蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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 原作【Link!Like!ラブライブ!】の104期の撫子祭に当たります。
 この作品でのチームメンバーの仲を深めることと、姫芽や瑠璃乃、慈の息をしっかり合わせる描写をするための仕込み段階としてになります。


第91話:それぞれ撫子祭準備

 さやかと晴也が一緒に出かけた日の夜、サッカー部の2年生女子は瑠璃乃の部屋でみんなでゲームをしていた。

 

瑠璃乃「来夏ちゃんパスパス!」

 

来夏「瑠璃乃!」

 

瑠璃乃「シュートだあっ!」

 

 スマホのサッカーのゲームで、協力プレイで遊んでいた4人。来夏のキャラからのパスを瑠璃乃のキャラが合わせてシュート。

 

さやか「なんの! ブロックです!!」

 

 さやか先輩のキャラがブロック。威力を削ぐ。

 

花帆「止める!」

 

 花帆先輩のキャラがシュートをキャッチ。――だが、

 

バシュウウウン!!

 

花帆「ああーーっ!!」

 

 瑠璃乃と来夏の連携を止めきれずにゴール。ここで試合終了して結果は1ー0で瑠璃乃、来夏チームの勝ち。

 

瑠璃乃「へっへっへ、また勝っちゃったね」

 

 瑠璃乃がドヤ顔。花帆は凄く悔しそうだ。

 

来夏「やったね! ナイスシュート瑠璃乃!」

 

 来夏が瑠璃乃を褒める。すると―――、

 

さやか「ふふ。でも、楽しいですね。たまにはみんなでワイワイとゲームを遊ぶのも」

 

花帆「そうだね。のんびりしてられるのも今のうち…………なんたって、もうすぐ文化祭、撫子祭だもんね!」

 

 蓮ノ空に年に3回ある文化祭。そのうちの1つである撫子祭が近いのだ。

 

瑠璃乃「おおー! ウワサの撫子祭!」

 

さやか「そういえば、瑠璃乃さんは去年、撫子祭でのサッカー部のエキシビションマッチを観てくださったんですよね?」

 

瑠璃乃「そおそお! 梢パイセンと綴理パイセンの息の合ったぷれー、すごかったな〜!」

 

来夏「綴理先輩がフォローして梢先輩が仕留める。って感じで相手のシュートを止めてたからな」

 

さやか「お二人のあの連係が戻ったのなら、インターハイは勝てる……! と、おもったんですけどねぇ……」

 

花帆「だよねだよね〜。去年の撫子祭、あたしは今でも昨日のことのように…………。あれ、ちょっと思い出せないかも! この1年、楽しいことがありすぎて!」

 

瑠璃乃「ルリ、参加するのは初めてだからさ〜、撫子祭。なんか出し物とかあるのかな〜。あるならラジオとかやってみたいな〜。楽しみだな〜」

 

 瑠璃乃ちゃんがそう言うと、

 

来夏「あ〜、撫子祭は生徒が出店とかの出し物を出したりできるよ?」

 

さやか「そうですね。撫子祭は、大まかには竜胆祭や蓮華祭とそう変わりませんが。、3つの文化祭の中では、 いちばん1年生の活躍の機会が多い場かもしれませんね」

 

瑠璃乃「ホントに!? それじゃあ、3人と……丈二くんも去年なにかしたの? あー、試合以外に!」

 

さやか「わたしたちや丈二くん、来夏さんで、サッカー部についての記事を書きました。毎年、1年生が記事を書くのが伝統だそうで」

 

花帆「1年生の頃の桜咲くんはね〜……家の関係で「サッカーするな」って、言われてて。それで不良やっててさ……ホントはサッカーしたいだけなのに」

 

さやか「私と花帆さんで桜咲くんを説得しましたよね」

 

花帆「うん!」

 

来夏「へえ……あの時は不思議に思ってたけど、丈二はそんな経緯があったのか」

 

花帆「そうそうそれから来夏ちゃんも含めた4人でセンパイや、サッカー部の魅力をぞんぶんに伝えたんだよ!」

 

瑠璃乃「ええ〜、めちゃめちゃ楽しそうじゃん! じゃあ今年は、姫芽ちゃんと吟子ちゃんと小鈴ちゃんと晴也くんとソジくんが書くってこと?」

 

さやか「そうなりますね」

 

花帆「えっ、じゃああたしたちのことも書かれちゃう……!?」

 

 ビクッとする花帆先輩。

 

さやか「そうなる、かもしれませんね」

 

花帆「どうしよ、あたしたちの悪いところが書かれちゃったら!『先輩としてまだ実力不足は否めません。☆ひとつ』みたいな!」

 

さやか「ええ!? いや、大丈夫だと思いますけど……」

 

来夏「あたしも大丈夫だと思うけどな……」

 

花帆「さやかちゃんたちは大丈夫かもだけど〜!」

 

瑠璃乃「いやいや、3人とも大丈夫っしょ。いい先輩やれてるよー!」

 

花帆「そ、そうかなあ?」

 

さやか「それにいざとなったら晴也くんが止めてくれますよ。でも、瑠璃乃さんにそう言ってもらえると、安心しますね」

 

 さやかが優しい目で瑠璃乃を見る。

 

瑠璃乃「そお?」

 

来夏「うん。瑠璃乃、みんなのこと本当によく見てくれてるから」

 

花帆「そういえばこないだ、あたしがタオル忘れたときも、なにも言わないのに貸してくれた!」

 

瑠璃乃「ええ〜? あれはたまたまだよ〜」

 

花帆「たまたまじゃないよ。だって、授業でペンを忘れたときだって」

 

さやか「ふふっ、いっぱい忘れてますね」

 

瑠璃乃「確かに、花帆ちゃんのことは、気を付けて見ちゃってるかも〜?」

 

花帆「えー、それどういう意味?」

 

 花帆がむくれる。だが、自然とみんな笑顔になった。

 

花帆&さやか&瑠璃乃&来夏「「「「あははっ!」」」」

 

花帆「いいなー、瑠璃乃ちゃん。きっとセンパイ活動もうまいんだろうなあ。姫芽ちゃん、いっつも瑠璃乃ちゃんのそばでニコニコしてて、かわいいよねえ」

 

瑠璃乃「あの子がもともと、中学生の時にルリとめぐちゃんのコンビネーションプレー見て感じるものがあって蓮ノ空に入って来た子だからねえ〜」

 

さやか「あ、一緒にサッカーの話とかするんですか? 姫芽さんもすごくサッカーが好きですよね?」

 

瑠璃乃「え? ひめっちとサッカーの話はねえ、どうかなあ………」

 

 その頃、姫芽の自室―――、

 

姫芽「ん〜……ここで晴也くんがこう動いて……吟子ちゃんが逆サイドからDFの死角を取って……」ブツブツ

 

 サッカーの練習のない久々の休日だが、姫芽はサッカーの試合の戦術を練っていた。

 

瑠璃乃「う〜〜〜ん! まあ、その話はいいとして! さやかちゃん、晴也くんとはどこまで進展が?」

 

さやか「ええっ!?」

 

花帆「あっ、そうだよ! デートしたんでしょ!? ほら、白状するのだ〜!」

 

瑠璃乃「ほれほれ〜♪」

 

さやか「ちょっ!? からかわないでください!!///// 花帆さん、瑠璃乃さん。怒りますよ!! 来夏さんも、見てないで助けてください!!」

 

花帆&瑠璃乃「「今日は聞くまで寝かせないよ〜!!」」

 

さやか「ちょっ、やめ……っ、嫌ぁあぁああぁあぁああっっ!?!?」

 

 2人にめちゃくちゃに襲われたさやかだった。それを見ていた来夏は、

 

来夏「平和だなぁ………」

 

 

 

 そして、一夜明け……学校で午前中の授業を受けて昼休み……。

 

 

慈「勝負なんだよ」

 

瑠璃乃「……………なにが」

 

慈「撫子祭の出し物のこと」

 

瑠璃乃「あ、やっぱり出し物あるんだ」

 

慈「そう、せっかくの自由参加だからね。今年はサッカー部は4グループに分かれてそれぞれで申し込もうって話を梢たちとしてたの」

 

瑠璃乃「えー! エキシビションマッチやるだけじゃなくて!? メッチャ楽しそー!」

 

慈「もちろん! やるからには、本気だよ! 狙うは文化祭の最優秀賞! あたしとルリちゃんと姫芽ちゃん、"みらくらぱーく!"が蓮ノ空を制圧するのだ!」

 

ドドーン! と、演出がありそうな口調で宣言する慈。

 

瑠璃乃「わーわー! ………ところで、その"みらくらぱーく!"って誰が名付けたんだっけ?」

 

慈「ん、去年沙知先輩が。綴理とさやかちゃん、小鈴ちゃんは"DOLLCHESTRA"、梢と花帆ちゃん、吟子ちゃんは"スリーズブーケ"っていう呼び名があるでしょ? 必殺技の名前はそこから来てるんだよ!」

 

瑠璃乃「なるほど……で、なにやるなにやる? あ、だったらルリもやりたいことひとつあって、みんなを楽しませるようなラジオをしてみたいっていうか〜」

 

 

 ―――すると、

 

慈「………………それなんだけど」

 

瑠璃乃「ん?」

 

慈「"みらくらぱーく!"の出し物についてはぜんぶ任せたよ、るりちゃん」

 

瑠璃乃「え………えぇっ!? ど、どうしたのめぐちゃん!? やりたいことはなんでも自分でやらなくっちゃ気が済まない、あの天上天下唯我めぐ尊が!」

 

慈「私も、気づいたんだよ。そっか、るりちゃんはもう二年生で、先輩なんだな、って」

 

瑠璃乃「えっ?」

 

慈「いろいろあったよね。引っ越しで離れ離れになったり、カリフォルニアにいって、ビッグになって帰ってきたり。……私の手を引いて、前を走ってくれたり、さ。あれは、嬉しかったな」

 

瑠璃乃「めぐちゃん……………」

 

 瑠璃乃は慈を疑いの目で見始めた。

 

慈「るりちゃんは、大きくなった。私の足りないところも、埋めてくれる子になった。そろそろね、任せてもいい頃合いだよ。だから今回は……………、るりちゃんが姫芽ちゃんとふたりで、最強の出し物を考えてくれる?」

 

瑠璃乃「そんな。めぐちゃん抜きでなんて!」

 

慈「でも! 私にはやらなきゃいけないことが!」

 

瑠璃乃「………やらなきゃいけないコト? ……! もしかして、めぐちゃん!」

 

慈「私、必ず『補習』を乗り越えて、そして戻ってくるからね! 大好きなるりちゃんの元へ!」

 

瑠璃乃「え」

 

慈「それじゃあ行ってきます! バイめぐ〜!」

 

慈「でもね〜、たまに赤点取る日もあるよ〜。 そう〜! うちら人間なんだもん〜」

 

 慈は自分で作った謎の鼻歌を歌いながら行ってしまった。

 

瑠璃乃「たまにじゃなくて、いっつもじゃん……………。え? ほんとに? めぐ抜きなの? ルリひとりで大丈夫かなあ〜あ……」

 

 瑠璃乃が途方に暮れていると、

 

姫芽「るりちゃんせんぱぁい〜。あれ? めぐちゃんせんぱいは、どこ行っちゃったんですか?」

 

晴也「どうかしました?」

 

 姫芽と晴也がやってきた。

 

瑠璃乃「そうだね。近くて、遠い場所かな……………」

 

姫芽&晴也「「?」」

 

瑠璃乃「……ところで、ひめっちと晴也くんって、ベンキョーはしてる?」

 

姫芽「え? してますよ〜。だって、サッカー10割なのに成績下がってたら、学生としてまずいじゃないですか〜」

 

晴也「俺もしてます。この間の小テスト満点でした」

 

瑠璃乃「そう! だね!」

 

瑠璃乃(1年生がちゃんとできてるんだよめぐちゃ〜〜ん!!)

 

 

― つづく ―




次週からしばらく本格的な"ひめるり"回です。
お楽しみに!

感想・評価宜しくお願いします!!

この中でお気に入りの章は?

  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
  • スプリング杯編(全3試合)
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • オリジナル回(イタリア戦)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  • 日常回(原作ひめるり回〜proof回)
  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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