蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

224 / 266
日本の夜明けの歴史

 

 

 

 ヴィクトリーキャラバンで今度は幕末へと来た龍也や豪炎寺たち。

 

穂乃果(高校生)「ここが二条城か〜……」

 

豪炎寺(高校生)「あ、居たぞ!」

 

 町人に扮して二条城へと向かい、中を覗くと、今まさにその瞬間だった。

 

 

 

龍馬「"大政奉還(・・・・)"であります!!」

 

天馬「大政奉還……歴史の授業で習った!!」

 

愛「愛さんたちとんでもない瞬間に立ち会ってるよ………」

 

龍馬「鎖国を辞め、世界に眼を向けるのです。武士と町人が一つになり、異国の文化や知識を取り入れ、日本人全員で日本という国を育てるのです。そうすることで日本は、異国に負けぬ強い国となるのです!!」

 

慶喜「武士と町人が一つになれと? 戯言よ。やはり田舎侍は考えることが違うの」

 

愛「は? 見識が狭いのはあんたたちの方でしょ?」 ボソッ

 

慶喜「ん?」

 

大臣「どうされました?」

 

慶喜「いや、気のせいか……。ふむ、では新選組と勝負して勝ったら大政奉還を認めてやろう。近藤、ここへ」

 

ザナーク「やっとか」

 

沖田「…………」

 

 沖田さん―――。と、ザナーク。

 

 って事は、徳川慶喜はマインドコントロール済みって事か。

 

ザナーク「俺達新選組と倒幕軍、サッカーで勝負して決めるって事でどうだ?」

 

大臣「勝てるんだな?」

 

ザナーク「愚問だな」

 

龍馬「よし、皆。大政奉還が賭かってるんだ。絶対に勝つぞ!!」

 

ザナーク「よし、じゃあ準備を始めるぜ」

 

 

《フィールドメイクモード》

 

 

 そして二条城の庭にサッカーフィールドが構築される。

 

《タイムワープモード》

 

 

ー 沖縄 ー

 

女将「あんた!! カレーライス大至急三人前!!」

 

矢島「あいy…」カラン

 

女将「またいない!! もう何度目よ!!!」ウガーッ

 

ー ー ー ー ー ー ー ー ー

 

バシュウン

 

矢島「さあー!! 今回は幕末時代、ここ、二条城ガーデンフィールドより、徳川第15代将軍徳川慶喜公が見守る御前試合をお届けするぞーーーーっ!!」

 

龍馬「皆行くぞ!!」

 

雷門『『『おう!!』』』

 

慶喜「近藤、奴らを潰せ」

 

ザナーク「俺に命令すんな!! 言われるまでもねえ」

 

 

スターティングメンバー

ザナーク・ドメイン

GK          シュテン

 

DF      ゴウズ  オーグ  ヤシャ

 

MF シンジャミ  メイズ   エンギル  ゴブリス

 

FW    ラセツ          沖田

 

FW          ザナーク

 

雷門

 

FW      剣城    竜太

 

MF  愛      天馬     龍馬

 

DMF      歩夢  神童

 

DF   栞子    霧野    エマ

 

GK         信介

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 

 そして試合開始の笛が鳴り、雷門ボールから試合が開始。

 

 ボールは神童先輩に渡りそこにザナークがプレッシングを掛ける。

 

神童「宮下!!」

 

 神童先輩からボールは左サイドの愛さんに飛び、難無くトラップして駆け上がる愛さん。

 そこに相手のMF、シンジャミがディフェンスに入る。

 

シンジャミ「ボールを寄越しなさい!! [スクリュードライバー]!!」

 

 上空から炎の跳び蹴りが愛さんの持つボールに直撃し、衝撃で愛さんは吹き飛ばされて奪われる。

 そしてシンジャミからラセツへと縦のスルーパスが通る。

 

ラセツ「決める!! [オーガブレード]!!」

 

 印を結んだラセツの手に鬼火が集まり、ボールを囲い込み炎の刃が纏わり付く。

 

ラセツ「喰らえっ!!!」

 

 ラセツのシュートが雷門ゴールに迫る。信介は、

 

信介「"ミキシトランス《劉備》"!! うおおおおおっ!!」ガシイイッ!!

 

 信介は[オーガブレード]をノーマルキャッチで完璧に止めた。

 信介のゴールキックからボールは龍馬さんへ。それを沖田さんが全速力で追い掛ける。

 

沖田「坂本ーーーーーーっ!!!」

 

龍馬「沖田!?」

 

真姫「あの人本気で馬鹿じゃないの!! 今度こそ死ぬわよ!?」

 

せつ菜「沖田さんの病気ってそんなに酷いんですか?」

 

真姫「昨日ちょっと見たけど、ああやって立っている事すら奇跡なくらいよ。それなのに痛みを感じないからってあんなに走ったりしたら……下手をしたらこの試合が寿命になるわよ!!」

 

フェイ「そんな………」

 

 親が大病院を営んでおり、小さい頃から医学が身近な環境で育だち、現在も医者として働いている真姫さんの言葉だからこそ、信じたく無くても信じる他無かった。

 

沖田「ハアアアアアアッ!!」

 

龍馬「おわっ!?」

 

 龍馬さんからボールを奪い取り、そのままスピードに乗って駆け上がる沖田さん。

 しかしただでは通さないとエマがディフェンスに入る。

 

エマ「止めるっ!! [ボルケイノカット・A]!!」

 

 エマの必殺技で発生した火柱が沖田さんの進路をシャットアウト。ボールを奪い返す事に成功する。

 

沖田「グッ、カハッ ゴホゴホッ」

 

龍馬「沖田大丈夫なのかお前!?」

 

沖田「キ、貴様に心配される覚えは無い!!」

 

龍馬「お前、なんでそんなに幕府にこだわる!?」

 

沖田「幕府を守ることが、我ら新選組の使命!! 幕府を守ることが、引いてはこの国を守ることに繋がるんだ!!」

 

剣城(この凄まじいまでの気迫と覚悟……一緒だ)

 

エマ「歩夢ちゃん!!」

 

 そしてボールは歩夢せ……「退けぇええええっ!!」!?

 

竜太「歩夢先輩!! ザナークが来てる!!」

 

ドガアアアアアアッ!!!

 

歩夢「キャアアアアッ!!」

 

竜太「歩夢先輩!!」

 

 しかしザナークはホイッスルが鳴らないようにルール内ギリギリでやった為笛は鳴らなかった。

 

ザナーク「"ミキシトランス《曹操》"!! [ディザスターブレイク]!!」

 

 ザナークはミキシマックスを発動してパワーを上げた上で必殺シュートを放って来る。信介もミキシマックスで迎え撃つ。

 

信介「"ミキシトランス《劉備》"!!」

 

 信介は劉備さんとのミキシマックスを完了し必殺技を放つ。

 

信介(劉備Mix)「[大国謳歌]!!!」

 

 信介の必殺技が、[ディザスターブレイク]をつかみ取る。が、

 

信介(劉備Mix)「ウワアアアアアッ!!?」

 

バシュウンッ!!

 

GOOOOOAL!!

雷門 0 ー 1 ザナーク・ドメイン

 

 ザナークのシュートは、雷門ゴールに突き刺さった。そして一旦信介のミキシマックスは解ける。

 

信介「ク、クソッ!!」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 雷門ボールで試合再開。ボールは天馬に渡ると、そこにメイズとエンギルがダブルチームを掛けて来る。

 

天馬「絶対に勝つ!! [アグレッシブビート・改]!!」

 

 天馬は必殺技でダブルチームのど真ん中をぶち抜き、長距離でシュートを放つ。

 

天馬「[超・マッハウィンド]!!!」

 

 天馬の蹴りから放たれた風の弾丸が、GKに襲い掛かる。

 

シュテン「ナメるな!! [サンドカッター]!!」

 

 ザンッ!!!

 

 しかし天馬のシュートはシュテンの必殺技であっさりと真っ二つにされてしまい、そのままボールは弾かれてシンジャミと愛さんの方へ。

 

愛「絶対とる!!!」ガッ、グイッ、ガッ!!

 

 愛さんはボールの落下地点に素早く入り、シンジャミを持ち前のフィジカルをフルに使って背中でドンドン押し返して、外側に締め出す。

 

シンジャミ(コイツッ! 何なのこのパワーは!?)

 

愛「うらあああああっ!!」ドガアアアアアッ!!

 

シンジャミ「ぐわっ!?」

 

 愛さんはボールをキープすると、化身を発動する。

 

愛「【楽しいの天才サイコウ・伍式】!! アームドッ!!」

 

 ここで愛さんは化身アームドを発動。しかし化身は霧散して消滅してしまう。

 

愛「くっ、一体何が足りないの?」

 

メイズ「貰った!! 「しまっ!!」」

 

 一瞬の硬直の隙を突かれてボールを奪われる愛さん。が、

 

栞子「させません!!」

 

 すかさずフォローに入った栞子がスライディングで直ぐに奪い返し、愛さんに戻す。

 

愛「ありがとうしおってぃー! てんてん!」パス!

 

 そしてボールは再び天馬に飛ぶ。

 

 そこにオーグがディフェンスに来るが、天馬の十八番のドリブル技術で技を使われる前に抜き去る。

 

 そしてキーパーと1VS1だ。

 

天馬「絶対に決める!! 【魔神ペガサスアーク・零式】!! アームドッ!!」

 

 天馬は化身アームドを発動してシュートを放つ。

 

天馬「行けぇええええええっ!!」ドガアアアアアンッ!!

 

 ゴールまでノーブロックで突き進む天馬のアームドシュート。しかし、

 

シュテン「ハアアッ!! 【巨神ギガンテス】!! アームドッ!!」

 

 何と相手キーパーは化身だけでなく化身アームドまで発動した。

 

シュテン「[サンドカッター]!!」

 

ザンッ!!

 

 今まで手の内を隠していた相手キーパーによって、天馬のシュートは止められてしまった……。

 そして弾かれたボールは、歩夢先輩の方へと飛んでいく。

 

メイズ「オラッ!!」ガッ、ドカッ、ガキッ!!

 

歩夢「くっ!! (やっぱり力が強い!!)」

 

 そしてお互いにジャンプして空中での競り合いになるが、メイズに良い位置を取られてしまっており、歩夢先輩ははじき飛ばされてしまう。

 

歩夢「キャアッ!!」

 

愛「歩夢!!」

 

 ボールを確保してそのまま上がるメイズ。そこに霧野先輩がディフェンスに入る。

 

霧野「"ミキシトランス《ジャンヌ》"!!」

 

 霧野先輩はミキシマックスを発動。ジャンヌ・ダルクの力を身に纏う。

 

霧野(ジャンヌMix):「[ラ・フラム]!!!」

 

 メイズを焼いてボールを奪い返した霧野先輩。ボールを神童先輩に回すが、そこへすかさずエンギルがディフェンスに入る。

 

神童「[オリンポスハーモニー・G4]!!」

 

 神童先輩が必殺技を発動すると、背後に天に聳える美しい神殿が姿を現す。

 

 

 相手がそれに見とれている間に神童先輩は突破した。

 

 

神童「ミキシ……「遅いっ!! ドガアッ」ぐわあっ!!」

 

 

 しかし背後から迫っていたザナークにボールを奪われる神童先輩。

 

 ―――ザナークは化身を発動する。

 

ザナーク「【魔界王ゾディアク・弍式】!! [ー レッドプリズン ー]!!!」

 

 ザナークの邪悪な牢獄のオーラが込められた化身シュートが信介に襲い掛かる。

 

信介「これ以上入れさせない!! 【護星神タイタニアス・伍式】!!! アームドッ!!」

 

 ここで信介の【タイタニアス】はレベルアップして力を増す。それをアームドして身に纏い信介はアームドノーマルキャッチで押さえ込もうとする。

 

信介「ぐっ、ぐうううううううっ!!」

 

 信介も必死に堪えるが、明らかにパワーが足りていない。

 

ドガアアアアアッ!!

 

信介「ウワアアアアアッ!!?」

 

バシュウンッ!!

 

 

GOOOOOAL!!

雷門 0 ー 2 ザナーク・ドメイン

 

 

 0-2と、ザナーク・ドメインが更にリード。―――その一方で、

 

沖田「グフッ!! ゴホッゴホッ!!」

 

真姫「まずいわ……もう限界よ!!」

 

慶喜「新選組一の使い手がこの程度とは……何とも情けないのお………」

 

剣城「…………………」

 

 すると、ベンチからフェイが声をかけた。

 

フェイ「剣城くん、どうしたの?」

 

剣城「あの覚悟……兄さんと一緒だ」

 

フェイ「そうか、君は優一さんと沖田さんを………」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 そして雷門ボールで試合再開。

 

 ボールは坂本さんに渡り、そこにゴブリスが止めに入る。

 

龍馬「あらよっ!!」

 

ゴブリス「何っ!!」

 

 龍馬さんは、巨体に似合わない軽い身のこなしで飛び上がって宙返りして抜き去った。

 

龍馬「確かに沖田とは考えが合わねえ。でもな、それでも大事な物の為にあんなに必死になっている奴が、その上の人間にあんな風に言われるとな、腹が立つんだよ!!」

 

沖田「坂本……何故…………」

 

 龍馬さんはそのままドリブルで突っ込む。しかしDFのヤシャがディフェンスに入り、

 

ヤシャ「調子に乗ってんじゃ無いよ!! [スクリュードライバー]!!!」

 

龍馬「うあっ!?」

 

 弾かれたボールはタッチラインを割って外に出る。

 

 雷門ボールのスローインから試合再開。エマ先輩が投げたボールは神童先輩へ。

 

 そして攻撃を仕掛け様とした瞬間、

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了!!―

 

 

 前半終了のホイッスルが鳴ってしまった。

 

 

豪炎寺(高校生)「沖田総司……凄まじい執念だな………」

 

穂乃果(高校生)「ほんとに協力してくれるのかな……?」

 

ヴィクトリオ「大丈夫です」

 

 

 

 

 

沖田「グッ、ゴハッ!! ゲホゲホ!!」

 

ザナーク「沖田、交代だ」

 

沖田「なっ、俺は!! 「失せろ。役立たずに用は無い」っ!?」

 

剣城「沖田さん………」

 

沖田「無念だ……俺の力では幕府は守れないのか………?」

 

剣城「沖田さん、違うんです!! 幕府を守ることが、この国を守ることじゃない。逆に幕府に大政奉還を認めさせる事が、この国の未来を守ることになるんです!!」

 

沖田「君に何が分か……「分かります!! 信じられないかも知れませんが、俺達は未来の日本から時間の壁を越えてやってきたんです!! だから分かるんです!!」 な、何を馬鹿な………」

 

剣城「俺達の時代に伝わる歴史では、幕府は大政奉還を認める事になります。その結果、日本は衰退するどころか逆にドンドン発展していくんです!!」

 

沖田「そ、そんな……俺達のやってきた事は、間違っていたのか………?」

 

剣城「間違っていたなら、正せば良いじゃないですか!! 俺は知っています。絶望の淵にありながらも、決して諦めなかった人の事を!! 俺は、その人のことを尊敬しています!!」

 

沖田「だから何だ!! 例えそうなるのが定められた歴史だとしても、俺は新選組!! 幕府を守らなければならないんだ!!」

 

真姫「うるさいから!! とにかく座って少し休みなさい!!」

 

 真姫さんが怒気を含んだ声で沖田さんに言い付ける。

 

沖田「な、何だこい……「口答えしない!!!」は、はい!!」

 

竜太(う~わ、沖田さん黙らせたよ……真姫さんもウチの母親に劣らず怖………)

 

果南&真姫「「ん?」」

 

 何で心読めんのあの人たち?!

 

 ハーフタイムが終わりいよいよ後半戦。歩夢先輩とフェイが交代し、0-2の2点ビハインドからのスタートだ。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― 後半開始!!―

 

 

 ホイッスルが鳴りザナーク・ドメインボールで後半戦開始。するとボールはいきなりザナークへ。

 

ザナーク「ふん。もう少し楽しませてくれるかと思ったがこの程度だったとはな………。もういい。この一撃で終わらせてやる。"ミキシトランス《曹操》"!!」

 

 ザナークは曹操とのミキシマックスを発動する。

 

ザナーク(曹操Mix)「まだ終わりじゃ無いぜ!! 【魔界王ゾディアク】!! アームド!!!」

 

 何とザナークはミキシマックスに加えて化身アームドの二重発動をして来る。………本気でヤバいぞこれ!!!

 

ザナーク(曹操Mix)「[ディザスターブレイク]!!!」

 

 ザナークの超越的な破壊力のアームドミキシ必殺シュートが雷門に襲い掛かる。しかしすぐさま俺と剣城がブロックに入る。

 

剣城「ハアアアアアアッ!! 【剣聖ランスロット・零式】!!」

 

竜太「来やがれ!! 【海皇龍ブルーヒドラ・零式】!!!」

 

剣城&竜太「「アームドッ!!!」」

 

 竜太と剣城は同時に化身アームドを発動。「ディザスターブレイク」に立ち向かう。

 

竜太&剣城「「オラァアアアアアアッ!!!」」ドガアアアアアッ!!!

 

 竜太と剣城のツインボレーでシュートの蹴り返しを試みるが、2人掛がかりで全く押し返せない。寧ろ徐々に押されていく。

 

竜太「ぐっ!!」

 

剣城&竜太「「うあああああああっ!!」」

 

 竜太と剣城は二人して吹っ飛び、シュートは更に進む。

 

竜太「くっ、威力は確かに弱まった筈だ!! 頼む!!」

 

 すると今度は向かって来るシュート目掛けて天馬が一直線にダッシュし、シュートとぶつかるというタイミングで助走により勢いを強化した[マッハウィンド]を放つ。

 

天馬「[リフレクトウィンド]!!!」

 

 天馬の新必殺技がザナークのシュートに叩き込まれる。すると一瞬だけ確かにシュートは止まった。

 だが直ぐに押し返され天馬も吹き飛ぶ。

 

神童「任せろ! フェイ!!」

 

フェイ「了解!!」

 

 

 

神童&フェイ「「はあああああっ!!!」」ドガアアアアアッ!!!

 

 今度は神童先輩とフェイがブロックに入る。しかしこれでも2人がパワー負けしている。

 

神童「ぐっ!!」

 

フェイ「っ!」

 

 そしてシュートはまたしてもこちらの守りを突破しゴールにつき進む。

 

霧野「"ミキシトランス《ジャンヌ》"!!」

 

 今度は霧野先輩がミキシマックスを発動してシュートブロックに入る。

 

霧野(ジャンヌMix)「[ラ・フラム]!!!」

 

 霧野先輩の炎の壁がシュートを阻む。ここでようやくシュートは止まった。だが、

 

神童「くっ………」

 

竜太(皆もう今の一撃で限界だ……。何とかしないと………)

 

 

 

慶喜「ふん。無駄な足掻きを…………」

 

 あ? 見ると幕府の爺共は胸糞悪い笑みを浮かべていた。

 

沖田(俺が幕府を守ろうとしていたのは、近藤さん達と一緒に"日本"を守りたかったからだ。でも、幕府の子供達に対するあの態度……あんな奴らが日本を治めていて、本当に日本は良い方向に行くのか?)

 

剣城『幕府は大政奉還を受け入れる事になります。その結果日本は、どんどん発展して行くんです!!』

 

沖田「(俺が、俺が守りたいのは……)俺を使え!! それで君の、大切な物が救えるなら!!」

 

天馬「沖田さん!!」

 

龍馬「沖田!! やっと覚悟を決めたか!!」

 

ワンダバ「よし!! 行くぞ竜太……「違う!! 俺じゃない剣城だ!! 俺よりも絶対剣城の方が相性が良い!!」ッ!! 分かった!! 行くぞ!! ミキシマ~ックス!!」

 

沖田「くっ」

 

剣城「ううっ!?」

 

 ミキシマックスガンが、沖田さんからオーラを吸収し、剣城に混ぜ合わせる。

 

沖田「うおおおおおおおっ!!」

 

剣城「ハアアアアアアァアアアアアァアッ!!」

 

 光が晴れると、紫色の髪に変わり、オーラが膨れ上がった剣城が立っていた。

 

ワンダバ「ミキシマックス、コンプリート!!」

 

大臣「な、何だ!? 何が起こった!?」

 

剣城(沖田Mix)「沖田さん、行きます!!」

 

霧野(ジャンヌMix):「剣城!!」

 

 霧野先輩から剣城へのパスが通る。剣城がボールを持った瞬間、ザナーク・ドメインは全員でボールを奪いに掛かる。

 

剣城(沖田Mix)ユラアッ ギュンッ ギュンッ ギュンッ

 

 しかしその全てを剣城は電光石火のスピードで躱して抜き去り、一気に相手キーパーと1VS1だ。

 

剣城(沖田Mix)「沖田さん、あなたの力、使わせてもらいます!!」

 

 ボールが地面にワンバウンドすると、そこから波紋が波打ち、一気に剣城はシュート一閃。

 すると、どこからかボールを中心に菊の花の様に花びらが集まり、そこから一気に金色の弾丸シュートが放たれた。

 

剣城(沖田Mix)「[菊一文字]!!」

 

 剣城のミキシシュートがザナーク・ドメインゴールに襲い掛かる。

 キーパーシュテンは当然化身アームドを発動。必殺技を放つ。

 

シュテン「[サンドカッター]!!」

 

 シュテンと剣城の技が激突する。しかし剣城のシュートは[サンドカッター]を撃ち破り、ゴールネットに突き刺さった。

 

 

GOOOOOAL!!

雷門 1 ー 2 ザナーク・ドメイン

 

 

矢島「ゴール!! 雷門1点を返したぞーーーーっ!!」

 

大臣「な、何だと!?」

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 ザナーク・ドメインボールで試合再開。ボールはザナークに渡り、

 

ザナーク「雷門イレブン………俺をここまで楽しませてくれたのはお前達が初めてだ………」

 

 すると、その瞬間異変が起こった。

 

ザナーク「ぐっ!? グアアァアアアアアッ!!!」

 

龍馬「な、何が起こってるんだ!?」

 

神童「これは……あの時と同じ……!!」

 

 すると、突然【ゾディアク】が出現。―――しかし明らかに様子がおかしかった。

 なぜなら、【ゾディアク】は鎖で体を拘束された状態で出現した。

 さっきまではあんな鎖は無かった。というよりも、ザナークも何故【ゾディアク】が出現したのか分からない様子だった。

 

 

 まさか化身が勝手に出現したのか………!?

 

 

竜太「な、何なんだ………一体!?」

 

 

 突然以前の三国志の時代の時の様にザナークの力が暴走。もの凄いエネルギーの余波が辺りの空間に波打っている。

 

ラセツ「ぐっ、一体どうしたんだザナーク!!」

 

ザナーク「わ、分からねえ!! ……お、俺は…何なんだーーーーっ!!!?」

 

 一気に、暴走したエネルギーが更に膨れ上がる。

 

竜太「こ、このままじゃあ二条城ごと辺り一面吹き飛ぶぞ!? ザッ ? 愛さん?」

 

 すると、愛さんが荒れ狂うザナークのエネルギーに単身で突っ込んだ。

 

 

 

愛「ザナーク!! 今"助けてあげる"よ!! はあああああっ!! 【楽しいの天才サイコウ・伍式】!! [ー サイコーハート ー]ッ!!!」

 

 すると、化身を発動した愛さんが化身技を【ゾディアク】を縛る鎖に叩き込み、鎖を破壊。

 すると暴走の勢いは急激に治まり、やがて止まった。

 

 

 

雷門/ザナーク・ドメイン:『『!?』』

 

 ザナーク・ドメインは何が起こったか訳が分からない。……いや、ザナークが1番分からないだろう。

 

ザナーク「何故だ……? 何故俺を助けた!?」

 

愛「決まってるでしょっ? あなた達と最後まで戦う為。愛さん達の目的は"サッカーで勝つ事"だからね!!」

 

ザナーク「っ!!」

 

 

 

 

 

龍馬「あの()…それで敵を助けたのか……。何て器のデッカイ()だ!!」

 

大介「む!! 今だ!! 宮下愛と坂本龍馬を、ミキシマックスだ!! 龍馬が認めた心の広さがあれば、絶対に成功する!!」

 

ワンダバ「分かった!! 行くぞ愛!! ミキシマ~ックス!!」

 

龍馬「おわっ!? わわわわわわっ!?!?」

 

愛「アアァアアアアアァアァアアッ!!!!」

 

 そして光が晴れると、髪が緩くウェーブの掛かった青いセミロングで、ポニーテールの髪型になり、瞳の色は黄色の愛さんが立っていた。

 ……何か高校生時代の曜さんと母さんを足して2で割った様な見た目だな……。

 

ワンダバ「ミキシマックス、コンプリート!!!」

 

ザナーク「それがお前の新しい力か………面白い!! 来い!!」

 

愛(龍馬Mix)「行っくよ~!!!」

 

 ミキシマックスした愛さんが一気にドリブルで攻め上がる。

 ザナーク・ドメインも次々にディフェンスを仕掛けるが、鮮やかなボールコントロールとテクニックで次々に突破して行く。

 

 そして戻っていたザナークとの1VS1になる。

 

ザナーク「絶対に通さねえ!! "ミキシトランス《曹操》"!! 【魔界王ゾディアク】アームドッ!!」

 

 するとザナークはまたしても化身アームドとミキシマックスを二重発動。愛さんを何が何でも止めに入る。

 

竜太「愛さん!!」

 

神童「宮下!!」

 

愛(龍馬Mix)「今なら愛さんやれる気がする!! 【楽しいの天才サイコウ・零式】!! アームドッ!!!」

 

 愛さんの化身はこのタイミングで最強段階に進化。そして化身アームドは成功した。

 

フェイ「愛さんが……!」

 

栞子「化身アームドを………!!」

 

 愛さんの化身とミキシマックスの二重発動VS、ザナークの化身アームドとミキシマックスの二重発動の戦いが始まる。

 

 しかし愛さんは龍馬さんの力を使い一気に勝負に出る。

 

愛(龍馬Mix&アームド)「龍馬さん、行くよ!!」

 

 すると、辺りが荒れ狂う海へと変わり、波が龍の形に変化して頭部に立ったままの愛さんを乗せてザナークに突っ込み、海流がぶつかったエネルギーでザナークを吹っ飛ばす。

 

愛(龍馬Mix&アームド)「[クロシオライド]!!!」

 

 愛さんはザナークを突破。一気にキーパーとの距離を詰めに掛かる。

 

ザナーク「それがお前の新しい力か……」

 

 そして遂に愛さんはシュート体勢に入る。

 

 愛さんは炎を纏いスピンしながら勢いよく飛び上がり、回転の勢いを利用して左足でボールをゴール目掛けて蹴り落とした。

 

愛(龍馬Mix&アームド)「[爆・爆熱スクリュー]ッ!!!」

 

 凄まじい熱量のミキシアームドシュートがザナーク・ドメインゴールに打ち下ろされる。シュテンも化身を発動し、、

 

シュテン「【巨神ギガンテス】!! アームドッ!!」

 

 更にアームドを発動。必殺技の構えに入る。

 

シュテン「[サンドカッター]!!!」

 

 シュテンと愛さんの必殺技が衝突する。しかしパワーの差は歴然。

 愛さんのシュートはザナーク・ドメインゴールに轟音と共に突き刺さった。

 

 

GOOOOOAL!!!

雷門 2 ー 2 ザナーク・ドメイン

 

 

 遂に同点に追い付いた俺達。ザナーク・ドメインキックオフだ!

 

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 試合を再開し、ボールはメイズに渡る。そこにミキシマックス状態の剣城がディフェンスに入る。

 

剣城(沖田Mix)「止める!!」

 

 剣城がスピードを生かして正面からスライディングを仕掛ける。しかしメイズはそれをジャンプで躱すと、シンジャミにパスを出す。

 

 シンジャミがドリブルで上がると、ミキシマックス状態の愛さんが止めに入る。

 

愛(龍馬Mix)「貰うよ!!」

 

 愛さんがシンジャミに急接近。するとシンジャミは距離がある内にラセツへと縦のスルーパスを入れてディフェンスを躱す。

 

愛(龍馬Mix)「っ、アナタやるねっ!!」

 

シンジャミ(な、何? この子?)

 

 愛さんはただ笑顔で、夢中でボールを追い掛けサッカーを全力で楽しんでいた。……そうだ。忘れちまってたな。

 

 ボールを受け取ったラセツはシュート体勢に入る。ラセツが手で印を結ぶと鬼火が集まりボールを包み、炎の刃がボールを囲む。

 

ラセツ「[オーガブレード・改]!!」

 

 何とラセツのシュートはこのタイミングで進化しパワーアップ。だが、すかさず栞子がシュートブロックに入る。

 

栞子「絶対に負けません!! [グラビティバインド・G4]!!!」

 

 ここで栞子のディフェンス技も進化してパワーアップ。シュートを高重力力場で圧し潰して威力を削ぐ。

 ブロックは破られはした物の、かなりのパワーを奪った。

 

信介「ナイス三船さん!! 【護星神タイタニアス・四式】!! アームドッ!!」

 

 信介は化身アームドを発動。ラセツのシュートをアームド状態でのノーマルキャッチで完璧に止めた。

 

信介「天馬!!」

 

 信介のゴールキックからボールは天馬に渡る。受け取った天馬がドリブルで攻め上がるとDFのヤシャが止めに来る。

 

ヤシャ「調子に乗ってんじゃ無いよ!! [スクリュードライバー・改]!!」

 

天馬「うわあっ!?」

 

 炎を纏った跳び蹴りがボールにヒットし、衝撃で天馬は吹っ飛びボールを奪われる。

 しかしそれを見越してすぐ背後に控えていたエマが奪い返す。

 

エマ「返してもらう!」

 

ヤシャ「ちっ!」

 

矢島「おっと、雷門DFエマ・ヴェルデ、直ぐにボールを取り返した!! 素晴らしいフォローだ!!」

 

 そこからボールは神童先輩に渡り、背後からエンギル、前からオーグが挟み撃ちでディフェンスを仕掛けて来る。

 

オーグ&エンギル「「貰った!!」」

 

 しかし神童先輩は二人のアタックが当たりそうになった瞬間ジャンプして空中に逃げる。

 

ドガアアアアアッ!!

 

オーグ&エンギル「「ぐあっ!?」」

 

矢島「おーーーっと!! ザナーク・ドメインのディフェンス二人見方同士でクラッシュ!! 神童のナイスな判断!!」

 

神童「剣城!! 大海!!」

 

 ボールは後ろから縦のセンタリングで竜太と剣城に入ってくる。

 

竜太「【海皇龍ブルーヒドラ・零式】!!」

 

剣城(沖田Mix)「【剣聖ランスロット・零式】!!」

 

竜太&剣城(沖田Mix)「「アームドッ!!!」」

 

 ここで俺は竜太は化身アームド。剣城は既に行っていたミキシと併せての二重発動をする。

 

 そして剣城は[ファイアトルネード]の炎のエネルギーを纏いダッシュ。

 竜太は《完全無欠の模倣(パーフェクトコピー)》と《属性付与(エンチャント)》を発動し、氷と雷の力を纏いダッシュ。

 

竜太(アームド)&剣城(沖田Mix&アームド)「「[クロスファイア《(サンダー)》・改]!!!」」

 

 新たに雷の力がプラスされ、威力が引き上げられた二人分の化身アームドと一人のミキシマックスの力でめちゃくちゃな破壊力になった[クロスファイア]がシュテン目掛けて飛んで行く。

 

 シュテンは化身アームドを発動し、必殺技を放つ。

 

シュテン「[サンドカッター・V2]!!!」

 

 

 化身アームド状態で先程よりもパワーの上がったサンドカッターがシュートとぶつかる。

 

 しかしそれでも止めきれるパワー等では無く、シュートはゴールに突き刺さった。

 

 

 

GOOOOOAL!!!

雷門 3 ー 2 ザナーク・ドメイン

 

 

矢島「決まったーーーーっ!! 雷門遂に逆転だーーーーっ!!」

 

 そしてここで、

 

ピッ、ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― TIME UP(試合終了)!!―

 

矢島「ここで試合終了のホイッスル!! 3-2で、雷門の見事な逆転勝利だーーーーっ!!」

 

天馬「やった勝ったぞーーーーーっ!!」

 

ザナーク「負けたか………」

 

愛「私達だって中々やるでしょ?」

 

ザナーク「フッ、まあ少しは認めてやる」

 

愛「そう言うと思ったよ!!」

 

ザナーク フッ

 

 愛さんとザナークが軽口をたたき合っているが俺と母さんは言いたいことが山ほどある。

 

竜太「円堂監督は持ってるか分からないが、親父のクロノ・ストーンを返せ!!!」

 

果南「絶対にここで取り返す!!」

 

 

 

ザナーク「オオミ・リュウヤって言うのはこの青い石の事か? ……ほらよ」

 

 えっ!! ザナークはアッサリと俺達に投げて渡してきた。もうすぐ親父が……バシッ

 

雷門&ザナーク「『!?』」

 

 いつの間にか現れたローブを着て顔を隠した男があっという間に親父のクロノ・ストーンを奪い、何処かへと消え去った。

 

ザナーク「なっ!?」

 

 !? この反応、まさかザナークも知らないのか?

 

 

 そしてザナーク・ドメインは姿を消し、日本は本来の歴史へと向けて動き始めるのだった。

 

 

龍也(高校生)「は〜……なかなかの試合だったな」

 

果南(高校生)「あのローブのやつ誰……?」

 

穂乃果(高校生)「まあまあ……」

 

ヴィクトリオ「さて、次はいよいよエルドラド最強のルートエージェント。パーフェクトカスケイドとの戦いです。舞台は《アーサー王と見習い騎士》の、物語の世界へと移ります!」

 

鬼道(高校生)「空想の世界にも行けるのか……」

 

ヴィクトリオ「はい! では行きましょう!」

 

 

― つづく ―




感想&お気に入り&評価、よろしくお願いします!!

もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?

  • 良い
  • ダメ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。