蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第131話:驚異のフィジカル 東風異国館

 

 

 ― 東風異国館戦・当日 ―

 

 

実況『さあ!! インターハイ中部・北陸地区予選、準決勝はは去年度インターハイ準優勝の蓮ノ空学院vs新興の精鋭部隊東風異国館!! 東風異国館の誇る世界から集まった留学生のチームに、蓮ノ空が挑みます!!』

 

 

瑠璃乃「なんかルリたちが挑戦者みたいに言われてるね……」

 

天馬「相手が戦術が無いことは分かってるけど、総合的にはこちらが圧倒的に不利だね」

 

かすみ「点を取るなとは言ったけど、出方を探りすぎて自滅しないようにね。相手のデータ収集もしながら戦うこと。頼んだよ晴也、小鈴ちゃん!」

 

 

晴也&小鈴「「はい!!」」

 

 

実況『さあ、両チームのスターティングメンバーをご紹介します!!』

 

東風異国館

GK        マルティノ(男)

 

DF    ジュディ(女) ジェニー(女)

DF ロベルト(男)        キキ(男)

 

DMF       マリベル(女)

 

OMF  チャウ(男)     山之内(男)

 

FW         カイ(男)

FW  スクワート(男)     ジョン(男)

 

蓮ノ空学院

FW        晴也

 

OMF  吟子    泉    瑠璃乃

 

DMF    綴理    小鈴

 

DF セラス さやか  慈   姫芽

 

GK         梢

 

 

チームレベル

蓮ノ空   62

東風異国館 60

 

実況『蓮ノ空は2回戦の後、対戦相手の瑞河の廃校によりチームが統合され瑞河のメンバーを迎え入れての一戦。瑞河のセラス・柳田・リリエンフェルトと桂城泉をスタメン起用! 蓮ノ空では果たしてどのようなプレーを見せてくれるのか!?』

 

解説『蓮ノ空の注目選手は大海晴也選手。先のスプリング杯、国際親善試合での活躍が目覚ましい期待の1年生エースですね』

 

 

実況『はい!まもなく試合開始です!』

 

 そして、両チームがピッチに出て位置につく。

 

審判『試合開始!』

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 審判の笛とともに蓮ノ空ボールから試合開始。ボールを受け取った泉はドリブルを仕掛ける。

 

泉(まずは相手の出方を伺うか………)

 

泉「吟子さん!」パスッ!

 

 泉はサイドにボールを振る。走ってきた吟子がトラップ。そのまま攻め上がる。

 

吟子「よし!……綴理先輩!」パス

 

 

東風異国館『………』

 

 

実況『蓮ノ空、細かいパスを繋いで東風異国館の出方を伺います!』

 

解説『正確なパスですね。練度の高さが伺えます!』

 

晴也(なんでコイツら動かないんだ………? これじゃあ分析もできねぇ………。)

 

綴理(動かないな……なら!)

 

綴理「はる!」パス

 

 ここでパスは晴也に繋がる。

 

晴也「ナイス綴理先輩!!」

 

晴也(相手は、出てこない……。前半は点を決めるなって話だったしな……一応撃つ素振りはしてみるか)バッ!

 

 晴也がシュート体勢に入る様に見せる。まだゴールまで距離はあるが、晴也からすれば射程距離(シュートレンジ)だ。

 

瑠璃乃「まずは一発挨拶がわりだね……」

 

晴也「喰らえっ!!」

 

 晴也の足が振り下ろされた瞬間、

 

ガッッッッッ!!!!

 

晴也「っっ…! うおっ!」

 

 あまりの力に晴也は前のめりに転倒する。

 

さやか「な! 晴也くんが!?」

 

吟子「マジ……!」

 

蓮ノ空『!!?』

 

チャウ「簡単には撃たせねぇよ?」

 

 なんとMFのチャウが、晴也のシュートの瞬間を見切り超速直接(ダイレクト)ブロック。晴也はあまりのブロックの重さにシュートが放てず吹っ飛ぶ。

 

晴也「っ、…重っも……なんつーパワーだよ………」

 

 

 そのままボールを奪い取ったチャウは前線へとボールを蹴り出す。

 ボールを受け取ったスクワートは余裕のある顔でカイに視線をやる。

 

スクワート「行け、カイww」

 

カイ「オーケィ」

 

 スクワートはボールをカイに蹴り出す。

 

慈「梢、来るよ!!」

 

梢「ええ!!」バッ!!

 

 梢が構えると、カイはシュート体勢に入る。地面からエネルギーボールが無数に出現し、それに向けてカイは渾身の力でボールを蹴り出す。

 

カイ「ふんっ!」ドッ!!

 

 蹴り出されたボールはエネルギーボールに当たると、別の別のと反射反射でどんどん威力が上がっていく。

 

カイ「[チートブラスター]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 カイのシュートが梢先輩に向かう。慈先輩が急いでブロックに入る。

 

慈「止める![アイアンウォール・改]!!」ガァアァアアンッ!!

 

 迫り出した鋼鉄の壁に[チートブラスター]が激突!

 だが、慈先輩の壁はアッサリと砕かれてしまった。

 

慈「きゃあぁああっっっ!!」ドシャアッ!!

 

 吹っ飛ぶ慈先輩。シュートは尚も梢先輩に襲い掛かる。

 

さやか「まだです!!」バッ!!

 

 しかし今度はさやか先輩が止めに入る。地面をスケートリンクに変えてフィギュアの演舞から氷のエネルギーを高め、氷のパワーブロック!

 

さやか「[真・蒼氷の舞・弍の舞]!!」ガキィイインッ!!

 

 東風異国館戦までの練習の中で進化したさやか先輩の[蒼氷の舞]。パワーを増したブロックで威力を削る。

 

 だが―――、

 

バゴォオォオォオオォオオンッ!!

 

さやか「きゃあぁっ!!???」

 

 さやか先輩も呆気なく吹き飛ばされる。梢先輩は必殺技で迎え撃つ。

 

梢「はぁあぁああっ!!」バッ!!

 

 梢先輩は[ゴッドハンド]を発動し右手に範囲を縮小して圧縮。密度を高めて硬質化。その手でボールに掴みかかる。

 

梢「[極・ダイヤモンドハンド]!!」ガチィイィイイインッ!!

 

 ぶつかる力と力。拮抗しているかに見えた。

 

 ―――しかし、

 

 

ビシッ!!

 

 梢のダイヤモンドの、腕の装甲に亀裂が入り、

 

バリィイィイイィィンッ!!!

 

梢「なっ………」

 

 一気に砕け散った。

 

カイ「ヘイ、ジャパンのナンバー2キーパーはこの程度なのカい?」

 

バギィいぃいいっ!!!!!!!!

 

梢「があっ!?」

 

 バシュウンッ!!

 

 シュートは、ゴールネットに突き刺さった。

 

 

GOOOOAL!!

蓮ノ空 0 ー 1 東風異国館

 

 

慈「梢ぇ!!」

 

綴理「こず!」

 

瑠璃乃「こずパイセンの[ダイヤモンドハンド]が、あんな簡単に………」

 

姫芽「しかも、めぐちゃんせんぱいとさやかせんぱいのブロックまで入ったのに……」

 

 

 

実況『決まったぁぁ!!! カイ・吉崎、試合開始早々1点先制ーーっ!!』

 

 

解説『乙宗選手、シュートが顔面に直撃しましたけど、大丈夫なんでしょうか………』

 

梢「うっ、グッ…」

 

慈「梢!!」

 

小鈴「あの強力なシュートが顔に直撃なんて……」

 

 梢はふっ飛ばされながらボールごとゴールに押し込まれ、そのまま倒れ伏していた。

 

審判『大丈夫? やれる?』

 

梢「や……、やれ…ます!!」

 

 なんとか立ち上がる梢先輩。だがフラフラだ。

 

晴也(俺がボールをキープしながら逃げ回るか……?)

 

 

 

前半:5分

 

蓮ノ空 0 ー 1 東風異国館

 

― つづく―




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