蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
ドイツでの一幕(バスタードミュンヘン)
アムステルダムとP・X・Gの試合結果から、瑠璃乃のチャンピオンズリーグ敗退を知ったかつての蓮ノ空メンバーたち。
反応は様々だった。
――FCカタルーニャ
晴也「さやか、コレ………」
さやか「瑠璃乃さんが負けたんですか? 花帆さん、やりますね……」
蜂楽「二人とも何見てんの〜?」
乙夜「どした?」
俺はニュース記事を見せる。
乙夜「あ〜、お前らの高校の時の仲間のか」
晴也「そだよ。俺たちも負けられないな!」
さやか「そうですね! ――それと乙夜くんは私に近づかないでください」
乙夜「あの時のまだ引きずってんの!?」
――FCポルト
兵太「吟子〜! このニュース見たか!?」
吟子「見たよ。まさか花帆先輩が勝つとは思わんかった」
兵太「燃えてる?」
吟子「当たり前。同じスリーズブーケだった身として負けられん!」
――マンシャイン・C
梢「花帆、勝ったのね……今のあなたはもう、油断ならない相手と言うわけね」
千切「高校の後輩の話か?」
梢「ええ………」
涼太「戦ったら俺たちでも苦労しそうだな」
梢「ええ」
――FCアーセナリ
綴理「花帆、きみは1人前の選手にちゃんとなれたんだね。ボクも負けてられないや」
――ピエモンテFC
姫芽「ルリちゃん先輩負けちゃったんですか〜!? おのれ花帆先輩………」
蓮華「まあ、そんな事もあるわよ。さあ、練習よ!」
姫芽「お〜!」
――ナポリ
丈二「まさか大沢が日野下に……」
来夏「もう、今までのパワーバランスじゃないってことだよ」
丈二「くっそ! 戦いてぇ!」
――FCユーヴァース
馬狼「あん? あのちびっ子どこ行った?」
奏「監督に言われて次の相手のデータインプットしてるよ?」
馬狼「あぁ? そうか……」
スナッフィー「アイツを敵に回したら厄介だからな〜。味方で良かったぜ」
ロレンツォ「あいつの今シーズン価値、二億八千万OK……?」
そして――、
――バスタードミュンヘン
慈「え〜っ! るりちゃん負けたの!? しょうがないな〜夜にめぐちゃんがラブコールして慰めてあげよっ♪」
氷織「ん? 藤島さんどないしたん?」
テンションがおかしい私に氷織が話しかけてきた。
慈「ん、あ〜……幼馴染がね。負けちゃって」
我牙丸「幼馴染………?」
チームの日本人選手たちが集まって来た。私はスマホニュースを見せる
慈「この子だよ!」
雪宮「P・X・Gの大沢瑠璃乃……幼馴染なんですか?」
慈「そだよ〜?」
黒名「たしか高校のチームメイトでもあったはず」
潔「あ〜、そういや俺が高校2年で埼玉県大会で敗退した時の全国大会優勝してたの蓮ノ空だったはず」
慈「ま、花帆ちゃんにもるりちゃんにも、戦うことになったら負けないけどね!」
我牙丸「お〜、ディフェンス頼りにしてるぞ」
日本人組で楽しく話していると、
ミヒャエル「世一〜、日本人同士で語り合いか〜?」
潔「うっせカイザー! 入ってくんな!」
この二人、すごく険悪なんだよね。プレー中も味方同士でボール奪いったり……
ネス「世一のくせにカイザーに対して生意気な!」
潔「うっせぇ! 引っ込んでろ腰巾着!」
そんな俺達を、
アレク「ノア、あれどうにかならねぇ……?」
ハインリヒ「試合中胃が痛くて仕方ねぇんだけど」
ノア「知らん」
―――すると、
監督「お前たち、チャンピオンズリーグのウチの初戦の相手決まったぞ」
雪宮「お、どこだろうね?」
監督の言葉に皆集まってくる。ミヒャエルも潔も、アレは水と油だからな〜……。
お互いに自分のゴールしか考えてない上に譲らない超エゴイストだし……
前なんて潔が撃ったシュートをミヒャエルが横取りして決めて試合中に味方同士で乱闘になりそうだったからな〜……
監督「相手はイタリアのユーヴァースだ。各自自分のメンテナンスはしっかりしておけよ?」
慈(でも、万が一あの二人が噛み合ったら敵は無いと思うんだけどな…………)
監督の話を聞きながら、私はそんな事を考えていた。
監督「よし、ではトレーニングを始める」
バスタードミュンヘン『はい!』
そして練習が始まる。このチームは
そして試合を想定した練習だと、
ネス「カイザー!」パスっ!
ディフェンスの合間を縫う超極細コースを通す精密なパス。ネスはパサーとして紛れも無い天才だ。
―――けど、
潔「読めてんだよ!」がッ!!
潔がカットする。まあ、ね。
潔「ネスはお前にしかパス出さねぇんだからネスにボール渡ったらお前にマーク着けば解決なんだよ単細胞が!」
ミヒャエル「世一〜〜っ!!」
ブチギレるミヒャエル。ボールを持った潔に対してラフプレーを仕掛けて無理やりボールを奪いにかかる。
潔「テメっ! 練習で怪我したらどうすんだ糞野郎!!」
ミヒャエル「ボールを渡せ!」
潔「ざっけんな! 誰がお前に渡すか!!」
氷織「潔くんこっち!」
潔「! 氷織!!」パスッ
氷織にパスを出す潔。たが、
ネス「読めてますよ!」バシッ!
これはネスに読まれていた。そして、ネスがボールを持ったということは、
ネス「カイザー!!」パスッ!
ミヒャエルへのパス! ボールを持ったミヒャエルはシュート体勢に!
ミヒャエル「ネス、マジ忠犬。お前のそういうとこ好き」
ネス「はい本望!」
そして、ミヒャエルの武器、恐ろしく振りの早い左足のシュート。その名は、
ミヒャエル「ひれ伏せ愚民」
"
ドゴォオォオオォォオォオオンッ!!
目で追うのが困難な早さのシュート。けど、ある程度の軌道を読めば!!
慈「ここ!」ガッ
ミヒャエル(チッ!)
ボールに触れて勢いが少し弱まる。そうなってしまえばウチの守護神、我牙丸なら簡単に止めてくれる!
我牙丸「ナイス!」バシッ!
コースに飛び込みダイビングキャッチ! シュートを止めた。
ネス「メグミぃいぃいい〜〜っ!! カイザーのシュートを止めて良いと思ってんですか!?」
慈「いや、練習だからね!?」
サッカーの腕は天才だけどかなりバカな事言うんだよねこの子。
それを見ていた監督は―――、
監督「ふむ…………」
ノア「どうしました?」
監督「いや、藤島は完全にウチのディフェンスの要だと思ってな。女性でありながら男子に囲まれた中で大したものだ」
ノア「それはそうですね。今のあいつは、俺でも一人で突破は多少手こずりますから」
監督「そうだよな……。ほら! お前ら揉めてるな! 練習再開! 我牙丸のゴールキックから再開しろ! ……ったく」
ノア「大変ですね」
監督「潔とカイザーが噛み合えばなぁ……無理だろうが」
ノアと監督は無言になる。
監督「とにかく、ユーヴァースとの試合までにベストメンバーを決めないとな」
ノア「そうですね」
― つづく ―
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最近読んでなくて久しぶりに
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今出てるのは一周しました
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面白くて何周かしてます