蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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ピエモンテFCvsナポリ(後半)

 ハーフタイムが終わり、両チーム選手がフィールドに出る。

 ――そして、丈二先輩と来夏先輩がセンターサークルに立つと、審判が笛を咥えて片手を挙げる。

 

 

ピィイイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 後半開始のホイッスルが鳴ると同時に、ナポリは来夏先輩にボールを渡す。

 

実況『おぉーーっと! ライカ・シノハラ! ピエモンテ陣内に単独で斬り込んでくる!』

 

フィリッポ(前半と同じ手か!)

 

フィリッポ「なめるな!」

 

 フィリッポと蓮華さんが、2人がかりで来夏先輩を止めに入る。

 

 ―――だが、

 

来夏「抜くっ!」ギュンッ!

 

実況『あーーっと! ライカ・シノハラ! スラロームを抜けるような切れ味鋭い高速ドリブルで2人を一気に抜き去ったぁ!!』

 

フィリッポ&蓮華「「なにぃ!?」」

 

 だが、そこにジェンティーレが止めに入る。

 

ジェンティーレ「調子に乗るな!!」

 

 ジェンティーレの激しいスライディングタックル。

 

来夏「ほっ!」

 

実況『おっと! シノハラ、タックルに当たる前にボールをパスで逃がした! 受け取ったのは………』

 

丈二「ナイスパス!」

 

実況『サクラザキだぁぁあぁあああっ!!』

 

丈二「コイツでハットトリックだ!」

 

 丈二先輩がシュート体勢に入ると、空から桜吹雪が舞い散り、ボールを赤紫のオーラが渦を巻き、凄まじい速度で回転する

 

丈二「[絶・剛の一閃]!!」ドガァアァアアッ!!

 

 桜咲の右足一閃。インパクトの瞬間イナズマが閃き、極太の赤紫色のレーザーのような弾道を引きながらシュートは途轍もない勢いでゴールに向かう。――しかし、

 

姫芽「させるかあっ!!」ボグシャアッ!!

 

 シュートコースに割り込んだアタシは、丈二先輩の必殺シュートをお腹で受け止めてブロックした。

 

実況『あーーっと! しかしヒメ・アンヨウジ! 体の中心の軸で、シュート受け止めたあっ!!』

 

姫芽「ぐうっ!!」

 

実況『僅かに引き摺られたアンヨウジ! だが、シュートは完全に停止! 受け止めたぞぉっ!!』

 

姫芽「どうだ!」

 

丈二「な、なんだと!?」

 

丈二(シュートの手応えは完ぺきだった! それどころか、オレのシュートを腹で受け止めてまだあんなピンピンしてるだと!?)

 

来夏(なんてフィジカル……この試合一番警戒するべき相手かもしれないよ……)

 

 うろたえるナポリ。だが、その隙を見逃す姫芽ではない。

 

姫芽「足止まってるよ!」

 

実況『おっと! アンヨウジ! 猛スピードでドリブル開始! ナポリディフェンス陣を置き去りだあっ!』

 

来夏「し、しまっ!!」

 

丈二「大丈夫だ! 冬真を抑えろ!」

 

ナポリは蓮華に対して集中的にマークにつく。

 

姫芽「そこっ!」ドッ!

 

姫芽のパス。ボールは………

 

実況『ここでボールはもうひとりのFW、フィリッポ・インザースに繋がったぁ!』

 

相手選手「やべっ!」

 

フィリッポ「ナイスパス! くらえっ!」ドッ!

 

フィリッポのシュートは、ナポリゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOAL!!!

ピエモンテ 2 ー 2 ナポリ

 

 

実況『決まったぁあ! フィリッポ・インザースの豪快なミドルシュートが、ナポリゴールネットを揺らした! ピエモンテFC同点!』

 

丈二「く、くそぉっ!」

 

 

 

 そしてその後もナポリは果敢に攻めるが、ピエモンテの硬い守りに阻まれる。

 

――後半終了間際、

 

 相手のパスが、丈二先輩に繫がる。

 

実況『さあ! 試合終了の時間が迫る中、ここでボールはサクラザキへ!』

 

丈二「決める![絶・剛の一閃]!!」ドゴォオォオォオオオンッ!!

 

 舞い散る桜と共に、右足一閃からの太っといレーザーのような弾丸シュートがゴールを襲う。

 

ジェンティーレ「させるかっ![ダンディーブロック]!!」ドガァアァアアッ!!!

 

実況『あーーっと! サルバトーレ・ジェンティーレの必殺ブロック! シュートを捻じ伏せたあっ!』

 

丈二「なにぃっ!?」

 

ジェンティーレ「時間がない! ヒメ!」

 

 ここでジェンティーレはアタシにボールをよこす。

 

実況『ここでボールはアンヨウジに渡ったぁ!』

 

姫芽「行くよ! [絶・ダッシュストーム]!!」

 

 姫芽は追い風を受け、嵐を巻き起こしながら突進。吹き飛ばされた相手のディフェンスは次々と空の星になる。。

 

ナポリ選手『うわあっ!!』キランッ キランッ☆

 

実況『アンヨウジヒメ、凄まじいスピード! どんどん深くに斬り込んでいく!』

 

姫芽「決める!」

 

 アタシはシュート体勢に入ると、[ダッシュストーム]の風をボールに纏わせ、浮かせたボールに思い切り角度をつけたキックを叩き込む。

 

姫芽「[超・マッハウィンド(マグヌス)]!!」

 

実況『でたあっ! アンヨウジの凄まじいカーブのかけられた必殺シュート! ボールは鋭く曲がってゴールの右上へ!』

 

相手キーパー「くそっ!」

 

ザシュウッ!

 

 シュートは、ゴールネットに突き刺さった。

 

 

 

GOOOAL!!!

ピエモンテFC 3 ー 2 ナポリ

 

 

 

実況『ゴォオォオオオルッ!! アンヨウジのゴールで、ピエモンテ逆転!』

 

ピッ、ピッ、ピィイイイイーーーッ!!

― 試合終了(タイムアップ)!! ―

 

実況『ここで試合終了のホイッスル! 3ー2で、ピエモンテFCの逆転勝ちだあっ!』

 

丈二「くそっ!」

 

来夏「負けたか……」

 

実況『この試合《1ゴール・2アシスト》と、全得点に絡んだアンヨウジに、チームメイトが祝福です!』

 

姫芽「か、勝った………」

 

蓮華「姫芽!」

 

ジェンティーレ「ナイスシュート!」

 

 チームの皆が、アタシに集まってきた。口々に褒めてくれる。監督を見ると、

 

カルロ「………」グッ!

 

 イタリア式のOKサインをする監督。ちゃんとやれたみたいだね………。

 

ジェンティーレ「よし、この調子で、チャンピオンズリーグも優勝するぞ!」

 

ピエモンテ『おーー!!』

 

 

― つづく ―




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