蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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ピエモンテFCvsナポリ(前半)

 始まったナポリvsピエモンテFCの試合、前半終了まであと少しの状況でナポリは丈二先輩の2ゴールで点差は2ー0。

 

 ピエモンテFCも何とか追いつこうとカウンターを仕掛けるための隙を伺う。

 

姫芽(このまま負けてたまるか!)

 

来夏「丈二!」

 

 来夏先輩が丈二先輩にパス。

 

丈二「よし、3点目だ!」

 

 丈二先輩が直撃蹴弾(ダイレクトシュート)を撃とうとした瞬間、

 

姫芽「させるかっ!」

 

 アタシがコースに飛び出し、寸前でパスをカットする。

 

丈二「なにぃ!?」

 

 驚く丈二先輩。アタシはドリブル突破を仕掛ける。

 

実況『おーっと! ピエモンテDFヒメ・アンヨウジ! ライカ・シノハラからジョージ・サクラザキへのパスをカット! スピードに乗ってドリブルで攻め上がる!』

 

相手選手『行かせるか!』

 

姫芽「行って!」パスッ!

 

 アタシは味方にパスする。

 

チームメイト「ナイス! トウマ!」

 

 大きな山成の軌道で、ボールは蓮華さんに。

 

実況『ここでボールトウマに! ピエモンテFCチャンスだあっ!』

 

蓮華「決める!」ドガアッ!

 

 蓮華さんのシュートが炸裂する。だが、

 

実況『トウマの渾身のミドルシュートが炸裂―――!! だが!』

 

 シュートはゴールの枠を越えて飛んでいってしまった。

 

蓮華「っ! くそ! ゴメン皆!」

 

蓮華(踏み込みが甘かったか!)

 

姫芽「大丈夫です! つぎは決めていきましょう!」

 

蓮華「ええ!」

 

ジェンティーレ(ヒメ、前半のうちに1点を返すためにまだあんなプレーを!)

 

ジェンティーレ「俺達が先に下を向くわけには行かないぞ!」

 

チームメイト「ああ!」

 

 相手のゴールキックからパスを繋ぐナポリ。ボールは来夏先輩へ。

 

来夏「行くぞ!」

 

ジェンティーレ「止める!!」ドガアッ!

 

 ジェンティーレの渾身のパワーブロック。来夏先輩を弾き飛ばしてボールを奪い取る。

 

来夏「なっ!?」

 

来夏(まだこんなプレーを!)

 

姫芽「こっち!!」

 

 アタシはパスを要求する。

 

ジェンティーレ「ヒメ!」

 

実況『ここでジェンティーレからのパスがアンヨウジに飛ぶ。受け取ったアンヨウジ、ドリブルで斬り込んでいく。凄まじいスピードだ!』

 

姫芽(前半のうちになんとしても1点を返す! それが後半逆転の足がかりになるはず!)

 

姫芽「[絶・ダッシュストーム]!!」ビュバァアァアアッ!!

 

 途轍もない突風を巻き起こしながら猛然とダッシュする姫芽。追い風を受け、嵐を巻き起こしながら突進。吹き飛ばされた相手は空の星となった。

 

ナポリ選手『うわぁあぁああっ?!』キランッ☆

 

実況『尚も攻め上がるアンヨウジ!! ん?これは!!』

 

 姫芽は足を大きく振り上げてストレートの弾丸パス。

 

姫芽「[ブラストパス・改]!!」ドッ、ギュゥゥウウウンッ!!

 

 パスは低弾道で一直線に味方に向かっていく。

 

実況『なんだこれは!! アンヨウジの、地を這うロングパスだあっ!』

 

蓮華「ナイス姫芽!」

 

実況『ここで飛び出したのはトウマ! オフサイドフラッグは上がっていない! ゴール前フリーだ!』

 

蓮華「決める!」

 

 すると、蓮華さんはボールに足をこすって横回転をかける。すると風が渦を巻き、ボールが凍り付いていく。

 

蓮華「[スノーイーグル・V3]!!」ドガアァアアァアッ!!

 

 氷の鷲が、雪の粒を撒きながら凄まじい勢いでゴールに迫る。

 

相手キーパー「くそっ!」

 

 相手キーパーは必死に飛びつくが、シュートは、一直線にゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOAL!!!

ピエモンテFC 1 ー 2 ナポリ

 

 

実況『決まったぁあ! ピエモンテFC、アンヨウジからレンゲ・トウマへの一撃パスからの攻めで1点を返したぁっ!』

 

姫芽「よし!!」

 

ピッ、ピィイイイイーーーッ!!

― 前半終了!! ―

 

実況『ここで前半終了のホイッスル! 2ー1でナポリ優勢かと思われたが、この試合の行方はまだ分からないぞぉっ!!』

 

丈二「く、くそぉ!」

 

 そして、両チーム控室に戻り………、

 

 

ナポリ控室―――、

 

丈二「くそ! 2点差付けて士気が下がったかと思ったが、姫芽の鼓舞で息を吹き返しやがった!」

 

来夏「成長してるなやっぱり………。後半もどんどん丈二にパスを出すぞ。決めて来い」

 

丈二「もちろんだ。チャンピオンズリーグの出場権は逃しちまったが、それでも世界一のストライカーはノエル・ノアでも、マルク・スナッフィーでも、ラヴィーニョでも、クリス・プリンスでも、ジュリアン・ロキでも、晴也でもない! 俺だ!」

 

 

 

 

ピエモンテ控室―――、

 

蓮華「ナイスパス姫芽!」

 

ジェンティーレ「ああ、前半を1点差で終えられたのはデカいぞ!」

 

姫芽「はい〜!」

 

 すると―――、

 

カルロ「ヒメ、残りは3本だ。なかなか良いペースで配分できてると思うぞ」

 

姫芽「! はい!」

 

フィリッポ「つぎはこっちにもくれよ!」

 

姫芽「うん! 良い所居てね〜」

 

フィリッポ「おう!」

 

バッカス「俺も次こそは止めやる!」

 

 ピエモンテの士気は上々。

 

ジェンティーレ「よし。後半、なんとしても逆転するぞ!」

 

ピエモンテ『おう!(おー!)』

 

― つづく ―




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