蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第120話:後半開始! 逆襲!瑞河女子

 

 

 晴也のシュートが瑞河ゴールに突き刺さり、焦る瑞河。――すると、

 

かすみ「ふむ……なら」

 

セラス「監督?」

 

 かすみさんはベンチから瑞河メンバーに指示を出す。

 

かすみ「みんな! 前半は守りに徹して! これ以上の失点を防いで!」

 

品乃「守りを……?」

 

保平「でも、攻めないと勝てませんよね……?」

 

泉「なるほど………。みんな、監督の言う通りにしてくれ。監督はこのまま1点差で前半を終えて、後半からセラスを投入するつもりなんだよ」

 

弥叉「セラスちゃんを!?」

 

 泉の言葉にみんなが驚く。

 

友部「で、でも、セラスちゃんは全国決勝までの隠し球で……」

 

泉「そんな事を言って負けたら何の意味もない。まずは目の前の相手に勝つ事を考えよう」

 

瑞河『分かった!』

 

 

審判『試合再開!』

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 瑞河ボールから試合再開。――だが、

 

弥叉「品乃さん!」パスッ!

 

品乃「槍崎さん!」トンッ

 

槍崎「保平ちゃん!」パスッ!

 

 消極的な自陣でのパス回し。なんだ……?

 

晴也「攻めてこない……?」

 

慈「諦めたの?」

 

 いや、かすみさんはそんなタマでは無い。

 

 時間はどんどん過ぎていく。観客がこの消極的なプレーに痺れを切らしてブーイングが起こる。

 

 

品乃「キッツいわね……」

 

新狩「好きでやってる訳じゃないのに……」

 

 蓮ノ空も、このまま時間が過ぎればリードしているため勝ちに近づくのでカウンターを警戒して強引に奪いにはいかない。

 

 

晴也(もしもの時に備えて体力も温存しないとだしな………)

 

 

 ―――そして、

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了! ―

 

 

解説『ここで前半終了のホイッスル! 瑞河のこの姿勢、如何ですか?』

 

実況『う〜ん…何か策があるんでしょうけど……。なにせ監督は元雷門。中須かすみですからね……』

 

かすみ「おつかれ。ごめんね」

 

城壁道「観客のブーイングがキツかったですよ……」

 

かすみ「ごめんね。嫌な事させて……じゃあ、後半の作戦。弥叉さん、セラスちゃんと交代。それでセラスちゃんをキーパー、泉ちゃんをFWに変更するよ。元のポジションで暴れてきちゃって!」

 

セラス&泉「「はい!」」

 

弥叉「頼んだよセラスちゃん!」

 

セラス「任せてください!」

 

 

 ――アナウンスが鳴る。

 

アナウンス『選手の交代をお知らせします。瑞河女子高等学校、FWの弥叉さんに代えてセラス・柳田・リリエンフェルトさんが入り、セラスさんがGK、GKの桂城泉さんがFWに入ります』

 

蓮ノ空『!?』

 

 驚くみんな。けど……

 

 

晴也「恐らく、コレが瑞河の最強形態なんだろうな……」

 

天馬「間違いなくね」

 

さやか「じゃあ、前半を1点差で終えるためにわざと消極的なプレーをして終わらせた……」

 

吟子「泉さんには、私たちから得点できる力が備わってるってこと……?」

 

天馬「みんな気をつけて。試合はここからだよ」

 

蓮ノ空『はい!』

 

 

MEMBER CHANGE!!

 

弥叉 out → in セラス

 

 

 

POSITION CHANGE!

 

泉(GK) → FW

 

セラス → GK

 

 

解説『おっと、両チーム出てきました』

 

実況『ここで中高一貫校の中学生出場システムを使う……どんな選手なんでしょうか……。勝負を投げたとは思えないのですが……』

 

花帆「せっちゃん……」

 

セラス「はなちゃん……、勝つのは私たちだよ! 行きますよ先輩! 泉!」

 

泉「ああ!」

 

瑞河『うん!』

 

フォーメーション

 

瑞河

 

GK      セラス

 

DF 槍崎   城壁道   矢倉

 

DMF  保平     屯田

 

OMF 新狩   品乃   騎士部

 

FW     泉   友部

 

 

泉「行くよ………」

 

友部「うん!」

 

 

審判『後半開始!』

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!―

 

 

 審判の笛とともに後半開始。前半とはうって変わり、積極的な攻めを見せる瑞河。

 

品乃「桂城さん!」ドッ!

 

 ここでボールは泉に渡る。

 

さやか「行かせません!」

 

 

MATCH UP!!

さやか vs 泉

 

 

 さやか先輩がすぐに止めに入るが、

 

泉「ふっ!」クンッ!

 

さやか「つ!?」

 

 突っ込んだ所をヒールリフトで抜かれる。ゴール前。キーパーと1vs1だ。

 

慈「まずっ!」

 

泉「1つ……」

 

 泉はシュート体勢に入る。構えから跳躍すると一回転して足を振り上げる。すると、足に長大な聖剣が出現する。

 

泉「[絶・エクスカリバー]!!」ギシャァアァアアアンッ!! ズドドドドドドッ!!!

 

 

 泉の[エクスカリバー]。シュートがフィールドを切り裂きながらゴールに迫る。

 

梢「止める!」

 

 梢先輩は[ゴッドハンド]を右手に集約。密度を高めて硬質化し、シュートに掴みかかる。

 

梢「[極・ダイヤモンドハンド]!!」ガキィイインッ!!

 

 ぶつかる力と力。拮抗するかに見えたが、

 

ビシッ!

 

梢「つ!」

 

 梢先輩の[ダイヤモンドハンド]に亀裂が入った。

 

バゴォオォオォオオォオオンッ!!

 

梢「きゃあっ!?」

 

 

ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 

 シュートは、梢先輩を吹き飛ばしてゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!!

蓮ノ空 1 ー 1 瑞河

 

 

解説『ゴォオオォオオオルッ!! 瑞河同点に追いついたぁっ!!』

 

実況『まさか[エクスカリバー]とは……! 桂城選手…、何故GKだったのでしょうか……』

 

梢「くっ、ごめんなさい……」

 

 いや、というより……

 

晴也「やばくないですか? 一番パワーが落ちる至近距離で撃たれて梢先輩が止められないって……」

 

瑠璃乃「たしかに。[エクスカリバー]は、距離が"伸びるほど"逆にパワーが上がる技だったはず……」

 

 もっと長い距離から撃たれたらどうなっていたのだろう………。

 

晴也「とにかく、必ず点は取ります。守りをお願いします」

 

梢「ええ!」

 

さやか「はい!」

 

慈「分かった!」

 

 

 

後半:5分

 

蓮ノ空 1 ー 1 瑞河

 

― つづく ―




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  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
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  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  • 日常回(原作ひめるり回〜proof回)
  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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