始まりはあの日、千冬姉の第二回モンド・グロッソが行われた日だった。俺は係員に変装した誘拐犯に誘拐され、廃工場で誘拐犯たちと一緒にテレビを見ていた。
「おいお前、織斑千冬の弟なんだろ?折角の優勝もお前のせいで台無しだな。」
俺はその時唇を噛み締めていた。俺はそのとき思った。俺にもっと力があれば、と。だがそのすぐ後で衝撃が走った。
「おい!織斑千冬が大会に出てるぞ!」
「なんだと!」
誘拐犯たちにも衝撃が走った。テレビには戦いに意欲を燃やしている千冬姉の姿があった。
「畜生!作戦は失敗じゃねぇか!」
「こうなったらガキを殺すか。」
誘拐犯の一人が懐から拳銃を取り出し俺の頭に銃口を向け、引き金に指を掛けた。その時であった。
「おい!なんだこれ!」
誘拐犯の一人が見る方向には光が輝いていた。その光は俺と誘拐犯たちを吸い込む。俺は抗うもその中に吸い込まれていった。
プラズマギャラクシー。プラズマソウルを宿した怪獣をハンティングし、ガネーを稼ぐのが常識の宇宙。その宇宙でハンター達を取り仕切るジェントはある惑星に降りていた。ハンティングが目的ではなく、その惑星で起きた謎のエネルギーを調査するためだ。
「さて、ここで間違いないはずなのですが・・・・・・・ん?」
ジェントは何かに気付き近づくとそこには一人の宇宙人が倒れていた。見た事の無い宇宙人にジェントは近寄る。
「君、生きていますか?」
「うう・・・・・」
倒れていた宇宙人は目を覚ます。すると宇宙人は驚いた。
「うわっ!宇宙人!」
「おやおや、これは驚きました。君は私以外の宇宙人を見た事はないのですか?」
「な、無いよ!てかなんで日本語が通じてんだ!」
「日本語?聞いたことが無い単語ですね。」
その時地中からテレスドンが姿を表した。
「なんだアレ!」
「アレはテレスドン。どうやら思わぬところで遭遇しますね。それに、プラズマソウルもありますし久々にハンティングと行きましょう。」
「テレスドン?プラズマソウル?ハンティング?」
宇宙人は聞いた事の無い単語に疑問符を浮かべるがジェントはそれに構わず七星剣・妖刀破軍を手に取るとテレスドンに向かい跳ぶ。テレスドンの背中には大きなプラズマソウルが一個あった。テレスドンは火を吹くがジェントは軽々と回避しテレスドンのプラズマソウルを斬り、ゲットする。プラズマソウルはハンターステーションに転送され、テレスドンは倒れる。
ジェントは妖刀破軍を収めると宇宙人に近づく。
「大丈夫でしたか?」
「え、ええ・・・・・今のは・・・・」
「それについては場所を変えてお話しましょう。その前にお聞きしたい事があるのですが。」
「な、なんですか?」
「君の名前です。私の名はジェント。メフィラス星人のジェントです。」
「ジェントさん・・・・・俺の名は一夏、織斑一夏です。」
この日、プラズマギャラクシー史上初の地球人がプラズマギャラクシーに迷い込んだ日であった。