蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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帰国後

 

 

 あれから欧州各国を周り、イタリア、スペイン、イングランド、ドイツ、フランスと、欧州五大リーグのプロの試合を観て回った、俺たち高校サッカー日本代表候補。

 

 2週間の日程を終えて、また玲王の家の自家用機で今度は帰国の途についていた。

 

 この2週間で俺たちのサッカーの知識は飛躍的に広がった。あとはその知識を、どのように自分のプレー、そして実際の試合に落とし込むかだ。

 

 

 フライトの末、成田空港に到着した御影コーポレーションの自家用ジェット。

 タラップを降りて取り敢えず空港を出る。

 

 

円堂「よし、ではここで解散とする。みんな、今度の選考までに己のプレーを磨いておくんだぞ?」

 

候補生『はい!!』

 

 そしてそれぞれ帰宅の途につくみんな。晴也と小鈴は、北陸新幹線に乗るためまずは東京駅へと向かわねばならない。

 

 ―――すると、潔や氷織、烏達が一緒に行くということで日程中の試合を話しながら駅へと向かっていた。

 

 電車に乗り、バスを乗り継ぎ東京へきへ着くと、それぞれ別々の切符を買って分かれる。

 

潔「じゃあまた会おうぜ!」

 

烏「落ちんなよ!」

 

氷織「ほな!」

 

晴也「また!」

 

小鈴「お疲れ様でした!」

 

 

 そしてそれぞれの乗り場へと歩いていく俺たち。北陸新幹線の乗り場で新幹線に乗り込み、指定の座席へ。

 

 

晴也「小鈴、どうだった? ヨーロッパのサッカーは……」

 

小鈴「徒町もみんなに解説してもらわないと分からないこといっぱいありまして……」

 

晴也「だよな………」

 

 ―――けど、

 

晴也「最後の方はちゃんと理解してたよな。やっぱり小鈴は観察力すごいんだな」

 

小鈴「恐縮です……」

 

晴也「まだ、自分に自信ない?」

 

小鈴「自信なんて元々あってない様なものですけど、インターハイ優勝できたときは……自信になりましたかね?」

 

晴也「だよな……」

 

 すると、アナウンスが鳴り、新幹線の扉が閉まる。新幹線は動き出し、金沢へと向かって行く。

 

 

 晴也と小鈴は新幹線の車内で話していたのだが、あともう少しで金沢というところで小鈴が眠そうに。

 

 う〜ん………

 

晴也「小鈴、眠いか?」

 

小鈴「う〜ん……あ、はい。起きます……」

 

晴也「もしも変なところ当たっても怒らないなら抱きかかえて降りてもいいけど、訴えられそうだからな……」

 

小鈴「徒町のこと何だと思ってんだ! 徒町のためにしてくれた事を怒ったりしませんよ!!」

 

晴也「そっか。でも起きててくれな?」

 

小鈴「あい………」

 

 

 そして新幹線は金沢に到着。2人でおりて駅を出る。

 

 久しぶりの鼓門を見て「帰って来た」という気分になってる俺たち。

 

 今の日時と時刻は、土曜日の午前10時。そろそろ蓮ノ空からのバスが来るはずだ。

 晴也と小鈴が待っていると、見覚えのある校章のバスがバス乗降場に入ってきた。

 

 眠くてうつらうつらしている小鈴を起こし、生徒たちが降りてきたら入れ替わりで乗る。

 運転手さんはサッカー部員だと気づいていたらしく、「海外遠征お疲れ様でした」と、言ってくれたから「ありがとうございます」と、返す。

 

 

 そして蓮ノ空に戻り、クロニクルルームに顔を出した晴也と小鈴。

 

 すると、

 

花帆「あ! 2人ともお帰り!!」

 

さやか「小鈴さん、晴也くん! お帰りなさい!」

 

瑠璃乃「お帰り〜!」

 

小鈴「ただいま戻りました!」

 

梢「どうだった? 海外のサッカーは……」

 

晴也「すごかったっすよ。今の日本じゃ勝てないと言った意味、分かったかもしれません」

 

綴理「お〜」

 

慈「頼もしいじゃん!」

 

吟子「私たちも成長したよ」

 

姫芽「勝負してみる〜?」

 

セラス「もう負けないと思う」

 

泉「晴也、エースストライカーの座は貰うよ」

 

 お、強気だな……

 

晴也「いいぜ! 来い!!」

 

 

 そして1vs1でそれぞれ残ったメンバーと勝負した晴也。海外での経験を活かしたプレーで喰らいついたが、みんなの『身体能力』、『判断力』、『精神力(メンタリティ)』、どれも比べ物にならないほどに上がっていた。

 

 

 それぞれの行った異種競技特訓により、必要な能力が無駄なく上がっていた。

 

 特に慈先輩と、さやか先輩と勝負したときは、慈先輩と戦ったときは前から上手かった間の取り方から、晴也が仕掛けた瞬間にボールと晴也の間に身体を捩じ込まれ、しかもボクシングの特訓のおかげでフィジカルと足腰の強さがとてつもなく上がっていたため押し込めない。

 

 力付くで行こうとしたら、慈先輩は足でしっかりとボールの進行方向をロックし、力任せに突破しようとした晴也はその力を利用され、何倍もの慈先輩の「投げる力」に変換され、逆に晴也が盛大に吹っ飛んだ。

 

 

晴也「やばっ!!」

 

慈「どんなもんだい!!」

 

 

 そしてさやか先輩は、柔道の練習で間の取り方は慈先輩と同格に上がっており、さやか先輩はそれに加えて自前のディフェンスの頭脳がある。

 さやか先輩は距離感を保てる絶妙な間合いを維持しながら晴也の出方を探り、晴也が仕掛けた瞬間足を伸ばし、触れることなくスルッとキレイにボールを奪っていった。

 

晴也「は! 何が起こったか分からなかったぞ!?」

 

さやか「コレが私の特訓の成果です!!」

 

 

 他にも、姫芽は仕掛ける一瞬の駆け引きの精度が上がり―――、

 

 吟子は操球術(ボールコントロール)と、球保持技術(ボールキープテクニック)が上がり―――、

 

 花帆先輩は目に見えて体格がしっかりとし―――、

 

 綴理先輩はボルダリングトレーニングの成果なのか、いつもの直感思考に確かな論理と言語化の兆候が現れ―――、

 

 梢先輩は晴也が全力でコーナー狙って蹴ったボールを、あっさり届いてワンハンドキャッチ―――。

 

 セラスちゃんも同様―――。

 

 泉は姫芽と一緒にフェンシングでトレーニングしたことを攻撃に活かし、仕掛けるとき一瞬で最高速度(トップスピード)にのる踏み込みと加速力―――。

 

 桜咲先輩は水泳トレーニングの成果なのか少しやせていたが、体格は寧ろガッシリしていた―――。

 

 来夏先輩は身体の柔軟性が更に増し、ボールに掛けられる回転が以前とは雲泥の差―――。

 

 ソジも柔道トレーニングのおかげで間合いの取り方がうまくなったが。ソジはそれに加えて敢えて隙を見せる罠を張ることまで覚えていた。

 

 

晴也「みんなすごい成長したな………」

 

 ―――だが、

 

晴也(でも―――コレでも恐らく、問題なく勝てると言えるのはアジア予選までだな………)

 

 と、晴也は考えていた。

 

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?

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