蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第104話:家族

 

 

 姉ちゃんによる女子の能力測定が終わり、次は男子の番になった。今俺とソジ、丈二先輩はパンツ一丁で姉ちゃんの前に立たされていた。因みに女子は別室だ。

 

 

 

奏「ふ〜む…………」

 

 俺達の身体をまじまじと凝視する姉ちゃん。コレ、半分私欲入ってるだろ……。

 

晴也「おい!」

 

奏「ん!?」

 

 ハッ!と我に返る姉ちゃん。やっぱり………

 

 

 

晴也「俺達の身体はどんな感じなんだよ!」

 

 姉ちゃんの能力を知る俺が声を荒げて問う。丈二先輩もソジも若干恥ずかしそうだ。

 

 

 

奏「あ、そうだね……まず、桜咲くん」

 

丈二「は、はい!」

 

奏「かなり良いフィジカルしてるね。足もキック力も高いけど柔軟性もある理想的な筋肉してる。欲を言えばもう少し俊敏性欲しいかな? たぶん反復20秒で65くらいじゃない? できれば80は欲しいかな?」

 

丈二「当たってる………」

 

 

 

奏「じゃあ次は………木曽路くんね」

 

兵太「うす!」

 

奏「元気のいい返事! そうだね、君はかなりボールキープに向いた身体つきをしてるからね。跳躍しての競り合いとか強そうだし」

 

兵太「はい。それは自分も武器としてる所です」

 

奏「だろうね。足腰の粘り強さを鍛えるといい感じになると思うよ」

 

兵太「はい!」

 

 

 

奏「じゃあ最後に………晴也!」

 

晴也「おう……」

 

 何言われるんだろ……。

 

奏「中学の頃から凄い身体変わったね……好みかも。抱いて?」

 

晴也「ふざけんな! 俺達姉弟だぞ!?」

 

 何言ってんだこの姉は!!

 

 

 

奏「え〜? 良いじゃん。減るもんじゃないし……」

 

晴也「減るわバカ!!」

 

奏「ムカッ! お姉ちゃんにむかってバカとはなにさ!!」

 

晴也「バカじゃねぇか!! そんなだから美人なのに学生時代彼氏の1人も居なかったんだろ!!」

 

奏「あっ! 言っちゃならない事言ったね!!」

 

 ぐぬぬぬぬ!!と、顔を突き合わせて睨み合う俺達。そこへ――、

 

 

 

天馬「はいはいそこまで。奏、晴也の身体はどんな感じなの?」

 

晴也「そうだよ。俺はそれを知りたいんだよ」

 

奏「ムウ……晴也は、他のみんなと比べたらダントツで優秀な肉体バランスしてますよ。けど、やっぱりキックは昔と同じでそこまで強くないなぁ……涼太やアタシよりも弱いし」

 

晴也「それは……まあ」

 

奏「それに、キック力ってだけならさっきの来夏ちゃんや丈二くんよりも低いよ。まぁ、それを補えるだけのテクニックを持ってはいるけど……」

 

晴也「なんかキック力つかないんだよな……」

 

 

 

 昔から足を重点的にトレーニングしてるんだが、キック力は中々つかないんだ……。

 

 なんだかな〜と、トントンと足を叩く晴也を見て

 

奏「…………………」

 

奏(まあ、実際は少し違うんだけどね。晴也は怒り狂って暴走しちゃったときに私たち家族の誰よりも高いキック力に変わっちゃうからね……。パパとママ、涼太には話したけど、晴也には話してないからなぁ……)

 

 大海家では、晴也だけは怒らせてはならないと暗黙の了解があるのである。怒り狂うだけで、アースイレブンのエースだった父親の竜太よりも素のキック力が上回ってしまうのだ。

 

奏(監督にはパパから話してあるって言ってたけど……晴也がそれに気づいたら力を解放するためにすぐに怒る子になっちゃいそうだし……)

 

 

 

 だから晴也には、その特性のことは言わないことにしているのだ。晴也の身体自身が、晴也が気づかぬうちにリミッターを掛けてくれているが、怒るとそれが外れてしまうのだ。

 そのリミッターが無ければ、理性が飛ぶ所を除けば完璧な身体をもっているのだ。

 

奏(ホント神様に感謝したいくらいだよ……)

 

 奏はそんな事を思ったが、男子に服を着るように指示。3人が服を着たら女子を呼んでこいと命じる。

 

 

 

 ――――――

 

 ―――

 

 

奏「さて、みんなの身体は見せてもらって課題は教えたね?」

 

蓮ノ空『はい!!』

 

奏「インターハイまで、その課題を進めつつ、他がおろそかにならないように配合バランス考えながらトレーニングしてね。なやんだら頼りになる監督が居るんだから」

 

梢「分かりました!!」

 

蓮ノ空『分かりました』

 

 姉ちゃんは「うん」と笑顔で返事をすると、

 

 

 

奏「じゃあ、あたしはあまり長くチームを留守にすると迷惑かかるから実家に少し顔を出したらイタリアに戻るよ」

 

晴也「うん。父さんと母さんに宜しく」

 

奏「うん。晴也…!」

 

晴也「?」

 

奏「頑張ってね?」

 

晴也「ああ!」

 

 

 

吟子「ありがとうございました!」

 

さやか「恥ずかしかったですけどね……///」

 

慈「でも、恥ずかしい思いをした甲斐はあったかな?」

 

姫芽「そうですね~…」

 

小鈴「徒町、これからも頑張ります!」

 

綴理「うん……!」

 

花帆「ありがとございました!」

 

瑠璃乃「あざっした〜!!」

 

来夏&丈二「「ありがとうございました!」」

 

兵太「またいつでも来てください。晴也もああ言ってますけどたぶん嬉しいと思うんで「おい!」」

 

奏「ふふっ、そう?」

 

 姉ちゃんが嬉しそうな顔で笑う。そうしてるとモテそうなんだけどな…。

 

 

 

奏「あ、そうだ。さやかちゃんだっけ? 耳貸して」

 

さやか「え? は、はい……」

 

 大人しく従うさやか先輩。なんだろう。

 

 

 

奏「晴也の事、よろしくね? 好きなんでしょ?

 

さやか「ふぇ……? へぇえええっ!?/////」

 

 顔を真っ赤にするさやか先輩。ど、どうした!?

 

 

 

さやか「そ、その……。何ていうか………///」

 

奏「あらあら。可愛いのう……」

 

 見てる目が完全にエロ爺何だよな……。

 

 

 

晴也「ったく………」

 

 俺は呆れた顔で姉ちゃんをみる。

 

 

 

晴也「イタリアリーグ、頑張ってね。応援してる」

 

奏「!! 晴也が応援してくれた! お姉ちゃんのやる気はMAXハートだよーー!! じゃあねーー!!」

 

 意味のわからない言葉を残し、姉ちゃんは帰っていった。

 

 

 

さやか「凄いお姉さんでしたね。色々な意味で」

 

晴也「悪い人じゃないんだけど……なんかスミマセンでした」

 

慈「最初は何この人!? って思っちゃったけど、蓋を開けたらいい人だったね」

 

小鈴「はい! 凄く優しい方でした!」

 

晴也「ああ。一部残念って思うのは贅沢なのかなぁ……」

 

丈二「いや、それは俺もわかる気がする」

 

さやか「ですねぇ……」

 

 苦笑いする蓮ノ空。さてと…!

 

 

 

晴也「じゃあ、各自で姉ちゃんに言われた弱い所を伸ばす特訓ですかね?」

 

梢「あ、それなんだけど……監督」

 

 みんなが監督を見る。

 

天馬「うん。明後日から梢の家の別荘に泊まらせてもらって夏合宿だよ! 砂浜を使ったトレーニングとか泳いで全身のトレーニングとかしようかなと。もちろん1日のメニューが終わったら遊んでいいよ」

 

花帆「やったーー!海だーーっ!」

 

兵太「やっほーー!!」

 

梢「花帆、ソジくん、あくまでも練習よ? それと、小鈴さんは映画撮影の絶好の機会になるはずよ。雪佳(せっか)さんにあなたの頑張りを見せてあげましょう」

 

小鈴「はい!ちぇすとーー!」

 

さやか「………………////」

 

すると、さやかはチラリと晴也の方を見た。晴也は気づいてないが。

 

 

 

さやか(前にヤノサさんたちが来た時、晴也くんから可愛いと言われて、その夜に4月からコレまでを思い出してからですけど。――好き……なんですね。やっぱり私は……)

 

 そんなさやかを、同級生及び先輩は……

 

3年生&2年生((さやかちゃん(さん)(村野)……可愛い(いわね〜)(な)♡))

 

 完全にからかう気満々だった。

 

 

 

― つづく ―




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  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
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  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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