蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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プロトコル・オメガ2.0

 

 

― 日米親善試合当日・アキバスタジアム ―

 

龍也「ここが親善試合の当日か」

 

 するとスタジアムから叫び声が聞こえてきた。

 

穂乃果「って、もう試合始まってるよ!」

 

ワンダバ「あっ、時間設定また間違った……」

 

ヴィクトリオ「何やってるのワンダバ!」

 

円堂「と、とにかく急いでスタジアムに入ろう」

 

 

 

 そして、ヴィクトリオ達がスタジアム内。観客席にはいると、

 

ドガァッ!!!

 

ピ、ピィイイイーーーッ!!!

 

 

 

王将「おぉっと! 日本またしてもレッドカード!!」

 

果南「ひ、ヒドイ………」

 

風丸「ちょっと待て! 明らかにおかしいのに、何で誰も気付かないんだ!?」

 

ヴィクトリオ「アレです!」

 

 上空には、空中で止まり黄色の光の波を発するスフィアデバイスがあった。

 

ヴィクトリオ「アレで観客を洗脳してるんです」

 

鬼道「それでこんな酷い試合でも誰も気付かないのか?」

 

 

 フィールドに目を向けると、雷門がアメリカ代表として戦うところだった。

 

 

フォーメーション

プロトコル・オメガ2.0

3-4-3

F-ベータ

GK       ザノウ

 

DF ウォード  メダム   ガウラ

 

DMF      オルカ

 

MF  クオース      ネイラ

MF       ドリム

 

FW エイナム  ベータ   レイザ

 

雷門

4-3-3

F-ライモン

 

FW    剣城  竜太  フェイ

 

OMF   愛   神童  天馬

 

DF  彼方  霧野  栞子  エマ

 

GK        三国

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!! ―

 

 そして、後半開始のホイッスルが鳴った。

 

 前半戦は到着時に既に終了しており、俺達のキックオフから10点のビハインドの中開始され、ボールは先ず宮下に渡る。

 

愛「行くよ!! 「ふんっ!」ドガァッ ぐっ!!」

 

 愛さんがドリブルを仕掛けようとした所で、MFドリムが仕掛けた反則スレスレのラフプレーが愛さんを吹き飛ばす。

 ボールを奪われた。

 

ドリム「リーダー!」

 

ベータ「ナイスですわドリム」

 

 しかし、そこにすかさず栞子が止めに入る。

 

栞子「通しません! [グラビティバインド・G3]!!」

 

 高重力の力場がベータを圧さえつけてその隙に栞子はボールを奪った。

 

ベータ「あら? 少しはできる子も居るんですね」

 

栞子「剣城くん!!」

 

 そして栞子からのロングパスが剣城に繋がる。が、相手のDFは全く動かず、「撃ってみろ」と云わんばかりだった。

 

剣城「ナメるな! [デビルバースト・G3]!!」

 

 剣城の漆黒のシュートがプロトコル・オメガのゴールに襲い掛かる。

 

ザノウ「【重機兵バロン】!! アームド!!」

 

雷門『『『!?』』』

 

 ザノウが化身アームドを使う。初めて化身アームドを見た皆は驚いている。

 

ザノウ「"キーパーコマンド03"!! [ドーンシャウト]」

 

 そして、ザノウのアームド必殺技により、剣城のシュートは止められた。

 

― 雷門ベンチ ―

 

 

 

歩夢「嘘でしょ……? あんなのどうやったら……」

 

ワンダバ(過去)「一応、天馬も化身アームドを身に付けている」

 

せつ菜「本当ですか!? なら、「身に付けてはいるんだが……」?」

 

円堂(大人)「何かあるのか?」

 

ワンダバ(過去)「うむ。 果たして、"本当の意味で身に付けた"のか………」

 

 

 

かすみ「え?」

 

 そしてザノウのゴールキックからボールはボランチのオルカに。

 しかし直ぐに天馬がディフェンスに入る。

 

天馬「[ワンダートラップ]!!」

 

 天馬がボールを奪い返す。天馬の新技を始めて見た人たちは驚いていた。

 

天馬「化身アームドには化身アームドで対抗だ!!」

 

ベータ「ふふっ、出来るのかしら」

 

天馬「【魔神ペガサスアーク・零式】!! アームド!!」

 

 【ペガサスアーク】がオーラに戻り天馬の身体を包み込む。しかし化身は霧散し消滅してしまう。

 

天馬「ええっ!? アームドできない!?」

 

フェイ「くっ、やっぱりか………」

 

竜太「天馬、ボールよこせ! 俺が決める!!」

 

天馬「そうだ、竜太ならきっと!! 竜太!!」

 

 竜太はボールを受け取り、化身を発動する。

 

竜太「【海皇龍ブルーヒドラ・零式】!! アァアアアムドッ!」

 

 【ブルーヒドラ】がオーラに戻り俺の身体に纏わりつく。しかし【ブルーヒドラ】は霧散し消滅した。

 

 

 

竜太「くそっ、失敗か!!」

 

剣城「【剣聖ランスロット・零式】!!」

 

神童「【奏者マエストロ・零式】!!」

 

愛「【楽しいの天才サイコウ・参式】!!」

 

剣城&神童&愛「「「アームドッ!!」」」

 

 三者三様に化身アームドを試みるが、全員が失敗した。

 

ベータ「あらあら、化身アームドすらできないなんて……ハッ、ザコが! 手本を見せてやるよ!!」

 

 するとベータはいきなり豹変し、力づくで竜太からボールを奪うと、ドリブルで攻め上がる。

 

神童「っ、止めろ!!」

 

ベータ「無理に決まってんだろぉ? 来い! 【虚空の女神アテナ】!! アームド!!」

 

 そしてベータは化身アームドを易々と成功させ、白いドレスを纏った様な姿になり、シュート体勢に入る。

 

 ボールを思い切り踏みつけて2つに分裂させ、上に昇った2つのボールに両足で同時にオーバーヘッドキックを叩き込む。

 

ベータ「"シュートコマンド07"!! [ダブルショット]」

 

 そして放たれたボールは途中で1つに戻り、単純計算で二倍の威力になる。

 

エマ「絶対に通さない!! [絶・守護騎士の盾]!!」

 

 エマの鋼の盾がシュートをブロック。しかしアッサリと盾は砕かれシュートは進む。

 

エマ「きゃぁあああああっ!!? ぐっ、うぅ……」

 

栞子「エマさん! この…っ、[グラビティバインド・G3]!!」

 

 栞子の最大パワーから放たれる重力波がシュートを圧し潰す。

 威力を削ぐことはできたが、あまりのパワーに栞子も吹き飛ばされる。

 

栞子「うぅ……霧野先輩、彼方先輩、三国先輩! 止めてください!!」

 

霧野「絶対に点はやらない!! [ディープミスト・V3]!!」

 

 霧野先輩の発生させた深い霧との空気摩擦で威力は減衰。しかし霧野先輩も吹き飛ばされる。

 

霧野「ぐぁあああっ!! っ、彼方先輩!!」

 

彼方「彼方ちゃんの全力見せるよ~っ!! [絶・ダークトルネード]!!」

 

 彼方がシュート技によるシュートブロックで真正面から蹴り返しを試みる。―――が、

 

彼方「(っ!? あれだけ皆がブロックしたのに!!) 負けるかぁ~っ!!」

 

 彼方のシュートが少しベータのシュートを押し返した。が、力尽きた彼方は吹き飛ばされ、シュートは進む。

 

彼方「もう……、無理」

 

 シュートは三国さんに襲い掛かる。三国さんも必殺技を放つ。

 

三国「皆の想い無駄にはしない! [極・無頼ハンド]!!」

 

 最後に三国先輩のキャッチが入る。

 

 あれだけブロックしたにも関わらず、凄まじいパワーが残るベータのシュート。

 しかし三国さんはギリギリ止めて見せた。しかし、その代償は大きかった。

 

円堂(大人)「近江! 霧野! 三船! エマ! くそっ、交代だ!! 天城、天王寺、西園、DFに入れ!! 高咲はMFに入れ!!」

 

天城&璃奈&信介&侑「「「「はい!!」」」」

 

ベータ「ちっ、くそ生意気にも止めやがったか……だがあの程度なら二度目でおしまいだ」

 

天馬「何で化身アームド出来なかったんだ………」

 

フェイ「多分、前の様な"時空の共鳴現象"が起きてないんだと思う。今までは、複数のパラレルワールドの天馬が共鳴してお互いに力を高めあってたんだけど、時間の経過でその世界線の振幅が治まって、世界線が統合されてしまったんだよ。ほら、弾いた弦見たいな物って言ってたでしょ?」

 

天馬「そんな……このタイミングで?」

 

 そして三国先輩からゴールキックでボールは侑に飛ぶ。そして侑は化身を発動する。

 

侑「【戦場の女神ジャンヌ・零式】!! アームドッ!!」

 

 【ジャンヌ】が侑の身体を包み込むが、やはり霧散し失敗してしまう。

 

侑「っ!!」

 

 そこにドリムがタックルを仕掛けるが、間一髪《天帝の眼》を使い躱す。そしてボールは竜太に繋がる。

 

ベータ「ハッ、何をしようと無駄だ! 化身アームドは破れない!!」

 

竜太「だったら根こそぎ凪ぎ払う!!」

 

 竜太はシュート体勢に入り、ボールに巨大なオーラを纏わせる。

 それをオーバーヘッドで下に落とし、左の足払いでボールに空気の膜をコーティング。渾身の左足ボレーをぶっ放つ。

 

竜太「[真・ラストリゾート]!!」

 

 岩石の龍がフィールドを破壊しながら突き進む。プロトコル・オメガのディフェンスは、次々に吹き飛ばされていく。

 

ベータ「なっ、このシュートは!!」

 

ザノウ「っ、【重機兵バロン】!! アームド!!」

 

 ザノウは化身アームドを発動。必殺技の構えに入る。

 

ザノウ「"キーパーコマンド03"!! [ドーンシャウト]」

 

 音の壁がシュートを阻む。しかし、[ラストリゾート]の空気の膜がバリアとなり、シュートはゴールに突き刺さった。

 

ベータ「ば、バカな!!」

 

竜太「よしっ!!」

 

 竜太の個人最強シュート技、[ラストリゾート]がゴールに突き刺さり1点を返した俺たち。

 

 しかし今ので間違いなく俺はターゲットにされるだろう。

 

 

 

ベータ「大海竜太さん、やはり彼は危険ですね………」

 

トウドウ『ベータ、指示を伝える。大海竜太を潰せ(・・)

 

ベータ「イエス。マスター」

 

 そして相手のキックオフから試合再開しボールはレイザへ。そして相手は露骨に竜太に向かって来る。

 

レイザ「二度とサッカーなんかできない身体にしてやるわ!!」

 

 相手が肩を突き出して真正面からショルダーチャージで突っ込んでくる。しかし、

 

竜太「甘めぇ!!」

 

 竜太はルーレットの様に身体を反転、そして回転させて躱す。

 

 そのついでにボールを巻き取る様に掠めとる。

 

レイザ「っ!?」

 

 竜太がドリブルを仕掛けるとドリムがスパイクの裏の突起を竜太の足にむけてスライディングしてくる。

 

 しかしジャンプで難なく躱すと、オルカが身体をぶつけてくる。

 

竜太「(っ、コイツ身体の重心移動が上手い……)負けっか!!」ドガァッ!!

 

オルカ「っ!?」

 

 危ね。何とか弾き返した俺にDFの三人が纏めて襲い掛かる。DFが全員巨漢、巨漢、長身って……

 

竜太「まぁ、カンケーないけどねっ!!」

 

 竜太が足を踏み込む度に電流が走る。そして一瞬の弱いフラッシュが起こった時には既にディフェンスは突破していた。

 

竜太「[ライトニングワープ]!!」

 

 竜太の、ほぼ瞬間移動に近い速さの爆速移動。

 

 そして遅れて突風が吹き荒れ、三人を吹っ飛ばした。そしてキーパーと1vs1。

 

 竜太は化身を発動する。

 

竜太「ハァアアアアアッ!! 【海皇龍ブルーヒドラ・零式】!!」

 

 多分アームドは無理なのでそのまま化身シュートを放つ。

 

 

 

竜太「うぉおおおおおっ! [― ハイドロ・ブラスト ―]!!」

 

 【ブルーヒドラ】の3つの口から、激流の様な水流が放たれる。

 

 ザノウは化身アームドを発動。必殺技を放つ。

 

ザノウ「"キーパーコマンド03"!!  [ドーンシャウト]」

 

 化身の力がプラスされパワーアップしている[ドーンシャウト]。

 

 しかし【ブルーヒドラ】のブレスは構わずザノウごと洗い流し、ゴールに突き刺さった。

 

ベータ「っ、ふざけんじゃねぇっ!!」

 

 すると、プロトコル・オメガは試合など構わずに強行手段にでる。

 

 皆に片っ端からラフプレーを叩き込み、皆は次々試合続行が難しい怪我を負わされていく。

 

竜太「皆! 試合をぶち壊しに来やがったか!!」

 

フェイ「くそっ、何とかしないと……「フェイさん、やっとお話できますね」っ!」

 

ベータ「貴方は、エルドラドが保有するあらゆる時間の人物のデータベースにも、一切の記録が無い。……貴方は何者です?「っ………、」お答えなさい! 貴方は誰です! 何故私たちの邪魔をするのですか!!」

 

フェイ「……僕はフェイ! フェイ・ルーン!! 僕はお前たちから、サッカーを守りたいだけだ!!」

 

ベータ「あら、まだ抵抗するんですか? 周りの状況分かってます?」

 

フェイ「何っ!?」

 

 フェイが気づいた時には、俺とフェイ以外のメンバーは全員ズタズタにされて転がっていた。

 

竜太「皆!」

 

天馬「く、くそ………」

 

ベータ「うふふっ♪」

 

 するとベータはスフィアデバイスを操作する。

 

 

 《マインドコントロールモード》

 

 

 するとスフィアデバイスから黄色く波打つ光線が放たれる。

 

天馬「な、何だ? この光」

 

神童「くっ、貴様…一体……何をした!」

 

ベータ「じきに分かります。それと、フェイさん、大海竜太さん、あなたたちは我々にとって危険すぎます。なのでその存在、封印しますねっ♪」

 

 

《封印モード》

 

 

 すると俺とフェイを吸い込む様に、デバイスが吸引を始める。

 

竜太「何だコレっ!?」

 

フェイ「くっ!!」

 

天馬「竜太! フェイ!!」

 

龍也(大人)&円堂(大人)「「させるかっ!! [絶・ゴッドハンドV]!!」」

 

 すると大人の龍也と円堂たちが竜太とフェイを庇うように[ゴッドハンドV]を放ち壁をつくる。

 

円堂(大人)「皆、ここは引くぞ! これ以上は無理だ!!」

 

 

 

ワンダバ(過去)「皆、早く乗れ!!」

 

 するとフィールドにTMキャラバンが着陸し、肩を貸し合いながら乗り込む。

 

オルカ「どうするのリーダー? このままじゃ逃げられるよ?」

 

ベータ「ぶぅ……『ベータ、目標変更だ。円堂守と大海龍也を封印せよ』イエス。マスター」

 

天馬「監督! コーチ!! 皆乗りました!! 速く!!」

 

龍也(大人)「よし……ぐっ!?」

 

 

 

円堂(大人)&龍也(大人)「「うわぁああああああああああっー!」」

 

 

 

龍也(高校生)&円堂(高校生)「「!!???」」

 

 それを見て呆然としたのはヴィクトリオと共にいる龍也たちだった。

 

 

竜太「親父!! 離せワンダバ!!」

 

ワンダバ(過去)「止めろ竜太! 龍也の想いを無駄にするな!!」

 

フェイ「ワンダバ! 急いで!!」

 

ワンダバ(過去)「タイムジャ~ンプ!!」

 

 そして、竜太たちは現代へと戻った。

 

 

 それを見て、果南はまだ怪我をしている足をおして、ベータに殴り込みをかけようとしていた。

 

 

ヴィクトリオ「それでは、次は戦国時代の今戦ったプロトコル・オメガ2.0を倒したときに飛びますね」

 

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?

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