蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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化身アームド

 

 

 アルファは持っていた球の、今度は赤いボタンを踏む。

 

《フィールドメイクモード》

 

 音声が鳴る。すると何も無い砂浜に5秒も掛からずにサッカーグラウンドが形成される。

 

アルファ「我々は「プロトコル・オメガ」と言うチーム名を登録した。お前たちは何だ?」

 

フェイ「あっ、そうか。即席チームだから名前が無いんだ。……じゃあ、「テンマーズ」だ!!」

 

天馬「ええっ!? テンマーズ!?」

 

アルファ「了解。チーム登録「テンマーズ」……登録完了」

 

フェイ「じゃあはい、コレ」

 

天馬「キャプテンマーク?」

 

フェイ「君はキャプテン何だろ?」

 

 一体フェイが何者なのかは気になるが、とりあえずフェイの持っている赤いユニフォームに着替える。

 

アルファ「……………」

 

 すると、アルファはもう一度球体のデバイスを踏む。

 

《タイムワープモード》

 

 

―― 現代・沖縄 ――

 

女将さん「あんたーー! もうすぐ店開けるわよーーーー!!」

 

矢島「了解! ちゃちゃっと……」

 

バシュウン

 

女将さん「あんたーー!! そろっと……っていない!? どこ行ったの!?」

 

― 13年前・沖縄 浜辺のグラウンド ―

 

バシュウン

 

矢島「っ、あれ!? 店で焼きそば焼いて……ん? マイク?  ピーーーー  さぁ!! ここ、沖縄の砂浜グラウンドで、テンマーズvsプロトコル・オメガの一戦、まもなくキックオフだーーーーー!!!」

 

アルファ「この男の頭に選手データをインプットした。実況はサッカーになくてはならない物だと聞いている」

 

矢島「任しとけぃ!!」

 

 

 

天馬「そ、そうなんだ……(何か凄い勘違いしてるな……)」

 

アルファ「それでは開始する」

 

 

 

フォーメーション

プロトコル・オメガ

3-4-3

F-アルファ

GK         ザノウ

 

DF    クオル  メダム  ガウラ

 

MF クオース ネタン  ジーニー ネイラ

 

FW    エイナム レイザ  アルファ

 

テンマーズ

4-1-3-2

F-ライモン

 

FW      キモロ  フェイ

 

MF    チビット  天馬  マント

 

ボランチ        ドリル

 

DF デブーン ストロウ スマイル ウォーリー

 

GK        マッチョス

 

 そしてアルファの持っていた球(どういう原理かは分からないがフィールド上空に浮いている)からホイッスル音が鳴りプロトコル・オメガボールで試合開始。

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 しかしアルファたちの動きは、俺の知るサッカーとはまったく違う物だった……。

 

クオース「エイナム!!」

 

エイナム「レイザ!!」

 

 地上、空中と立体的にパスを繋げて攻め上がってくるプロトコル・オメガ。俺が混乱していると、

 

フェイ「大丈夫だよ天馬!! 目が馴れてないだけさ」

 

天馬「わ、分かった」

 

レイザ「アルファ様!!」

 

 ボールがアルファに渡り、アルファはシュート体勢に入る。

 

アルファ「"シュートコマンド01"!!!  [スピニングトランザム]!!」

 

 アルファの旋風を纏ったシュートが上空から蹴り落とされる。キーパー止められるかな……。

 

マッチョス「[エクセレントブレスト]!!」

 

 マッチョスは空気を思い切り吸い込み、肺と胸筋を肥大化させて胸でシュートを受け止める。

 

 シュートの回転は次第に衰え、完全に停止した。

 

 

 

矢島「止めたーーーーっ!! キーパーマッチョス、ナイスセーブだーーーっ!!」

 

フェイ「天馬にパスだ!」

 

マッチョス「了解!!」ドッ!

 

 

 マッチョスのゴールキックからのロングフィード。

 

 ボールが天馬に渡ると、プロトコル・オメガのMFジーニーがディフェンスに入る。

 

ジーニー「その程度!!」

 

天馬:「この試合必ず勝つ! 勝って皆を元に戻す!! [そよ風ステップ・S]!!」

 

 俺は必殺技でジーニーを抜き去る。

 

アルファ「松風天馬の実力……データ通り。メダム!!」

 

メダム「はっ!! "ディフェンスコマンド03"!! [コイルアッパー]」

 

天馬「うわあっ!?」

 

 長身のDFメダムの必殺技。ボールを奪われてしまう。でも、諦めるもんか!!

 

天馬「うぉおおおおおおっ!!」

 

 天馬がメダムに向かって行くと背後に残像が浮かぶ。

 

 そしてジャンプして相手の注意を上に引く。

 

 すると空中で天馬の姿は煙の様にかき消え、メダムが気づいた時にはスライディングでボールを奪っていた。

 

天馬「[ワンダートラップ]!!」

 

 ボールを奪い返し攻め上がる天馬。しかし今度は巨漢のDFガウラが止めに入る。

 

ガウラ「調子に乗るな!!」

 

 天馬は心臓の鼓動(ビート)を加速させて高速移動で相手を抜き去る。

 

天馬「[アグレッシブビート]!!」

 

矢島「おおーーっと松風!! ここで新必殺技2連発だぁあああああっ!!」

 

 そしてキーパーと1vs1になり、天馬は化身を発動する。

 

天馬「よくわからないけど、化身の力ならなんとかなるさ!! 【魔神ペガサスアーク・零式】!!」

 

フェイ「零式!? ………そうか! 本来の歴史では、インターハイの決勝の時点で、雷門の皆の化身は宮下愛さんと西園信介くん以外は零式になってたんだっけ………」

 

 そして天馬はシュート体勢に入る。

 

天馬「喰らえ!! [― ジャスティスウィング ―]!!」

 

 天馬のキックと同時に、【ペガサスアーク】がボールをぶん殴り、純白の羽を撒き散らしながらシュートは飛んで行く。

 

 

ザノウ「"キーパーコマンド03"!! [ドーンシャウト]」

 

 キーパーの叫び声で発生した音の壁がシュートを阻む。しかしシュートは壁を突き破り、ゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOOOAL!!!

テンマーズ 1 ー 0 プロトコル・オメガ

 

 

天馬「よし!!」

 

 天馬の化身シュートが決まり、テンマーズがリード。

 

 プロトコル・オメガのキックオフから試合が再開。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 すると、ボールはいきなりアルファに渡る。

 

アルファ「化身など、私の敵ではない。………来い!! 【天空の支配者鳳凰】!!」

 

 アルファは自身の化身を発動。化身なんか敵じゃないと言いつつお前も使うの化身なのか……。だがここで、天馬の知らない事が起こる。

 

アルファ「"アームド"!!!!」

 

 すると【鳳凰】がオーラに戻りアルファの身体に纏わりつき、アルファは【鳳凰】を鎧・として身に纏う。

 

天馬「っ、何アレ!!?」

 

フェイ「"化身アームド"さ」

 

天馬「化身……アームド………?」

 

フェイ「化身の力を凝縮して鎧として身に纏う事で、化身のままの時よりも大きい力を発揮出来るんだ」

 

天馬「そんな事が………」

 

 アルファが猛然と攻め上がってくる。そのスピードは先程とは比べ物にならないくらいに上がっている。

 

 

フェイ「スマイル、マント、ドリル! 止めろ!!」

 

スマイル・マント・ドリル「「「[フラクタルハ……「邪魔だ!」……っ!!」」」

 

 アルファは三人掛かりの連携ディフェンス技をただのドリブルで力づくの強行突破。

 

 そしてアルファはシュート体勢に入る。

 

 

 

アルファ「"シュートコマンド01"!! [スピニングトランザム]」

 

 化身の力が必殺技の威力に上乗せされているのか先程とは比較にならない威力のシュートが飛んでくる。

 

 マッチョスも必殺技で迎え撃つが、

 

マッチョス「[エクセレントブレスト]!!」

 

 マッチョスが胸筋でシュートを受け止める。しかしあっさりと吹き飛ばされシュートはゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOOOAL!!

テンマーズ 1 ー 1 プロトコル・オメガ

 

矢島「ゴーーーール!! プロトコル・オメガ同点に追いついたーーーーっ!!」

 

アルファ「っ、くっ………」

 

 すると、アルファは少し疲れた顔をして化身を解除した。

 

 

 

 それを見ていた龍也たちは、

 

龍也「あれ? 解除した……」

 

ヴィクトリオ「化身アームドは、化身の力を凝縮して身に纏うから、身体への負担が大きい上に、化身のまま以上に長持ちしないんです。ただパワーは飛躍的に上がりますけどね」

 

穂乃果「なるほど………」

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 そしてテンマーズボールのキックオフで試合再開。ボールはマントに渡り、そこにネイラが止めに入る。

 

ネイラ「行かせないわ!!」

 

 

 

マント「[イリュージョンボール]!!」

 

 マントの足元でボールが3つに分身して相手を惑わし、抜いたタイミングで元に戻る。

 

マント「キャプテン!!」

 

 マントからのパスを受け取った天馬にメダムがディフェンスに入る。

 

メダム「今度は止める!! "ディフェンスコマンド03"!!  [コイルアッパー]」

 

 メダムの必殺技が天馬を襲う。しかし、

 

天馬「[アグレッシブビート]!!」

 

 天馬は先程の新技で再びメダムを抜き去りシュート体勢に入る。

 

天馬「[超・マッハウィンド]!! 行けぇええええええっ!!」

 

ザノウ「止める!! "キーパーコマンド03"!! [ドーンシャウト]」

 

 しかし、天馬のシュートは相手の音の壁を突き破り、ゴールネットを揺らした。

 

 

 

GOOOOOAL!!

テンマーズ 2 ー 1 プロトコル・オメガ

 

 そして、ここで前半終了のホイッスルが鳴った。

 

フェイ「……………」パチン

 

シュゥウウウン

 

天馬「えっ、皆が消えた!?」

 

フェイ「彼らは僕の化身の一種で、"デュプリ"と呼ばれる代行選手たちさ。彼らはいつでも出すことは出来るけど、基本は試合とサッカーバトルの時しか出さないね」

 

天馬「じゃあ、現実に存在する"人"じゃないんだ」

 

フェイ「うん。それより、そろそろ来るよ。3、2、1……」

 

 すると突然空に穴が空き、俺の知る雷門サッカー部のバス、イナズマキャラバンに酷似したデザインのバスが空を飛び現れた。そして運転席の窓が空き、

 

ワンダバ(過去)「おう、天馬くん!! グッモーニン! おはようさん!!」

 

 

 

 

ワンダバ(今)「過去の私だな。この時は……ああ。たしか恐竜時代から戻った時だったな」

 

龍也「恐竜時代!?」

 

ヴィクトリオ「まあ、見ててください」

 

 

 

天馬「えぇっ!? クマのぬいぐるみ!!? しかもしゃべった!!」

 

フェイ「ワンダバ、時間ピッタリ!!」

 

 

 お、俺……やっぱり夢を見てるのかな………?

 

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?

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