長女転生〜ルーデウスみたいに本気出す!   作:モモンガ様を見守り隊

11 / 15
…初手から変なこと言いますね、私、パックス好きなんですよね…

同志の方いませんかね?
いたら嬉しいんですけど…

今回からパックスがしっかり出てきます、やった〜

ということでどうぞ!


晴れ時々パックス

Side:ルーデウス

 

「ビビッときたーーッ!!」

 

「…ッ!?何?ルーデウス、急に叫んでどうしたの!?」と隣で勉強していたエリスが驚いた声を上げる。

 

…申し訳ないが今はそんなエリスの珍しい顔を見る余裕すらない。

 

 

ハァ、ハァ…頬に、神の温もりが…

 

「おお、我が神よ…」と手を合わせる。

 

「何?ルーデウスってミリス教なの?」

 

「いえ、違います。」

 

「じゃ、じゃあ神って?」と気になったのかその話題を深掘りしてくる。

 

「俺の心の支え…ですかね」

 

「ロキシーっていう人のこと?」

 

「…ブッ!な、何故それを!?」

 

「レイラに、聞いたのよ!」

 

「(; ・`д・´)ナン…ダト!?」

 

 

 

レイラは俺の朝の日課、御神体とのご対面を知っていたようだ…

 

さらに俺が居ない間に同じようにしていたらしい。

 

 

気付かなかった。というか、俺ってば御神体の場所、家族にバレすぎじゃないか?この世界にもベットの下にものを隠すのってテンプレだったりするのだろうか?

 

「ロキシーといえば、ルーデウス、確かお前とレイラの魔術の教師だったか?」そう聞いてくるのは算術を隣でしていたギレーヌだった。

 

「あれ、ギレーヌも知っていたのですか?」

 

「ああ、レイラがよく話してくれた」

 

 

マジか、レイラ…まぁ、そうだよな…レイラにとってはお姉ちゃんみたいな存在だろうから家族のことを話しているタイミングとかでポロッと話していることぐらい…

 

「確か、そのロキシーのパンツを拝んでいたとか言っていた。」

 

ちょーっと、レイラさん!?一体誰にこのことを漏らした!?

 

ま、不味い…変な汗が出てきた…まさか本人には言わないよね?

 

 

頼むぞ、レイラ…お兄ちゃんからの一生のお願いだ!言わないでくれよ!次にロキシーに会った時にゴミを見るような目をされたらきっと立ち直れねぇよ…

 

「何それ!ギレーヌ、もっと教えて!」

 

「ちょ、や、辞めてください!」

 

「ああ、確かな…」

 

「やめろ〜!!!」

 

こうして、ギレーヌから始まり、屋敷中の人にルーデウスが変態だと言う噂が広まり、ルーデウスもやはりパウロの息子だとフィリップにいじられることになるのはまた別の話

 

 

 

Side:パックス

 

気に入らん…すべて、すべて気に入らん

 

それもこれも全部アイツのせいだ!

あの、ロキシーの弟子とか言う奴のせいだ!

クソッ!途中までは上手くいってたのに!

 

なんなんだ、アイツは!

 

無詠唱だとはロキシーから聞いていたがここまでなのか…

 

余もあれが使えれば…皆に褒めてもらえるだろうか…

 

いや、ムダだろう…どうせまたロキシーはアイツらと比べて褒めてもくれないだろう…どうすれば…

 

そうだ…アイツを追い出せば…また、余を見てくれる!

 

ならば先ずは…

「おい!ジンジャーを呼べ!」

 

 

 

 

 

 

Side:レイラ

 

…随分とゴージャスな天井だな…

目を覚まし、最初に映った天井にそんな心の声をぶつける。

 

それはそうと、ここどこ?

たしか俺は…そうだ!

神!神にあったんだった!

 

いや、もしかしたら夢?

だったら悲しいな…

 

 

そんな事を考えながら、立ち上がる。

…にしても、ふかふかなベットだなぁ〜

 

 

…うん?この匂ひは…は!?まさか、神の…いや、もしかしてここは…

 

 

…ブシャー!!

 

…途端に俺の体内時間はマトリックスのあのシーン のように遅くなっていく。

 

飛び散る血…下には白いベッド…不味い、このままでは神の寝床を汚してしまう!

 

ここまでで0.5秒

 

タイムリミットは残り0.5秒

 

 

0.1秒、うごきだす。

 

0.3秒、持てる全ての力を使い飛び散っている大きな粒となっている血を手で受け止める

 

0.4秒、さらに広範囲に散っている細かい血を見てある判断を下す。

 

0.5秒、流石に取れないと思い風魔術で血の軌道をベットから床へとずらす。

 

 

…何とかなった〜!!

どっと疲れた…起きて早々、こんなにも疲れる事をしてるのきっと俺だけだろう…

 

ホッとため息をつくと…

その反動で鼻に残っていた血が飛び出し、ベットを汚した…

 

…あ、ああああああ

 

「あ゛あ゛あ゛あ゛ァ‪”‬ァ‪”‬ァ‪”‬!!!!!」というアホみたいな騒音が城中に響き渡った。

 

 

 

 

 

〜数日後〜

 

 

やっと、ロキシーに会っても鼻血を出さなくなった。やっとだ…長すぎた…慣れるまでにあまりにも多くの血が流れ過ぎたな…

 

 

これが神の権能か…あまりにも強力だったな…俺でこれなんだからルーデウスだったら失神でもしちまうんじゃないか?

 

 

ふぅ、それはそうと俺は今、ロキシーの紹介で予定通りあのいきなり攻撃してきたクソ野郎…じゃなかった、パックス殿下の家庭教師になることになった。

 

 

 

つまり俺は王宮お抱えの家庭教師ってワケ…そしてそいつが意味することは、ただ一つ、ロキシーとまた同じ屋根の下で暮らせるってことだ。

 

 

もちろん、敬虔なるロキシー教徒が神と生活するとなったらやる事はひとつだ…

 

 

 

 

「ふんふふーん♪」という歌声が風呂から聞こえてきた。

 

コソコソ…

シュババ三三_(┐「 ゚ω゚)「

 

 

 

 

…ふぅ、取ったどー!!

 

我らの御神体!

 

今日も私を導いてください…(-人-)ナムナム

 

 

…いや、不味いだろ…バレたら

癖になってんだ…パンツ盗むの…

 

そんなことより、なんか祈り始めたら急に頭がスッキリしてきちゃったよ…これが賢者か…

 

 

 

 

さて、久々の日課も済んだことだし、そろそろ出勤しますか!

 

「…アチャー!アチチチチチィ!」という軽快な声とともに部屋の中から焦げ臭い匂いが漂ってきた。

 

「失礼します」

 

そう言い部屋に入る。

 

部屋の中では、ブダ…もといパックス殿下が焼かれていた。

 

「…先生、これは?」

 

「ああ、気にしないでください。私の胸をまさぐってきたので焼いただけです」

 

「ハハ、そうですかー、よし、殺しましょう!」と言ってストーンキャノンを作り出す。

 

「ちょッ!やめて!あちゅい!あちゅい!」と転がりながら待ったをかける。

 

ハァ〜!?俺らの神を見るだけに飽き足らず、物をとるどころか…む、胸を揉んだってのに生きてられるとでも思ってんのかよ!?

 

「…レイラ、やめてあげてください…これでも一応、一国の王子なんですから…」と遠い目をして止められた。

 

 

…我慢してんだろな…先生も…

 

 

 

 

 

 

〜さらに数日後〜

 

 

…えぇ、現在、わたくしレイラ、なんと奴隷になってしまいました…

 

あっれれーおっかしいぞ〜?

たしか俺、数日前から王宮お抱えの家庭教師だったよね〜?

 

一気に地位が下がったな!ガハハ、もうなんも怖くねぇや!

 

…なんか最近、立場がジェットコースターみたいに変わってくなぁ…疲れる…

 

それよりコイツ…いつまで寝てんだよ…この状況でこの熟睡…いっそ清々しいな…と隣にいるブダことパックスを見てそう思う。

 

 

はぁ…なんでこんなことに…そんなことを思いながら遠い目をする。

 

 

 

話は数日前に戻る…

あの日、消火が終わったパックスと俺で城下街を視察することになってたんだ。

 

あれ?おれって、家庭教師だったよね?

なんで護衛も兼任してんのよ…近衛はどうしたよ、近衛は!

 

そんな事を考えながら前を歩くパックスが裏路地に入った。

 

「…ちょっと、今日は私しかいないんだからさ、裏路地とか入らないでよ…」とパックスに忠告する。

 

それでもパックスは歩き続ける。

 

「…ねぇ、聞いてんの!?」と言ってパックスの前に出て無理やり止める。

すると、初日に俺をハメようとしたあの時の顔でニヤニヤと俺を見てくる。

 

「…ククク、何故余がお前みたいな新入りにひとりで護衛を任せたと思う?」

 

「…え、あんたに人望がないからじゃないの…?」

 

…可哀想に、どうやら俺のご主人様は現実を見てられないらしい。

 

「ちがう!!」と全力で否定された。

 

「…お前がいると余は面白くない…だから、お前を始末することにした。」

 

「…それはどういう…ッ!」

 

飛んできた矢を弾く。

辺りを見ると黒服を着た、いかにも不審者です!と言わんばかりの連中が俺を中心にして囲んできた。

 

パックスが黒服に近づく。

 

「ククク、これでお前は終わりゅッ!」と言い終えることも出来ず、後ろにいた黒服に気絶させられていた。

 

「…裏切りか?」と聞いてみる。正直答えは期待してない、ただ時間稼ぎさえ出来ればどうとでもなるはずだ…

 

ただ、それはあのアホが捕まって黒服共が、アイツの命をいつでも奪える状況でなければの話なんだがな…

 

「クソが…」

 

そんな事を口にしていると後ろに気配を感じた。振り向こうとしたがその前に殴られ、意識を奪われてしまった。

 

 

 

 

…ああ、今思い出してもイライラする…

 

なんでコイツの厄介事に俺が巻き込まれなきゃいけないんだよ!

 

…ってか、ほんとにアホだろコイツ…

自分の立場、分かってんのかな?

 

…ハァ、守りたくもねぇ〜!

 

 

そんな事を思ってると、男どもが牢に入ってきた。

 

「おい!起きろ!」と寝ていたパックスを蹴り起こす。

 

うわぁ…痛そう…

 

「てめぇも何こっち見てんだよ!」と言って蹴られる。

 

「痛ってぇ!」と男が足を抱える。

 

「てめぇ、このガキ、闘気使えんのか!クソッ!情報には魔術師としかなかっただろうが!」と悪態をつく。

 

 

「うぇッ…うぅ、痛い…痛い…」といい、うずくまるパックスを見る。

 

…ダメだ、抵抗しちゃ…ここでこいつを殺しても、あとから来る奴らを倒せるとは限らないだろう…と自分に言い聞かせる。

 

 

「仕方ねぇ、まぁいい使いようはある…」と言って牢から出てった。

 

 

 

…ハァ、やっと消えたか…とりあえずコイツを…っと…

 

 

「…痛いよ…うぅ…」

 

「…ハァ、なぁ、おい先生から身の守り方は習わなかったのか?」と正直に気になったことを聞いてみる。

 

「…うぅ…」

 

返ってきたのはただの呻き声だけである。

 

「…まあいいか…」

 

とりあえずヒーリングを掛けてやる。呻き声がうるさくてたまらないからな…

 

 

 

「…お、お前!よくも、蹴られた余をほっておいたな!」

 

これが、ヒーリングをかけられて出た最初の一言である。

 

…なんだコイツ、蹴り飛ばすぞ?

 

幸い、エリスと違い動ける訳じゃねぇだろうし、最悪やってもここでなら問題ねぇよなぁ〜?

 

そして蹴ろうとして、直前で思い留まる。何故かって?

 

別に報復が怖いんじゃあない、それよりももっと深刻なことに気付いちまったんだよ…

 

仮にこのまま無事、城まで戻れたとしよう…そうなった時、奴隷として捕まっていた事がバレる…そしてそれは護衛を勤めてなお、コイツを守れなかった俺のせいになる…

 

そして、俺だけで抱えきれない責任は、その俺を招いて、家庭教師の座を与えてくれたロキシーへと向かうだろう…

 

それはダメだ…敬虔なるロキシー教徒として、神の名に泥を塗るどころか神に迷惑がかかることは断じて許されない…

 

 

…クソッ!どうする…?アイツに媚び売りたかねぇぞ…

 

 

うーん、いっか…明日のことは明日の自分に任せりゃいいか…

 

 

 

…寝よ…

 

冷たい床に横たわり、体温が奪われる感覚だけが研ぎ澄まされ、昨日までベットで寝ていたことがどれほど幸福なことなのかを思い、また家族はどうしているのか気になり始め、少し寂しくなってきた。

 

静まり返った牢の中で、まだ後ろで騒ぐ気配を感じ、1人でない事実を思い出し、意識が沈む感覚に身を任せ目をつぶる。

 

 

何故か脳裏にルーデウスが浮かび上がってくる。…ルーデウスも捕まってた時、こんな気持ちだったのかな?

 

「‪…にい、さ…ま」

 

 

 

 





ifルートを作ろうと思ってるのですが…優先的に作って欲しいやつありますか?

  • エリスルート(誘拐事件の辺りから)
  • ロキシールート(卒業試験から)
  • 老デウスルート(長くなる気がする…)
  • シルフィルート(一緒に転移するやつ)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。