蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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今回はP・X・G(パリエクスジェン)の話ですので瑠璃乃主人公視点です。


戦場(フィールド)の閃光

 花帆がアムステルダムで瑠璃乃との戦いに備えている頃、フランスのパリでは、リーグ開幕前の強化合宿で激しいレギュラー争いが繰り広げられていた。

 

 ――そして今は紅白戦をしていた。ルリは赤チームだ。

 

オチャド「ルリノ!行ったぞ!!」

 

瑠璃乃「うん!」ギュンッ!

 

チームメイト「くそっ!」

 

 白チームのチームメイトを振り切り、オチャドくんからのキラーパスに追いついてトラップするルリ、中を見ると、ロキくんが飛び出した

 

ロキ「こっちだ!」ダッ

 

瑠璃乃「ロキくん!」

 

 ルリからの鋭いセンタリング。白チームのチームメイトがそのセンタリングボールを追いかける。

 だが、ロキくんは"神速神童(ゴッドスプリンター)"と呼ばれるスピードでアッサリと飛び抜け、

 

ロキ「くらえっ!」ドガアッ!!

 

チームメイト「あっ!」

 

 ロキくんのボレーシュート。シュートはゴールに突き刺さった。

 

瑠璃乃「ナイスシュート、ロキくん!」

 

ロキ「ルリノこそ! 良いセンタリングでしたよ!」

 

 赤チームが早速1点を取り、白チームのFW、レイマールは、

 

レイマール「くそ! つぎは俺が決める!」

 

 白チームのキックから紅白戦再開。ボールはベテランのデュシャンさんへ。

 

瑠璃乃「取るっ!」

 

 ルリがディフェンスに入ると、

 

デュシャン「甘い!」

 

 デュシャンさんは鋭いカットインからの高速ドリブル。逆を突く。

 

瑠璃乃(動きを読まれてたの!? なら!)

 

 ルリはターンして動いた先を狙う。

 

デュシャン「おっと!油断も隙もないな……」

 

 すぐに動きを停止してルリの足を躱すデュシャンさん。

 

瑠璃乃「へへっ!」

 

デュシャン「シャルル!」

 

 ボールはシャルルくんへ

 

シャルル「ほにゃ〜っ」パスッ!

 

 発した言葉とは裏腹にシャルルくんからの流れるようなパスがレイマールさんに飛ぶ。―――が、

 

ロキ「させるかっ!」

 

 凄まじいスピードで戻ったロキくんがカット。そのまま攻め上がる。

 

ロキ「オチャド!」パスッ!

 

 再びボールはオチャドくんへ。

 

レイマール「くそっ! なら!」

 

ロキ「!!」

 

ロ キくんにマークにつくレイマールさん。

 

レイマール「お前にシュートは撃たせないぜ!」

 

ロキ「ちぃっ!」

 

 鬱陶しいと顔をしかめるロキくん。なら!

 

瑠璃乃「こっち!」

 

 空いたスペースにルリが抜け出す。

 

オチャド「ナイスルリノ!」ドッ!

 

 オチャドくんからのパスがルリに飛ぶ。ルリはそれをダッシュで追いかけると、あまりの速さに姿が見えなくなり、飛んできたボールにそのスピードのままボレーシュート。

 

瑠璃乃「[紫電の一閃・改]!!」ドゴォオォオオンッ!!

 

 ルリの必殺シュート。ボールは紫色のイナズマを纏い一直線にゴールへ向かう。

 

チームメイト「させるかっ!」

 

 白チームのチームメイトがブロックに入り足を伸ばす。たが、あまりのスピードに間に合わずに届かない。

 

 ボールは、ゴールネットに突き刺さる。

 

瑠璃乃「よし!」

 

レイマール「くっそ!」

 

 悔しそうなレイマールさん。そして――、

 

ロキ「俺を囮にするとはな……」

 

 ―――感心した様なロキくん。

 

 

 

監督「よし、そこまで! 少しの休憩とする。その後2人対2人の攻防練習を行う!」

 

 みんな紅白戦を中断し、フィールドの外に出て水分補給。

 

瑠璃乃「ふ〜………」

 

 ルリがスポーツドリンクを飲んでいると……、

 

デュシャン「お疲れ。さっきはナイスシュートだルリノ」

 

 チームキャプテンのデュシャンさんが褒めてくれた。

 

瑠璃乃「デュシャンさん、ありがとうございます……」

 

レイマール「最近気合い入ってるみたいじゃねぇか。やっぱりチャンピオンズリーグ近いからか?」

 

瑠璃乃「それもあるんですけど、今度対戦のアムステルダムにはルリの高校時代の親友が居るんです。真剣勝負が今から楽しみすぎて………」

 

オチャド「ああ、カホ・ヒノシタの事か?」

 

瑠璃乃「そです」

 

ロキ「やっぱ昔の仲間には負けられないって事ですか?」

 

瑠璃乃「ん〜、今でも仲間って意識だけど、友達と勝負するってなったら、やっぱり勝ちたくない?」

 

シャルル「なんかわかるな〜」

 

 シャルルくんが同意する。

 

瑠璃乃「それに、アジャジャックス・アムステルダムにはブライアン・クライフォートとかも居るし、尚更全力でぶつからないとね!」

 

デュシャン「……たしかに、舐めてかかれる相手じゃないな」

 

瑠璃乃「そ〜です」

 

 そんな話を数分していると、

 

監督「よし、練習再開だ! 2人一組になって他のペアと2on2! オフェンスとディフェンスは交互にやれ!」

 

P・X・G『はい!』

 

 そして、ペアを組みフィールドに入っていくみんなを見ながら、ルリは思っていた。

 

瑠璃乃(ナイジェリアのスーパーテクニシャン、オチャドくん。ブラジル代表のストライカー、レイマールさん。世界一のストライカーの座を争うトップストライカー、ロキくん。そしてフランス代表のキャプテン、デュシャンさん。そして、このチームには日本のストライカー育成プログラムで見出された隠し球もいるし、そこにルリ……。このチームなら、きっとチャンピオンズリーグのトロフィーも狙える……!)

 

瑠璃乃「負けないよ。花帆ちゃん! みんな! チャンピオンズリーグ、優勝はP・X・Gだよ!」

 

― つづく ―




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