だぜ娘奮闘記!   作:元掃除道具

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その8 vs文

 凛と冷たい空気が境内に静寂を満たし、山間から覗く陽光が影を払い始めたまだ未明の頃。

 どうも胸で騒ぐ予感に落ち着かない気分のまま、お湯を沸かして一息つく。

 

「……ふぅ」

 

 今思うと随分失礼な言い方をしてきたあの早苗という巫女。平然と夜ご飯に誘ってきたことから彼女には悪意が無い様子で、あの時は思わず呆けてしまった。

 昨日は人間の里での集まりへ出席するため、魔理沙だけで神社へ向かうことになった。

 それを見送ってから、どうも落ち着かないまま夜を明かしたのだ。

 

 外の世界から新しく幻想郷に来た、新参の神と人。

 

 危ない目に遭うことはないだろうと勘が働いたので、引き止めはしなかった。

 それでも心配が募るのは仕方ない。

 

 幼馴染は何かあるたびに『霊夢に頼り過ぎている』と口にする。

 

 実際には私の方が生活の多くを魔理沙に頼っている気がするのだけど。

 妖怪退治や異変解決みたいな、そういう荒事の部分を特に気にしているのだ。

 

 魔理沙はずっと、私と対等な関係であろうと努力を続けている。

 私がひとりで傷ついているんじゃないかって、母のように姉のように気を揉んでいる。

 以前もそのせいで、自分が魂だけになってでも傍に居ようと無茶をした。自身を顧みないのは本当にあの子の悪い癖だ。

 

 そんなあの子が「ここは私に任せておけって!」なんて言っているのを止める術を、私は持たないのだった。

 

 思いを馳せながら出がらしのお茶を淹れ、まだ誰もいない境内の縁側に腰かけぼーっと外を見る。

 

 小さい頃からあの子は“私”を目標に努力を続けている。

 彼女の努力は私の隣に立つ為のもので、そのひた向きさを否定することは例え神様が相手でも許し難い。

 博麗の巫女という肩書ではなく、私という個人を相手にまっすぐに好意と敬意を向けてくる。妹のように子供のように、純粋に信じて向き合ってくる。

 

 なら、心配いらないという言葉を信じて幼馴染を待つのもまた、私の役目であるべきだ。

 

 ちなみに、その努力をする理由を知る者は私だけだ。

 魔理沙の心の中心に私がいると思うと心がふわっと温かくなり、今でも意識しないと口角が吊り上がるのを止められない。

 

「はぁー……」

 

 冷たい空気に冷えた手を、息を吐いて温めながらこすり合わせた。

 もうすぐ冬が来る。

 また今年も一年が終わるのか。

 

「おはよう霊夢!」

 

 あえて目立つような羽ばたきの音がひとつ。

 随分急いできたのか、鴉天狗の文屋がその手に刷りたてだろう紙面を持っている。片手をあげながら石畳に下駄の音を響かせて飛び降りて来た。

 

「おはよう文。なんだか慌てている様子だけど」

「ええ、号外よ号外!」

 

 こういう時はたいてい碌でもない事だ。

 差し出された新聞を一部受け取り、やれやれとため息を吐きながらばさりと広げてみる。

 

『山に現れた神社 新たな巫女は普通の魔法使い⁉︎』

 

 少し顔を赤くし、とろんと蕩けた目をしている魔理沙が笑顔で巫女装束に身を包み、早苗と並んで神社の境内に立つ写真。

 

「妖怪の山に外の世界から神社ごと来たのよ、知ってる?」

 

 頼んでもいない補足を勝手に話し始める文。

 

「その神社は信仰を獲得することに拘っていてね。魔理沙も異変の解決者で人間たちの間でも多少有名でしょう? あいつも考えなしだから簡単に承諾して、その様!」

 

「ねえ霊夢、友人として確認したいんだけど。いいの?」

 

「あれ? 聞いている? もしもーし、霊夢―?」

 

「あ、動き出した。……っ! そ、そのお祓い棒と陰陽玉って勝手に動くのね。え、神社はどっちって? よ、妖怪の山の中腹にあるけど……」

 

 *

 

 昨日の酒も抜けないうちから、さっくり作った偽の記事。

 偽というが、あくまで配り歩くつもりはないだけでその内容はしっかりと書き込まれている。その飛ばし記事を拾い上げて自分のたくらみの成功を確信した。

 

「よーし、狙い通り……!」

 

 思わず浮かれ、指をパチンと鳴らして意気揚々と飛び上がる。

 

 あとはどうなろうと知ったことではない。

 昨晩、幻想郷のことを教えるんだと魔理沙も言っていたので、手っ取り早くそれを知れて一石二鳥の策じゃないか。

 

 幻想郷を知るためには博麗霊夢という存在、その理不尽さを体感することが一番だ。

 それのついでにお灸も据えられて私の溜飲も下がるし、良い事しかないわね。

 

 早苗さんだけでなく、神様たちにも「魔理沙を懐柔しようとすること」がどういう相手を敵に回すのか、よーく理解できるはずだ。

 半端な覚悟で人の大切なものに手を付けるから痛い目を見るのだ。

 

 くくくっと悪い笑みが浮かび、はーっと爽やかな気分で大きく空気を吸い込む。

 

 さあ急いで家に帰り、少し時間を置いてから様子を見に行こうかな。

 これからひと騒動起こる中で不在にしているのは不自然だから、霊夢に見つからない程度に遠巻きに眺めていよう。

 

 いい気分で自宅のドアを開け、鼻歌なんかを口ずさみながら着替えを準備する。

 さすがに疲れたので、先に水浴びでもしてこようかしらーなんて考えていると、乱暴にドアを叩く音。

 

「射命丸!」

 

 椛の声だ。

 息をひそめ、そっと気配を消す。

 

「おい、家にいることは解ってるんやぞ! はよう出えへんとこの扉ブチ割るで!」

「なんやの、ご挨拶やなぁ。昨日から会議に神様の見送りに、引っ張りまわされてるんやけど!」

「知るかいな! 博麗の巫女や! 大天狗様がお前を指名して、対応しろ言うてるんや!」

「……なんでやぁ」

 

 *

 

 お酒を呑んだ翌日の朝、すっきりとした気分の軽さと幸せの予感で目を覚ました。

 自室のベッドではなく、客間だとわかったのは竿縁天井が目に入ったからだ。

 

「あら、はやいね。結構酔ってなかった?」

「諏訪子様」

 

 こそこそと小声で話しかけられ、首を横に向けて声の主を探すと諏訪子様のお姿。

 間に魔理沙さんが、いや、魔理沙がスピスピと寝息を立てている。幼い見た目で穏やかな寝顔を見ると、幸せの予感が間違いではなかったと確信する。

 一組の布団で魔理沙を挟み横になる私達。

 布団をかぶっているのは私と魔理沙だけ。諏訪子様は畳の上で横になり、肘枕で頭をあげている。

 

「おはよう早苗」

 

 ふわりと微笑む神々しいお姿。

 障子窓で柔らかくなった光を受けて、その金の髪が陽光を受けてきらきらと輝いている。

 普段より幼いお姿なのは魔理沙さんが怖がるからだと聞いているが、そういうお姿でもやはり母のようなお方だ。

 

 髪が布団に降りて、魔理沙の金の髪と混ざる様に落ちている。

 

「……、おはようございます」

 

 なんだかまた泣きそうになった。

 幸せそうに眠る魔理沙を見て、穏やかに微笑む諏訪子様を見て。私は今日の一日が幸せに満ちたものだと確信していた。

 

「魔理沙、まだ寝ているんですね」

「早苗もすやすやとよーく寝ていたよ。神奈子のやつが、酒を呑んだ翌日は粥が良いだろうって朝餉の準備をしている。顔を洗ったら、手伝いに行ってやると良い」

 

 そっと布団から抜け出して、魔理沙を起こそうか迷う。

 諏訪子様はそのままの姿勢でしーっと片手に指をあて、ちょいちょいっと手招きされる。

 

 そっと近づくと、魔理沙の寝息がすーっとよく聞こえてきた。

 

「ぴーっ……すぴー……」

 

 なんだかその音が可愛らしく、やけに笑えてくる。

 思わず吹き出しそうになっていると、ニヤニヤと悪戯っぽい顔をした諏訪子様と目が合った。

 

「よくこれだけ安心して眠っていられると感心するよ。早苗も、このくらい考えなしでも良いのにね」

「ふ、ふふ……! い、いや……、難しいですよ……!」

 

 なんで人の寝顔ってこんなに笑えるんだろう。

 幸せそうに眠る魔理沙を見ていると、口角が勝手に吊り上がっていく。

 

「まだ目を覚まさないだろうから、先に神奈子を手伝ってあげな」

 

 魔理沙を諏訪子様に任せて、私はそのまま洗面台に向かった。

 昨晩は本当に楽しかった。

 

 諏訪子様が目を覚ましたこともそうだけど、幻想郷の新しい友人たちと素敵な魔法使いと過ごした夜はとても楽しかった。

 風祝の装束を着てもらって写真を撮ったり、酔いつぶれた魔理沙が戻って来てから一緒にお風呂へ入ったり。

 なんだか今まで経験してこなかった青春を、今凝縮して味わっているような、そんな気分だ。

 

 寝間着にしているジャージのまま、顔を洗ってから玄関の戸を開けて外に出る。

 途中、お祓い棒を手に取って数回素振りして感触を確かめつつ、鳥居の先で静かに待ち構える。

 

「……あれ、私、何を待っているだろう?」

 

 ふと気が付いたら臨戦態勢。

 なんの予感も、なんの気配もないのに。なんだか体が細かく震えている。

 

 遠くから、ばさばさと鳥の羽ばたく音が聞こえていた。

 

 *

 

「こいつも元凶じゃない……。この神社の、一番偉いのは誰よ」

「我を呼ぶのは何処の人ぞ。私に何か用?」

「あんたのとこの巫女がうちの神社を乗っ取ろうとするの。あれ困るからやめてくれない?」

「乗っ取ろうとなんてしていないわよ。ちょっと手助けと……」

「余計なお世話。あと、うちの幼馴染に手を出すのもやめてくれない?」

「要求ばかり押し付けてくるなぁ。人を導くのは神の役目よ」

「だからそれをやめろって言ってんでしょ」

「選ぶのはあの子の自由じゃないかしら?」

 

 諏訪子は後ろ手に戸を閉め、自身の能力で静かに部屋の守りを固める。

 そうしながら目に入った惨状を改めて確認し、頭を痛めた。

 

 破壊された玄関戸を突き破り倒れ伏す早苗。

 目を回して気絶している様は命に危険はないけれど、気のせいか口から魂が飛び出しているようにも見える。

 

 石畳を突き破り、参道にクレーターを作りながら中心で倒れ伏す鴉天狗の文。

 白目になりながら気絶しているのはいっそ憐れみさえ誘う姿だが、山の中腹で木々を突き破り同じような目に遭っている哨戒天狗は文を恨みこそすれ、同情することはないだろう。

 

 紅白の巫女が、陰陽の玉を周囲に浮かべながら神と対峙している。

 それは時代が時代なら英雄の姿で、この幻想郷においてはこれすらも日常の一コマ。

 

「いいから返せって言ってんでしょうが」

「良いだろう、さっそく出番がくると思わなかったわ。昨日のうちに考えてたのよ、スペルカード」

 

 神奈子はどこかワクワクとしながら背に注連縄の大輪と御柱を背負う様に浮かべ、人間とは思えないほどの圧力を放つ巫女に心を躍らせていた。

 

 神々にとって人間個人の力は取るに足らない程度のもの。

 正しく次元が違う神にとって、現世の影響力こそが信仰だ。それが薄まり現世から姿を消すことはあれど、神代のような消滅と誕生は今更起こり得ない。

 

 しかしそれは常識を飛び越える博麗の巫女に通用しない概念。

 

「えぇ……?」

 

 神奈子が普通に圧されはじめ、諏訪子はようやくその巫女の異常性を認識した。

 いや、その不条理さを目にした。

 

「おいおい、なんて人間だ!」

 

 知らず、自身も目を輝かせる。

 

 空を覆い埋め尽くすほどの神気に対し、無防備にも思えるほど自然体で身を晒す霊夢。

 絶え間なく放たれるお札に針、霊力弾は100発100中の精度で神奈子を削っていった。

 

 対して神奈子の弾幕はすべて空を切り、ただの一度も霊夢に被弾せず。緩慢な飛行で、すこしの身じろぎで、時に大きな旋回で。すべてを避けて乗り切ってしまった。

 

「お、おいおい。冗談じゃ……」

 

 スコーンッと額に針を打ち込まれ、涙目でそれを引き抜いている間に神奈子は霊夢の姿を見失った。

 

「神奈子ーッ! うしろー!」

「えぇ?」

 

 諏訪子の叫びに、自身が反応するよりも早く天地が翻る。

 乾を意のままに操る神奈子にとっては初めての体験。

 

「……これが幻想郷か」

 

 直後、自身が石段を突き破り頭から地面に落ちたのだと理解した。

 ふらふらと意識を飛ばしかけながら立ち上がり、こちらを見て目を丸くしている諏訪子に、ふっと笑みを浮かべる。

 

「わ、私を倒したところで……この神社最強の諏訪子が後に控えているぞ……」

「おい私を巻き込むな!」

 

 *

 

 そもそも、神社を乗っ取ろうとしているんだからあいつら悪い奴だ。

 幻想郷の大結界を維持する博麗神社をどうにかしようだなんて大事だ。

 うん、異変といってもいいかもしれない。

 

 私は普段温厚なほうだけど、許せないものの為にはしっかりと戦う姿勢を見せないといけない。

 紅霧異変の時には建物を壊しすぎて魔理沙が怖がっていたので、今回はなるべく配慮した。

 

 それでも石畳の参道や玄関の戸は壊してしまったが、異変の規模に対しては安いものだろう。

 

 しかし、さすがに二柱を地面に突き立てると両手が痺れる。

 ふうっと額の汗を拭い、両手を叩いて埃を叩き落す。

 

「はぁ。まだまだ修行が足りないわね」

 

 何個か欠損した陰陽玉を袖に入れてから、私は襖をあけて寝坊助の幼馴染に陽光を存分に浴びせてやった。

 

 眩しそうに横を向いたり腕に顔を埋めたりして抵抗していたので、布団の傍に寄って枕元に膝をつく。

 

「魔理沙」

 

 私はすこし怒っているぞ、と固めの声を意識して声を掛ける。

 幸せそうな寝顔を起こすのは、少しだけ気が引けたけど。

 見覚えのない服で寝ている姿が新鮮だ。どうせ大丈夫だろうと思ったけど、嫌な思いをしていないようで安心もする。

 

 むにゃむにゃとなにか言いながらうっすらと目を開き、こちらをぽやぽやの目のまま見ている。

 

 ごそごそと布団から両手を出し、こちらに伸ばしている姿は普段からよく知る魔理沙だ。

 ぎゅっと目を一瞬瞑り、眉が下がっているのはどこか痛みがあるのだろうか。

 

 その手を取り、腕ごと頭をぎゅっと抱きしめる。

 

「ああ、もう」

 

 顔を見ただけなのに、私の中の苛立ちとか蟠りが解けていく。本当に、ズルい。

 

「ほら、やっぱり一人にするんじゃなかった」

 

 室内には微かにアルコールの香りがしたので、お酒を呑んでいたみたいだ。

 弱いくせに調子に乗るから、アルコールが抜けたと勘違いして呑み続け、また二日酔いになったのだろう。

 

「あぇ、おはよう霊夢……」

「おはよう魔理沙」

 

 まだ寝ぼけているのか、数回目を瞬かせて少しずつ眼の焦点が合って来た。

 起き上がろうとする魔理沙を助け起こし、全身の様子を確かめるようにすっぽりと腕の中に納まる体を包み込む。

 寝起きの為か、汗の匂いと人の家の匂いが混じっていて、なんだか残念な気持ち。

 

「んぅ……。ここ、守矢神社じゃないの……?」

「……」

 

 塞いでやろうかこの口。

 

「はぁ……。あんまり心配させないで」

 

 なんて思うだけで実行できない思考に蓋をして、大げさにため息を吐く。

 不思議そうにこちらを見るのが、今更また腹立たしい。

 すこし腕の中に圧力をかけると、向こうからも強く抱き返してきた。

 

「ねえ魔理沙。あなたは……その、えーと。……どこかに、所属している魔法使いなの?」

 

 記事の事を思い出し、寝起きで申し訳ないけどこれだけは確認させてもらう。

 言葉を選ぶとなかなか素直に思いが出ず、怪しい聞き方になってしまったかもしれない。

 

「え? いや、私は普通の魔法使いだし、どこかに所属とか、関係ないというか……。強いて言うなら、異変解決の専門家? だから、フリーの魔法使いだぜ」

 

 なんにも解っていないだろう幼馴染が思ったまま吐露し、それが何? と視線が訴える。

 

「そうよね。ええ、そうよね」

 

 迂遠になり過ぎていることは自分でもわかっている。

 

「じゃあ異変を解決する博麗の巫女と同じというか、一緒よね。どこにも所属しないのよね?」

「う、うん。そのつもりだけど……」

 

 博麗の巫女と一緒、という部分にやけに力を入れてしまった。

 魔理沙も同じが良いって思っている筈、私だけじゃないと信じたい。

 

「……もしどこかに所属するなら、博麗神社?」

 

 ようやく聞きたいことが聞けたのに、迫るような言い方になってしまったのは私も意図していない。

 それでも直接的な言い方ではないのが自分の事なのに歯がゆい。

 

「……なんでそんな、切羽詰まっているんだ?」

 

 案の定すこし困った顔で、心配そうにこちらを覗き込んで魔理沙が疑問を口にする。

 

「いいから、もしもで良いから」

「……そりゃ、博麗神社だよ」

 

 今よりも幼い頃。まだ紅霧の頃は、こんなに独占欲はなかったのに。

 時間をかけて、もっとこの子の事が私の中で大きな存在になっていく。

 失い難く、離れ難く。もっとずっと私をこの世界に繋ぎとめて浮かべなくなっていく。

 

「……離れていかないわよね」

 

 ようやく出た本音は、音になって届いたのかも怪しいくらいの声量だった。

 

「なんだ、当たり前だろ! あ、わかった! ふふ、もちろん霊夢の事を仲間外れにするわけないじゃん!」

 

 能天気な声で、もぞもぞと身じろぎしながら魔理沙が私の拘束を抜け出し、正面から飛び掛かってきて私の頭をぎゅーっと抱きしめる。

 

「守矢神社のみんな、いいやつらだったよ! きっと霊夢も仲良くなれると思うんだ、特に早苗は同じ神職だし!」

 

 ぎゅうぎゅうと頭を抱きしめながら、そのままぱたんと横になる。

 まだ温かい体温の残る布団の上で、魔理沙が視界一杯に笑顔で私を見つめている。

 

「私が霊夢から離れるわけないだろー!」

 

 嬉しそうに笑う幼馴染に、安心感と堪らない気持ちを抱きながら。

 

「……このやろ」

「あ、ちょ! うひゃひゃっ! く、くすぐったいぜ!」

 

 陽だまりのようなこの暖かさが、まだ私の手の中にあると安心していられた。




弾幕ゲームパートかい……終了!

今週中には風神録も終わりそうですね。

アンケートのご協力ありがとうございます。
たぶん明日でアンケートは締め切りなので、もしまだ投票していない方、投票先変更したい方などがいらっしゃいましたら終了までにぜひ!

まだ中身を見ないようにしています、とても楽しみ!です!

緋想天でのアンケート(季節は夏なのでレティ・秋姉妹は出番無いです)

  • ルーミア
  • チルノ
  • めーフラ
  • パチュリー
  • レミさく
  • アリス
  • 妖夢
  • 幽々子
  • ゆかりん
  • 萃香
  • リグル
  • みすちー
  • うどんげ
  • 妹紅
  • 幽香メディ
  • 小町
  • にとり
  • 早苗
  • 諏訪子
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