蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第126話:ミーティング

 

 

 なんと瑞河女子のメンバーが蓮ノ空の仲間になった。大幅な選手層の増強に喜ぶべきだが、レギュラー争いもより熾烈になる。

 しかし、俺と花帆先輩はそれぞれの幼馴染と一緒にまたサッカーできることを喜んでいた。そしてそれは、セラスさんと泉も同様だった。

 

セラス「花ちゃん!」

 

花帆「せっちゃん!」

 

 嬉しいのかお互いを愛称で呼び合う2人。ホントに仲いいんだな。

 

泉「セラス嬉しそうだね」

 

晴也「だな」

 

 泉と晴也も昔がの感じで気安い会話。泉の柔らかい雰囲気に瑞河のメンバーはびっくりしてる。

 

保平「え……泉ちゃんのあんな柔らかい笑顔初めて見た……」

 

城壁道「あんな顔で笑うんだ……」

 

晴也「? 泉は昔からこんな感じっすよ? 中々素を出す相手が限られてんですよね」

 

泉「それは……そうかもしれないな」

 

 苦笑する泉。旧瑞河のメンバーは驚いた顔で泉を見ており、蓮ノ空のメンバーも試合中とは全然違う雰囲気に呆気にとられていた。

 その中でも………、

 

さやか「…………」ギュッ

 

 さやか先輩が晴也の腕に抱きついた。

 

晴也「さやか先輩?」

 

さやか「…………」

 

泉「………?」

 

 なんかさやか先輩が泉を威嚇してる。

 

泉「あ、ふふ……心配しなくても晴也をそういう対象としては見てませんよ」

 

さやか「なら良いです」

 

晴也「?」

 

 よく分からない晴也。女の子たちは盛大なため息を吐く。

 

 そして、ミーティングルームに着き、ミーティングを始める。

 

かすみ「よ〜し、じゃあミーティングを始めますよ〜。司会はかすみん。進行は天馬くんにお願いします」

 

天馬「分かった」

 

かすみ「じゃあ、次の相手、東風異国館のデータを出しますね」

 

 かすみさんがパソコンを弄ると、相手のデータが出てくる。――のだが、

 

天馬「東風異国館、今年できた新設校で、インターハイには初参加。だから去年までは居なかったん学校。でも、もしも居たら……、蓮ノ空が全国に行くことはできなかっただろうね」

 

丈二「なんだこりゃあ……! 選手ほぼ全員外国人って!」

 

来夏「こういうのって良いの?」

 

天馬「留学生が日本での大会に出場することは認められてるんだよ。スプリング杯で戦った神戸国際総合の強化版チームと言ったほうがいいかもね」

 

丈二「勝てる気がしねぇ……」

 

 暗い雰囲気になるみんな。その中で、かすみさんが次のスクリーンを出す。

 

かすみ「そしてこれが、東風異国館と、私たち瑞河・蓮ノ空連合のチーム総合力を表したデータだよ」

 

 データを表したグラフが表示される。が、

 

騎士部「なにこれ……全てのパラメータで私たちを上回ってる……!」

 

天馬「この相手の圧倒的フィジカルから点を取るために、相手の明確な穴を突く」

 

泉「明確な穴?」

 

かすみ「東風異国館には、戦術が無いんです」

 

セラス「戦術がない……つまり脳筋のバカってこと?」

 

晴也「セラスさん辛辣だな………」

 

 笑いに包まれるミーティングルーム。が、

 

天馬「そうい理由なら太刀打ちできたんだけどね。東風異国館の選手は、フィジカルだけでなく頭もいいんだ。戦術なんか無くても、各自が適宜の判断できっちり対応してくる。そこにこのフィジカル。故に、戦術を必要としない」

 

晴也「頭が良いのか……それは厄介だな」

 

泉「その相手すら手玉に取れそうな頭を持った奴がよく言うよ」

 

晴也「ん?」

 

瑠璃乃「言えてるね」

 

慈「晴也は時々人間なのか疑いたくなる頭してるからね」

 

 う〜む、褒められてるのか貶されてるのか分からんな。

 

天馬「そして、この試合はセラスさんをDFで使いたいと思う」

 

セラス「私がディフェンダーですか?」

 

かすみ「天馬くんと相談して決めたんですよね。東風異国館から確実に点が取れそうなのは、晴也くんのソウルシュートと、[Edelied]だけなんですよ。だから[Edelied]のリスクを減らすために、セラスちゃんと泉ちゃんはフィールドメンバーで出て欲しいんです」

 

セラス「分かりました」

 

泉「分かりました」

 

品乃「頼んだよ」

 

 瑞河のキャプテン、品乃さんが2人を応援。だが、

 

天馬「何言ってんの? 君たちもだよ?」

 

屯田「え?」

 

かすみ「誰も蓮ノ空のメンバーが確定レギュラーなんて言ってませんよ? 相手に合わせてだったりもしますけど、実力が伸び悩みとかケガがあれば瑞河メンバーとも遠慮なくスタメンを入れ替えますから蓮ノ空の人たちもうかうかしないように!」

 

蓮ノ空『!!』

 

旧瑞河『! よっしゃ! 俄然やる気出てきた!!』

 

 そして、その日は瑞河の人たちにクロニクルルームの使い方を教え、慣らしで一緒に練習した。みんな驚いてたな……。

 

 

― 夜・サッカー部監督室 ―

 

コンコン

 

晴也「大海です」

 

泉「桂城です」

 

かすみ「来たね。入って」

 

晴也&泉「「失礼します」」

 

 俺と泉が部屋に入ると、天馬監督とかすみコーチが待っていた。

 

天馬「そこに座って?」

 

 監督とコーチの対面に俺と泉が並んで座る。なんだろ

 

天馬「単刀直入に聞く。俺たち瑞河・蓮ノ空連合は、次の相手、難攻不落の東風異国館に、勝てると思う?」

 

泉「それは………」

 

かすみ「率直に聞きたいの。かすみんたちの目には、2人には相当のサッカー眼があると見てるから」

 

晴也「そうですね。では正直に言うと、今のままでは勝つのは難しいかと」

 

泉「私も同意見です。蓮ノ空と瑞河でグループ構成がされてる感じで、チーム内にまだ壁を感じます。今の状況で挑めば、返り討ちにされると思います」

 

天馬「なるほど。俺達も同意見だ。ではどうするか……」

 

晴也「………じゃあ」

 

 

― つづく ―

 




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