蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
玲王の家、御影グループが所有するプライベートジェットで空の旅を楽しむ俺たち。
イタリアでの最初の日程としては、ピエモンテvsロンバルディアの試合。
まず各自は試合の見る
玲王「………なるほどね」
穂村「ピエモンテはこのジェンティーレっていうやつが守りにも攻めにもスイッチになってるんだな……」
潔「FWのフィリッポ・インザースにトレサガ。コイツらの決定力も高いな……」
仁王「そしてこの二人の武器は、トレサガは高身長から繰り出される高い打点のヘディングシュート。インザースはゴール前の角度がある位置から放たれるコントロールショットか」
仁王がそう分析する。だが、
小鈴「それだけじゃないです。トレサガさんは常に自分よりも低い相手にマッチアップできるように動いてるし、インザースさんは確実に決められるエリアまで持ち込めるように、体幹が強いんですよ」
氷織「たしかにな〜。よく見てるな……」
アリス「ロンバルディアの方は、攻めはそんなに強くなさそうだね。けど、このベルナルドっていうキーパーが固そうだね」
晴也「俺や仁王が前のイタリア戦で戦ったキーパーだな。ここまで実力を上げてたか……」
烏「こいつ、イタリア一軍の控えキーパーらしいで? 二軍ではレギュラーみたいやな」
月影「そういうことか……」
晴也「とにかく、キーパーが硬いからピエモンテは点が入らねぇ……」
そして、映像の中の試合は0ー0で引き分けに終わった。
潔「でもさ、後半の…20分くらいか? ピエモンテの攻撃でインザースに守備が殺到したときに裏からジェンティーレが抜ければチャンス作れたよな?」
仁王「言われてみれば……」
円堂「それには理由があるんだ」
ここで、円堂さんが口を挟む。
円堂「イタリアは昔から、
穂村「カウンターに対するリスクヘッジってことか……」
月影「でも、思い切った攻めをしないからこそ、いざ攻めるときは何通りもの洗練されたルートを用意して、その時その時で最適なルートを突き刺してくるオフェンスが定着したわけですね……」
円堂「そうだ」
イタリアサッカーの歴史を聞き、日本サッカーとの違いを議論する俺たち。
全員が頭がいいからか、建設的な議論ができてとても楽しかった。
すると―――、
円堂「そろそろ着陸だ。シートベルトをしめろ」
そして俺達は観戦する試合が行われるスタジアムのある、ロンバルディアの空港に降り立った。
小鈴「ここがイタリアかーー!」
潔「すげぇ歴史を感じる街並みだな……」
アリス「この後はホテルですか?」
円堂「ああ。まずはホテルにチェックインする。ついて来い」
そして俺達はホテルに向かう。その道中……
イタリアのサッカーファン『ん? あんたら日本人か?』
円堂「そうです」
サッカーボールを持った大人のイタリア人男性に声をかけられた。
イタリアのサッカーファン『よかったらウチの子供たちとサッカーバトルしないか?』
なんとサッカーバトルのお誘い。こっちキーパーいねぇぞ……?
円堂「ん〜、この子たち、キーパー一人も居ないんですけど……。俺は一応選手時代キーパーでしたけど……」
イタリアのサッカーファン『じゃあアンタがやればいいよ。こっちだ』
日本代表候補『!!??』
円堂さんがキーパーをやる。その事実に伝説が蘇るような不思議な感覚に陥る俺たち。
そして案内されるフィールド。結構しっかりしたサッカーバトルフィールドだった。
1番(子供)「あれ、監督ソイツらは?」
イタリアのサッカーファン(監督?)『日本から来たんだってさ。相手してみてくれよ』
3番(子供)「はーい」
そしてフィールドに立つ子供たち。
俺達は円堂さんにキーパーをしてもらい、DF玲王、DMF小鈴、OMF月影、FW潔、の5人を出す。
ピィイイイーーーッ!!!
―
イタリアの子どもたちのボールから開始。ボールは10番の子へ。
10番「行くよ!」
潔「行かせるか!」
MATCH UP!!
潔 vs 10番
マッチアップする両者。にらみ合いながら鍔迫り合う。
10番(っ! コイツ……)
中々抜けないことに焦る相手。すると、
10番「頼む!」パス
ここで相手はパス。だが、
小鈴「そこっ!」バシィ!
小鈴がカットした。
7番「なっ!?」
小鈴「このルートに来ると思いました!」
小鈴の読み炸裂。ボールを奪ってドリブルを仕掛ける。
月影「ナイス徒町さん!」
小鈴「月影さん! 一気に抜きますよ!」
2人の連続ワン・ツー。ボールを一気に運ぶ。
1番「っ! 来い!」
月影(このコースか……ん? いい
月影「そこだっ!」
月影のパス。ボールはゴール前の潔へ。ハイボールだ!
潔「決める!」
2番「させない!」
相手の選手が身体をぶつける。跳躍して
――だが、
潔「っ! 俺じゃねぇ!?」
ボールは跳躍した潔たちの上を通って逆サイドへ。そこには……
玲王「よく見てた!」ドゴォオオォオオ!!
相手の死角から走り込んできた玲王の
GOOOOAL!!!
日本人 1 ー 0 イタリア人
ここで点を取ったためバトル終了。相手の監督がゲームを止めて入って来るから。
監督『負けたか……君たち強いな。勝てると思ったんだけどな……』
円堂「ありがとうございます」
俺たちも挨拶する。すると、
1番「でも、俺たちの国の代表なら負けないよ!」
烏「代表?」
監督『その話はダメだぞ? お騒がせしました……』
円堂「ありがとうございました。では、ハプニングもあったが、予定通りホテルに向かうぞ」
日本代表候補『はい!』
そしてホテルにチェックインした晴也たち。
晴也はさやかに連絡したが、小鈴が一緒なことを「小鈴さんをお願いします」と頼まれ、「くれぐれも小鈴さんを落とさないでくださいね?」と、忠告のラインのコメントが来た。
晴也「そんな信用ない? 俺………」
― つづく ―
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