蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
第14話:蓮ノ空の修練場
近江町FCとの練習試合から1日オフ日を挟み次の日、授業を終えた俺たちはユニフォームに着替えて学校の敷地内にあるとある建物に来ていた。
晴也「ここ、何だ?」
兵太「俺も分かんね……」
吟子「存在は知ってましたけど、なんのための建物かは私も知りませんね……」
小鈴「徒町もです」
姫芽「アタシも〜…」
1年生たちは全員そう答える。すると、
花帆「梢センパイ、ここをとうとう使う気なんだね」
慈「うん。昨日私と綴理が相談を受けてね。近江町FCとの試合を見て、使ったほうが良いって思って」
綴理「うん」
丈二「そうっすか……1年生、俺たちもここの練習はやったことが無いけど、間違いなく想像以上にキツイはずだ。……吐くなよ?」
兵太「うえっ!?」
小鈴「そんなに!?」
すると、奥の扉が開き、梢センパイと監督である天馬さんがやってきた。
梢「全員揃っているわね」
晴也「梢先輩、ここはいったい……」
梢「ここの名前は、"クロニクルルーム"。またの名を、八重咲ステージ。サッカーの歴史と戦う修練場よ」
歴史と戦う? どう言うことだ?
天馬「詳しいことは俺が話すよ……」
そして、天馬さんがこの部屋のことを話し始める。その恐るべき特訓の内容と一緒に……。
それを聞いた皆は……
吟子「そ、そんな部屋が……」
姫芽「スゴイ……」
兵太「ほえ〜……」
晴也「やりがいありそうじゃん!」
梢「この説明を聞いてそう言えるなんてね。では、早速練習を始めるわ!全員、あそこの扉から中のフィールドに出てポジションについて。メンバーは近江町FCとやったときの後半のメンバーをスタメンとします。では監督、お願いします」
天馬「分かった」
そして天馬さんは別の部屋に入っていった。
晴也「じゃあ行くか…」
そして俺たちは言われた部屋に入る。すると、そこにはグラウンドがあり、言われたメンバーがポジションにつく。
すると、天井のスピーカーから監督の声が聞こえてくる。
天馬『今回の相手は中学生のデータだけど、地上最強のメンバーだ。気をつけてね?』
吟子「地上最強? どう言うこと?」
すると、フィールドの相手陣地に選手のホログラムがそれぞれのポジションに、合計11人現れる。
って!!
姫芽「あ、あれって!!」
円堂「………」
豪炎寺「………」
吹雪「………」
鬼道「………」
現れたのは、かつての日本を震撼させたエイリア学園事件を解決した地上最強雷門。
晴也「なるほど、手強そうだ……」
梢「じゃあ皆、位置について!」
フォーメーション
地上最強雷門
GK 立向居
DF 土門 綱海 壁山 小暮
DMF 塔子
OMF 一之瀬 鬼道 円堂
FW 豪炎寺 吹雪
蓮ノ空
FW 丈二 晴也
OMF 花帆
OMF 吟子 瑠璃乃
DMF 綴理
DF 平太 さやか 慈 姫芽
GK 梢
チームレベル
蓮ノ空 15
地上最強雷門 31
天馬『では、練習開始!』
コントロールルームで監督がスイッチをオンにする。
蓮ノ空のキックオフと共にボールは花帆先輩に転がる。――だが、
豪炎寺「……………」ギュン!!
バシッ!
花帆「っ!?」
キックオフで戻したボールをそのまま凄まじいスピードで取られてしまい、そのまま攻め上がっていく豪炎寺のデータ。
吟子「不味い止めないと!!」
急いで吟子が止めに入るが、
豪炎寺「………」ドギュンッ!!
一気にスピードアップした豪炎寺。スピードが尋常ではない。
慈「何あのスピード!! 目で追うのがやっとだよ!?」
さやか「人間にあんなスピードが出せるんですか!?」
そして、豪炎寺のデータはペナルティエリアの遥か手前からシュートを撃ってきた。
豪炎寺「……………」ドゴォオオォオオオンッ!
インパクト音も桁違いにデカい。だが驚くべきはそこでは無い。
シュンッ!
梢「っ!! ボールが消えた!! どこ……っ!?」
気がついた時にはすでにボールは梢先輩の胸元にあり、そのまま梢先輩を吹き飛ばしてそのままゴールに叩き込まれた。
梢「きゃぁあぁああああっ!!」
GOAL!!!
蓮ノ空 0 ー 1 地上最強雷門
綴理「こず!!」
慈「梢!!」
梢「くっ、だ、大丈夫……」
二人が駆け寄ると、梢センパイはなんとか立ち上がる。
梢(ノーマルシュートでなんて威力なの!? スピードも目で追えないくらい速い……。コレが中学生?!)
晴也「…………」
選手が再び位置につく。
晴也「パスと動き出しを早く!! ノロノロやってると瞬間カットされるぞ!」
蓮ノ空『う、うん(おう)!!』
そしてもう一度蓮ノ空のキックから再開する。
RESTART!!!
今度はパススピードを速めにしてなんとか繋ぐ。そしてボールは晴也に飛ぶ。
晴也「よっと!」
胸でトラップして前を向く晴也。しかしすぐに小暮のデータが止めに来る
MATCH UP!!
晴也 VS 小暮
晴也「っ!! (速いけどっ!!)」ギュンッ!
なんとか鍔迫り合いを制し、小暮を振り払いそのまま攻め上がる晴也。しかし壁山がフォローに入る。
壁山「[真・ザ・ウォール]!」
晴也「うおっ!?」
晴也はアッサリと止められてしまい、ボールはカウンターで鬼道へと渡る。
さやか「豪炎寺さんには渡させません!!」
さやか先輩がすぐに豪炎寺さんへのパスコースを潰しにかかるが、豪炎寺さんの異常に早い
さやか「くっ!!」
鬼道「…………」ドッ!
鬼道からの高速のグラウンダーパス。それを豪炎寺は
ドゴォオオォオオオンッ!!
梢「っ!!」
今度は細心の注意をはらい、ボールを意識していた梢。なんとか目で追うと、自分に向かってきていたため両手でノーマルキャッチを試みる。
ドゴォオオォオオオッ!!
梢「ぐぅうぅううぅうううっ!!!」
必死に踏ん張るが、どんどん引きずられていく梢。
そしてそのままシュートの勢いに圧され、ボールは梢の腹に直撃してそのままゴールに叩き込まれる。
GOAL!!!
蓮ノ空 0 ー 2 地上最強雷門
花帆「梢センパイ!!」
梢「だ、大丈夫よ……ケホッ」
梢は咳き込む。
梢「皆、この試合は前半だけよ。前半が終われば、この試合を録画して解析してるAIが私たちに最適な練習を出してくれるから。なんとか戦って!!この試合はあくまでも自分たちに足りない箇所を分析するための試合よ!最後まで戦い抜きましょう!」
兵太(そうは言うけど………)
姫芽(コレ、心折れかねないよ……)
瑠璃乃(伝説って言われてるだけあって、こんなに強かったんだ……)
慈(全員
吟子(考えてたら間に合わんよ……こんなの)
蓮ノ空 0 ー 2 地上最強雷門
ー つづく ー
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