蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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天馬の分岐点

 

 

 

― 13年前・沖縄 ―

 

 あの謎の光に包まれたヴィクトリオや龍也たちは、とある海辺に立っていた。

 

穂乃果「どこ? ここ………」

 

果南「でも、きれいな海〜っ!」

 

 果南が爽やかな潮風と共に伸びをする。

 

 

ヴィクトリオ「あ、あそこに天馬さんがいる。隠れましょう」

 

龍也「お、おう………」

 

 そして、近くの茂みに隠れる俺たち。

 

天馬「う、う~ん………?」ガバッ

 

 天馬が飛び起きると、河川敷ではない場所にいた。

 

天馬「ここは……」

 

 天馬がしばらく辺りを回ると、海岸に出た。

 

天馬母「天馬~、走ると危ないわよ~?」

 

子供天馬「大丈夫だよ~!!」

 

天馬「あれは、母さん!! それにあの子は、小さい頃の俺!?」

 

子犬「クゥ~ン」

 

子供天馬「あっ! ワンちゃん!!」

 

天馬母「危ないわよ天馬!!」

 

天馬「夢なんかじゃ無い……ここは、13年前の沖縄だ。俺が、サッカーと出会った日の……そんなバカな!!」

 

アルファ「理解しなくともよい。受け止めるのだ」

 

天馬「っ!!」

 

 いつの間にか後ろにアルファが立っていた。そして、運命の時がやって来る。

 

天馬母「天馬!!」

 

 子犬だった頃のサスケを助けた天馬に、大きな木材が倒れてくる。

 

天馬(そうだ。ここで豪炎寺さんが助けてくれて……俺のサッカーは始まったんだ!!)

 

《ストライクモード》

 

 今度はオレンジ色のボタンを踏んだアルファは、俺を助けようとするボールを、自分の球で弾き飛ばし、結果、天馬は木材の下敷きになった。

 

天馬「なっ!?」

 

アルファ「安心しろ。死んではいない。全治3ヶ月、そんなところだ。だが、これでお前のサッカーは消滅した」

 

天馬「何っ!?」ビキィ

 

 突然おれは激しい頭痛に襲われる。まるで頭の中をかき混ぜられてぐちゃぐちゃにされる様な………っ!!!

 

アルファ「頭の中から不必要な物が無くなる。それだけの事だ」

 

天馬「待てよ………クッ、」

 

アルファ「?」

 

天馬「サッカーは……必要だ!!」

 

アルファ「!?」

 

 その様子を見ていた龍也たちは、

 

ヴィクトリオ「やっぱり天馬さんは凄い! 修正をはねのけてる!!」

 

鬼道「それほどサッカーへの想いが強いということか……!」

 

円堂「当たり前だ! アイツはフィフスセクターを打ち破ったんだぞ! 生半可な覚悟なわけがない!!」

 

 

 そうしていると、アルファはどこかと連絡を取った。

 

 

アルファ「イエス。ではそのように」

 

《ムーブモード》

 

 アルファはまたボールのようなデバイスを踏むと、浜辺のグラウンドに移動した。

 

アルファ「喜べ。ここからは、お前の好きなサッカーの時間となる」

 

 そして、アルファと同じ服を着た、10名の男女が追加で現れた。

 

天馬:「お前たちはサッカープレイヤーなのか·····?」

 

アルファ「そんな次元の低い存在ではない。我々は、歴史に介入する事を許された、「ルートエージェント」。さて、始めるぞ」

 

《ストライクモード》

 

アルファ「はぁあああああっ!!」

 

ドゴッ!

 

天馬「うわあっ!?」

 

 アルファの蹴った球が俺の脇腹に当たり横に跳ね返る。

 

女性エージェント「はぁああっ!!」

 

バギィッ!

 

天馬「ぐぁあああっ!!」

 

男性エージェント「おらっ」

 

バゴォオッ!!

 

天馬:「があっ!!」

 

 天馬は膝を付き倒れる。

 

アルファ「理解したか?」

 

天馬「さ、サッカーは……」

 

 そして、アルファが天馬に止めを刺そうとした瞬間!!

 

 

?「サッカーは必要だ!!」

 

天馬・アルファたち「『!?』」

 

 突如現れた緑髪の少年が、アルファから球を奪い取った。

 

?「「サッカーは必要だ」これは君の言葉だよ天馬」

 

天馬「えっ!? 誰?」

 

アルファ「何者だ!!」

 

?「ボクの名前は「フェイ・ルーン」。天馬と同じ、サッカーを必要とする者さ!! そんな大勢で一人をいたぶって楽しい? やるなら試合やろうよ」

 

 するとアルファは先ほどの様にどこかと連絡を取り、

 

アルファ「イエス。了解しました。良いだろうだがそちらは二人だけの様だが?」

 

天馬:「っ!! そうだよ、メンバーどうするの!!」

 

フェイ「………スッ」パチン!

 

 フェイが指を鳴らすと、フェイと同系色の髪をした9人の男女が現れる。

 

天馬「えええっ!?」

 

フェイ「これで11人だよ」

 

アルファ「良いだろう」

 

天馬「ちょっと、フェイだっけ? 君は一体………」

 

フェイ「詳しい事は後でちゃんと話すから、今はまずあいつらを追い払おう」

 

天馬:「わ、分かった………」

 

 

ヴィクトリオ「あれが若い時の師匠か………」

 

穂乃果「どうなるのコレ……」

 

豪炎寺「大海、とんで行くなよ?」

 

龍也「わかってるよ……なんとかなるんだろ?」

 

ヴィクトリオ「ええ。この時空の歴史(クロノ・ストーン)と呼ばれる物語は、最終的にサッカーも消されずにハッピーエンドで終わりますから」

 

果南「我慢しなきゃって事だね……腹たつけど」

 

円堂「……………」

 

 

― つづく ―




感想&お気にあ&評価、よろしくお願いします!!

もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?

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