僕は無敵の結界術士 〜素敵なお足の女神様に頼まれたとあっては、転生するのもやぶさかではないです(ぺろぺろ)〜   作:龍々山ロボとみ

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第086話・勇猛楽団と知り合いました

 

 商隊の皆さん、おはようございます

 新人Cランク冒険者のナナシです。

 

 先輩Bランク冒険者のメラミちゃんともども、今日はよろしくお願いします。

 

 僕が目の前にいる皆さんにペコリと頭を下げ、僕の後ろに立っているメラミちゃんが「よう、よろしく」と片手を上げて言います。

 

 商隊の代表らしきサンタクロースみたいなヒゲのおじさんが、ニコニコと笑みを浮かべて応対してくれました。

 

「お噂はかねがねお聞きしております。結界同盟のメラミ殿とナナシ殿ですね。これから数日間よろしくお願いします」

 

 僕と商隊長さんは握手をしました。

 それから商隊長さんを交えて、他の商人さんたちにも順番にあいさつをしていきます。

 

 商人さんたちの中でも一際若い七三分けの男の人は、特に僕たちへの対応が好意的で、ぶっちゃけ言うと好意的過ぎて怪しいぐらいでした。

 

「君の作る結界って、めちゃくちゃ頑丈なんだってな! どれだけ殴っても絶対壊れないって聞いたぜ!」

 

「任せてください。僕の結界術で皆さんのことを全力でお守護りしますので」

 

「ははは、こりゃ頼もしい。つーか風の噂で聞いたんだが、君の結界術って大きな荷物も浮かばせて運べるんだってな。それって本当かい?」

 

 七三分けの男の人は、小さな声でこっそり聞いてきます。

 

 なるほど、それが目的ですか。

 

「ええ、はい。カベコプターで運べます。ただ、今回はそれをしないつもりにしています」

 

「ええっ。そりゃまたどうして」

 

「他の冒険者パーティーとの連携に難が出るかもしれないからです。それに今回は護衛依頼であって運搬依頼ではありませんので」

 

 そう伝えると、七三分けの男の人はアテが外れたように首を振りました。

 

「まぁ、そりゃそうか。仕方ない。また今度個人的に依頼を出すよ。それなら良いんだろう?」

 

 はい、大丈夫です。

 今後ともごひいきに、です。

 

 それから、合同で依頼を受けた他の冒険者の皆さんともご挨拶をしようと思ったのですが。

 

「げえっ!? ナナシの坊ちゃん!」

 

 そこにいたのは、僕が冒険者登録初日に戦った、五人組の若い男の人たちのグループ(剣三人槍一人斧一人の前衛五人衆)と。

 

「お、ナナシ君も一緒なのか。こりゃあ今回の依頼は楽勝だな」

 

 この街の指折りの実力者、若手のホープと呼ばれていた五人組の男女(盾役の重騎士、長短二刀流の双剣士、弓と短剣の狩人、風と水の魔術師、回復役の神官)と。

 

「おん? お前たちも一緒なのか。珍しいな」

 

 メラミちゃんの知り合いらしい、若い女の子三人組(詩人、楽士、踊り子)の吟遊詩人パーティーでした。

 

 ……吟遊詩人パーティー?

 

「あれー、メラミっちじゃん。ちょり〜っす! なになに、今日はウチらと一緒なん?」

 

「ああ。よろしくな、ヘリー」

 

「よろよろ〜。つーかメラミっち、なんで急にソロやめたん? 今までずーっとザコとは組まねえとか鬼パネェこと言ってたのに。どした? ヒヨったん?」

 

「日和ってねえよぶちのめすぞ」

 

 こわ〜、とか言ってケラケラ笑っているのは、ヘリーちゃんと呼ばれた踊り子(踊ってみたの人ですね)の女の子です。

 

 長い黒髪のところどころに青のメッシュが入っていて、後頭部の上のほうで一つ結びのポニーテールにしています。

 

 メラミちゃんに負けず劣らず素肌面積の多いヒラヒラした服装で、肩から脇にかけてとか、豊かなお胸の谷間とか、かわいいおヘソとかが丸見えですし、白くて細くてスベスベの生足がミニスカートの裾からすらっと伸びています。

 

 うーん、眼福過ぎて目の毒です。

 

 履いてる靴がサンダルとかでお足が見えてたら死んでましたね。足首から下が隠れているのでなんとか致命傷ですみそうです。

 

「ぼくが聞くところによると、メラミはその後ろにいるピンクボーイにボロ負けして舎弟になったらしい。ソースはミーシャ」

 

「舎弟じゃねーよ! テメーもぶちのめすぞユニ子!」

 

 ぽやっと眠そうな半目の女の子は、ユニ子ちゃんと呼ばれました。

 

 真っ白い髪を前髪パッツンのミドルボブにしていて、楽士(演奏してみたの人ですね)をしているようです。

 

 裾がゆったりと広い造りのズボンを履いているのですが、キュッと細い足首だけチラ見えしていてとてもドキドキします。

 

「……ボロ負けしたことは否定してない。つまり真実。メラミをボコれるとは……。ピンクボーイはかなりの実力者……?」

 

「ユニちんそれマ? メラミっちって女らしさはともかく戦闘能力だけはピカイチのはずっしょ。それをボコにできるってことは……。やっば、ナナぽん拝んどこ」

 

 はにょはにょはにょ、とヘリーちゃんとユニ子ちゃんが僕に向かって拝んできます。

 

 お二方、僕なんかに拝んでないで女神様像に拝みません?

 

「やめなよ二人とも……。えっと、ナナシさんは初めましてだよね。私はロビン。一応このパーティーのリーダーをしてます。これからよろしくね」

 

 丁寧な挨拶をしてくれたのは、背が低くてメガネをしているロビンちゃんです。

 

 職業は詩人(歌ってみたの人ですね)で、この歌って踊って演奏する賑やかなDランクパーティー「勇猛楽団」のリーダーだそうです。

 

 暗い灰色の髪を綺麗に編み込んでいて、服装はほとんど肌を出さないデザインですがものすごくお胸が大きくて(身長体型比でいうとお嬢様以上だと思います)、服の上からでも盛り上がりがよく分かります。

 

 僕がおっぱい星人だったら目が離せなかったことでしょう。僕はあんまりお胸には興味がないので大丈夫ですが。

 

 なんならお足が見えない服を着ているので一番平常心でお相手ができそうです。

 

「ロビンちゃんですね。僕はナナシです。こちらこそよろしくお願いします」

 

 ロビンちゃんのお顔を見つめ返して(僕よりも少し背が低いですので、お顔を見やすいです)挨拶をします。

 

 ついでに握手を求めると、おずおずと応じてくれました。

 

「さて皆さん、そろそろ出発いたしましょう」

 

 商隊長さんの言葉で、皆さんぞろぞろと交易交流街を目指して移動を始めます。

 

 さぁ、がんばりましょう。力の限り。

 

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