蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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 皆様に大変悲しいお知らせがあります。今回、この作品の原作となるイナズマイレブン作品、〜英雄たちのヴィクトリーロード〜が、発売日が確定していたにも関わらず3ヶ月延期になってしまい、そこまで今の投稿ペースだと保たせることが困難となってしまいました。
 そこで、こちらとしても苦渋の決断の末、現在週2(月曜本編、木曜外伝)。で出してるのを、週1にして1週間毎に外伝と本編を交互に出すことにしました。
 外伝も本編も更新されるのが実質2週に1回になりますが、投稿頻度は毎週になる感じです。

 楽しみにしてくださっている方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

レベルファイブ…、これ以上の延期はマジで勘弁して(泣きそう)


第96話:慈合流

 翌日の放課後、今日も撫子祭の準備をする生徒たち。サッカー部も、それぞれのグループで出し物を準備する中、"みらくらぱーく!"は…………、

 

姫芽「めぐちゃんせんぱい〜!」

 

瑠璃乃「お勤めご苦労様です!」

 

 パァンっ! と、2人のクラッカーが鳴り響く。

 

慈「ふっふっふ、私に勉強させようとする悪の勢力に負けず、なんとかやりきったよ! ふたりとも、ただいま!」

 

瑠璃乃「いやあがんばったねえ、えらいねえ、すごいねえ。めぐちゃん!」

 

 瑠璃乃が慈を労う。すると、

 

慈「うん! がんばった! 一生分の勉強した! もうやらない!」

 

瑠璃乃「あはは……、勉強はちゃんとしようね?」

 

慈「るりちゃん!?」

 

 慈がショックを受ける。

 

姫芽「あっ、そういえば噂で聞いたんですけど〜、蓮ノ空には『補習室の女王』って言われてる生徒がいるみたいですね〜。なんでも、外出届を差し止められたという伝説をもってるとかで〜」

 

慈「あはは、なにそいつ。だっさー」

 

瑠璃乃(あっ……)

 

 瑠璃乃はすぐに気付いた。慈のことだと。

 

瑠璃乃「で、でも、めぐちゃん大丈夫? もう三年生だし、その、進路的なヤツは……」

 

慈「大丈夫、大丈夫。ちゃーんと考えてるから」

 

瑠璃乃「そうなの!?」

 

慈「いやいや、当たり前じゃん。私もう三年生だよ?」

 

瑠璃乃「……めぐちゃんのことだから。進路希望調査書にも『世界征服』とか書いてるのかと……」

 

慈「ぎく」

 

瑠璃乃「ウソだよね?」

 

慈「進路ってようするに、学校を卒業した後になにをしたいか。ってことだからね」

 

瑠璃乃「そうだけど!! 進学するのか就職するのか、どんな職種に付きたいかを聞いてるんだよ!?」

 

姫芽「ナルホド〜! さすがめぐちゃん先輩!」

 

瑠璃乃「真似しちゃだめだからね!? ……まさか補習になったのもそれが原因じゃ……?」

 

慈「私は今この瞬間を生きてるの! どうせ綴理だって「おでん食べたい」とか、梢だって『インターハイ優勝!打倒雷門!』とか書いてるに決まってるよ。なんたって私たちは、学生である前にサッカー部員なんだから!」

 

姫芽「ええ〜! かっこいい〜!」

 

瑠璃乃「そんな訳ある?! あの2人はちゃんと書いてたって聞いたよ!? それに、『学生である前に』じゃなくて、学生だからサッカー部なんだよ!」

 

 はあ、ルリの胃が保たない……。

 

慈「まあ、真面目なこと言ったらサッカーでプロになりたいかな? 一応卒業前にプロチームの入団テスト受けるつもり」

 

瑠璃乃「そういうのを書いて欲しかったんだよ先生は!!」

 

 全くもう! めぐちゃんは!! ってそれよりも―――、

 

瑠璃乃「それよりめぐちゃん! 撫子祭に向けての準備、けっこういい感じに進んでるんだよ!」

 

慈「あ、そうそう。廊下に貼ってあったポスターも見たよ。私のいない間に、やるじゃんふたりとも!」

 

姫芽・瑠璃乃「「へへへ(えへへ〜)」」

 

慈「すごいよね。体育館でサッカー教室を開くの?」

 

姫芽「はいっ! やりますよアタシやりますよアタシやります〜!」

 

瑠璃乃「お、落ち着いて……?」

 

慈「わー燃えてるー。気合入れすぎちゃって、参加者全員姫芽ちゃんの熱血指導で燃やしちゃうんじゃ」

 

姫芽「大丈夫ですよ〜、あくまで楽しいと感じてもらうための指導なので〜。サッカーの楽しさをわかってもらえるように、アタシはサポートに回ります〜」

 

瑠璃乃「あ、そういうのもやればできるんだ?」

 

姫芽「初めての方へのボールとのふれあいなどは、ぜひぜひるりちゃんせんぱいと、めぐちゃんせんぱいにもお願いしたく〜!」

 

慈「お〜! 了解!!」

 

姫芽「ありがとうございます〜! るりちゃんせんぱいは、どうですか?」

 

瑠璃乃「いやまあ、そこそこだよ、ウン」

 

姫芽「久しぶりにめぐちゃんせんぱいを浴びて、幸せです〜…………。ありがとうございます〜………」

 

慈「姫芽ちゃん、一緒に活動してもう3ヶ月目に入るんだけど……?」

 

瑠璃乃「ずっとこのままかもね」

 

姫芽「そうですね……なぜならおふたりは今この瞬間も成長を続けてるので…………毎日顔を合わせるたびに新たな魅力が襲い掛かってきて、リスキル&リスキル&リスキルって感じなので……」

 

慈「よくわかんないけど、よし、と! あ、じゃあ、ルリちゃんのやりたいって言ってたやつは?」

 

瑠璃乃「んぇ?」

 

慈「ほら、撫子祭でやりたいって言ってたじゃん。ルリちゃんラジオ。『がんばってる人たちを、いろんな形で応援してあげたいんだ〜』ってさ」

 

姫芽「え?」

 

瑠璃乃「あ、あー! そーいやそんなこと言ってたっけー忘れてたー! 今が楽しいから全力で忘れちゃってたうっかりーあははー!」

 

慈「……ほんとに?」

 

瑠璃乃「ま、それはいいじゃん! また次の機会ってことで! 今回はほら。さすがに今から準備する時間はないわけだし!ね!」

 

姫芽「るりちゃんせんぱい………? ほんとは、せんぱいにもやりたいことがあったんですか………?」

 

瑠璃乃「いや、それは」

 

 やっぱり……。

 

慈「え? 姫芽ちゃんに、言ってなかったの?」

 

瑠璃乃「ま、まあ……」

 

姫芽「アタシの準備ばっかり手伝わせちゃったから、るりちゃんせんぱいは、自分を犠牲にして一」

 

瑠璃乃「そういうわけじゃなくて!」

 

姫芽「……………」

 

瑠璃乃「なんて言えばいいかな。あのね、えっとね、じゃなくてね」

 

姫芽「………っ、ごめんなさい、アタシ」

 

 姫芽ちゃんは、走ってどこかへ行ってしまった。

 

慈「姫芽ちゃん!」

 

瑠璃乃「あっ」

 

慈「ごめん、るりちゃんは部屋に戻ってて! 後で、話があるから!」

 

瑠璃乃「あ…………うん」

 

瑠璃乃「ひめっち……………」

 

 

― つづく ―




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  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
  • スプリング杯編(全3試合)
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  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  • 日常回(原作ひめるり回〜proof回)
  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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