コラボしたい方がいればどうぞお使い下さい。それでは。
「ご苦労だった諸君。君たちには後日、IS委員会から事情聴取がある。それが終わったら特別休暇として予定より一日休暇を与えられる。今日はもう休んでくれ。」
『はい!』
「それと織斑、お前には聞きたいことがある。」
「・・・・・・少し人のいない場所でも構いませんか?ここにいる人全員に知っておいた方がいいでしょう。」
「・・・・・・・わかった。付いて来い。」
千冬と一夏に二人は着いて行く。
千冬と一夏達と山田先生しかいない部屋。おそらく束も盗聴していることは分かっていた。だがそんなことを気にしないで一夏はジャックのことを話した。
しばらくジャックのことを話すと一夏はドッグタグを取り出した。
「ジャック=デイル。出身はアメリカ,のワシントン。母親健在、父は戦死、血液型A、年齢はプラズマギャラクシーにいた期間と地球に戻っていた期間を考慮して22~23だ。織斑先生、確か福音アメリカとイスラエルの共同開発機でしたよね?」
「ああ。」
「アメリカの方に通信を繋げてもらえますか?」
「・・・・・・・・わかった。」
千冬は回線をアメリカに繋げた。
『Communication is to say that did it how suddenly; or TIHUYU ORIMURA.』
「I’m sorry. I asked.」
『ITIKA ORIMURA! On earth it will be what kind of business that a distance wants to tell us?』
「It is thought whether you looked at the picture of a while ago. Do not show it if possible. I want you to look for mother of the person whom it means now.」
『When we get on it?』
「If that publicizes a picture of a while ago, I am made public by the Gospel sometime soon. There is not the intention that this regrets at all.」
『・・・・・・・ Will be good. Whom do you want to look for and?』
「The name is Jack = Deil. D,E,I,L. The blood type is from USA, Washington.」
『I see. Then I contact me some other time later.』
「I have you cooperate and thank you.」
『Likewise. By relations good continuously.』
「Yes, in the truth. Good-bye.」
『Good-bye.』
一夏は会話を終えると千冬の方を向いた。
「すいません。」
「なに、気にするな。もう休め。」
「・・・・・・はい。」
一夏はそう言うとその部屋から出て行った。
「織斑先生、彼、大丈夫でしょうか?」
「・・・・・・・正直私にも分からん。だがアイツは必死で耐えていた。向こうで唯一無二の友を殺した事実には変わりは無い。だが・・・・・・・彼、ジャックは友の手によって殺された時に微笑んでいた。きっと後悔は無いはずだ。」
千冬はそう言うと部屋から出て行った。
「・・・・・さて皆さん、身体の検査などしますので着替えてください。」
山田先生に促され箒達はISスーツを脱いでゆく。
「一夏さん、大丈夫でしょうか?」
「セシリア、心配してんの?」
「当たり前ですわ鈴さん!だって一夏さんは・・・・・・」
セシリアの表情が暗くなる。
「セシリア、その気持ちは分かるぞ。」
「箒さん・・・・・・」
「だが・・・・・正直私達で対処できるようなものではない。」
「確かにな。私達はISを今日を使って始めて実感した。一夏は生死を掛けた戦いを本当にしてきたことをな。」
一同ラウラの言葉に共感する。
「でも、織斑君は強いですね。友達のために、あんなこと出来るなんて。」
山田先生がそう言うと箒達の視線が集まった。
「彼は・・・・・・・・優しすぎます。誰にでも優しく、誰にでも全力で助ける。そんな所は・・・・・・・・カッコイイですね///////」
山田先生の頬が赤らめた瞬間箒達に衝撃が走った。
(まさか・・・・)
(山田先生までも・・・・)
(でもよくよく考えてみたら地球に戻って最初にあった人物よね。)
(それに目の前で助けられたんだし・・・・・)
(惚れるのも無理は無いか。)
(それに加えあの反則的な胸。)
((((((絶対に譲れない!気を抜けない!))))))
箒達は別の意味で決意を固めた。
「あれ、織斑君?」
部屋から出た一夏はIS学園生徒が企業から送られてきた武装などのテストを行っている場所に来ていた。
「ああ、山並さん。そっちは今何しているの?」
「企業から送られてきた武装とかテストしているんだけど使いづらくて。」
「どれ?」
「これ。銃剣型のハンドガンなんだけど銃剣が大きすぎて安定しないんだよね。」
「ちょっといいか?」
「どうぞ。」
一夏は山並さんから銃を受け取り見てみる。
「あー。銃剣の斬れ味を優先して作っているな。それにこの金属なら細くても効果的なのに余計だな。一応書いておいてくれるか?」
「う、うん。」
山並は一夏が指摘したことをタイピングする。
「ねえねえ織斑君、こっちの書いた感想も一応指摘して。」
「こっちも。」
「待て待て、今二人に分身するから。」
一夏はそう言って分身で二人になった。
「で、そっちは?」
「これなんだけどね・・・・」
「あ~、このバズーカ柄と持ち手の距離がありすぎて脇が開くな。これだと衝撃吸収できなくて怪我する。指摘点は間違ってないな。それと追記で火力を重視しすぎているって書いておいて。」
「はーい。」
「このスカウトナイフなんだけど使い方分からなくて。」
「これは銃弾発射型の奴じゃなくて火薬の爆発で斬る威力を加速させる部類だ。ちゃんと書いてない所を指摘しておかないとな。」
一夏は戦闘後にもかかわらず仕事に没頭していた。そうすることで彼は平常心を保つことが出来る最善の策なのだろう。千冬は陰で見ながら一夏に何も言わず、他の生徒の相手をした。
時間は過ぎて夜。大宴会場では箒達は食事をしていた。
「ねえねえ、結局なにがあったの?」
「教えてもいいが最低に年の監視付きだぞ。」
「うっ、それは・・・・・」
福音のことを聞きたがっている生徒をからかいながら黙らせるラウラ。そんな時箒があることに気付いた。
「そういえば一夏の姿を見ないな。」
『あっ!』
箒達は急いで食事を終え、一夏を探した。
海岸に一本枯れた桜の木が生えている場所。そこは二つの意味で有名な場所であった。一つは自殺で有名であること。そしてもう一つは恋話として知れ渡っていることである。
こんな恋話がある。季節外れの夏の夜に、枯れた桜の木が蘇えり、桜が満開に咲き誇り人に思いを伝えると。
だがこれは恋話ではない。この話は死んだ人へ思いを告げることのためにある話しで何時しか恋話に変貌を遂げた。
そんな場所に一夏はいた。
「ジャック、お前、夏に桜を見てみたいって言ってたよな。」
一夏はそう言うと使い古し、スーパーブラックアースゴモラハンティングで刃毀れしたブレードを取り出し枯れた桜の木に切れ込みを入れるとジャックのドッグタグに付いていたプラズマソウルを取り除き、それを桜の木の切れ込みに押し付けた。
「上手くいけよ。」
一夏の願いが叶ったのかプラズマソウルは光り、木の切れ込みを再生させ、生命力を取り戻し夏の夜にも関わらず桜を満開させた。
「見てるか、ジャック?お前が見たかった桜だ。多分これずっと咲いているだろうな。でも・・・・出来ればお前を一杯酒を飲み交わしたかった。だからよ、今だけは・・・・・・泣かせてくれ。」
一夏は桜の木の前で声を出さずに泣いていた。ジャックとの戦闘が終わった以上に泣いた。その光景を千冬と束は陰で見ていた。
「束、お前はあの桜のプラズマソウルをどうする?」
「今回ばかりは非道なことはしないよ。いっくんの大事な友達だったんだよね、彼?いくら天才で天災の束さんでもそんなことはしないよ。海に消えたプラズマソウルも拾ったりしない。もしそんなことしようという輩がいたら束さんが消すから。」
「程々にしておけよ。」
「うん。じゃーね、ちーちゃん。」
束はそう言うと陰に溶ける様に姿を消した。
束と千冬たちと同様に影から箒達も見ていた。
「一夏・・・・・」
「本当は辛かったのに・・・・」
「あのバカ・・・・・」
「無茶しすぎだよ・・・・」
「同感だ・・・・」
「でも今はそっとしておこう。」
箒達と千冬はただ静かに一夏の背中を見ることしか出来なかった。
後日、IS委員会からの事情聴取が行われた。ジャックのことに関してはISとは全く関係性が無いため事情聴取の内容には入っていない。
事情聴取の翌日、代表候補生達に一日だけの特別休暇が与えられた。一夏は一人浜辺を眺めていた。そんな一夏に箒が話し掛ける。
「一夏。」
「箒・・・・・・どうしたんだ?」
「お前が元気がなさそうなのでな。声を掛けてみたんだ。」
「すまないな。あっ!」
一夏は何かを思い出したのか腕輪の中から白い布に赤い線が入ったリボンを取り出した。
「これは?」
「機能ドタバタしてて渡しそびれたんだが誕生日プレゼントだ。」
「・・・・・・・・・・憶えていてくれたのか?」
「まあな。お前は束さんが開発したISで嫌な思いしてきたんだろ?」
「・・・・・・・ああ。あの時姉さんがISを開発しなかったら、もしかしたらお前ともあの時別れてなかったのかもしれない。だが・・・・・・ISが無ければセシリアに鈴、シャルロットにラウラや簪に会うことはなかった。皆は私を“篠ノ之の妹”ではなく“篠ノ之箒”として見てくれた。」
「なんとなくだが気持ちは分かる。俺も“織斑千冬の付属品”扱いされてきたからな。でも、ジャックやバレルさんたちが教えてくれた。例えどんなに人から自分の存在を否定されようとも、俺たちがお前の存在を認めてくれるってさ。」
「お前は幸せ者だな。」
「ああ。幸せ者だ。お前にだって認めてくれる人がいるじゃねぇか。」
「私の場合は少ないぞ。」
「多い少ないの問題じゃない。いるかいないかが問題だ。」
「そういうものか。」
「ああ。」
箒はリボンを解き、一夏からもらったリボンでポニーテイルにする。
「似合うか?」
「ああ。似合ってるぞ。」
そんな二人にセシリア達が声をかける。
「お二人とも~、こちらでビーチバレーしましょ~。」
「さっさと来なさいよ、一夏。」
「早くしよ~。」
「今度は負けないぞ、一夏!」
「一緒にやろう。」
そんなセシリア達を見て一夏は微笑んだ。
「行くか、一夏。」
「ああ。」
同時刻、プラズマギャラクシーではジャックの死を悼むためにある一室にジャックと親しかった者のみで通夜がいとなわれていた。
「ジャックに。」
『ジャックに。』
その部屋にいた一同グラスを掲げジャックへの哀悼を捧げた。
一週間後のUSA、ワシントンにあるマンションの一室の前に一夏はいた。一夏はインターホンを鳴らす。ドアの向こうから一人の女性が顔を出した。その人はジャックの母親であった。
一夏はジャックのことを部屋の中で話した。ジャックの母親は一夏の話を最後まで聞き終えると一夏に礼を言った。ジャックの母はジャックが誰かを傷つけ、無差別に殺してしまう前に助けてくれたと。その言葉を聞いた瞬間一夏は涙を流した。
別れ際に一夏は三つジャックの母親に渡した。一つはジャックから預かったドッグタグ、一つはプラズマギャラクシーに保管してあるジャックの遺品(武器以外)、そして最後は一夏と別れ際にいったジャックの母への「愛している。」と言っていた映像である。ジャックの母親は泣きながら何度も一夏に感謝の言葉を言った。
そして一夏は今―――
「箒、剣道の動きがまだ残ってるぞ。」
「くっ!まだまだ!」
第一アリーナにて一夏は箒に訓練を行っていた。その光景をセシリア達も見ていた。
「専用機もらって間も無い箒にも容赦ないわね一夏。」
鈴の言葉に一同頷いた。
「いくぜ!」
一夏はシザーブレードを展開するときりもみ回転をしながら特攻する。箒は上昇して回避するが一夏はきりもみ回転を急停止させるとサンダーブーメランを飛ばす。
「がっ!」
箒は直撃を喰らい、後ろに仰け反ったところを一夏は真上からシザーブレードを振り下ろした。箒はアリーナのグラウンドにまで真っ逆さまに落ちる。
「ぐっ・・・・・」
「どうする箒、降参か?」
(まだ・・・・・・負けたくない。一夏の力に私はなりたい・・・・・もう、あんな一夏の顔を見たくないから私は!)
その決意に反応してか箒の紅椿が輝いた。
「バーサク?いや違う。これはエネルギーだ・・・・・・まさか束さんそんな仕掛けしてたのか?」
箒は投影ディスプレイを観るとそこには『絢爛舞踏』と文字が映し出されていた。
「シールドエネルギーが回復している・・・・・・一夏!私はまだ降参しないぞ!」
「その意気やよし!来い、箒!」
一夏は右手にシザーブレード、左手にサンダーブーメランを手に構える。
「はぁあ!」
箒はジグザグに飛行しながら一夏に接近する。
「一度の失敗から学ぶのは良い・・・・だが!」
箒が空裂と雨月を一夏に向け突く。一夏はシザーブレードで受け止める。
「正面からの攻撃が多い!」
「くっ!」
「そら!」
一夏はサンダーブーメランを振り上げる。箒は咄嗟に後ろに飛びダメージ軽減をする。
「おっ!自分で気付いた。」
「はっ!」
箒は空烈でエネルギーの刃を一夏に向け跳ばす。一夏は身体を大きく斜めに回転させエネルギーの刃を拡散させる。そこに箒は雨月のレーザーを飛ばす。一夏はきりもみ回転をしてかき消す。
「上出来だ。んじゃ、いっちょやるか!」
一夏はシザーブレードの刃を赤く輝かせる。
「赤い光?」
箒達は今まで白い光しか見たことが無かった。赤は今だ未知の技である。
「ちょっと冷えるぞ♪」
その瞬間、箒は悪寒を感じた。一夏は箒の後ろに周りシザーブレードを振り下ろす。
「赤色、冷凍斬!」」
一夏は箒に赤色冷凍斬を箒に喰らわせる。箒の紅椿は凍り、箒自身も凍える。
「大丈夫か?」
「さ・・・・サブイ・・・・・」
「あ~、スマン。一旦降りよっか。」
一夏は箒を支えながらグラウンドに降りる。そんな二人にセシリア達も駆け寄る。
「大丈夫、箒ちゃん?」
「ぜ・・・・ジェンジェン・・・・」
楯無の言葉を凍えながら返す箒。一夏はそんな箒を見てデスレステッキを取り出し小さな火の玉を作る。
「ほら、温まれ。」
「おお・・・・」
箒は温まる。一夏は皆が箒を心配している姿を見て改めて気付く。
(俺には、守りたい仲間がここにいる。どんな奴が来ても俺は負けない。それがジャックへの誓い、そして俺の決意だ。)
これからどんな敵が来ようとも、彼は負けることは無いだろう。ピンチに成ったとしても助けてくれる仲間がいる。彼は一人では無い。これまでと何一つ変わらない。仲間がいるからこそ彼は強くなれる。
彼の名は織斑一夏。七星剣、妖刀・黒竜、妖刀・白竜を扱うラッシュハンターズ四番目のプロのハンターである。