蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
乙女監督が逮捕された翌日、俺たちは授業の後練習のために部室に向かった。のだが、
ウィーン
サッカー部の練習に、メンバーが来なかったため、部室に探しに行った。
月影「? お前たち何をやってる?」
チームメンバーのみんなは、サロンでゆっくりしていた。
鬼門「あ、キャプテン」
呑気な鬼門。何をやってるんだコイツラは……。
月影「お前たち、何故練習しない?」
遠野「決勝の相手は蓮ノ空でしょ? スプリング杯の時は引き分けだったけど、今のうちなら勝てそうだし。体調を整える感じにしといたほうが良いかなと」
遠野先輩……。
嵐「涼太先輩は練習してるみたいだけどな。なんか化身を身に纏う練習してた」
涼太先輩はちゃんと練習してるのか。なのにコイツらときたら…!
月影「お前たちよく聞け。かつて、このサッカー部が作られた時代の雷門は、弱小と呼ばれていた。インターハイでの優勝など考えられないほどに。だが、今の蓮ノ空はインターハイの全国区になったころの雷門に似ている」
月影の言葉に、全員が顔を向ける。
赤袖「キャプテンはその頃の雷門を見たことがあるんですか?」
月影「いや、それは無いが…だが今のままでは恐らく、雷門は蓮ノ空に敗れる事になる」
月影の言葉に、目を見開くメンバー。
天宮寺「俺たちが…? それはないだろ」
半信半疑なメンバーたち。あの事を知らないとは言わないよな?
月影「なら何故、雷門に次ぎ、2、3を争う強豪と言われる帝国学園は、あそこまでの…3点もの大差で蓮ノ空に敗れたんだ?」
雷門『!!』
驚くメンバー。ホントに知らなかったのか……。
月影「俺は、蓮ノ空を予選から全国大会に至るまで見てきた。そして断言する。蓮ノ空の監督である天馬さんと、涼太先輩の弟、大海晴也が入ってから、蓮ノ空は変わった。今の実力は雷門と同格と見ていい。もしくは、上回ってる可能性すらある」
時雨「俺たちが…負ける?」
月影「俺たちが勝つには、これから特訓により実力を上げるしかない。練習を開始するぞ!」
雷門『……。 はい!』
そして、グラウンドに向かうみんな。けど、
月影「あ、星村は残ってくれ。ハルから連絡が来てな。俺とこのメニューをやってもらう」
星村「? 分かりました」
月影「お前を信じるぞ。ハル…」
――その頃、
― お台場サッカーガーデン・ヨットハーバーグラウンド ―
俺たち蓮ノ空は、決勝の雷門戦に向けての練習をしていた。――だが、みんな少し肩の力が入りすぎている気がした。
かすみ「………天馬くん」
天馬「ああ…。みんな集合!」
蓮ノ空『?』
監督の声でみんなが集まる。――すると、
天馬「気負うのはわかるけども、みんな肩の力が入りすぎてるね……」
梢「…すみません」
慈「わかってはいるんですけど…」
さやか「はい…」
瑠璃乃「ルリたちや先輩にとっては去年のリベンジだかんね…」
苦笑する先輩たち。
――すると、
天馬「みんな、少しやって欲しいことがあるんだ」
晴也「? なんですか?」
その内容は、
天馬「題して、ポジションバラバラゲーム!!」
蓮ノ空『……はあ!?』
かすみ「良いですか? まず、梢ちゃん、姫芽ちゃん、さやかちゃん、FWに入ってください。慈ちゃん、綴理ちゃん、小鈴ちゃん、騎士部さん、OMF。花帆ちゃん、吟子ちゃん、瑠璃乃ちゃん、木曽路くん、DMF。晴也くん、桜咲くん、来夏ちゃん、泉ちゃんはDF。セラスちゃんはGKの練習をしてください!」
ほぼ前衛と後衛入れ替わってんじゃん……。
梢「監督!? 決勝前にそんな練習して何の意味が……」
梢先輩が抗議の声をあげるが、
天馬「いいから! やるよ!」
蓮ノ空『は、はい!』
そして、釈然としないながらも練習を始めるみんな。――すると、
梢「[フォルテシモ・V4]!!」ドォオォオオンッ!!
まさかの、梢先輩が必殺シュートを持っていた事実が今頃発覚した。
晴也(でも、この練習の意味って……?)
そして一晩が経ち、試合当日の早朝、
― 稲妻町・河川敷 ―
涼太「アームド!」
シュゥウウンッ!!
涼太「つ! できた!」
涼太はとある技術を完成させ、インターハイ決勝戦の日を迎えた。
――いよいよ今日、すべてが決まる!!
― つづく ―
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