蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第129話:監督対決&個人技選手権 決着!

 

 

 泉の[エクスカリバー]が慈先輩と梢先輩を吹き飛ばして蓮ノ空ゴールに突き刺さる。

 1ー1の同点になり、蓮ノ空ボールから試合再開。

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 ボールを、一度花帆先輩に戻す晴也。すぐに泉と友部さんが2人がかりで前線からハイプレスをかけてくる。

 

 

MATCH UP!!

花帆 vs 泉&友部

 

 

泉「もう一点取って勝負を決める!」

 

花帆(つ! アタシの力じゃあ2人を抜くのは無理だ……なら、泉ちゃんとは逆!)

 

花帆「瑠璃乃ちゃん!」パスッ!

 

 ここで花帆先輩は瑠璃乃先輩へとパス。―――だが、

 

瑠璃乃「! 花帆ちゃんダメ!!」

 

花帆「え!?」

 

騎士部「甘い!」バシッ!!

 

 ここで騎士部さんのナイスパスカット。ボールを奪い取る。

 

花帆「つ! ごめん!」

 

吟子「あんな見え見えの罠に引っ掛からないでよ!」

 

 急いで戻って守備を固める蓮ノ空。晴也も超越視界(メタビジョン)を使って敵と味方の位置を把握。お互いの得意とするプレー、武器から、どの攻めパターンかを予測。一番危ない地点を塞ぎに行く。

 

 

騎士部(天馬さんの言うとおりだ……あの日野下さんって人は突破力と球保持技術(ボールキープテクニック)はそんな高くないんだ!)

 

 ドリブルで攻め上がる騎士部さん。すぐに瑠璃乃先輩が止めに行く。

 

 

MATCH UP!!

瑠璃乃 vs 騎士部

 

 

瑠璃乃「………」シュンッ!

 

騎士部「え!?」

 

 突然瑠璃乃先輩の姿が消える。慌てた騎士部さんは足を止めてしまう。

 

瑠璃乃「そこっ![バニシングスラッシュ・V3]!!」ズギャァアアッ!!

 

騎士部「きゃっ!!」

 

 しかし死角からの瑠璃乃先輩の切れ味鋭いスライディングタックル。騎士部さんからボールを奪う。

 

瑠璃乃「よし!」

 

 ドリブルで攻め上がる瑠璃乃先輩。すぐに屯田さんと品乃さんが前後から挟み撃ちをかける。

 

 

MATCH UP!!

瑠璃乃 vs 品乃&屯田

 

 

品乃「止める!」

 

 品乃さんが後方からボールに向けて足を伸ばす。が、瑠璃乃先輩は軽く跳躍してそれを躱す。

 

屯田「止める!」

 

 鍔迫り合いになる2人。すると瑠璃乃先輩は右足の後ろ側から左足を通してエラシコ。鋭い斜めのカットインで抜き去る。

 

屯田「つ! クロスエラシコ!?」

 

瑠璃乃「決める!」

 

 瑠璃乃先輩はシュート体勢に入る。ボールを天高く蹴り上げると、ボールに何万ボルトと言う高圧電流の塊が宿る。

 それに向けて腕組みしながら背面跳躍。オーバーヘッドウインドミルボレーを叩き込む。

 

瑠璃乃「[極・天空サンダー]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 

 瑠璃乃先輩の必殺シュート。セラスさんの守るゴールを襲う。

 

セラス「止める! [サウンドボルト・V2]!!」

ドゴォオォオォオオオンッ!! バリバリバリイィッ!!

 

 セラスさんの息を吸い込みからの雄叫び。空から爆音が雷のようにボールに落ち、音圧でボールを押さえ込んで止めた。

 

瑠璃乃「っち!」

 

セラス「そう簡単に点はやりませんよ! 泉!」ブンッ!

 

 ここでセラスさんから前線の泉へのロングスロー。落下地点に綴理先輩が入り、競り合い(スクランブル)だ。

 

泉「つ!」ガッ!

 

綴理「取るっ!」ガガッ!

 

 そして2人同時に跳躍。

 

 バチぃっ!

 

綴理「うわっ」

 

泉「ぐっ!」

 

 2人はヘディングでボールを繋ごうとして頭を2人してぶつけてしまい倒れ込む。こぼれ球は友部さんに

 

友部「来た!」

 

 友部さんは必殺シュートの体勢。ボールを空に蹴り上げると、ボールからジェット噴射。ミサイルのようにゴールへと突き進む。

 

友部「[パトリオットシュート・V2]!!」

 

 突き進むシュート。――だが、

 

慈「その程度! [真空魔スピード特化Ver.・V3]!!」シュバぁっ!!

 

 慈先輩の脱力した緩い構えからの素早い蹴りの一閃。発生した真空空間がボールを吸い込んでパトリオットシュートを止めた。

 

友部「つ!」

 

 顔を曇らせる友部さん。残り時間は僅かだ。

 

慈「晴也!!」ドッ!!

 

 ここで慈先輩のロングパス。ボールは晴也へと飛ぶ。

 

晴也「来た!」

 

 前線へと走りながら、後方から飛んでくるボールに合わせる晴也。――が、

 

城壁道「させるかっ!」

 

 城壁道さんが跳躍。晴也と競り合い(スクランブル)だ。

 

晴也(! 流石にパワー勝負は厳しいか……?)

 

 すると、晴也の視界の端に何かを捉える。

 

晴也「良いとこ居る! 行け!」パスッ!

 

 ここはパスを選択した晴也。受け取ったのは……

 

吟子「ナイスパス!」

 

 受け取ったのは吟子。完全にフリーだ。

 

吟子「決める!」

 

 吟子の蹴りの一閃。菊の花が咲き誇り、一気に花弁が散りゆく。

 

吟子「[爆・菊一文字]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 吟子の必殺シュート。ノーブロックでキーパーに到達した。

 

セラス「止める!」バッ!!

 

 セラスさんは横っ飛び跳躍。ボールに両手を伸ばし……

 

バシィっ!!

 

吟子「つ!」

 

 シュートを両手でしっかりと掴んで止めた。

 

セラス「よし……行って!!」

 

 セラスさんがゴールキックでボールを蹴り出した瞬間……

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― TIME UP(試合終了)!! ―

 

 試合終了の笛が鳴った。

 

セラス「え……終わり?」

 

騎士部「また勝てなかった……」

 

瑠璃乃「引き分けかぁ……」

 

兵太「でも、なんか楽しかった!」

 

品乃「うん。私たちも、蓮ノ空の強さの秘密が分かった気がする……」

 

花帆「アタシたちも瑞河のサッカーをなんとなくだけど理解できた気がするよ!」

 

 その様子を見て、

 

セラス「!! もしかして泉と晴也先輩はこれを狙ってたの?」

 

 お互いの学校のサッカーへの相互理解。コレがこの試合の目的だ。

 

晴也「あお。お互いに全力でのプレーをぶつけ合って、それぞれのサッカーへの理解を深めることが目的だったんだ」

 

泉「相手を知らないまま形だけ仲間になっても軋轢が生まれるだけだからね」

 

吟子「相変わらずだね。晴也くんは……」

 

新狩「泉ちゃんもそんな事を考えてたんだ……」

 

天馬「よし、じゃあ新しい蓮ノ空のレギュラーを発表するよ!」

 

 

 選手全員整列。名前を呼ばれるのを待つ。

 

天馬「まず、登録選手は16名。コレは変わらない。GK、乙宗梢。セカンドキーパー、セラス・柳田・リリエンフェルト!」

 

梢&セラス「「はい!」」

 

 2人が元気よく返事する。続いての発表は、

 

天馬「そしてDF、梢がキーパーの間はセラスさん、さやか、慈、姫芽!」

 

さやか&慈&姫芽「「「はい!」」」

 

 ディフェンス陣はセラスさんが入りどう変わるのか、期待がかかる。

 

天馬「DMF、綴理、小鈴!」

 

綴理「はい」

 

小鈴「はい!」

 

天馬「OMF、吟子、泉、瑠璃乃!」

 

吟子&泉&瑠璃乃「「「はい!!」」」

 

 OMFに泉が抜擢される。攻撃力の大幅強化になりそうだ。

 

天馬「FW、晴也!」

 

晴也「はい!」

 

 選ばれなかったメンバーは悔しそうな顔を浮かべる。だが、まだ控え枠がある。

 

かすみ「続いて控え。木曽路兵太、桜咲丈二、忍原来夏、日野下花帆、騎士部登和!!」

 

兵太「は、はい!!」

 

丈二「試合出てねぇから選ばれねぇと思った」

 

来夏「アタシも」

 

花帆「なんとか2軍落ちは回避したかぁ……」

 

騎士部「よし!」

 

かすみ「以上、16名です」

 

 かすみさんの口から言葉が告げられる。旧瑞河のメンバーの悔しそうな顔。――けど、

 

天馬「けど、瑞河のみんなもこれからの練習次第でガンガン使ってくからね。蓮ノ空のみんなも自分は安全だと思ってたらアッサリレギュラー奪われても知らないよ?」

 

 

蓮ノ空『『はい!!』』

 

天馬「よし、じゃあ東風異国館戦に向けての練習を始めるよ!!」

 

 

― つづく ―




 桜咲と来夏のメンバー入りの件は、個人技選手権での瑞河FWが泉以外が中々良い所をアピールできなかったため、シュートのパワーでもフィジカルでも勝る事が分かってる2人を入れた感じです。

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