蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第124話:雷門 side①

 

 

 蓮ノ空が瑞河に勝利した頃―――、東京の雷門高校では

 

― 東京・雷門中 ―

 

先生「よし、今日の授業はここまで。宿題やってくるんだぞ〜?」

 

 雷門の授業が終わり席を立つ生徒たち。ハルも鞄を担ぐと教室を出ようとする。

 

ハル「部活行かなきゃ……」

 

 ハルが教室を出て階段を降り、正面玄関からグラウンドに向かおうとしていた。

 

 ―――すると、

 

雷門生徒「ハルく〜ん!」

 

雷門生徒「今度の試合も勝てよ〜!!」

 

 雷門の生徒たちがハルに声援を送る。ハルはあの円堂守さんの息子ということもあり、学校でも大変な人気者なのだ、

 

ハル「あ、うん! ありがと!」

 

 ハルが声援に応えると、周りの生徒たちは行ってしまう。――だが、ハルは生徒たちの背中を複雑な心境で見ていた。

 

ハル「…………勝てよ、か。今度は蓮ノ空に勝たないと……」

 

 ハルはこの間の助っ人として出場した西ノ宮戦、そしてフルメンバーで戦ったにも関わらず引き分けで終わったスプリング杯を思い出していた。

 

 

ハル(蓮ノ空、先輩に聞いていたよりずっと強かった。恐らく、晴也の影響………)

 

 先輩の弟であり、おそらく日本でもトップレベルのサッカー戦術眼と思考回路を持つ晴也。

 全国大会で雷門にとって最も強敵となるだろう。

 

ハル「………よし!」

 

 ハルは気合を入れなおすと、グラウンドに向かった。

 

 

― 雷門・グラウンド ―

 

ハル「遅くなりました!」

 

 ハルがユニフォームに着替えてグラウンドに出ると、

 

鬼門「遅いよ〜」

 

星村「何かあった?」

 

 先輩たちがハルに声を掛ける。

 

ハル「いえ、ファンに捕まっちゃってて」

 

暖冬屋「人気者は羨ましいなぁ……なんで俺モテへんのやろ………。まさか顔?」

 

紫雨「……それは少しある」

 

暖冬屋「なっ!?」

 

 メンバーに笑いが生まれる。言われた暖冬屋は怒って紫雨の首を絞めていたが……

 

涼太「月影、練習しようぜ?」

 

月影「そうですね。では、練習を始める!」

 

 

 そして練習を始める雷門メンバー。一通りのメニューをこなし、休憩中………

 

ハル「あ、蓮さん。ちょっと乙女監督に呼ばれてるので行ってきますね」

 

月影「分かった。監督なら雷門スタジアムのベンチ前にいるはずだ。いつもそこにいるからな」

 

ハル「はい。行ってきますね」

 

 そしてハルは校舎の裏手にある雷門サッカー棟に向かった。

 

 

― サッカー棟前 ―

 

ハル「えーっと監督は………」

 

乙女「ハルくん、こっち」

 

 監督は、雷門メンバーにとって監督のいつものベンチに座っていた。

 

ハル「あ、監督。なんですか?話って……」

 

乙女「まあ座って?」

 

ハル「失礼します」

 

 監督の隣に腰を下ろすハル。

 

乙女「この予選は帝国や海皇以外に強い敵は居ないから勝てると思うけど、ハルくんの意見を聞きたくてね」

 

ハル「俺ですか? まあ、勝てると思いますよ?」

 

乙女「だろうね」

 

 笑う監督。―――すると、

 

乙女「そう言えば、ハルくんもうじき誕生日だったよね?」

 

ハル「え? そうですね……」

 

乙女「何か家族からプレゼントでも貰ったりするの?」

 

ハル「いえ、ウチはプレゼントとか無いんですよね。その代わり、必ず家族みんなが揃って食事がちょっと豪華になるくらいです。家族一緒がプレゼントってことみたいで………」

 

乙女「へぇ? それもステキじゃないの……。ごめんね。変な話で呼び出して。もう行っていいよ?」

 

ハル「? はい。分かりました…。失礼します」

 

 そして席を立ち、グラウンドに戻るハル。

 

ハル(何を話したかったんだ?)

 

 

 

― つづく ―




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  • 出会い〜練習試合(石川光晴館)
  • スプリング杯編(全3試合)
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  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
  • 日常回(原作ひめるり回〜proof回)
  • インターハイ編(予選〜全国大会決勝)
  • クロニクル編
  • プロ編(花帆vs瑠璃乃)
  • プロ編(慈vs小鈴)
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