蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
初代音ノ木坂とのシミュレーション試合に勝利して翌日、蓮ノ空サッカー部はクロニクルルームのトレーニングに勤しんでいた。
因みに今日から学校はゴールデンウィークに入り6日間の休み期間になる。しかしその期間もサッカー部は練習がある。
晴也「ふんっ! ふんっ!」ガシュガシュ!!
レッグプレスの板を足で押し上げて足の筋力を強化していた晴也。
他のメンバーも体幹強化や走力、スタミナ強化などの様々なメニューをこなしている。
すると、
天馬「みんな、集合!」
天馬さんが練習を中断させてみんなを集めた。
天馬「よし、じゃあ今日は午前中を丸々使ってとあるメニューをしたいと思う」
梢「? 時間がかかるメニューなんですか?」
天馬「うん」
みんなが「なんだろう」と顔を見合わせる。天馬さんの口から出たものは、
天馬「これから、この学校の裏山、
梢・綴理・慈「「「!!?」」」
3年生の3人がかり唖然とする。蓮ノ山……?
窓からみると、蓮ノ空の裏、
慈「これは………」
綴理「キツそう………」
梢「そうね。蓮ノ山は標高が726メートルあるからね」
マジか……マジの登山じゃん。それを走っていってくるのか……。
天馬「迷わないように頂上までの道にコースロープ張っておいたからその通りに行けば大丈夫だから」
小鈴「が、がんばるぞー。ちぇすとー!!」
小鈴ちゃんが気合を入れる。大丈夫かな……。
吟子「小鈴、私と姫芽といっしょに行こう。一人だとたぶん挫ける」
姫芽「そだねー……」
花帆「頑張らないとだ……」
さやか「私でもバテそうです……」
瑠璃乃「ルリも……」
みんながそれぞれこれから待ち受ける苦行に顔を青くしていると、天馬さんが「よし行こう!」と、みんなを登山道まで連れて行く。
◇
◆
◇
◆
やって来たのは蓮ノ湖の畔にある蓮ノ山への登山道。ちゃんとロープが張られていた。
天馬「山道は険しい自然の地形だから気をつけてね。しばらく経ったら俺も追いかけるからじゃあ位置について!」
そして、みんなは位置につく。そして、
天馬「スタート!」
天馬さんの合図で登山道を走る俺たち。砂利の道や、落ちている木の葉で起伏の富んだ地形、険しい岩場などを身体能力を駆使して駆け上がる。
慈の場合……
慈「はっ、はっ、……クロニクルルームで身体強化やって無かったら無理だったよ……。それでも……キツすぎる!!」
梢の場合……
梢「私はなんとか走れてるけど……くっ、花帆たちは大丈夫かしら?」
花帆の場合……
花帆「足腰が……まだ中腹にもきてないハズなのに……うわっ、と! 走りきれるかな……」
さやかの場合……
さやか「綴理先輩はもう先に行きましたし、小鈴さんは……大丈夫でしょうか……」
綴理の場合……
綴理「くっ、……さやたち大丈夫かな?」
丈二&兵太の場合………
丈二「っ、はぁ……お前結構体力あるよな……」
兵太「いや、クロニクルルームのお陰で底上げされただけですよ……あの部屋入る前だったらとっくにグロッキーすわ」
丈二「たしかにな……」
来夏の場合……
来夏「………っ、おっと……。足裏の感覚も鋭敏になってくるよ。コレ……」
吟子&小鈴&姫芽の場合……
吟子「小鈴、がんばって! ハァハァ……」
姫芽「ぎ、吟子ちゃんも息あがってきてるよね?」
小鈴「っ、うぉおぉおおっ!! ちぇすとぉおお!!」
姫芽「おお、すごい気合……」
吟子「小鈴ががんばってるんだから、負けられないよね……」
姫芽「そだね……晴也くんはどうなったんだろ……」
吟子「晴也くん、スタートと同時に一気に行ったから先頭じゃない?」
晴也の場合……
晴也「よっ、はっ!」
晴也は岩場を左右にジャンプしながらスムーズに登る。
晴也「うおっ、危ねえ、バランス崩すとこだった……。みんなクリアできるといいけどな……これ、誰かリタイアしてもソイツはおかしい訳でもなんでもないぞ……。寧ろリタイアが普通と言わんばかりだ……」
晴也「っ! 走って登ってるから、余計に体力も使うしな……」
各自、自分のペースで確実に登っていた。
その頃天馬は、
天馬「よし、みんなへのご褒美は準備できたと……。テーブル、椅子人数分、炭、紙皿、食材……食材と紙皿はクーラーボックスに入れて蓋しめておいて……よし、じゃあ俺も行くか!」
天馬は下準備だけしてみんなを追いかけた。
その頃、晴也たちが山登りを始めてからおよそ2時間近く経過していた。
晴也「! 周りに背の高い植物が少なくなってきたな……そろそろ頂上……見えた!」
晴也はスピードを調整しながら慎重に頂上を目指す。こんなところで加速なんかしたら酸欠で倒れかねないからな。
ここは山の頂上付近なんだから……。
そして、
晴也「着いた! テニスボールは……あった!」
俺はテニスボールを取る。
晴也「戻るぞ!」
そして俺は来た道を引き返した。
その頃、梢は……
梢「周りの植物の様子が変わってきたわね…そろそろ頂上かしら…ってあら? 晴也くん?」
晴也「梢先輩!」
梢「戻ってきたってことは折り返しかしら?」
晴也「はい。これ、ボールです」
梢「さすがね…あとどのくらい?」
晴也「もうあと距離は100メートルくらいですよ。すぐに頂上です」
梢「わかったわ。後でね」
晴也「はい!」
そして晴也は蓮ノ空へ戻って行った。
梢「頑張らないと……」
晴也が走って戻っていると、みんなとすれ違っていた。幸い脱落者は今のところ確認できない。みんな頑張ってるようだ………。
そして山の中腹の上の方に来たあたりで小鈴たちと遭遇した。天馬さんが追いついたらしく、声かけしながら吟子と姫芽と4人で励まし合いながら登っていた。
晴也「頑張れよ!」
小鈴「う、うん!」
吟子「あんやと!」
姫芽「ありがと~!」
そして数十分後、俺はスタート地点に戻ってきていた。
晴也「っ! はー……」
晴也がドサリと仰向けに倒れる。
空…青い……。
晴也が顔を周りに向けると、机や椅子が並べられていた。そういやさっき会った時に終わったらみんなで
晴也「……見張り番しとくか」
俺は椅子に場所を移して座ると、机に上体をドサリと預ける。
疲れた………。
すると、
梢「……ハァハァ。着いた……」
梢先輩がご到着。
晴也「梢先輩、お疲れ様です………」
梢「ええ。お疲れ様……。お腹空いたわ早くみんな戻ってこないかしら………」
晴也「BBQの話聞きました?」
梢「ええ」
そして数分後、綴理先輩と慈先輩が戻ってきた。
慈「つ、着いた〜………!!」
綴理「…………」パタリ
着いた瞬間、綴理先輩が倒れる。
梢「綴理!?」
梢先輩が慌てて駆け寄る。
綴理「地面って、こんなにヒンヤリして気持ちよかったんだ……」
梢「…………」
梢先輩が急に真顔になる。「心配して損した」とか思ってそうだな……。
そこから更に時間が経ち、さやか先輩や瑠璃乃先輩、来夏先輩に丈二先輩、兵太、花帆先輩が戻ってきた。
花帆「し、死ぬ………」バタリ
花帆先輩が地べたに倒れる。
さやか「汚れますよ花帆さん……」
瑠璃乃「ルリも倒れたい……」
来夏「同意……」
丈二「マジで脚腰痛てぇ………」
兵太「明日休みにならないかな……」
それを聞いた梢先輩は、
梢「そうね。明日の練習は過去の試合映像を見てプレーのイメージを固めるとかでも良さそうね」
兵太「や、やった……」
そしてそこから待つこと20分。みんなの空腹が限界に近づいたところで、天馬さんや小鈴、吟子、姫芽たちが戻ってきた。
天馬さんは早速全員いるか確認する。
天馬「えっと……全員いるね?」
梢「はい。全員います!」
天馬「じゃあお待ちかねの、肉焼いてくよ!」
蓮ノ空サッカー部『うぉおおおおっ!!!』
天馬さんが炭に火を着火。網が温まったところで、クーラーボックスに入れてあった大量の野菜と肉を焼いていく。
ジュー!! ジュゥゥウゥウゥウウッ!!
肉の焼ける香ばしい匂い。辺りに香りが充満する。
天馬「はい、山登りの先着順に並んで!」
先着順ということで俺が先頭に並びその次に梢先輩と並んでいく。
肉と野菜をもらい、タレをかけていただく。
蓮ノ空サッカー部『う、美味ぇえぇええええ(しぃいぃいいいいっ)!!』
疲れた身体に染み渡る肉の脂。幸せだ。
すると、
花帆「お米欲しくなってくるね……」
天馬「そういうと思って!」
天馬さんは炊飯器に入った米を見せる。
瑠璃乃「監督最高!!」
全員肉に野菜に米に次々と平らげていく。
そして2時間ほど経ち、みんなのお腹はいっぱいになった。
小鈴「ふ〜、お腹いっぱいです……」
花帆「あたしも〜」
梢「あらあら……」
気づけば時刻は午後の1時半。午後はどうするんだ?
天馬「じゃあ午後の練習は自主練にしておく。クロニクルルームで身体能力強化なりグラウンドでボール使った練習なり個人でやって」
梢「分かりました。晴也くん、グラウンドで私にシュート撃ってくれないかしら?」
晴也「良いですよ!」
花帆「アタシはお風呂入ってからプロの試合映像見ようかな……」
さやか「あっ、それだったらオススメありますよ?」
瑠璃乃「3人でみようぜ〜」
慈「私はお風呂入って寝る……」
綴理「ボクも……」
小鈴「徒町たちは少し校舎周りを散歩してから戻ります」
吟子「流石にこれ以上練習は今は体力がもたん……」
姫芽「だね〜」
そして各自でそれぞれに過ごし始めた。
梢先輩は身体能力が強化されたのもあってか、初めて会った時よりもキャッチングの力強さが遥かに増していた。
ー つづく ー
感想・評価よろしくお願いします!!
ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?
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本編
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NEXT DREAM
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コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
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コラボ回(二つの世界のサッカー)