蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第128話:燃える感覚

 

 

 吟子と花帆先輩のチェインシュートが突き刺さりかすみチーム先制。

 旧瑞河(天馬チーム)から試合再開だ。

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 再開からボールを新狩さんに渡す天馬チーム。そこへ吟子が止めに行く。

 

 

MATCH UP!!

吟子 vs 新狩

 

 

吟子「行かせないよ!」

 

新狩(つ! 指示は……無い。好きにやれってことね!)

 

 すると新狩さんは必殺技を発動。軽く蹴り出したボールが光輝やき、吟子を目眩ましして突破する。

 

新狩「[オーバーグロウ・改]!!」

 

吟子「つ! ごめん!」

 

綴理「だいじょうぶ。ヘルプ行けるよ」

 

 しかしそれを見るやいなやすぐにサイドに寄ってきて助けに入る綴理先輩。

 

 ―――すると、

 

天馬「品乃さんが寄ってきてる! ワン・ツーで抜いて!」

 

品乃「こっち!」

 

新狩「つ! ナイス!」トンッ!

 

品乃「ふっ!」トンッ!

 

綴理「あっ!」

 

 ワン・ツーで抜かれた綴理先輩。新狩さんから泉へとボールが飛ぶ。

 

新狩「泉ちゃん!」ドッ!!

 

泉「来た……!」

 

 以前の瑞河戦でヤバいと分かっている泉。急いでさやか先輩と慈先輩がブロックの体勢に入る。

 

さやか「止めますよ慈先輩!」

 

慈「オッケー!」

 

泉「そんなに私にばかり注意を向けていいのかい? そこっ!」ドッ!

 

さやか&慈「「!!」」

 

 しかし、ここで泉は中へとパス。そこへ斜行突破(ダイアゴナルラン)から中へと走ってきた友部さん。

 

友部「よし……もらっ……!」

 

 友部さんの直撃蹴弾(ダイレクトシュート)……だが!

 

晴也「甘い!」

 

 しかし、この状況を事前に察知した晴也のナイスカバー。危険域(デスエリア)に顔を出し、パスをカット。蓮ノ空はピンチを逃れる。

 

晴也「小鈴!」パスッ!

 

 そして小鈴もそれを予見(キャッチ)しており、すでに晴也が安全にパスを繋げられる位置に陣取っていた。

 

小鈴「トンッ! ナイスです!」

 

 ドリブルで上がる小鈴。すぐに騎士部と屯田が2人で止めに行く。

 

 

MATCH UP!!

小鈴 vs 騎士部&屯田

 

 

騎士部「抜かせないよっ!」

 

屯田「ボールを奪う!」

 

 2人に囲まれながらボールをキープする小鈴。時々身体をぶつけ、顔を動かして位置を把握し、ボールを渡さない。

 小鈴のこれまでの練習の成果がいかんなく発揮されている。

 

小鈴「キョロッ そこっ!!」ドッ!!

 

 そして小鈴の視界の端に一瞬の空間(スペース)を捉え、すぐにそこに向けて足を振り抜きボールを蹴り出す。

 そこへ走ってきたのは……

 

姫芽「いいよ小鈴ちゃん!」バシッ!!

 

 パスを受け取ったのは姫芽。矢倉さんとのマッチアップだ。

 

 

MATCH UP!!

姫芽 vs 矢倉

 

 

矢倉「止める!」

 

 矢倉さんが突っ込んでくる。――だが、

 

姫芽(シュート領域(エリア)! 撃つ!!)

 

 すると姫芽はさらに加速。ボールに風を纏わせて斜めのインパクト。回転をかけたボレーシュート!

 

姫芽「[真・マッハウィンド迴]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 姫芽の必殺シュートが鋭いカーブを描いてゴール左上に迫る。――だが、

 

セラス「甘いっ!!」ガチぃッ!!

 

姫芽「うそ!?」

 

 なんとセラスさんはコレを跳躍してキャッチ。反応してみせた。

 

さやか「うそ! アレ決まらないんですか!?」

 

セラス「泉!!」ブンッ!!

 

 セラスさんからのロングスロー。ボールは泉へ。

 

晴也「させるかっ!」

 

泉「つ! 晴也……!」

 

 しかし晴也が落下地点に入り泉と競り合い(スクランブル)。お互いに身体をぶつけてパワー勝負。

 

泉「つ! 凄いパワーだね……けど!」

 

ドガァアァアアァアッ!

 

晴也「ぐっ!」

 

 しかし、晴也は弾き飛ばされた。この勝負は泉に軍配が上がる。

 

さやか「晴也くん!?」

 

慈「さやかちゃんボサッとしない! 止めるよ!」

 

さやか「は、はいっ!」

 

 

MATCH UP!!

さやか vs 泉

 

 

 そこへさやか先輩がスライディングタックル。ボールを奪いに行く。

 

泉「ふっ!」トンッ!

 

 しかし泉はヒールリフトで上から躱す。さやか先輩は抜かれた。

 

さやか「あっ!」

 

慈「くっそ……」

 

慈(アタシ1人で止められる……?)ギリッ!

 

 慈先輩は頭の中でこの間の瑞河戦の時の泉のシュートと今の自分と梢先輩の力で止められるかを計算する。――だが、

 

 

ERROR 0%

 

 

 慈先輩の頭の中には、止められないという結果が弾き出される。

 

慈「っ! でもやるしかない!」

 

泉「決める!!」

 

 泉は構えから跳躍。一回転して右脚を振り上げる。すると長大な聖剣が泉の右足に顕現。ボールに対して渾身の踵落とし。

 

泉「[絶・エクスカリバー]!!」

ギシャァアァアアアンッ!! ズドドドドドドッ!!!

 

 シュートが凄まじい勢いでフィールドを切り裂きながらゴールに迫る。慈先輩はシュートブロック。

 

慈「[アイアンウォール・改]!!」ガァアァアアンッ!!

 

 鋼鉄の壁が迫り出してシュートブロック。勢いを削る。――だが、

 

バゴォオォオォオオォオオンッ!!

 

慈「うわぁあっ!!」

 

 鋼鉄の壁はアッサリと粉砕される。そしてゴールに突き進む。

 

梢「止める!」

 

シュウォオオオンッ!!

 

 梢先輩から青白い光があふれ出し、アンキロサウルスに姿を変える。アンキロサウルスは尻尾のハンマーを振り上げると、身体を回転させて尻尾をボールに対して叩きつける。

 

ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

アンキロ(梢)(つ!)

 

 しかし、アンキロサウルスの尻尾は徐々に押し戻され、ついに弾き飛ばされる。

 

バギィイィイイッ!!

 

梢「きゃあっ!!」

 

 ここで梢先輩の姿に戻ると同時に、シュートはゴールに迫る突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!!

天馬チーム 1 ー 1 かすみチーム

 

泉「いよっし!」グッ!

 

 泉のガッツポーズ。やられたな……

 

さやか「スミマセン……突っ込むべきではなかったですね……修正します」

 

 反省するさやか先輩。すると、

 

兵太「でもさ、なんかいつもより楽しくないか?」

 

花帆「言われてみれば……」

 

瑠璃乃「何時もとやり方違ってやりづらいのはあるけど、なんかワクワクする」

 

 そして、

 

セラス「なんだろう……この感覚…!」

 

品乃「この熱く燃えるような感覚……なんで?」

 

 両チーム、その感覚を感じていた。

 

 

 

 

試合時間:17分経過

 

天馬チーム 1 ー 1 かすみチーム

 

― つづく ―




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