蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第133話:意地(プライド)

 

 

 慈と晴也、2人がかりのブロックで[チートブラスター]を弾き飛ばした。東風異国館ボールのスローインから試合再開。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

晴也「まずはシュートまで持ってくぞ!!」

 

キキ「そんな細い身体でシュートまで持ってけんのかよ?」

 

 山之内のスローイン。ボールはジョンに渡る。

 

ジョン「よし……」

 

慈&瑠璃乃&姫芽「「「させるかぁっ!!」」」

 

 ここで"みらくらぱーく!"の3人が抑えにかかる。必殺技の構えだ。

 

姫芽「ふっ!!」バッ!!

 

 姫芽が構えると巨大な山が迫り出してくる。その最中に背後から慈先輩、瑠璃乃先輩が山に飛び乗り、せり出す勢いを追い風に大ジャンプ。一回転して空中から飛び蹴り。

 

 

慈&姫芽&瑠璃乃「「「[蓮ノ山フォール・V3]!!!」」」

 

ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

ジョン「ぐっ!」

 

 凄まじい衝撃にたまらず吹っ飛ぶジョン。ボールを奪い取った。

 

晴也「こっちだ!」ダッ!

 

 晴也がボールを要求する。

 

姫芽「晴也くん!」ドッ!!

 

 晴也へのロングフィード。晴也はボールを受け取り、再び前を向いた。

 見えるのはゴールではなく屈強な東風異国館の選手。並大抵のオフェンスでは抜くことは出来ない

 

晴也「先輩たちがあそこまで頑張ったんだ……俺だって!!」パス

 

ジェニー「バックパス?」

 

ジュディ「やっぱり攻められないんじゃないww」

 

 ボールを受け取ったのは小鈴

 

小鈴「行きますよ…晴也くん!!」グワーッ!

 

 小鈴が右足を振りかぶり、

 

小鈴「"無減速供給弾(ノーダウンクロス)"!!!ドッッッ!!!!

 

 

 小鈴からの大きなパス。ボールはスピードを落とさず、緩やかにカーブしながら上空へと飛ぶ。

 

騎士部「全員上がろう!畳み掛けるよ!!」

 

 晴也は天高く跳躍し、ボールに反応。シュート体勢に入る。

 

晴也「喰らえっ!![スサノオブレード・GX]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

マルティノ「!!」

 

泉「よしっ! キーパーの体力を今のうちに削るんだ!」

 

 ボールは、東風異国館のゴールに向かって降り注ぐ。

 晴也の渾身の力を込めた重いシュート。

 

 普通ならカイのシュートのように、そう簡単には止められないが………、

 

マルティノ「[アウターワールド]!!」

 

 マルティノの周囲にサイバースペースが広がり、グリッドがボールを絡め取る。

 

 バシィッ!!

 

 ボールはマルティノの手の中に収まった。

 

晴也「くっそ!(でも、相手の体力は確実に削ってるハズ!)」

 

 必殺技というのは、大小はあれど使うだけで確実にスタミナを削られる。このままシュートを打ち続けてスタミナを枯渇させてやる!!

 

マルティノ「行けっ!!」ドッ!!

 

 マルティノからのゴールキック。ボールはスクワートへ。

 

スクワート「よっと!」

 

 スクワートがトラップ。前を向く……が、

 

セラス「させないっ!!」バチィイィイインッ!!

 

スクワート「っ!」

 

 スクワートが胸トラップでボールが地面に落ちた瞬間を狙い、死角から回り込んだセラスさんがボールを蹴り飛ばす、クリアーされたボールは瑠璃乃先輩へ。

 

瑠璃乃「ナイスセラスちゃん!!」ダッ!!

 

 攻め上がる瑠璃乃先輩。そこへキキが止めに入る。

 

キキ「行かせるかよっ!!」

 

 キキの必殺技。周囲が海中に変わり、水中を高速で泳いだキキのタックル。ボールを奪う。

 

キキ「[ディープダイバー]!!」

 

瑠璃乃「っ! ごめん!!」

 

姫芽「アタシがフォローします!!」

 

 姫芽がオーバーラップして突っ込む。必殺技の構えだ。

 

姫芽「[真・キラースライド]!!」ズギャァアアンッ!!

 

キキ「うおっ!?」

 

 姫芽の無数の蹴りを叩き込むスライディングタックル。ボールをすぐさま奪い返す。

 

姫芽「決める!!」

 

 そして即シュート体勢に入る姫芽。

 

姫芽「[真・マッハウィンド迴]!! いけぇええっっっ!!!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!!!

 

 

 姫芽の鋭くカーブしてゴール隅を狙う必殺シュート。キーパーは急いで跳躍する。

 

マルティノ「っ!」バッ!!

 

バシィッ!!

 

 マルティノは横っ飛びの両手キャッチ。――だが、

 

マルティノ(つ! 体勢が不完全で……押し切られる!)

 

 マルティノの身体は空中に投げ出されており、姫芽のシュートの勢いに押されていた。

 

マルティノ「くっ!!」バッ!

 

 するとマルティノはボールを腹で抱え込むと、自身の身体をゴールポストに直撃させてポストの力を借りて止めた。

 

ガァアァアアンッ!!

 

マルティノ「ぐぅっ!!」

 

実況『止めたあっ!! キーパーマルティノ、コーナーを狙った安養寺の必殺シュートを横っ飛びのダイビングキャッチ! 防ぎましたあっ!!』

 

解説『しかし身体を思い切りポストにぶつけましたね』

 

マルティノ「くそ……」

 

マリベル「ナイスよマルティノ! こっち!!」

 

マルティノ「行けっ!!」ドッ!!

 

 マルティノからのゴールキック。ボールはマリベルへ。

 

マリベル「決めなさい!!」

 

 マリベルからのパスがカイへと飛ぶ。[チートブラスター]が来るぞ!

 

慈「つ! 来るよ!!」

 

さやか「私が止めます!!」

 

梢「さやかさん!?」

 

 カイの前に、さやか先輩が立ち塞がる。

 

カイ「吹き飛ばしてやるヨ!!」

 

 カイの必殺シュート。エネルギーボールが出現し、それに蹴り出されたボールが反射反射。威力を高める。

 

カイ「[チートブラスター]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 

 カイのシュートが迫る。するとさやか先輩は、

 

さやか「はぁあぁああっ!!」ブァアアッ!!

 

 さやか先輩の背から黒い靄が出現。人の姿を形作りら中から雪のように白いマントを身に着けた魔女の化身が現れる。

 

さやか「【氷雪の魔女スカジ】!!」

 

 

 

実況『化身だぁあぁああぁあぁああっ!! なんと村野さやか、化身を出現させたぁっっっ!!!!』

 

 

 

 さやか先輩は化身技の体勢。化身が杖にエネルギーを集中。とんでもない冷気が集まる。

 

さやか「[― ディメンショナルフリーズ ―]!!!

 

ガキィイィイィイイイィイインッッッッ!!!!!

 

東風異国館『!!???』

 

 さやか先輩の化身は、シュートの威力を構成する"速度"、"打ち出された時の反発力"、"重さ"、全てを概念ごと凍結させて停止。シュートを単独で止めてみせた。

 

 

実況『と、止めたァあぁあああっっっ!!! 村野、[チートブラスター]を1人で防ぎ切りましたぁっ!!』

 

カイ「ウソだろ!?」

 

スクワート「マジか!?」

 

 しかし、

 

さやか「ぐっ!」

 

さやか(やはりこの技は、スタミナ消費が激しすぎます!! 一試合に2回が限度。3回目を撃ったらその試合はもう交代するしか無いですね……)

 

 

 

前半:30分

 

蓮ノ空 0 ー 1 東風異国館

 

― つづく ―




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