長女転生〜ルーデウスみたいに本気出す!   作:モモンガ様を見守り隊

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レイラが出ていくの、エリスには一ヶ月ぐらい引きずって欲しい…

コホン、すみませんつい本音が…

まぁ、現実的にエリスは長くて1週間ぐらいでしょうか?ルディが慰めるだろうし…


旅立ち

 

さて、私がここに来て何ともう一年、経ってしまいました…

 

時の流れというのも早いもので、気付けばお別れの日がきちまいましたよ…

 

現在、お嬢さまに行かせないと、足を引っ張られてます…助けて…

 

おい、お前ら!見てないで助けろや!おい、そこ!なにわろてんねん!?執事のクセに主の愚行を止めないで爆笑とか許されねぇからな!?後でアルフォンスに言いつけてやる!

 

その後、俺の心からの懇願にやっと気付いたのかギレーヌが捕まえて何とか解放された俺はフィリップが用意してくれたシーローン行きの馬車に乗り館の人たちに手を振る。

 

うんうん、みんな泣いてくれて嬉しいよ…これで嬉しそうな顔してたら俺はきっと、人間不信にでもなってただろうな…

 

…あ、ちなみにフィリップさまやサウロスさまに引き止め及び、契約の延長なんかの提案もしてもらったが遠慮させてもらった。

 

あの二人が総出で来るってことはバックにエリスでもいたんだろうか…

 

そりゃ嬉しいし、お金だってたくさん貰えるから魅力的な提案だ…

 

だが…金で(神との対話する)時間は買えないんです!

 

…ン、ン〜名言だな〜こりゃ!

 

 

「行かないで!レイラ!」と隙を見て抜け出したエリスが俺が覗き込んでいた窓枠に引っ付いてきた。

 

「はいはい、お兄さまの誕生日ぐらいにはまた戻ってきますから、館の人たちに迷惑かけないようにしてくださいね?」

 

「レイラ!」とまだ追ってくる。

 

はは…怖いから、窓閉めよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、一ヶ月もの時間をかけてゆっくり旅をして、シーローン王国に着いた。

 

とりあえず、手紙を王宮に送り、一応情報を集めて待つことにした。

 

流石の俺も連絡もなしに行くほど図々しい奴では無いし、返事が来るまで宿で泊まっていようかな?

 

せっかく空き時間が出来たんだし、色々やってみるか!

 

 

 

一日目:「…」

 

二日目:「…」

 

 

さらに数日後:「…」

 

 

 

もう数えんのめんどい…:「………っしゃオラァ!出来た〜!!」とルーデウス像を高々と上げる。

 

 

長かった…旅の合間に少しづつ少しづつ、慎重に作っていたんだ…

 

途中でなくして泣いたこともあった…ほぼ完成してたのに…

 

 

あの時は、本気で引き返そうか迷った…いや、しなかったんだけどさ…

 

そうしみじみ思っていると外に俺の部屋の前で立ち止まった人の気配を感じた。

 

敵…では無いだろうし、誰だ?

 

「…失礼します!シーローン王国騎士団所属、ジンジャーです!宮廷魔術師ロキシー様のお客人の出迎えに参りました!」

 

…お、どうやらロキシーの使いのようだ!

 

 

「はいはーい、今行きます!」と言って急いで扉を開ける。

 

 

「貴女がレイラ様で間違いないでしょうか?」と出会って早々聞いてきた。

 

「はい、私がレイラ・グレイラットであってると思います。」

 

すると、その答えに満足したのか笑顔で

「はい、分かりました。では、王宮にご案内させていただきます。」といい、王宮に向かうことになった。

 

 

…久しぶりの再開、髪は乱れてないだろうか?服装も大丈夫だよな?と王宮に近づくほど気になってしまう。

 

 

 

そうして、歩きつつ変なところはないか探していると、前を歩いていたジンジャーが立ち止まり部屋の中にも聞こえるよう声を張った。

 

「ジンジャーです。レイラ様を連れて参りました!」

 

「よし!連れてまいれ!」というどこかでパンティーでも盗んでそうな男の声が部屋の中から聞こえてきた。

 

「ふむ、お前がロキシーの言っていた弟子か…」とこちらを値踏みするかのように見てくる。

 

「…あの?ロキシー先生は?」

 

「うん?ああ、ロキシーはここにはいない」

 

…どういうことだ?原作通りならまだシーローンにいると思うんだけどな?もしかして買い物にでも行ってるんかな?

 

…ん?それより、なんかココ…デジャブ…

 

「ふむ、よし、落とせ!」

 

その音とともに浮遊感に襲われる。

そしてレイラはあえなく地下牢へと落とされる…はずもなく

 

魔法陣の範囲外であった時点で風を生み出し穴から離れる。

 

急ごしらえだったため、威力がバカになり、宮殿の壁に穴が空いてしまった。

 

「な、なんだと!?」

 

さすがに避けられるとは思ってなかったのかやった本人も驚いていた。

…いや、もしかして宮殿に大きく空いてしまった穴を言ってるのかな?

 

「え、ええい!何をしておる!さ、さっさとそこのやつを捕まえろ!」と辺りの騎士たちに怒鳴り散らす。

 

「会って早々、随分な対応ですね…」と言って戦闘態勢をとる。

 

いくら温厚な俺でも、急に呼び出された挙句、落っことされそうになって、襲われて…流石にキレるよ?

 

「な、何をやってるんですか!?」と聞き慣れた、しかし懐かしい声が聞こえきた。

 

 

「…あ、せんせ…」

 

「レイラ!?ど、どうして…いえ、一体これはどういう状況なのですか?」

 

神からのお言葉だ…うぅ、久しぶりすぎて涙出てきた…いや、しっかりしろ、レイラ!まだ、まだ泣き出す時じゃないだろ…

 

「せ‪”‬ん‪”‬せ‪…」

 

…あ、やっぱ、ムリだわ…

 

「…ッ!貴方たち、私の弟子に一体何をしたんですか!」と見たことも無い怖い顔でロキシーが怒鳴った。

 

 

「お、落ち着いてください、ロキシー殿!」と騎士達が狼狽える。

 

 

「そ、そうだ、ロキシー、余を害したらど、どうなるか…わかっておるだろう?」とビビり散らすパックス

 

 

ちょっと、これ不味くない?止めないと下手したら宮殿で人死がでるぞ!?いや、それより、我が神が反逆罪に問われる方が怖い…

 

 

「せ‪”‬ん せ…わ、私は大丈夫…だからや、止め、て…」と落ち着かせる。

 

「…ほんとうでしょうね?」とコッチをジッと見てくる。

 

ジー

 

ジー

 

ジー

 

…め、目をそらすことなかれ…ここで逸らしたら誰かが死ぬ…

 

「…ハァ、わかりました。」といいジト目でこちらを見ながら杖を仕舞う。

 

「…それじゃあ、何があったのか教えてもらいますからね。」と背後からドス黒いオーラが見えた気がした。

 

「ヒェッ…」

 

〜レイラメモ〜

 

・神を怒らせると怖い…

・でも、そんなロキシーも可愛い

 

 

「…ハァ、ほんとに貴方という方は…」と手を可愛らしいおでこに当ててそう呟く

 

そんな姿も可愛い…

 

「いいですか?彼女は私の弟子とはいえ、まだちっちゃい子なんですから、あんなとこから落としたら死んでしまうんですよ!」と王子に説教していた。

 

怒るところそこなんですね…我が師よ…いや、そんな抜けてるところも可愛い…

 

「全く…私の"大切な弟子"を傷付けるなんていくら殿下でも許しませんよ。*1この子は私の一番大事な人なんですから…」

 

ぶしゃーッ!という子気味いい音とともに血が出る。

 

…ああ、我がノウズからブラッドがリリースされていきゅ…

 

「…っと!大丈夫ですか!?」と神がコチラを見て微笑んでる。

 

「…あぁ、我が神よ…この矮小なる身に祝福(ブレス)を…」

 

…可能なら口移しで…

 

そこまで考えて、視界が暗転する。

 

 

 

 

Side:ロキシー

 

「あぁ、我が神よ…」

 

そういい、今まで見た事もないような笑顔で気を失う愛弟子を見る。

 

急いで解毒魔術を掛ける。

 

…毒の反応はない、ならばなぜ?

 

そんな事を考えながら後ろを振り向く。

 

目が合った全員が一斉に首を左右に振る。

 

…そうだ、彼等じゃこの子に毒を盛ったりなんて出来るはずがないし、する理由も無い はずだ…

 

「と、とりあえず、客室にて安静にさせましょう!」とジンジャーさんが提案してくれました。

 

「そ、そうですね!」といいレイラの身体を起こす。

 

…うぅ、私としたことが、弟子を休ませることが第一優先だと言うのに…

 

と、ちょっとした自己嫌悪に陥りながらも成長した弟子を背中に背負う。

 

…うん、まだ背負える

成長しつつある弟子の重みにロキシーは置いていかれる寂しさを感じた。

 

 

「ロキシー殿!私が背負いましょう!」とジンジャーが言った。

 

「いえ、私がこの子に出来ることなんてこれぐらいしかできませんから…」と自嘲した。

 

…きっと、レイラが聞いたら全力で否定してくれるんでしょうね…

 

全く…私にこの子やルディの師という役はあまりにも分不相応だったというのに…

 

せめて、この子たちの恥にならない師匠でいたいものですね…

 

 

今でも思い出します。

私がレイラにあった日のことを…

 

あれは確か、ルディの授業が終わり部屋で休んでいた時でしたね。

 

 

元々、来た当初からお腹が膨れていたゼニスさんが急に産気づいて、私は大慌てで、リーリャさんから叱咤されちゃったり、パウロさんと部屋の外でそわそわしてましたね…

 

初めて見た生命の誕生、産まれたばっかのレイラ、おめめがクリクリしていてちっちゃな声であーうー言ってて可愛かったなぁ…

 

 

 

いえ、ですが私の中で一番可愛いかったのは、私を「ねぇね」と呼んでくれた時だった気がしますね。

 

…今でも、たまに後悔します…

いえ、ですが、あそこで矯正しとかないと、いつか大人になった時に他の女の人に「お姉ちゃん」なんて言う癖がついてしまうかも、と危惧したから『ねぇね』は後悔してませんよ…してませんから…

 

 

それよりも…どうしてこんなことになったのでしょう…いえ、事のあらましは既にジンジャーさんから聞いてはいるのですが、説明されても意味がよく分かりません…

 

ほんと、こんな身体のナニがそんなにいいのでしょうか…理解できませんね。

 

 

ルディにも言ったのですが、やはり英雄色を好むというものなのでしょうか?

 

私のようなちっちゃい人よりも適度におっきな子の方がいいでしょうに…ルディも殿下もおかしな人たちです。

 

「…うぅん」とうなるレイラに起こさないようそっと近寄る。

 

 

「おやすみなさい、レイラ。どうか健やかに育ってくださいね。」

 

そう言い、レイラの頬にキスをする。

 

 

 

…ゾワッ!

 

…なんでしょう、今、とてつもない悪寒を感じました…最近こんなことばっかですね。ほんとに呪い殺されないか心配です…

 

…私も、レイラと同じように祈っておきましょうか…どんな神かは知りませんが…

 

 

 

 

 

 

*1
レイラの妄想です




2、3回 ロキしー回を見に行ってきた作者です。

…え?ロキしーどこ?
全然分からんかった…

そんなことより、誰か神の眠たそうな「るでぃ〜」で、ASMR作ってくれませんか?

あ、でもそんなことしたら私の耳が蕩けちまうぜ!

お願いします、誰か作ってクレメンス…

ifルートを作ろうと思ってるのですが…優先的に作って欲しいやつありますか?

  • エリスルート(誘拐事件の辺りから)
  • ロキシールート(卒業試験から)
  • 老デウスルート(長くなる気がする…)
  • シルフィルート(一緒に転移するやつ)
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