長女転生〜ルーデウスみたいに本気出す! 作:モモンガ様を見守り隊
あ、エッチなシーンじゃないですからね?
それではどうぞ!
Side:レイラ
「父様、外に遊びに行ってきてもいいですか?」
「にいに、遊びに行くの?」と裾を引っ張る。
「うん、レイラも行くか?」
自分も行きたいオーラを感じ取ったのかルーデウスがそう聞いてきてくれた。
さっすが、お兄ちゃん、分かってる〜!
「うん!」
…はい、3日経ちました。
それ楽しい?ねぇ、お兄ちゃん、レイラ疲れちゃった。もっとさ、ほらなんかすべきことあるでしょ?
例えば、緑髪の美少女をイジメっ子から颯爽と救い出すとかさ…
そんな陰キャみたいに道端の草を見て楽しんですかね?…唐突な学者への風評被害だって?…いや、すんません…でもお兄ちゃんが悪くない?
いつまでたっても本と植物を見比べてて、何が楽しいんだか…
「ねぇ、にいに!あっちのおっきな木の方に行かない?」
「うん?ああ、いいぞ、じゃあ行こっか!」と手を引いてくれる。
う~ん、やっぱ、いい兄ちゃんしてんな、ルディは。
「…は、出てけ!」
お、聞こえてきたね。
俺よりもはっきりと聞こえてたようで、ルーデウスの握っていた手に力が籠っていた。
「…にいに」
「…ッ!あ、ああどうした?」
「大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ。」
「あっちから声がしたよ!行こ!」と、ルーデウスを導こうとするがルーデウスは、
「い、いや、あっちに行かないか?」と反対方向を指す。
う~ん、イジメっ子がトラウマを刺激するのは分かるがここで逃げてちゃ、こっから先やってけないぞ?
という事で無理やり連れてってやる!
行ってみると、イジメっ子3人が1人の子に泥を投げつけている。
それを見た俺は怒った。
私達の生きる源、我らのエンジェルに暴言を吐くだけでなく、あまつさえ、芸術品のようなその御顔を傷つけようとは!万死に値する!
「やめて!子供をよってたかっていじめて、アンタたちサイテーよ!」
「ああ?なんだコイツ、ガキはだまって家で遊んでろ!」
なんだそれ、一応悪口なのか?
「魔族の仲間をするやつも敵だ!」と言って1人の子供が俺の顔目掛けて泥を投げてくる。
ふん、そんな泥避けるまでもなくルーデウスが弾いてくれるぜ!と思い避けなかった。
…がしかし、
ガッ!
…痛ッ!
あ、アイツらもしかして泥の中に石、入れてたのかよ!殺意たっか!
ぶつかったおでこを触る。
ベトッ、そんな感触がする。
手を見る、真っ赤な血がベッタリと着いていた。
この程度で、そう思っていたがすぐに理由が思い浮かぶ。
そうだ、俺はまだ三歳のガキだ。この程度の小石でも血を流す、弱々しい身体だ。
「お、泣くんか?へへ、あいつ泣くぞ!」
「へへ、もっとやっちま…グヘッ!」
「に、にいに…」
「大丈夫だったか?」そう聞いて、ヒーリングを唱えて傷を塞いでくれた。
「うん…」
「じゃあ、兄ちゃんがレイラを守ってやるから、ちょっとだけ待っててくれ。」と、全く笑ってない顔でそう言った。
この顔はどこかで見たことがある…そうだ、転移後、エリスを守ろうとしたルーデウスの覚悟を決めた時と重なって見えたんだ。
「だ、だめ!にいに!人は傷つけちゃだめ!」と腕を引っ張る。
Side:ルーデウス
イジメっ子って嫌なんだよなぁ…
それにしても、レイラはどうやら正義感が相当強いらしい。
見知らぬ子のために自分なんかよりも全然大きな子に向かってよくあんなに堂々と言えるな…俺だったら言ったとしてももっと弱々しく、マイルドに注意していただろう…
そう、他人事のように聞いていると、レイラに何か投げつけられた。
俺が防ぐ間もなく、レイラにぶつかった。
何が当たったのかと心配になり覗き込んでみると、何か信じられないものでも見るような目で手にべっとりとついた血を見ていた。
…ち、血!?
たしかにレイラの頭から血が垂れていた。
どうして…そんなことを思い、投げつけられていたものを見てみると、石が入っていたのだ。
「へへ、もっとやっちま…グヘッ!」
気付けば水魔術をつかっていた。
幸い、何とかウォーターボールで済ませられたが、次は多分止められない。
許さない、許さない、許さない、許さない!俺の妹にこんなことしやがって!ただじゃおかないぞ!
どうして3歳の子供に石を投げられるんだ?
…ああ、そうかコイツらは"人"じゃない。
自分より弱いものをいじめて楽しむイジメっ子っていう別の生き物なんだ…
パウロも言ってたじゃないか、守るための力だって、分かってるよ
ヒーリングでレイラの傷を塞いだ後、俺は無詠唱でストーンキャノンを作ろうとした。
すると、後ろから腕を引っ張られた。
「だ、ダメ!にいに、人を傷つけちゃ、だめ!」と傷付けられたレイラが加害者であるアイツらを庇った。
何故…そんなことを刹那考え、すぐに自分がやろうとしたことがどれほどのことかに思い至った。
俺は今、こいつらを殺そうとしたのか…?
ロキシーから教えてもらった大切な魔術を人に向けて…?
そこまで考え、自分が自分出なくなったように感じ、指先から冷たくなっていく感覚とともに気持ち悪くなった。
「にいに…」と心配そうな顔をして俺の顔を覗き込むレイラ
そうだ、まだイジメっ子達もいる。とりあえずアイツらを追っ払わなくては!次は威嚇の意味で迎撃するんだ、そう、まだ決定的な事はしていないんだから…
「…次は容赦しませんよ、早くここから去ってください。」と何とかしぼりだす。
「く、クソ!なんなんだよコイツら!」と捨て台詞を吐いて逃げていった。
よ、良かった…行ってくれなかったらほんとに実力行使に出なきゃいけなかったからな…
とりあえず、レイラを…
「大丈夫、おねぇちゃん?」
「…ッ!え…う、うん」
ほほう、女の子か…え、美少年かと思ったわ。ナイス、レイラ!危うく男の子だと思って接するとこだったわ…
「おねぇちゃん、汚れてるから、レイラが拭いてあげる!」
そう言ってレイラはウォーターボールを火で温めてお湯にしていた。
ほほう、お兄ちゃんの技を盗むとは…将来有望だね!
お湯をうまーく操作して汚れだけ落としていく。
え!?アレって発射速度の調整をほとんど無くして細かく調整を繰り返してるの!?
俺…自信なくしちゃうな…
綺麗にしたあと、レイラがこっちを向いて、「にいに!あったかい風!」と言ってきた。
言われた通り、温めた風をドライヤーのようにして髪を乾かしてあげた。
えー、めっちゃ可愛いんですけど!
エメラルドの髪が揺れてきらきらとして綺麗だ…
うん?エメラルド?
…もしかして…あ、良かった、綺麗なおでこちゃんじゃないですか…
「キレイな髪だね!お兄ちゃん!」
「そうだな、俺もキレイだと思う。」
「…え、ええ!?」と褒められ慣れてないのか顔を真っ赤にさせて驚いていた。
その仕草一つ一つが可愛くってもっと甘やかしたくなってしまう。
なぁレイラ、兄ちゃん、この子に恋しちゃいそうだよ…
ifルートを作ろうと思ってるのですが…優先的に作って欲しいやつありますか?
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エリスルート(誘拐事件の辺りから)
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ロキシールート(卒業試験から)
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老デウスルート(長くなる気がする…)
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シルフィルート(一緒に転移するやつ)