蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
【ヴィクトリーロード】のトレーラーで海辺で練習してる映像が流れた事を踏まえ、【Like!Like!ラブライブ!】でも海合宿回があるから一緒にしちゃえという安直な考えです。
晴也のフィジカル面に大きな強化が入ります。
第100話:小鈴の友達
それは撫子祭と、撫子祭でのエキシビションマッチを終えて2日後だった。朝の学院の中庭で、小鈴は……………。
小鈴「景色、よし!角度、よし!録画――っとと」
小鈴はスマホを録画モードにして三脚にセット。とある動画を撮っていた。
小鈴「録画……よし。それじゃあ、あくしょん!」
小鈴『かちまっ………あぁあえっと、あたしの名前は小鈴! 蓮ノ空学院に通う一年生。特技は決まってないけど、 好きなことはチャレンジ! 頑張れば、なんだってできるって信じてる!』
カメラに向かって話しかける小鈴。それを―――、
?(ん〜………………?)
その様子を、ある人が見ていた。
小鈴 『これから見せるのは、あたしがチャレンジを成功しまくる一大ヒストリ――』
晴也「なにしてんだ?」
そこへ、晴也が声を掛ける。
小鈴「どわぁ!? は、晴也くん!?」
晴也「おう、驚かせてたら悪いな。それで……なにやってんだ?さっきから見てたけど……」
撮影中に声をかけてきた晴也に驚く小鈴。晴也は何をしていたのかを小鈴に聞く。
小鈴「え、えっと。これはね、映画を撮ろうとしてるんだ!」
晴也「ほう、映画。楽しそうなことしてるな〜」
なんと映画を撮ろうとしているという小鈴。晴也も映画は話題のとかがあるとたまに映画館で見るので興味がある。
小鈴「そ、そうかな?」
晴也「? 楽しいからやってるんじゃないのか?」
小鈴「あーいや、えっとそれは……うん。やりたいことでは、あるかな?」
晴也「そっか。良かったらカメラマンやろっか?」
晴也がカメラマンを申し出る。でも……
小鈴「ううん、大丈夫! 晴也くんも練習あるだろうし! またあとでミーティングでね!」
晴也「ん、わかった。それじゃあ、あとでな」
そして、晴也は行ってしまった。
小鈴「がんばらないと………」
― サッカー部部室 ―
そして、朝のサッカー部のミーティングの時間になり、部室では………
小鈴「ふにゅ〜………………………」
晴也「………………………頑張りすぎたな?」
吟子「小鈴、ミーティング始まるよ?」
小鈴「アイオキマス」
虚ろな目をしながら起き上がる小鈴。
小鈴「すみません。ご迷惑を」
花帆「アタシが来た時晴也くんがいたよね? その時にはすでに寝てたけど……ずっと寝てたの?」
晴也「俺が部室に来た時にはもうぐっすりでした」
何してたんだろ…………?
小鈴「ミーティングに遅れるわけにはいきませんので、体を引きずってやってまいりました。そして……気づいたら意識が」
綴理「! なるほど」
晴也「なるほどじゃないですからね!?」
さやか「そうですよ! 先輩が何を考えているのかうっすら分かりますが、遅刻しないように先にここで寝ておこうっていうのはダメですからね?」
晴也とさやか先輩が同時に綴理先輩に注意する。
綴理「さやもはるも、ボクのことよく分かってくれてる。息もピッタリ」
晴也「今の話の流れなら誰でも分かりますよ……」
さやか「ホントですよ……」
まったく…………。
瑠璃乃「体調悪いの? 今日は休んでおく?」
瑠璃乃先輩の心遣い。瑠璃乃先輩は人一倍優しいけど、その分充電切れの反動は凄まじい。
小鈴「あーいや、すみません。ちょっとやることがあって、それに追われてただけです。体調悪いとかじゃなくて」
やること………?
さやか「こないだのテストの補習とかですか?」
小鈴「あ〜いや、勉強関係じゃないんです。その、映画を撮ろうとしてただけなんですけど……」
花帆「映画! え、すごいね! なんでなんで!?」
映画を撮ると聞いて花帆先輩は目をキラキラさせる。『楽しそう!』とか考えてるんだろうな………。
小鈴「た、大したことじゃないんですけど。ちょっと事情がありまして」
花帆「……………あれ、もしかしてあまり聞かれたくなかった?」
小鈴「そういうわけじゃないんですけど! でもミーティング前に徒町が時間取りすぎてるような気がしてまして!」
さやか「それでも、あなたが突っ伏してたら気になるものなんですよ。さ、そういうわけじゃないなら話しちゃいましょうね」
さやか先輩が
小鈴「え、は、はい。わかりました! 実は……その、昔の友達から久しぶりに連絡がきたんです」
瑠璃乃「お、幼馴染だね?」
小鈴「中学からは別々ですし、やり取りもそんなに頻繁じゃなかったんですけど。でも、徒町にとっては、チャレンジを教えてくれた大事な友だちなんです」
へぇ。そんな友達がいたんだな………。
綴理「すずに、チャレンジ。じゃあ、すずがお世話になりました」
綴理先輩が頭を下げる。いや、今言ってもしょうがないと思う
小鈴「は、はい。お世話になりました。でもその子が……自分はもうチャレンジを……夢を諦めるって言ってて。映画監督になるっていう、昔からの夢を――」
そして小鈴はスマホのメッセージ画面を見せて来る
花帆「『小鈴、久し振り。この間のスプリング杯見たよ? 小鈴が名門と呼ばれる学校で大活躍できる選手になるほど頑張っているのが分かって、とっても嬉しいわ。昔から転んでもすぐ起き上がって頑張るあなたは―――』」
兵太「いい手紙じゃん」
綴理「ん」
小鈴「わ、わー! そ、その辺は良いんです! もっと下、もっと下なんです!」
花帆「もっと下……『家族と、外国にいくことにしたの。新天地で新しい夢を探すね』」
ふむ?
姫芽「外国に行くことが、夢を諦めることになるの?」
小鈴「その子……
丈二「なるほど……それは確かに諦めてるな。去年までの俺みたいだ」
みんなが桜咲先輩を見る。小鈴は話を続ける。
小鈴「………雪佳ちゃんはなんというか、チャレンジに全部成功する徒町というか、なんでもできて完璧で、そういうとこはさやか先輩に似てて」
さやか「あ……似てますかね??」
戸惑うさやか先輩に、小鈴はコクリと頷く。
小鈴「徒町がチャレンジをするようになったのも雪佳ちゃんのおかげというか。そんな雪佳ちゃんが、締めるって選択をしたのが、徒町にとっては…………」
なるほど………。
小鈴「だから! 徒町、頑張ろうと思ってるんです。徒町がなにかで頑張るところを映画に撮って、雪佳ちゃんに届けたい。諦めないでほしいって、その気持ちを届けたいんです!」
瑠璃乃「ん、いいじゃん! その子が夢を諦めるほど、家族の手伝いが凄い大変なのかもしんないけど…………小鈴ちゃんは、その子が頑張ってたのが好きだったんだもんね。なんか分かる気がするな」
瑠璃乃先輩は慈先輩を見る。その話を聞いたときには部員全員慈先輩を見ていた。
みんなから見られた慈先輩は少し顔を赤くし
慈「…………ま、まあ、言いたいことは分かる。その子にも事情があるのかもしんないけど……小鈴ちゃんの知ってるその子は、楽しそうだったんでしょ?」
小鈴「はい、誰よりも!」
慈「ん、なら良いと思う」
花帆「よし、じゃあ手伝うよ小鈴ちゃん!」
来夏「そうだね!」
俺達がそう言うと、小鈴は申し訳無さそうな顔をし、
小鈴「えっ!? で、でもさっきも言いましたけど、これは徒町の問題で。それにインターハイ地区予選のための練習だってありますし……みんなに迷惑はかけられませんから」
梢「そう…………?」
花帆「え、全然手伝うよ!?」
小鈴「気持ちは嬉しいです! でもどのみち、雪佳ちゃんが外国に発つまで、あんまり時間がないんです。だからやっぱり、そこまで皆さんに迷惑はかけられません。それに、サッカー部のメンバーとしても、徒町が一番練習頑張らなきゃダメですから。足を引っ張るのは最小限にしたくて」
綴理「………? 引っ張られたことはないけど」
丈二「本当にいいのか?」
小鈴「ああうーん………はい」
晴也「…………まあ、小鈴の気持ちも分かる気はするんだけどな。俺達に何かできることがあったら、いつでも言えよ?」
小鈴「はい! みなさん本当にありがとうございます! 練習ももちろん、頑張ります! 強化月間!!」
梢「…………分かりました。それじゃあ、今日の練習を始めましょう!」
そして、今日も1日が始まる。
― つづく ―
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出会い〜練習試合(石川光晴館)
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スプリング杯編(全3試合)
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コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
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オリジナル回(イタリア戦)
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コラボ回(二つの世界のサッカー)
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日常回(原作ひめるり回〜proof回)
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インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
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クロニクル編
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プロ編(花帆vs瑠璃乃)
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プロ編(慈vs小鈴)