IS×大怪獣ラッシュウルトラフロンティア   作:ザルバ

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第10話

「なんで武器を向けるのかな?」

「わたくし達を助けてくれたことには感謝いたしますわ。しかし、彼方がここにいきなり入ってきたのは問題ですわ。」

「まぁ本来、正規の手続きで入ろうと思ったんだがアレを見たらな~。」

「それでも関係ないよ。」

 シャルロットがバッサリ切る。

「でも俺はここで捕まりたくないんだよねー。会いたい奴がいるし。」

「そんな事が通るとでも?」

 ラウラがレールカノンを一夏に向ける。

「ま、こうなったら逃げると言う選択肢がある。」

「そんな事はさせないわよ。」

 一夏は後ろから聞こえてきた声の方を向くとそこにはミステリアス・レディを纏った楯無の姿があった。

「このIS学園の生徒会長、更識楯無よ。悪いけど捕まってくれないかな?」

「断ると言ったら?」

「力ずくで。」

 楯無も武器を構える。

「あらら、こらちっとばかし相手をしてもらうか。」

 一夏は左手にフッグチェーンを展開する。

「はぁ!」

 ラウラが先行しプラズマ手刀を展開、一夏に接近してくる。一夏はフッグチェーンを自身の身体の回りで回し、守る。一夏はラウラの左腕にチェーンを回すとそのまま鈴たちに振り投げる。

「はぁあ!」

 楯無が槍を突いてくる。一夏はチェーンを回転させ盾の様にする。楯無は前のめりになる。一夏が楯無に拳を突き出そうとした瞬間一夏は殺気を感じ取り瞬時にその場から離れた。

「外した!」

 鈴が一夏に向け衝撃砲を放った。避けた一夏にセシリアのビットが襲い掛かってくる。一夏は身体を捻らせ回避する。

「もらうよ!」

 シャルロットがアサルトライフルで一夏を射撃する。

(仕方ねぇ!)

 一夏は左手にある武装を展開した。それは盾、氷の盾であった。

「グランザードシールド。やっぱり硬いね。」

「氷の盾なんて!」

 シャルロットは同じ場所に連続して発砲するが盾は壊れることは無い。

「そんな・・・・・なんで・・・・・」

「今度はこっちの番だ!」

 一夏はグローザードシールドをヘビィランサーに変えシャルロットのリヴァイブのブースターを狙い突く。

「させるかぁ!」

 鈴が槍を横から双天牙月で壊そうとする。だがその瞬間双天牙月が凍りついた。

「なっ!」

「早く離れな!あんた自身凍っちまうぜ。」

 一夏の言葉に従い鈴は離れた。

「舐めんじゃないわよ!」

 楯無は槍をガトリングに変え一夏に向けて放つ。一夏は氷の槍を捨て武装を変える。

「グローザーアーチャー!」

 グロウランの武装を手にした一夏は楯無に向け連続して氷の矢を放つ。

「なんて技!こんな武装今まで見た事が無いわ!」

 楯無ですら驚く。

「喰らえ!」

「喰らいなさい!」

 ラウラはレールカノン、セシリアはビームを一夏に向け放つ。

「おっと!」

 一夏は咄嗟に分身して回避する。

「増えました!」

「落ち着け!どうせデコイかなんかだ!」

 ラウラがそう思った瞬間、二人に分かれた一夏は別々の武装を展開する。

「そっちの水色とオレンジと黒を頼むぞ、俺。」

「無理言うな。だがやっとくわ、俺。」

 一夏Aは楯無、シャルロット、ラウラの方にバルキーツインソードを、一夏Bはセシリア、鈴に向かいスレッジハンマーを展開し接近する。

 一夏Aはバルキーツインソードをシャルロットに振るう。シャルロットはアサルトライフルを使い防御するがバルキーツインソードの斬れ味の鋭さにアサルトライフルは10秒と持たない。

「シャルロット!」

 ラウラはワイヤーブレードを一夏に向け全て飛ばす。一夏はバルキーブレードを収めると今度はバルキートライデントを取り出しワイヤーブレードを斬る。

「なにっ!」

「まだよ!」

 ミステリアス・レディの水が一夏の口、手、足を拘束する。

「これで彼方は動けないわ。観念しなさい。」

 しかし一夏Aは諦めてはいない。一夏は手にデスレステッキを持つと炎の蛇を作り楯無に向け放つ。

「きゃっ!」

「楯無先輩!」

 その一瞬の隙が一夏Aを拘束から解放した。一夏は上空に上がると呼吸を整える。

「あっぶな!流石に油断してたわ。」

 一夏Aは右手にグローザードシールドを装備すると地面に向け突っ込み、ヘビィランサーを地面に突き刺し叫ぶ。

「ランス!ブリザード!」

 その瞬間槍から猛烈な吹雪が発生し三人の視界を遮る。

「これは・・・・吹雪!」

「どうして冬でもないのに!」

「まだ五月だよ!」

 ランスブリザードにより吹雪が引き起こされ三人は視界を遮られる。一夏Aはサンダーブーメランを手に取りシャルロット、ラウラを斬りつけ体制を崩す。

「まだ終わってないわ!」

 楯無が一夏Aに向かい突っ込んでくる。一夏Aは楯無の後ろに周りサンダーブーメランを投げる。しかしサンダーブーメランが当たった楯無は水になった。

「デコイ!」

「その通り!」

 楯無が一夏Aの後ろから槍を振り下ろす。一夏Aはバルキーボウガンを手に取り受け止める。

「中々の実力!織斑先生に匹敵するわ!」

「っ!あの人がここにいるのか!」

「ここはIS学園だもの。いるに決まっているで・・・・しょっ!」

 楯無は一夏Aを振り下ろし距離を取ると槍をガトリングに変え一夏に向けて放つ。一夏Aは飛行して避ける。

 一夏Bは鈴とセシリアに氷の巨大トンファーを振りかざす。

「なんでこんなでっかい氷を振り回せるのよ!」

「無茶苦茶ですわ!」

「無駄口叩いていると喰らっちまうぜ。そらそらそら!」

 一夏Bは小刻みにストレッジハンマー振るい二人を圧倒する。

「ブルーティアーズ!」

 セシリアのビットが一夏にレーザーを放つ。

「ハンターボール!」

 ハンターボールはゴルザモードに変形するとセシリアのビットを破壊する。

「そんな!」

「セシリア!しっかりしなさい!」

 鈴は一夏Bに向かい衝撃砲を放つ。一夏BはダダAの武装を装備しレーザーを放ち相殺する。

「やるな。」

「当然よ!伊達に中国代表候補生をやってるわけじゃないからっ!」

「へ?お前・・・・鈴か!」

「なっ!なんであんたがあたしの名前を知っているのよ!」

「いやはや、人生ってホント何が起こるかわからないもんだな。」

「ちょ、ちょっと!」

 一夏Aと一夏Bは互いに近づく。

「そっちは?」

「あそこのでっかい武器振ってのが鈴だって。」

「マジで!」

 AとBは一夏に戻る。

「鈴ちゃん、どうかしたの?」

「それが・・・」

「あのお方鈴さんの事を知っているそうなんです。」

「鈴、あの人知っているの?」

「知るわけ無いでしょ!」

「だがそうでなければ貴様の名を知らぬのはおかしいのではないか?」

「はいはい、そんな事はあの人を捕まえてからにしましょう。」

 五人は武器を構える。

「一応鈴に会いに来たけどこんな形での再会は思ってもなかったわ。でも、俺もプロとして捕まりたくないんでな。悪いが本気で倒させてもらうぜ。」

 一夏は分離状態のサイクロンソーサーとトルネードチャクラムを展開する。

「いくぜ!シャドーブランチ!」

 一夏は10人に影分身する。

「さぁ、今度は影分身だぞ。」

 10人の一夏は五人を囲むように飛ぶ。五人は一夏に向け射撃を行うが10人の一夏はその攻撃を避けながら定位置に着く。一夏はサイクロンソーサーを展開させ叫ぶ。

『ツインサイクロン・・・・ソーサー!』

 一夏はサイクロンソーサーとトルネードチャクラムを飛ばす。五人はその攻撃を避けようとするがツインサイクロンソーサーは逃すことなく直撃する。

5人が地面に真っ逆さまに落ちそうになるところを一夏は10人から5人に影分身を減らし、5人を助け、地面に下ろし、一夏に戻る。

「どうして・・・・」

 楯無の疑問に一夏は答えた。

「俺は殺したいわけじゃないからな。あの状況だと最悪怪我をさせていた。鈴にも、お前らにも。それに、一所懸命に頑張る子ってかわいいと思うぞ。」

『なっ//////』

 一夏の言葉に一同顔が紅くなった。

「どうした?」

「あんた・・・・・唐変木ね。」

「はい?」

「はぁ~。アンタ見ているとあいつを思い出すわ。」

「それって俺だろ。」

「アンタじゃないわよ!」

「いや、そうじゃなくて・・・・て、よくよく考えたらこんな髪形じゃ分からないか。」

 一夏が髪を上げようとした瞬間一夏は殺気を感じ取った。

「・・・・・・おいおい、そんな殺気立ってたら目立ちますよ。」

「こちらは既に貴様が目立っていると思っている。」

 一夏が向くとそこには打鉄を身に纏っている千冬の姿があった。

 

 

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