蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
よって、投稿頻度を最初期に戻し。(書いてさえいれば1週間に何度でも。最低週1)に戻し、【NEXT DREAM編】はしばらくの間休載します。
――今後ともよろしくお願いします!
不良1「ねぇねぇ君たち〜」
小鈴「な、なんですか?」
前から3人組みの男の人が話しかけてきた。
さやか(この雰囲気、マズイ気がする……)
さやかが晴也を見ると、晴也もヤバいと言う顔をしていた。
不良2「俺たちと遊ばない?」
不良3「そんな男ほっといて俺たちと楽しいことしようぜ」
これってナンパっていうんですかね。小鈴さん震えてますし、先輩として私が言うべきですかね?
――すると、
晴也「部活で来てるので誘うなら他を誘ってください」
ここは相手にしないほうがいいと判断したのか私と小鈴さんの手を取って行こうとする晴也くん。すると、
不良2「はぁ? 男に話してねぇんだよ」
不良1「そうそう。君たちもそんなこと言わずにさ〜」
不良3「そうそう〜」
えっ!?
小鈴「いやっ!」
さやか「は、離してください!!」
晴也「てめぇ! 離しやがれ!」
不良2「ウゼェんだよ!」ドゴッ!
晴也「ぐあっ!!」
さやか「晴也くん!!」
晴也くんの腹に男の膝蹴りが炸裂しうずくまる晴也くん。
不良1「弱っ!」
不良2「情けねぇやつww」
男のうち2人が、私と小鈴さんの腕を掴みながら晴也くんを嘲笑う。いくらなんでも私たちでは男の人の腕力には勝てません。
せめて小鈴さんだけでも……
ガブッ
不良3「いて!? このやろう…何しやがる!」
今です!
さやか「小鈴さん逃げてください!」
掴まれた腕に噛み付いて一瞬離れたからそのまま小鈴さんを掴んでいた人にタックルしてなんとか小鈴さんも離れることはできた。
――だが、
さやか「つっ!?」
その瞬間に最初に掴んでた人に捕まった……怖い、怖いけど小鈴さんだけでも逃さないと……
小鈴「さやか先輩!?」
さやか「小鈴さん逃げて! 早く!」
小鈴「でも! 「いいから早くっ!」……す、すぐ助け呼んできますから!」
不良1「逃がすか」
晴也「させるかっ!」バギィっ!
晴也くんが不意をついて自由だった不良をぶん殴って吹っ飛ばす。その間になんとか小鈴さんは捕まらずに済んだ。
よかった……
不良2「ちっ、1人逃したか…まぁいいや」
不良3「こいつも結構可愛いしな」
不良1「テンメェ〜…!!」
晴也「つ! ……………」ドクンっ!
晴也(? なんだ? この感じ……)
さやか(晴也くん………!)
― 天馬side ―
俺達は3人が戻ってくるまで動画の整理をしていた。――だが、
梢「3人ともちょっと遅くないかしら?」
たしかに…スーパーまではそこまで遠くないはずだし、そろそろ戻ってきていてもおかしくないはず。
丈二「何かあったのか?」
天馬「何もないといいけど…心配だし俺が様子見てくるから留守番……」
小鈴「助けてー!」
ん? 小鈴? 勢いよく走ってくるけど……2人は?
吟子「小鈴どうしたの!? さやか先輩と晴也くんは!?」
小鈴「大変なの!! 2人が!!」
小鈴から事情を聞いたが…2人が男の3人組みに絡まれただって!? しかも小鈴を助けるために自分を犠牲に!?
天馬「くそっ! 小鈴、場所は!?」
小鈴「す、スーパーの近くで声かけられて……私だけ逃げちゃって…ごめんなさい……」
小鈴のせいじゃないし謝る必要はない。…とにかく助けないと!
天馬「俺が行って助けてくるからみんなは絶対来るなよ!」
そう言って小鈴に教えられた付近を探しに勢いよく走り出した。
………無事でいてくれ2人とも!
天馬が走り現場に向かうと、晴也がボコられているところだった。すると、男の一人の手がさやかに向かう。
天馬「つ!」
天馬(間に合わない……つ!)
すると、
ボゴォオォオオッ!!
さやかに手を出そうとしていた不良が、勢いよく吹っ飛んだ。
慌てふためく残りの2人。その間に超高速で何かが動いて残り2人をブチのめす。動きが止まって見えたのは、赤い悪魔のようなオーラを放った晴也だった。
天馬(晴也……!)
さやかはいきなり不良が3人ともぶっ飛ばされたことに驚き、ぶっ飛ばした張本人の晴也を見る。
さやか「ひっ!?」
さやかが晴也を見ると、獣のように光る眼光に浮き上がった血管。途轍もない憎悪にまみれた表情をしていた。
――だが、
晴也「…………プツン」ドサッ
エネルギーを使い果たし、糸が切れたと言わんばかりに倒れ込む晴也。さやかは我に返って焦る。
さやか「晴也くん!? しっかりして!!」
天馬「2人とも!」
そこに天馬が到着。さやかは安堵する。
さやか「監督………!」
天馬「ごめん。それで、晴也は……」
さやか「分かりません。突然身体能力が桁外れに上がって……気づいたら……」
天馬「晴也も気づいちゃったかな……」
さやか「え?」
天馬が、さやかに晴也の特質を告げる。
晴也は、基本優しい。だが、その身に内包された力は、ちょっとしたことで周りを傷つけ兼ねないほどに大きい。
それゆえに、サッカーする時もそれ以外でも、周りを傷つけないように無意識に力をセーブしている。
―――しかし、本当に怒り狂った時、そのセーブが外れて鬼のようなとんでもない身体能力を発揮する。
そして、その怒った時の力こそ、晴也の本来の全開能力であり、怒った時の力は地球代表の時の竜太を凌ぐ力なのだと。
さやか「じゃあ、今までのあれはまだ本気じゃなかったと?」
天馬「うん。けど、晴也本人はその事に気付いてない。自分は今まで全力でやってたと思ってるはずだよ」
さやか「………………」
天馬「とにかく、さやかは晴也を支えてあげてくれるかな?」
さやか「はい……。私たちは今まで晴也くんに支えられてきました。私だって、晴也くんの支えになりたいですから!」
そして天馬監督は晴也をおぶり、別荘まで戻った。
さやか(晴也くん………)
そしてしばらくして晴也くんの意識が戻り、しばらく自分の手を見つめて黙っていた晴也くん。夕食を食べ終えると男子と女子でそれぞれ分かれて風呂に入り、夜――、
コンコン
天馬「はい?」
ガチャ
晴也「監督……」
監督室を訪ねたのは晴也だった。
天馬「やっぱり来たね」
晴也「監督は……気づいてたんですか?」
天馬「俺、というより……竜太から聞いてたんだ。晴也の力の大きさを」
晴也「そうですか………」
晴也は、自身の右手を見つめる。
晴也「俺、今まで本気を出してるつもりで出してなかったんですかね………」
天馬「………晴也。君はちゃんと全力を出してたよ。けど、きみの中にはまだ力が眠ってる。それもとてつもなく大きな力が。力を出しても周りを傷つけないように、明日からその感情をコントロールするための練習を始めようか」
晴也「はい」
天馬「今日はもう休みな? 大丈夫。みんな受け入れてくれるよ。さっきだって、さやかは晴也の支えになりたいって言ってたよ?」
さやか先輩…………。
晴也「はい………」
― つづく ―
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