蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

218 / 260
ミキシマックス そして真相

 

 

 プロトコル・オメガとの試合もハーフタイムに入る。すると突然空に開いた穴から現れたイナズマキャラバン(?)。

 

 着陸するとドアが開き、中から過去のワンダバが出てきた。

 

天馬「ぬ、ぬいぐるみ………」

 

ワンダバ(過去)「違ーーーーう!! 私は大監督、「クラーク・ワンダバット」だ!! ワンダバと呼んでくれ!!」

 

天馬「わ、ワンダバ………」

 

 天馬が戸惑っていると、

 

ワンダバ(過去)「フェイ、状況はどんな感じだ!!」

 

フェイ「う~ん……一応得点はリードしてるけど押され気味」

 

ワンダバ(過去)「まったく!! やっぱり私が居ないと駄目だな!! 頼まれてたもの、取ってきてやったぞ?」

 

 

 

 

風丸「頼まれてたもの?」

 

 

 

フェイ「本当!? じゃあ早速頼むよ!!」

 

ワンダバ(過去)「了解だ! しっかし命懸けだったんだぞ? 感謝しろよ?」

 

 するとワンダバは背中に背負った赤いリュックの様な物からケーブルに繋がり伸びた「-」のマークが入った銃と「+」のマークが入った銃を手に取り、まずは「-」の銃の引き金を引く。

 

 すると銃からオレンジ色の光が伸び、その中に大型の肉食恐竜が現れる。

 

天馬「えぇっ、恐竜!?」

 

フェイ「凄ぇ! "ティラノサウルス"じゃん!!」

 

ワンダバ(過去)「準備は良いなフェイ! 行くぞ!!"ミキシマックス"!!」

 

 すると今度は「+」のマークが入った銃を、フェイ目掛けて引き金を引く。

 光がフェイに当たると、フェイの気配とオーラの大きさが膨れ上がる。

 

フェイ「ウゥウォオオオオオオッ!!!!」

 

ワンダバ(過去)「ミキシマックス、コンプリート!!」

 

 そして光が収まると、緑色だったフェイの瞳と髪は赤系統の色へと変貌。

 肌の色もやや褐色になり、優しげだった雰囲気も荒々しそうに変わった。

 

天馬「何これ!? 姿が変わった!!!」

 

ワンダバ(過去)「そう! "ミキシマックス"だ!!」

 

天馬:「"ミキシマックス"……?」

 

ワンダバ(過去)「フェイのオーラに、ティラノサウルスのオーラを融合したんだ。これでフェイは、"ティラノサウルスの力を得てパワーアップ出来る"!!」

 

天馬「そんな事まで出来るの………?」

 

フェイ(ティラノMix)「天馬、後半始まるよ」

 

天馬「う、うん。(そうだ。今は試合に集中しよう)」  

 

 そして後半、テンマーズボールのキックオフで後半戦開始。

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!! ―

 

 

 するといきなりフェイがボールを奪った。そこにプロトコル・オメガの選手が立て続けに止めに入る。――が、

 

フェイ(ティラノMix)「邪魔だ!!」

 

ドガァアァアアッ!!

 

レイザ「ぐぁあぁああっ!!」

 

 ディフェンスに入ったレイザをミキシマックスで得た強靭なフィジカルで吹き飛ばし、スライディングを仕掛けてきたジーニーをジャンプで躱し、フィールドを爆走する。

 

メダム「行かせるか!」

 

 メダムが身体で当たって止めに入るが、パワードリブルで押し返す。

 

バチぃっ!!

 

メダム(っ!)

 

フェイ(ティラノMix)「行くぞ!!」

 

 フェイはフリーでシュート体勢に入る。フェイの背後にティラノサウルスが現れ、フェイのシュートと共に大口を開けて雄叫びを上げる。

 

 するとボールの周囲にティラノの牙の様に鋭利な紅いエネルギーが発生。ゴール目掛けて飛んで行く。

 

フェイ(ティラノMix)「[古代の牙]!!」

 

ザノウ「"キーパーコマンド03"!! [ドーンシャウト]」

 

 しかしシュートはザノウを吹き飛ばし、ゴールに突き刺さった。

 

 

GOOOOOAL!!!

テンマーズ 3 ー 1 プロトコル・オメガ

 

 

 

アルファ「っ…… ピピッ はい。こちらアルファ……え? 分かりました。直ぐ戻ります」

 

エイナム「どうされました?」

 

アルファ「先程、松風天馬に行ったインタラプト修正が無効果されたらしい」

 

レイザ「っ!? 誰がその様な……」

 

アルファ「恐らく奴らだ。この試合、中止とする」

 

プロトコル・オメガ:『了解!!』

 

フェイ「試合放棄かい? それじゃあボクたちの勝ちだね」

 

 

ゴォオオオオオオッ!!

 

 

 

豪炎寺「ん、なんの音だ?」

 

果南「どこから……」

 

風丸「っ! みんな、上だ!」

 

 龍也たちが空を見上げると、

 

UFO(?):ゴォオオオオオオッ

 

天馬「UFO!?」

 

フェイ「違うよ。"ルートクラフト"さ」

 

 そのルートクラフトなるものは、アルファたちを回収し、13年前の沖縄から姿を消した。

 

フェイ「よし!! じゃあ天馬、今起きている事を説明するね」

 

天馬「うん。お願い」

 

 謎の少年、フェイと共にアルファたちを退しりぞけた天馬。いよいよ、今何が起こっているのかが明かされる。

 

天馬「フェイ、一体今何が起こってるの? アルファたちは一体何者なの?」

 

フェイ「それを説明するためには、まずアルファたちが何者なのかを話さないといけない。彼らは、天馬たちの時代から200年後の、世界意思決定機関"エルドラド"のエージェントさ」

 

天馬「200年後の……未来!?」

 

フェイ「そう。彼らは、今自分たちの時代で起きている問題を解決する為に、その問題の発生源となったサッカーという概念を、歴史から消そうとしてるんだ」

 

龍也たち『!!???』

 

龍也(サッカーを消さなきゃならない問題って····一体何だ?)

 

ワンダバ(過去)「実は、未来では戦争が起こってるんだ。サッカーが産み出した恐るべき力を持った子供たちと世界の間でな」

 

 

 

―― 200年後・エルドラド ――

 

議員「アルファよ、分かっているのだろうな? サッカーを消さねば、世界が滅ぶかも知れぬのだぞ!!」

 

トウドウ「サッカーが産み出した恐るべき力を持った子供たち、"セカンドステージチルドレン"。彼らの身体は生身で銃弾を弾き、超能力と呼ばれる力を一通り持っている。彼らは自分たちの存在を認めず、化け物呼ばわりした世界と大人へ戦争を起こしてきた。そして、その力の発生源となったのはサッカーに置ける"化身"の力。サッカーが彼らを産んだのだ」

 

アルファ「全て、理解しています」

 

トウドウ「ならば必ずやサッカーを消去しろ。世界の未来の為に」

 

アルファ「イエス。マスター」

 

 

 

 

―― 13年前の沖縄 ――

 

天馬「未来でそんなことが……でも1つ気になったんだけど、その"セカンドステージチルドレン"だっけ? その子達の両親は……「親も一緒だよ。実の子供を化け物呼ばわりさ」……それってさ、自業自得じゃない? 何で俺たちの歴史にしわ寄せが来るわけ?」

 

 

 

果南「よし! よく言ったよ天馬くん!」

 

穂乃果「自分の子供を化け物呼ばわりなんて許されることじゃないよ!!」

 

 ヒートアップする女性陣。だが、龍也たちも同じ意見だ。

 

 

 

 

フェイ「天馬はそう言う考えなんだ。でも未来の人間はそう思ってない」

 

天馬「フェイは未来の人なのに何で味方してくれるの?」

 

フェイ「未来にだって、サッカーを好きな人はいるんだよ」

 

 そっか。それを聞いて少し安心……でも、これからどうしようか………。

 

天馬「フェイ、これからどうすれば良いの?」

 

フェイ「まずは天馬たちの時代に戻って、23年前の、円堂守の高校入学の日に飛ぼう。エルドラドはその時代で円堂守にサッカー部を作られない様に歴史を変えた。その結果………」

 

 

天馬「そうか!! 雷門サッカー部は円堂監督が始まり! その円堂監督がサッカー部を作れなければ、今の雷門にもサッカー部は存在しない!!」

 

ワンダバ(過去)「それだけではない。円堂守がサッカーをやらなければ、世界制覇したイナズマジャパンの戦力もガタ落ちだ。とてもではないが世界大会優勝などできないだろう」

 

 そう言われて、俺はあることに気づく。

 

天馬「そういえばサッカー部の皆は世界大会決勝の試合が切っ掛けでサッカーを始めたって言ってた!! その試合が無くなれば、皆がサッカーを始める未来も無くなるってこと!?」

 

フェイ「その通り。でもそれだけじゃない。大海龍也さんと松浦果南さんは、世界大会で優勝(・・)したら交際しようと約束していた。でも優勝出来なければ、」

 

天馬「龍也さんと果南さんが結ばれない!! つまり、竜太と果北ちゃんが産まれることがない!!」

 

 そうか!! だからおかしくなってから、竜太と一度も会わなかったんだ!!

 

 

 

果南「エルドラド怖すぎるんだけど!! なんてことしてくれんの!?」

 

円堂「それで天馬たちが俺たちの時代に来て一緒にアルファたちと戦うのか!」

 

ヴィクトリオ「そうです。じゃあ、その歴史は飛ばして、アルファを退けたあと。プロトコル・オメガ2.0と名乗る敵と初めて戦った時に飛びましょう。でも、まずはここで話を聞いておきましょうか」

 

 

 

 

フェイ「そう。でも、それは円堂守がサッカー部を作る本来のルートを守れば解決する」

 

天馬「どうすれば23年前に行けるの?」

 

フェイ「まずはこの、"イナズマTM(タイムマシン)キャラバン"で元の時代に戻って、円堂守の"アーティファクト"を探そう」

 

 アーティファクト? 天馬が首を傾げると、

 

フェイ「アーティファクトって言うのは、その時代の人の強い思いが宿った物のことさ。それがあれば、アーティファクトに宿った残留思念をたどってその時代にタイムジャンプできる」

 

 うーんよくわからない。

 

フェイ「要は、円堂守に深く関わってる物の事だよ。とりあえず現代に戻ろう」

 

 そして、天馬とフェイはTMキャラバンに乗り込み、ワンダバが運転席に座る。

 

ワンダバ(過去)「よし、では出発だ!!」

 

 するとTMキャラバンは垂直に離陸し、タイヤ部分が変形する。

 

ワンダバ(過去)「いざ現代へ!! タイムジャ~ンプ!!!」

 

 そして空に開いた穴に飛び込み、天馬は元の時代へ帰って行った。

 

 

ヴィクトリオ「じゃあ、アルファは無事に倒せるので、次の敵に一足先にいきましょう。場所はホーリーロードスタジアム。日本代表vsアメリカ代表の親善試合の日です!」

 

 

 そして俺たちは、いつの間にか来ていたヴィクトリーキャラバンに乗り、親善試合の日に飛んだ。

 

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?

  • 良い
  • ダメ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。