蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第117話:瑞河とのサッカーバトル

 

 

 来夏先輩の提案でサッカーバトルする事になった蓮ノ空。たしかに相手の実力を知るには良いが、梢先輩は難色を示している。

 

 

梢「あまり気乗りしないわね……」

 

兵太「まあまあ、面白そうだし俺は出ますよ」

 

花帆「アタシも出る!」

 

来夏「アタシも言い出しっぺだし出るよ」

 

丈二「しゃーねぇ。オレも出るか……」

 

 

 瑞河は……

 

泉「いいのかい? セラス」

 

セラス「売られた喧嘩は買うのが礼儀だからね!」

 

泉「そういうものか」

 

 

サッカーバトル!!

 

瑞河

 

GK     泉

 

DF     矢倉

 

MF    騎士部

 

FW 品乃     友部

 

蓮ノ空

 

FW 丈二     来夏

 

MF     花帆

 

DF     兵太

 

GK     梢

 

天馬「じゃあ始めるよ!時間は10分間。始め!」

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

 

 

 

 監督の笛でバトル開始。丈二は花帆に戻す。

 

丈二「ほらよ!」

 

花帆「っと、よし!」

 

 花帆はドリブルで攻め上がる。そこに品乃が止めに入る。

 

 

MATCH UP!!

花帆 vs 品乃

 

 

品乃「抜かせない!」

 

花帆(ここは一気に勝負を仕掛ける!!)

 

花帆「来夏ちゃん!」

 

来夏「分かった!」

 

 花帆の合図で、花帆と来夏が同時に跳躍。上に魔方陣が浮かび、二人のツインキックを魔方陣を通じて地面に蹴り込む。

 

 

花帆&来夏「「[ブリタニアクロス・V2]!!」」ドコォオオッ!!

 

 

 必殺技で品乃を抜き去る2人。

 

品乃「っ! へえ?」

 

 だが、相手は冷静にコチラの実力測っている様だ。

 

 

騎士部「とめます!」

 

 急いでヘルプに入る騎士部。花帆はすぐに丈二にパスを出す。

 

花帆「丈二くん!」パスッ!

 

 

 

矢倉「こっちか…!」

 

 急いで丈二に向かう矢倉。だが、

 

丈二「ほらよ!」

 

 サイドに引きつけてここで中へとリターンパス。走り込んできたのは花帆だ。

 

 

 

花帆「オッケー!」

 

 花帆はシュート体勢に入る。ボールが太陽のように光り輝き、三連撃の蹴りを叩き込む。

 

花帆「[サンライズブリッツ・GX]!! いけぇっ!」

 

 花帆のシュートが、ゴールに迫る。

 

 

 ―――だが、

 

 

 

泉「止める……」ガチぃっ!!

 

 なんと、技も使わずにノーマルキャッチで花帆のシュートを止めてしまった泉。

 

花帆「う、うそ!?」

 

丈二「マジか!!」

 

 驚愕する蓮ノ空。だがバトルは続行だ。

 

 

 

泉「こんなもんか……いけ!」

 

 泉からのロングスロー。ボールは品乃へ。

 

品乃「ナイス。決める!」

 

 品乃がボールを真上に蹴り上げると、ボールからジェット推進の炎が上がり、ミサイルのようにゴールに迫る。

 

 

 

品乃「[パトリオットシュート]!!」

 

 猛然と迫る品乃のシュート。梢先輩も迎え撃つ。

 

 

 

梢「止める!」ガチぃっ!

 

 しかし、コレはお返しと言わんばかりにノーマルキャッチで止め返す梢。

 

 

 

泉「ほう?」

 

梢「木曽路くん! 頼むわ!」

 

 梢のキックからボールは兵太へ。ドリブルで上がる。

 

 

 

セラス「いいよ。撃たせて見て!」

 

 フィールドの外から声が飛ぶ。それを聞いた他のメンバーは「え?」という顔になる。

 

 

 

泉「完膚なきまでに打ち砕こうってことか……相変わらずうちのお姫様はサッカーやってる時は優しくないね」

 

 そして、猛攻を続ける蓮ノ空だったが、最後まで桂城泉の守るゴールを破れずに、バトルは引き分けに終わった。

 

 

 

花帆「はぁ……はぁ……」

 

泉「勝負は見えたかな」

 

来夏「まさか、ここまで手も足もでないなんて……」

 

梢「でも、晴也くんなら……」

 

花帆「うん。晴也くんなら点を取れたと思う」

 

 ――すると、"晴也"という言葉を聞いた泉は、

 

 

 

泉「晴也……? まさか、大海晴也か? 晴也が蓮ノ空に居るのか!?」

 

 いきなり表情が変わり、驚きの声を上げる泉。

 

 

 

さやか「やっぱり知り合いなんですね」

 

セラス「泉?」

 

慈「大海竜太の息子、大海晴也ならうちのエースストライカーだよ。ちょっとアクシデントが起きて今は東京に戻ってる。たぶん今ごろ新幹線の中じゃないかな」

 

泉「あ、さっき飛び出してきた男子。見覚えがあると思ったら晴也だったのか……、そうか…。晴也が……蓮ノ空に」

 

 泉の目が、嬉しさに染まる。こんな泉は、瑞河のメンバーも見たことがなかった。

 

 

 

セラス「泉……?」

 

泉「ああ……すまない。また私自身の情熱をよみがえらせてくれる人が目の前に現れると思ったら、興奮してしまった」

 

さやか「?」

 

泉「で、晴也は何で東京に?」

 

天馬「それが……」

 

 事情を説明する監督。

 

 

 

泉「!! 彼方さんが!?」

 

吟子「彼方さんとも知り合いなんね」

 

泉「ああ。小学生の時は試合をよく見に来てたからね」

 

さやか「………………」

 

 複雑な顔をするさやか。

 

 

 

泉「無事だといいが……」

 

 

 そして、瑞河が本来の用を済ませて帰った夜。

 

 

 

 ― 東京・西木野総合病院 ―

 

晴也「母さん!」バンッ!

 

 病室に入る俺。

 

竜太「晴也、静かに……!」

 

晴也「あ……」

 

涼太「来たか……」

 

晴也「うん。明日には戻る。で、母さんは?」

 

彼方「うん。みんなが大袈裟に言っちゃっただけなんだよね。ただの虫垂炎だってさ」

 

晴也「盲腸ってこと?」

 

彼方「今では切らずに直す方法もあるからね〜。もう大丈夫だってさ。ごめんね〜。金沢から……」

 

晴也「いいよそんなの……。無事でよかった……」

 

 

 

 安堵から崩れ落ちる晴也。

 

竜太「晴也、明日戻るにしろ、今日は遅いから実家に泊まってけ」

 

晴也「そうする」

 

 

 そして、俺は久しぶりに東京の実家に戻った。

 

 

 

― つづく ―




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