蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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 いよいよ新章、インターハイ開幕です。
 本家のヴィクトリーロードのゲームに沿い、予選初戦の相手は主人公校の学業におけるライバル校、西ノ宮高校。

 サッカーはそこまで強くない学校らしいが、まさかの………?

 始まります!


7月12日〜7月16日 開幕!インターハイ 1回戦 vs西ノ宮高校
第111話:インターハイ開幕前


 

 

 梢センパイの別荘での海合宿から帰ってきた数日後、インターハイ中部・北陸地区予選の組み合わせ抽選会が行われ、俺達蓮ノ空の1回戦の相手は同じ石川県内の高校であり、蓮ノ空と同じく文武両道を掲げるライバル校、西ノ宮(にしのみや)高校に決まった。

 

 西ノ宮はサッカーはそこまで強い学校ではなく、過去5年間は1回戦で敗退している学校。蓮ノ空なら楽に勝てる相手だが、油断は禁物だ。

 

 実際、以前の光晴館戦での教訓から、どんなに格下だったとしても気を引き締めて最後まで戦うことをメンバーみんな決めており、足元をすくわれることはないと思いたい。

 

 

 

〜 クロニクルルーム・練習中 〜

 

梢「来なさい!」

 

瑠璃乃「行きます!」

 

 瑠璃乃先輩は必殺シュートの体勢。ボールを天空へと蹴り上げると、ボールが何万ボルトという電気の塊を凝縮する。

 瑠璃乃先輩は腕を組みながらゴールに背を向けて跳躍すると、オーバーヘッドウィンドミルボレーでボールを撃ち落とした。

 

瑠璃乃「[極・天空サンダー]!!」ドゴォオォオォオッ!!

 

 天空から梢センパイに対して、雷のエネルギーの奔流が襲う。

 

 

梢「止める!」

 

 梢センパイは構える、しかし、今までの必殺技の構えではなかった。

 

梢「ゴッドハンドを無数に作り出して一斉に向かわせるイメージ……」

 

梢(シタタタタッ! タンッ! ドババババーン!)

 

 梢センパイの背後に、複数のゴッドハンドが壁のように現れる。梢センパイは瑠璃乃センパイのシュートを受け止めるが、技は発動せずにオーラは叩き割られた。

 

バギィッ!

 

梢「きゃあっ!?」

 

 梢センパイの技は失敗。梢センパイを吹っ飛ばしてボールはゴールに突き刺さる。

 

 

 

晴也「梢センパイ、新技っすか?」

 

梢「ええ。[ムゲン・ザ・ハンド]を習得しようと思って」

 

 [ムゲン・ザ・ハンド]か………。

 

 

梢「とにかく練習よ。次! 花帆さん! 私が終わったら次は綴理もキーパー練習お願いね!」

 

花帆「はい!」

 

綴理「わかった」

 

 そしてキーパー練習を積む梢先輩と綴理先輩。そしてシュート練習を積むストライカーたち。

 

晴也「できればDF陣にも何かシュートあるといいんだけどな……」

 

 その様子を眺めながら呟く晴也。

 

 

 

 因みに小鈴が今、前にビデオで見た神童さんの[刹那ブースト]の"動き"を参考にした全く新しいシュート技を練習している。

 

 他のメンバーもフィジカルアップの筋力トレーニング練習や、新技開発などに勤しんでいた。

 

 ―――晴也はというと、

 

 

 

晴也「…………………フーッ」

 

 晴也は一度心を落ち着かせて集中する。

 

晴也「ハッ!」

 

ボォァアッ!!

 

 そして一気に力を入れ、晴也は擬似的な怒りエネルギーを解放。

 合宿から数日が経ち、今は晴也はもう完全に自身の感情をコントロールできるようになっていた。

 

 

 

晴也「ふぅ………」

 

 晴也が一息ついてドリンクを飲もうとボトルが置いてある壁際に行くと、

 

さやか「お疲れ様です晴也くん」

 

 ちょうど晴也()の様子を見ていたさやか先輩が、ボトルとタオルを渡してくれた。

 

晴也「ありがとうございます。さやか先輩………///」

 

 さやか先輩からタオルを受け取り、汗を拭く晴也。拭いた後でドリンクを飲む。

 

 

晴也「……………////」

 

さやか「……………////」

 

晴也(か、会話が続かない………)

 

 さやか先輩を見ていると、心臓がバクバクといいしどろもどろになる晴也。

 実はあれからというもの、晴也はさやか先輩を完全に意識してしまっていた。

 

晴也(まさか、好きになっちまったのかなぁ………)

 

 晴也が顔を赤くしていると、

 

 

花帆「さやかちゃーん! [トライフレア]の練習しよ〜!」

 

瑠璃乃「やろ〜ぜ〜!」

 

 花帆先輩と瑠璃乃先輩がさやか先輩に声を掛ける。

 

さやか「あ、今行きます! では晴也くん、また後で」

 

晴也「は、はい………///」

 

 行ってしまうさやか先輩。すると―――、

 

兵太「ヘタレ」

 

 背後に忍び寄っていたソジの暗殺者のような、言葉による会心の一撃(クリティカルヒット)。晴也の心を抉る。

 

晴也「うっせぇわ!」

 

 顔を真っ赤にしてソジに怒鳴る晴也だった。

 

 

 

 ―――その頃、高速道路、長野県八ヶ岳付近。

 

 

 高速バスに乗って、東京からとある2人が、石川県の西ノ宮に向かっていた。

 

 その二人とは………、

 

 

 

ハル「……………」

 

月影「それにしても、よくお前がこの遠征を承諾したな」

 

ハル「今回助っ人頼んできた学校の1回戦の相手、蓮ノ空なんでしょ? 前に戦ってから気になってるんですよ」

 

 その二人とは、王者雷門高校の1年生エース、円堂ハルと、キャプテンの月影蓮だった。

 

 

ハル「それにしても……、俺達がフルメンバーで戦って引き分けだった相手に、俺達2人しか居ない状態で他は違うメンバーで、蓮ノ空に本気で勝てると思ってんでしょうかね?」

 

月影「さあな……。ま、受けたからにはしっかりやらないとな」

 

 

 月影が苦笑すると、ボーっと窓の外を眺めるハルに声を掛ける。

 

月影「なあ、ハル。サッカーが辛いなら、無理してやる必要は無いんだぞ? 思い切って辞めてみるのも、自分の居場所を探すためには大切な事だ」

 

ハル「蓮さん……無理ですよ。俺は、サッカーをやるために産まれてきた様な物ですから」

 

蓮「ハル…………」

 

 

 そうして、そうしている間にもバスは石川県へと向かって行った。

 

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、募集中です。

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  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
  • スプリング杯編(全3試合)
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • オリジナル回(イタリア戦)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  • 日常回(原作ひめるり回〜proof回)
  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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