蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
そこで、こちらとしても苦渋の決断の末、現在週2(月曜本編、木曜外伝)。で出してるのを、週1にして1週間毎に外伝と本編を交互に出すことにしました。
外伝も本編も更新されるのが実質2週に1回になりますが、投稿頻度は毎週になる感じです。
楽しみにしてくださっている方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。
レベルファイブ…、これ以上の延期はマジで勘弁して(泣きそう)
翌日の放課後、今日も撫子祭の準備をする生徒たち。サッカー部も、それぞれのグループで出し物を準備する中、"みらくらぱーく!"は…………、
姫芽「めぐちゃんせんぱい〜!」
瑠璃乃「お勤めご苦労様です!」
パァンっ! と、2人のクラッカーが鳴り響く。
慈「ふっふっふ、私に勉強させようとする悪の勢力に負けず、なんとかやりきったよ! ふたりとも、ただいま!」
瑠璃乃「いやあがんばったねえ、えらいねえ、すごいねえ。めぐちゃん!」
瑠璃乃が慈を労う。すると、
慈「うん! がんばった! 一生分の勉強した! もうやらない!」
瑠璃乃「あはは……、勉強はちゃんとしようね?」
慈「るりちゃん!?」
慈がショックを受ける。
姫芽「あっ、そういえば噂で聞いたんですけど〜、蓮ノ空には『補習室の女王』って言われてる生徒がいるみたいですね〜。なんでも、外出届を差し止められたという伝説をもってるとかで〜」
慈「あはは、なにそいつ。だっさー」
瑠璃乃(あっ……)
瑠璃乃はすぐに気付いた。慈のことだと。
瑠璃乃「で、でも、めぐちゃん大丈夫? もう三年生だし、その、進路的なヤツは……」
慈「大丈夫、大丈夫。ちゃーんと考えてるから」
瑠璃乃「そうなの!?」
慈「いやいや、当たり前じゃん。私もう三年生だよ?」
瑠璃乃「……めぐちゃんのことだから。進路希望調査書にも『世界征服』とか書いてるのかと……」
慈「ぎく」
瑠璃乃「ウソだよね?」
慈「進路ってようするに、学校を卒業した後になにをしたいか。ってことだからね」
瑠璃乃「そうだけど!! 進学するのか就職するのか、どんな職種に付きたいかを聞いてるんだよ!?」
姫芽「ナルホド〜! さすがめぐちゃん先輩!」
瑠璃乃「真似しちゃだめだからね!? ……まさか補習になったのもそれが原因じゃ……?」
慈「私は今この瞬間を生きてるの! どうせ綴理だって「おでん食べたい」とか、梢だって『インターハイ優勝!打倒雷門!』とか書いてるに決まってるよ。なんたって私たちは、学生である前にサッカー部員なんだから!」
姫芽「ええ〜! かっこいい〜!」
瑠璃乃「そんな訳ある?! あの2人はちゃんと書いてたって聞いたよ!? それに、『学生である前に』じゃなくて、学生だからサッカー部なんだよ!」
はあ、ルリの胃が保たない……。
慈「まあ、真面目なこと言ったらサッカーでプロになりたいかな? 一応卒業前にプロチームの入団テスト受けるつもり」
瑠璃乃「そういうのを書いて欲しかったんだよ先生は!!」
全くもう! めぐちゃんは!! ってそれよりも―――、
瑠璃乃「それよりめぐちゃん! 撫子祭に向けての準備、けっこういい感じに進んでるんだよ!」
慈「あ、そうそう。廊下に貼ってあったポスターも見たよ。私のいない間に、やるじゃんふたりとも!」
姫芽・瑠璃乃「「へへへ(えへへ〜)」」
慈「すごいよね。体育館でサッカー教室を開くの?」
姫芽「はいっ! やりますよアタシやりますよアタシやります〜!」
瑠璃乃「お、落ち着いて……?」
慈「わー燃えてるー。気合入れすぎちゃって、参加者全員姫芽ちゃんの熱血指導で燃やしちゃうんじゃ」
姫芽「大丈夫ですよ〜、あくまで楽しいと感じてもらうための指導なので〜。サッカーの楽しさをわかってもらえるように、アタシはサポートに回ります〜」
瑠璃乃「あ、そういうのもやればできるんだ?」
姫芽「初めての方へのボールとのふれあいなどは、ぜひぜひるりちゃんせんぱいと、めぐちゃんせんぱいにもお願いしたく〜!」
慈「お〜! 了解!!」
姫芽「ありがとうございます〜! るりちゃんせんぱいは、どうですか?」
瑠璃乃「いやまあ、そこそこだよ、ウン」
姫芽「久しぶりにめぐちゃんせんぱいを浴びて、幸せです〜…………。ありがとうございます〜………」
慈「姫芽ちゃん、一緒に活動してもう3ヶ月目に入るんだけど……?」
瑠璃乃「ずっとこのままかもね」
姫芽「そうですね……なぜならおふたりは今この瞬間も成長を続けてるので…………毎日顔を合わせるたびに新たな魅力が襲い掛かってきて、リスキル&リスキル&リスキルって感じなので……」
慈「よくわかんないけど、よし、と! あ、じゃあ、ルリちゃんのやりたいって言ってたやつは?」
瑠璃乃「んぇ?」
慈「ほら、撫子祭でやりたいって言ってたじゃん。ルリちゃんラジオ。『がんばってる人たちを、いろんな形で応援してあげたいんだ〜』ってさ」
姫芽「え?」
瑠璃乃「あ、あー! そーいやそんなこと言ってたっけー忘れてたー! 今が楽しいから全力で忘れちゃってたうっかりーあははー!」
慈「……ほんとに?」
瑠璃乃「ま、それはいいじゃん! また次の機会ってことで! 今回はほら。さすがに今から準備する時間はないわけだし!ね!」
姫芽「るりちゃんせんぱい………? ほんとは、せんぱいにもやりたいことがあったんですか………?」
瑠璃乃「いや、それは」
やっぱり……。
慈「え? 姫芽ちゃんに、言ってなかったの?」
瑠璃乃「ま、まあ……」
姫芽「アタシの準備ばっかり手伝わせちゃったから、るりちゃんせんぱいは、自分を犠牲にして一」
瑠璃乃「そういうわけじゃなくて!」
姫芽「……………」
瑠璃乃「なんて言えばいいかな。あのね、えっとね、じゃなくてね」
姫芽「………っ、ごめんなさい、アタシ」
姫芽ちゃんは、走ってどこかへ行ってしまった。
慈「姫芽ちゃん!」
瑠璃乃「あっ」
慈「ごめん、るりちゃんは部屋に戻ってて! 後で、話があるから!」
瑠璃乃「あ…………うん」
瑠璃乃「ひめっち……………」
― つづく ―
感想・評価宜しくお願いします!!
この中でお気に入りの章は?
-
出会い〜練習試合(石川光晴館)
-
スプリング杯編(全3試合)
-
コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
-
オリジナル回(イタリア戦)
-
コラボ回(二つの世界のサッカー)
-
日常回(原作ひめるり回〜proof回)
-
インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
-
クロニクル編
-
プロ編(花帆vs瑠璃乃)
-
プロ編(慈vs小鈴)