蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第94話:後輩のため

 瑠璃乃と分かれた姫芽は1年生で撫子祭に向けて部活紹介記事を書いていた。

 

―― 姫芽 Side ――

 

 アタシは、吟子ちゃんと小鈴ちゃん、晴也くんとソジくんと一緒に蓮ノ空の伝統だという蓮空祭で展示する各部活の紹介記事を書いている。

 

 あたしたち5人でサッカー部の紹介の記事を書くんだけど………。

 

姫芽「……はぁ…………」

 

 もう何度目かも分からないため息を吐く。

 

小鈴「えーと…」

 

吟子「一応、今打ち合わせ中なんだけど………さっきからどうしたの? 姫芽」

 

兵太「魂抜けちゃってるな……」

 

晴也「どうした?」

 

姫芽「小鈴ちゃん、吟子ちゃん、晴也くん、ソジくん、アタシ………」

 

晴也&吟子&小鈴&兵太「「「「?」」」」

 

姫芽「もしかして、ヘンになっちゃうかも…………。今が幸せすぎて」

 

 るりちゃん先輩とめぐちゃん先輩と一緒に活動できるだけでも、昔のアタシからしたら身に余る光栄なのに……、その上るりちゃん先輩はアタシのためにあんなに………。

 

小鈴「えー!? しっかりしてー!」

 

晴也「大丈夫かよ……」

 

吟子「………。ヘンになる前に、新聞部に提出する記事を書いてくれると嬉しいんだけど………」

 

姫芽「ん」

 

 アタシは紙に記事の見出しを書く。

 

小鈴「……………『"みらくらぱーく!"尊い』……」

 

吟子「だめだこれ。そういえば、"DOLLCHESTRA"の3人は出し物なにするの?」

 

小鈴「あ、体育館にステージを借りることになったよ!」

 

吟子「え?すごい」

 

小鈴「それで、先輩たちと一発芸を披露するんだ!」

 

 うん?

 

吟子「……………んっ? えっ? "DOLLCHESTRA"で?」

 

小鈴「うん!」

 

晴也「さやか先輩も?」

 

小鈴「うん!」

 

吟子「そうなんだ……………。えっと、さやか先輩はどんな顔してた?」

 

小鈴「そうだね。あれはまさしく、おじいちゃんから聞いていた、戦場に向かう若武者のような………」

 

吟子「命がけじゃない……」

 

 なんか、さやか先輩に対するイメージがぶち壊れそう。

 

姫芽「晴也くんたちはたこ焼き屋だってけ?なんか4人の呼び名とか無いの?」

 

晴也「ん〜と……」

 

兵太「"エゴイスティック(フォー)"とか?」

 

吟子「うわ………」

 

 おい、なんだその顔!

 

小鈴「吟子ちゃんたちは?」

 

吟子「うっ……。そ、それは……」

 

 吟子がすごく言いにくそうにしてる。なんだろう

 

小鈴「?」

 

吟子「………どうぶつ喫茶」

 

小鈴「なにそれ?」

 

吟子「どうぶつ喫茶! 動物の耳をつけて接客するの!」

 

 うわ〜かわいい〜! もしも、めぐちゃん先輩とかるりちゃん先輩がやったら………くっ、ダメだ! "みらぱ!"推しが全員悩殺(コロ)される!! アタシも鼻血吹いて永眠する自信がある。

 

小鈴「えーかわいいー!」

 

吟子「やだよ! 花帆先輩と梢先輩は似合うだろうけど! 私はずっとキッチンでいいですって言ったのに………。先輩ふたりに、押し切られて………」

 

兵太「はは、百生って、いっつも押し切られてるよな」

 

 お〜、兵太くんも言うねぇ。

 

吟子「っ!?」

 

姫芽「どうしょ〜……ムリだよ〜、こんな小さな枠内で、みらくらぱーく!の魅力を伝えるなんて〜………」

 

小鈴「あ、帰ってきた」

 

姫芽「アタシ、人生で今がいちばん幸せだな〜〜〜! ん〜〜〜! じゃあ、これでどうだ!?」

 

小鈴「……………『"みらぱ!"神』」

 

吟子「ボツ、かな」

 

姫芽「うにゃ〜〜〜〜!!」

 

 

―― 姫芽 Side out ――

 

 

 

 

 

〜 その頃、瑠璃乃は……

 

瑠璃乃「お願いっ」

 

 撫子祭実行委員でクラスメイトのしいなちゃんに体育館のブースの使用許可をもらうための打ち合わせをしていた。

 サッカー教室だとボールやカラーコーン、ミニゴールとか色々準備があるからね!

 

しいな「了解了解。先輩には言っておくからさ」

 

瑠璃乃「ありがとー! 恩に着ます! なにかあったら、力貸すからね!」

 

 こっちの都合を聞いてもらうんだから、向こうで何かあったら手伝うのは当たり前だよね!!

 

しいな「はいはい。にしても面白いよねー、サッカー教室なんて」

 

瑠璃乃「でしょでしょー。んし、これで第1候補のブースは確保できたっ。かなり人間関係のパズルって感じだったけど」

 

瑠璃乃「でも、ちゃーんと全員には納得してもらえたし、よかったよかった。いやあ、話せばわかりますなあ、ヒトってやつは。さてさて、他にひめっちのやりたかったことは………………と。こうなったら、まとめてドーンとやっちゃおー!」

 

 ルリはリストを見て、その催しの打ち合わせに行く。

 

 そして――、

 

 

ー 次の日 ー

 

瑠璃乃「えーっと……きょうはとりま、大倉庫にいって一」

 

?「あ、るりちゃんせんぱーい!」

 

瑠璃乃「ぐえ!」

 

 誰かが後ろからルリを呼びながら首に手を回して走りながら抱き着いてきた。この声は……。

 

姫芽「見てください見てください見てください〜! ほら、サッカー教室の告知のポスター作ったんですよ〜! どうですか〜!?」

 

瑠璃乃「おお、良き! やるじゃん!」

 

姫芽「えへへへへ〜」

 

 笑顔を浮かべるひめっち。なら、そうだなぁ……。

 

瑠璃乃「となると、掲示板の申請もしなきゃだね。あとでやっとこ」

 

姫芽「せんぱい?」

 

瑠璃乃「あ、ううん、こっちの話。それよりどしたの? ジャージ姿で。きょうは練習ないよ?」

 

姫芽「もちろん、自主練です〜! なんたって、エキシビションマッチも勝たなきゃですから〜」

 

瑠璃乃「ん〜〜、だいじょぶ? あんまりハードなのやると疲れたまるよ?」

 

 ルリがそう聞くと……、

 

姫芽「いえ!そこは出し物ともども! がんばらせていただきたいです〜! "みらくらぱーく!"魂です!」

 

 おお! すごいなぁ……。ひめっち。

 

瑠璃乃「そっかそっか。じゃあ、ルリも練習に付き合うよ」

 

姫芽「えっ、いいんですか? なにかお忙しそうにしてましたけど〜」

 

瑠璃乃「ま、なんとかなるなる。いこいこ」

 

姫芽「あっ、ありがとうございます〜!」

 

 そして、ルリとひめっちは2人でグラウンドに自主練に向かった

 

 

 

― つづく ―




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  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
  • スプリング杯編(全3試合)
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
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  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  • 日常回(原作ひめるり回〜proof回)
  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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