デート・ア・メイキング   作:アマテス豆

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おはこんばんわ、アマテス豆です。

昔から温めていた設定を二年前に投稿しほったらかしにしていたので、一話から書き直し+完結まで頑張ろうと思っています。
 
自分的になかなか凝った設定なので、読んでくれたら嬉しく、楽しんでくれたら幸いです。

時系列は、原作で言うと狂三キラーの冒頭、アニメで言うと一期の七話冒頭前のお話です。


朱利マスキング
プロローグ〈新たな隊員〉


陸上自衛隊・天宮駐屯地

 

その一角にあるブリーフィングルームに、非戦闘員も含めた〈対精霊部隊〉通称[AST]のメンバーが集められていた。

理由は、先日の対〈ハーミット〉戦の報告会(反省会)と、新たな精霊の対応に関する作戦会議の為だ。

 

燎子「さて、皆集まっているわね。……じゃ、早速始めようと思うけど…その前に、皆には、愉快で最低な知らせがあるわ。」

 

『???』

 

メンバー達は不思議そうな顔を作る、するとAST隊長の燎子一尉は「は〜」とため聞きをつく。

 

燎子「……天宮市は、精霊現界が多い割に、今一つ成果が上がっていないんでね。補充要因が当てられることになったの」

 

「補充要員……ですか…」

 

メンバーの一人が渋い顔をしながら遼子一尉に問いかける。

 

遼子「ええ、バリバリのトップエースと、元SSSのNo.4よ。前者は顕現装置〈リアライザ〉の扱いにかけちゃ、世界でも五本指に入るんじゃないかしら。後者は、神出鬼没みたいだけど…実力は、相当な物らしいわ、実際に二人とも、単独で精霊を“殺した”事があるそうよ」

 

遼子一尉の言葉にメンバー達は、ざわめいていた。

それもそのはず、ASTの隊員10人がかりでも手に余り、負傷者を出しても退けるだけしかできない、そんな精霊をたった一人で相手しただけででなく“殺す”まで至ったと言うのである。

驚かない方がおかしいのだ。

 

遼子「……二人とも、入ってきて」

 

遼子一尉は、扉の向こうにいる例の二人に合図を送る

 

真那「はっ」

朱利「はい」

 

遼子一尉の声に応え、二人は、扉を開き部屋に足を踏み入れる。

 

『…………っ!?』

 

瞬間、メンバー達が一斉に眉をひそめた。無理ない何しろ入ってきたのが、中学生ほどの少女二人?だったのだから。

一人目は、濃い水色の髪を後ろで一つに束ねたいわゆるポニーテールで、左目の下にある泣き黒子が特徴的な少女。

二人目は、黒が強いグレー色の髪をして、手入れの届いていないような髪型で、機械的な顔を彷彿とさせる仮面を左上につけているのが特徴的な少女?であった。

 

真那「『崇宮真那』三尉であります。以後お見知り置きを。」

 

朱利「『朱利・B・リミリット』階級は、一曹です。これからよろしくお願いします。」

 

そう自己紹介をするが、二人とも自衛隊常装がコスプレにしか見えない…メンバー達は、何かの冗談でしょと思っていた。

ただまだ確信がないのでメンバーの一人が燎子に恐る恐る質問する。

 

「日下部一尉……彼女たちは?」

 

燎子一尉は、予想通りと言うような表情をつくり、質問に答える。

 

燎子「さっき言ったでしょ?“例のトップエース様と、No.4様”よ。」

 

『はぁ!………ッ!?』

 

メンバー達は、一斉に眉を寄せ声を出して驚く。

真那はそんなメンバー達の反応を不思議がるように首を傾げた。

 

真那「どうかしやがりましたか?」

 

真那はなんとも奇妙な敬語を使い質問する。

 

「ど、どうかって・・・・き、君達、まだ子供じゃないですか?!」

 

そうメンバーの1人が真那と朱利に向かって言う。

 

朱利「……まあ、当然の反応ですよね…SSSに配属された時よりはマシですが…」

 

横にいた朱利は、慣れていると言った事を話す。

それを聞いた真那はフゥと息を吐きく。

 

真那「何か問題がありやがるでしょうか。年齢は個人の資質に関係ねーです。……それとも、この中に1人でも、私達に勝てる方がいやがるのでしょうか?」

 

別に嫌味とかではなく、ただ真実を述べるように、真那がそう言葉を重ねた。

 

朱利「真那はすぐに挑発すんだから…もう少し穏便に行こうよ。」

 

真那「なら朱利は、こんな連中に舐められたままでいいのでやがりますか?あ、もしかしてここの連中に負けるのが怖いんですか?」

 

朱利「怖くないし!真那が勝てるなら僕だって勝てるし!たぶん…」

 

朱利はは、真那の煽りに反応してしまい、自分の主張に反して無意識に隊員を煽っていまっていた。

 

「……なっ」

 

そんな返しをされるとは思っていなかった隊員が目を丸くする。

 

真那「そんなんだから、SSSから移されるでやがりますよ。」

 

朱利「いや、移されたのは他の理由だから!」

 

真那「ハイハイ分かってるでやがりますよ。それはそうと……そうですね。この中だと…」

 

真那は、朱利を軽くあしらい、値踏みするように隊員達を見る。

 

真那「……あなたくらいでしょうか。ほんの数パーセントでも見込みがありそうなのは」

 

この天宮駐屯地のエース鳶一一曹の方に視線を向けてた。

 

折紙「……………」

 

鳶一一曹は無言でその視線に対した。

 

朱利「ほんとだ…只者ではないオーラを感じる…」

 

朱利も鳶一一曹に目を向け何かを感じ取った…

 

ポカンっ。

 

すると燎子が手刀で朱利と真那の頭を小突いた。

 

遼子「無駄口叩くんじゃないの。一昨日の映像流すから、空いてるところにでも座りなさい」

 

真那「はっ」

朱利「分かりました。」

 

僕たちは、鳶一一曹の隣に座る。

 

燎子「さて・・・・と」

 

燎子が壁際のボタンを操作してするとら天井からスクリーンが下がり、部屋の照明が落ちる。

燎子は手元の端末を操作して、スクリーンに2日前の戦闘の様子を映し出した。

朱利達はスクリーンに目をむける。

映っているのは、〈ハーミット〉との戦闘映像だった。〈ハーミット〉は、基本攻撃をせず逃げ回るのが特徴の精霊だ。

だが映像では、〈ハーミット〉がいつもと違う動きをしていた。

街を氷漬けにして、隊員達に攻撃をしていたのだ。

さらに隊員達が〈ハーミット〉を追いかけようとした時、何故か〈プリンセス〉が乱入してきたのだ。

映像が進んでいき、燎子は天使を顕現させた〈ハーミット〉の映像をズームアップさせる。

そのズームした〈ハーミット〉の前に、1人の青年の姿が確認できた。

その時、真那は頭を抱えて、うめき出す。

 

真那「…………う」

 

朱利「真那大丈夫?」

 

朱利は、真那の異変に気づき、すぐ支える体制に入っていた。

真那は少しの間、頭痛を抑えるように側頭部に手を当てていたが、すぐにガタッと音を立ててその場に立ち上がった。

 

真那「……兄様………っ?」

 

朱利「えっ?あの人が?」

 

朱利は、元々真那がお兄さんを探しているのを知っていたので驚き、眉をひそめ真那の顔と、青年の顔を交互に見た。

分かったのは、あの青年は真那と、顔も雰囲気も似ていたと言うことだけだった。

その後、映像が終わると朱利は、真那を医務室で休ませることにした。

嫌がっていたが、あからさまに気分が悪そうなので、無理矢理連れて行き顕現装置で寝かせた。

 

真那を寝かせた後朱利は、気になる事を調べるために遼子に資料室は、どこかと尋ねる。

 

遼子「資料室は、あそこにあるけど。何するの?」

 

朱利「いや、天宮市で今まで確認された精霊の戦闘映像が見たくて。」

 

遼子「それならコンピュータ室で見れば良いわ。ついてきて。」

 

朱利は、あの青年のことが気になっていた、真那のお兄さんかもしれないからと言うよりも「精霊」具体的には〈プリンセス〉と〈ハーミット〉ととなんらかの関わりがあるのではないかと考えていたからだ。

 

理由は、単純あのタイミングで〈プリンセス〉乱入してきたからだ、まるで〈ハーミット〉と青年が二人きりになれるように計らったかのように。

そして、その時に〈プリンセス〉が“霊力”を抑えていたことも気になっていた。

 

そして、日下部一尉に連れられて、コンピュータ室にきた。

 

遼子「このパソコン自由に使って、このファイルに入ってるから。何か気づいたら言ってちょうだい。」

 

朱利「ありがとうございます。」

 

燎子「……あなたって、事前に聞いてた話と全く違うのね、神出鬼没の厄介者て言われてたしいじゃない、けど蓋を開けてみれば、礼儀正しい人て言うか、厄介者て感じでは、無さそうじゃない?」

 

朱利「まあ、神出鬼没てのは間違ってはないですよ、厄介者て言うのは、前に色々あったので……」

 

燎子「深くは、追求しないわ、でも神出鬼没でも仕事はきっちりやってもらうわよ!」

 

朱利「はい、善処します。」

 

そう言って、燎子コンピュータ室を出て行った。

 

朱利「さて、ラッキーなことにコンピュータ室に入れたので、やることやってから青年のこと調べよ。」

 

朱利は、コンピュータ室のパソコンから軍事資料にアクセスして何かのデータを抜き取り、それをある人物達にメールで送った。

朱利は、メールを送信し終えたあと、遼子に教えてもらった、ファイルを見た。

 

映像に青年らしき人物が複数回映っていたが、どれも青年が何をしているかどんな目的があるのかよくわからなかった。

分かったことは、最後にプリンセスの確認してされた四月終盤から〈プリンセス〉が起こしたと思われる空間震確認されていなかったことだ。

五月以前の日本の空間震のほどとは、〈プリンセス〉による物が多く月に4~5回〈ハーミット〉が2~3回ぐらいだったのが五月は、〈プリンセス〉による空間震は、観測されていない。

 

朱利「やっぱり、真那のお兄さん(推定)が関わってるのかな?見にくいけど、ここ最近の映像に必ず映っているし、目的が分からない…精霊達の能力を狙っているのかな?なら辞めさせなきゃだけど…あ〜、考えるの辞めた、試してみよ!」

 

その後、一通りの資料を見て、部屋を出る。

 

折紙「いた。」

 

するとまるで待ち伏せていたかと思うほど完璧なタイミングで折紙が朱利に話しかける。

 

朱利「あ、確か鳶一一曹ですよね?」

 

折紙「そう。貴方に話がある」

 

朱利「何でしょう?」

 

折紙「崇宮真那について、貴方何か知ってる?具体的には映像に映っていた男の子、五河士道との関係。」

 

朱利「う〜ん…僕も詳しくは知らないんだけど、その五河士道?が真那の兄様かもしれないってことぐらいですね。幼い頃に別れ離れになってそれからお兄さんを探してるってことを聞いてたから、詳しくことは、直接真那に聞いてください。」

 

折紙「分かった。それともう一つ、貴方はどうやって精霊を殺したの?」

 

朱利「……普通に…殺しましたよ……。まあ、一人は弱かったのだけなので、あ!僕なんかより真那の方が殺してますから、殺し方を聞きたければ真那に聞けば良いかなと。あ、この後用事があるので、また後日。」

 

朱利は、詮索されたくなかったので早々に離脱する。

 

その後、朱利は、日下部一尉に有給休暇申請を申込こみ、帰宅する。

 

家には、プラモデルやら、機材やら……魔術工芸品(アーティファクト)やらが綺麗に並べらるれていた。

 

朱利「じゃ、やりますか…。」

 

朱利「ー〈神威霊装・〇〇番(アルコーン)〉ー」

 

瞬間朱利の体が光に包まれ、霊装がその姿を表す。

その姿は、機械的な鎧、それを隠すようなに死装束の白いローブが全身を覆い機械的な羽が片方に生えていた。

 

霊装……それは精霊しか持ち得ない、最強の盾であり、領域

 

それを朱利は顕現させた、それ即ち、朱利=精霊と言わざるおえなくなるのだ。

 

朱利「ふぅ…確か、士道さんを誘き出す為とは、いえASTの皆さんと戦はなきゃいけないのか…いや!いつも通りにすれば良いだけ〈カラドリオス〉は、威厳のある精霊なんだから。」

 

朱利は、頭に付けている仮面を被ると形状が変わり、より機械的な造形に変わる。

 

朱利「では、私の任務を始めようか。」

 

マスクをつけた途端朱利の口調が変わる。そしてこう呟く。

 

朱利「消失」

 

一瞬にして消え、家には誰もいなくなった。




読んでくださりありがとうございます。
作品への感想やコメントなどよろしくお願いしますします。出来るだけ返信をお返しいします。また、お気に入り登録をしてくれたら嬉しいです。評価もしていただけるとなお、嬉しく思います。

さて、ここでは少し裏話と言うか補足説明を致します。

朱利は、SSSではストライクに出てきた、セシル、レオノーラ、アシュリーと連んでいたので、厄介もの認定されていました。神出鬼没の由来はとある事情で作戦中などにいなくなったり、瞬時に精霊化して、他の精霊を逃したりしていたからです、イメージとしては、ウルトラマンシリーズの「アーク・X」みたいな感じです(見てない人はごめんなさい)。

朱利の魔術師としての強さは、真那より少し弱い感じです。
装備はSSSのものにDEMからの試作装備を付けたオリジナルのものです。そこらへんは後ほどでてきますのでそこで詳しく描写します
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