです。
94:名無しの転生者
それならワイらの出番やな
95:名無しの転生者
任せろイッチ。近いところやと千風の神殿に行ってみるとエエで
96:名無しの転生者
千風の神殿は遺跡守衛がおるからな、戦う準備はしとけよ
97:元小説家
情報提供ありがとうございます。では今から千風の神殿に行ってきますね。
98:名無しの転生者
いってらー
99:名無しの転生者
怪我はするなよー
100:名無しの転生者
いってこーい
【後書きキャラ紹介】
『神官 聖司(オリ主)』
・姿を変えるメギドの出現のせいで色々と苦労させられている人その1。偽物が誰かは分からないので、ひとまず解決できるものから着手していく。天空のライアーを盗用しようと考えていたウェンティには少し引いた。
『蛍(原作主人公)』
・あと1歩のところで天空のライアーをファデュイに盗まれ、結果的にやっていない罪の濡れ衣を着せられる所だった。でも不法侵入はしてるので罪が無いわけでは無い。
『パイモン』
・不法侵入者の原作主人公のお供。追いかけられていた際は姿を消していたので、見ていた人物は居なかった。
『ウェンティ』
・諸事情により外には出られなくなった。オリ主に涙の結晶を探すように提言する。
『ベネット』
・姿を変えるメギドの出現のせいで色々と苦労させられている人その2。ディルックを探し終えてオリ主も探してとあっちこっち走り回った。
『ディルック』
・ベネットとオリ主からモンドの現状を聞き、更に風魔龍の1件も増えたためファデュイへの敵意が少し増した。