蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
かなり端折ってるので、クロニクル編の試合の完全版を観たい方は元の『ラブライブ×イナズマイレブン ~世界への挑戦~』と、『虹ヶ咲×イナズマイレブンGO ~虹の彼方に~』を観てください。
ヴィクトリーキャラバンは、未来都市セントエルダのラグナロクスタジアムへとやってきた。
果南(高校生)「ここが最終決戦の場所なんだね……」
ヴィクトリオ「そうです。で、果南さん。果南さんたちの時代でチームガルシルドから受けた傷の具合はそろそろどうですか?」
果南(高校生)「え? うん。もうほとんど痛くないよ? ほとんど治りかけてるんだと思う」
ヴィクトリオ「それは良かったです」
鬼道(高校生)「けど、無理はするなよ?」
果南(高校生)「うん」
龍也(高校生)「じゃあ、スタジアムに入るか」
そしてスタジアムに入り、観客席に座るヴィクトリオたち。
―――フィールドでは、
矢島『さぁ〜っ!! 長かったラグナロクもいよいよ最終戦!! 勝利して世界の実権を握るのは果たしてエルドラドか? それともフェーダか? 注目の試合は間もなくキックオフだーー!!』
フェイ「SARU……」
SARU「フェイ……」
そして両チームがフィールドに出る。
ザ・ラグーン
GK ホス
DF シープ ダク ハムス
ボランチ オム ニケ ピグ
MF ギリス メイア
FW イムス SARU
クロノ・ストーム
FW 剣城 ザナーク
MF 侑 天馬 愛
ボランチ 神童 フェイ
DF トーブ 霧野 黄名子
GK 信介
SARU「試合の前に……"始めろ"」
すると、スタジアムの上側に並んでいたSSC達が一斉に力を使う。
すると、スタジアムが念力で持ち上がり、どんどん上へと上がっていく。
神童「な、何だ!?」
矢島『何ということだーーっ?! スタジアムがどんどん上に上がっていくぞーーーっ!!』
天馬「何をする気だ!?」
するとSARUは懐から銃のような物を取り出して真上へと弾を放つ。
すると空に穴が開き、スタジアムはその中へと飲み込まれる。
愛「な、何ここ!?」
ワンダバ「ワームホールの中だ!!」
フェイ「アンプルガンを使ったんだ!! SARUは、あれで空間に穴を開けて、僕達をワームホールの中に引きずり込んだんだ!!」
侑「ええっ!?」
剣城「そんなことまでできるのか!?」
SARU「残念だったね? おじさんたち? もしもこの試合で負けたら、僕達をガスで眠らせてそのスキにワクチンを投与しようとしてたでしょ? 誰が情報提供したかは知らないけど……後でジックリと裏切り者に罰を与えないとね」
愛「アイツらっ!! そんなこと考えてたの!?」
SARU「だから最後は、誰にも邪魔されない場所でやることにしたよ!!」
トウドウ「……これで世界を救うには、この試合に勝つしか無くなったわけだ」
矢島『さあーっ!! 間もなくキックオフだー!!』
天馬「行くぞ皆!! ミキシマックスだ!!」
天馬「"ミキシトランス:アーサー"!!」
フェイ「"ミキシトランス:ビッグ"!!」
ザナーク「"ミキシトランス:スーパーザナーク"!!」
信介&剣城&神童&霧野「「「「ミキシトランス!!」」」」
トーブ&黄名子&侑&愛「「「「ミキシトランス!!」」」」
そして、俺たちの旅の成果である11人のメンバーがまずは出揃う。
鬼道(大人)「これが……時空最強イレブン、"クロノ・ストーム"か………」
矢島『クロノストームッ!! いきなり全員がミキシマックスだぁあああっ!!』
SARU「面白い。遊んであげるよ!!」
ザナーク(CジェーンMix)「そう言うと思ったぜ!! そっちこそ捻り潰してやるから覚悟するんだな!!」
SARU フッ「さぁ、始めようか!! 人類の未来を賭けた、最終戦争の幕開けだ!!」
ピィイイイーーーッ!!!
―
そして、決戦の火蓋が切って落とされる。時空を越え、様々な歴史を跨いだ戦いもいよいよ最終決戦。まず試合はザ・ラグーンボールからスタートし、ラグーンのFWイムスが物凄いスピードで攻め上がってくる。
侑(孔明Mix)「行かせないよっ!!」
侑先輩が果敢にディフェンスに入るが、スピードで一気に躱してオムにパスを出す。
イムス「オム!!」
オム「ピグ!!」
だがボールを受け取ったオムはすぐさまダイレクトでピグにパスを出す。ピグもまたスピードがヤバい。
フェイ(ビッグMix)「抜かせない!!」
フェイが急いで並走して追いかけるが振り切られてしまう。
霧野(ジャンヌMix)「これ以上は進ませない!!」
霧野先輩がディフェンスに入り、相手とのフェイクや動きの先読み対決になるが、軍配は霧野先輩に挙がり、ボールを奪い取る。
栞子「やった!!」
三国「良いぞ霧野!!」
霧野(ジャンヌMix)「神童!!」
そしてボールは神童先輩に繋がり、そのままドリブルで攻め上がる。
矢島「ここでボールは神童へ!! しかしすかさずラグーン止めに入る!!」
神童(信長Mix)(この試合、敗けるわけにはいかない!! 必ず勝ち、皆を救うんだ!!)
そして神童先輩は一気にスピードを上げてディフェンスに入ったニケを抜き去る。
矢島『神童抜いた!!』
神童(信長Mix)「剣城!!」
ここでボールは剣城に飛ぶが、
矢島『ここでボールは剣城に飛ぶ!! だがシープがカット!!』
シープに空中でカットされてしまう。
侑(孔明Mix)「うぉおおおおっ!!」
矢島「しかしすかさず高咲が奪い返す!!」
激しい攻防に、観客のボルテージが上がっていく。
矢島『お互いに激しいボールの奪い合いだ!! 両者一歩も譲らない!!』
ボールは天馬に渡り、シープとの1vs1。
矢島『ここで松風が抜け出した!! チャンスかぁっ!?』
SARU「………フッ」ギュンッ!!
天馬(アーサーMix)「っ、ボールは!? SARU!?」
トーブ(トーチャンMix)「アイツ!! いつの間に!?」
SARU「クロノ・ストーム……全員がミキシマックスしてこの程度…がっかりだね!!」
霧野(ジャンヌMix)「何!?」
SARU「イムス!!」
SARUの前線へのロングパスからボールはイムスへ。受け取ったイムスはドリブルで攻め上がるが、先ほどとは比べ物にならないくらいに速さが増している。
かすみ「なんですかあのスピード!?」
エマ「なんで急に速くなったの!?」
三国「ッツ!! アイツら、本気を出していなかったのか!?」
しずく「なっ!!」
霧野(ジャンヌMix)「行かせるか!!」
黄名子(ドラゴンMix)「やんねっ!!」
矢島『クロノ・ストーム!! 今度は2人で止めに掛る!!』
しかしイムスは嘲笑うかのように間をすり抜けるようにアッサリと突破する。
イムス「SARU!!」
ここで一気に猛攻を見せる『ザ・ラグーン』。その力は想像を超えていたんだ。
SARU「[シェルビットバースト]ッ!!」
メイア&ギリス「「[デッドフューチャー・G2]!!」」
信介(劉備Mix)「めてやる!! [真・大国謳歌]!!」
ミキシマックスした信介が技を発動するが、またしても破られゴールに叩き込まれてしまう。
天馬(アーサーMix)「っ!! 2点目……「やっぱりこの程度か」SARU……」
SARU「弱くてなんの役にもたたない…君たち古い人間は、淘汰されるべきなんだ。……フェイ、考え直すなら今だよ? 君は元々こちら側の人間なんだ。無理して劣った人間たちの味方をする必要なんか無いんだよ?」
フェイ(ビッグMix)「SARU……戻らないよ。僕は天馬たちと戦うと決めたんだ」
SARU「……フェイ」
ザナーク(CジェーンMix)(……行くしかないか)
ギリスとメイアの連携シュートがゴールに突き刺さり2点のビハインドを背負った俺たち。そしてクロノ・ストームボールからのキックオフで試合再開。
ピィイイイーーーッ!!!RESTART!!!
キックオフと同時にザナークが攻め上がる。
ザナーク(CジェーンMix)「どけどけぇっ!! スーパーザナーク様が今、爆走する!!」
イムスがディフェンスに入るが、ザナークは一気に加速して抜き去る。
イムス「何っ!?」
ザナーク(CジェーンMix)「特別な力を持っているのは、お前たちだけじゃねぇ!!」
天馬(アーサーMix)「っ!!」
フェイ(ビッグMix)「ザナーク!!」
フェイがザナークと並走し、アイコンタクトで意思疎通する。
ザナーク(CジェーンMix)「(そう言えばコイツもだったな)上がれ!!」
ボールはフェイへ。素晴らしい身のこなしでディフェンスを抜き去りボールはザナークへ。
ザナーク(CジェーンMix)「今ここに再誕する!! [グレートマックスなオレ・改]!! スーパァアァアアァアアアッ!!!」
シュートはフリーでラグーンゴールに襲い掛かる。キーパー、ホスは必殺技で対抗する。
ホス「[リバースワールド]!!」
ホスの必殺技で世界が180度反転。進行方向を逆向きに捻じ曲げる。しかし一瞬反転が停止すると強制的に元に戻され、シュートはゴールに突き刺さって1点を返した。
SARU「まだ僕たちの力が分かってない様だね。」カシャン
ラグーン『………カシャン カシャン』
その瞬間、ラグーンのメンバーが一瞬オレンジ色の光に包まれた。一体何が起こったんだ?
SARU「さぁ……何が起こったか、当ててみて!!」
そしてラグーンボールでキックオフ。イムスがボールを持って攻め上がるが、
イムス「…………」ドギュンッ!!
何とさっきまででもとてつもない速さだったのにそこから更にスピードが増した。体感的にはさっきの2倍は速い!!
神童(信長Mix)「ディフェンス!! マン・ツー・マンでマークしろ!!」
霧野(ジャンヌMix)「止めるぞ!!」
黄名子(ドラゴンMix)&トーブ(トーチャンMix)「「おう!!(やんねっ!!)」」
3人がイムスを止めに掛かる。しかし、
矢島『おーーーっと!! ここでラグーンのDF、ダクが上がってくるぞーーーっ!!』
イムス「ダク!!」
オーバーラップしてきたダクにボールが繋がり、ダクはシュートを放つ。
ダク「[スプリングアロー]!!!」
信介「これ以上入れさせない!! 【護星神タイタニアス・零式】!! アーームドッ!!!」
信介が化身アームドを発動してシュートを正面から迎え撃つ!! しかし徐々に引き摺られ、遂に堪えきれずに押されゴールに叩き込まれてしまった。
霧野(ジャンヌMix)「今のが…DFのシュートだと………?」
そしてクロノ・ストームボールで試合再開。何度やられても果敢に攻め続ける俺たちにSARUは苛立ったのか、遂に真の力を解放する。
ラグーンはボールを奪い取るとSARUにボールを渡す。するとSARUはミキシマックスオーラの様なオーラに包まれると徐々に姿を変えていく。
SARU(S遺伝子Mix)「ウォオオォオァアアアッ!!!」
矢島『な、ななななんとぉーーっ!! SARUが突如として大猿のような野獣に変貌したぁあああーーーっ!!』
竜太「まさかアレもミキシマックスか!?」
SARU(S遺伝子Mix)「コレだけじゃないよ? ハァアァアアアッ!! 【超魔神エヴァース】!! アームドッ!!」
そして更に化身アームドまでも使用。ハーフラインからロングシュートを放つ。
SARU(ミキシアームド)「[シェルビットバースト]ッ!!」
ただでさえ凶悪的な威力だった必殺シュートが更に強化され、ゴールに襲い掛かる。
霧野がシュートブロックするが、アッサリと突き破られてしまいシュートは突き進む。
信介(劉備Mix)「[真・大国謳歌]!!」
今度は信介のキーパー技が止めに掛かる。しかしこんなもので止まるような生易しい威力ではなく、シュートはゴールに突き刺さった。
矢島『ゴォオオオルッ!! ザ・ラグーン、ダメ押しの4点目ーーーっ!!』
SARU「ヤッパリこの程度か……そろそろ会場の皆も分かったんじゃないかなぁ? セカンドステージチルドレンに逆らう愚かさを…君たち古い人間の無力さを、僕たちのこの力こそが、新しい未来を作る力だということを!!」
SARU率いるザ・ラグーンの圧倒的な力の前に、クロノ・ストームは防戦一方のまま前半を終える事になった。
〜 ハーフタイム 〜
観客席でマインドフュージョンを解除したヴィクトリオが一息ついていた。
風丸(高校生)「お疲れ」
ヴィクトリオ「ありがとうございます。めちゃくちゃつよいですよ……」
龍也(高校生)「ああ。とんでもないな……」
穂乃果(高校生)「普通に龍也くんの"オーバーフロー"をノーリスクでやってるようなものだよ?」
鬼道(高校生)「いい得て妙だな」
ヴィクトリオ「あ、後半始まるんでまた行ってきますね」
円堂(高校生)「おう」
ヴィクトリオ「マインドフュージョン!」
矢島『いよいよ後半戦のスタートだ!! ここからクロノ・ストームが巻き返すのか? このまま終わってしまうのかぁーーーっ!!』
ピィイイイーーーッ!!!
― 後半開始!! ―
そしてクロノ・ストームボールで後半戦開始。ボールはザナークに渡ると、神童先輩が一旦戻すように要求する。
神童(信長Mix)「こっちだザナーク!!」
ザナーク(CジェーンMix)「ザナークじゃねぇ。スーパーザナーク様だ!!」パシッ!
パスは神童先輩の足元に。
ザナーク(CジェーンMix)「これで良いんだろ?」
神童(信長Mix)「よし、皆!! ラグーンのメンバーをマンツーマンで抑えろ!!」
そして各自で1vs1でラグーンの選手をマークしてボールを受け取ったザナークのプレスに行けないようにする。
すると残ったイムスとザナークの1vs1になる。
ザナーク(CジェーンMix)「おぉおおおおおっ!! 1対1なら、敗けねぇぜーーーっ!!」
矢島『ザナーク、イムスを突破!! そのまま攻め上がる!!」
葵「道が開いた!!」
水鳥「行け行けーーっ!!」
天馬「良し!! 「甘いよ。その作戦」っ!!」
するとラグーンの選手はスピードでマークを振り切って止めにかかる。だが、
クロノ・ストーム『『『ミキシマックス解除!!』』』
ここで天馬たちはミキシマックスを解除して化身アームドを発動する。
鬼道(大人)「化身アームドか……確かにパワーはミキシマックスに劣るが、瞬発力やスピードにおいてはミキシマックスよりも優れている。それを使い分けるとは、やるじゃないか」
龍也(大人)「ああ。ここまで考えられる様になってたんだな」
そしてザナークとキーパーが1対1になり、ザナークもミキシマックスを一旦解除する。
ザナーク「俺も化身アームドで行くぜぇええっ!! 【魔界王ソディアク・零式】!! アーームドッ!!」
そしてザナークは化身アームドを使用してシュートを放つ。
ホス「[真・リバースワールド]」
しかしホスの必殺技により世界が180度反転し、シュートの進行方向を真逆に捻じ曲げられて跳ね返され、ボールはタッチラインを割って外に出た。
ザナーク「チッ……」
矢島『おっと、これは止められた!! しかしクロノ・ストーム、初めてボールが繋がったいい攻めを見せたぞぉっ!!』
天馬「この感じですよ!! 点が取れて嬉しい、シュートが決まらなくて悔しい、この感情がサッカーの楽しさだった!!」
皆がハッと思い出したような表情を浮かべる。
天馬「やりましょう!! 俺たちのサッカーを!! 俺たちはそれで良いんです!!」
神童「天馬……やるか!!」
クロノ・ストーム『『『おおーーーーっ!!!』』』
ラグーンのスローインから試合再開。ボールはダクにとび、そこに剣城がディフェンスに入る。
剣城(沖田Mix)「はぁあああっ!!」ズザザァッ!!
剣城がスライディングを仕掛けるが、アッサリとジャンプで躱されてしまう。
天馬(アーサーMix)「剣城ナイスディフェンス!!」
すると剣城はグッと親指を立てる。
ダク「何がナイスだ!! 触れる事すらできなかったくせに!! ニケ!!」
そして今度はニケにボールが飛ぶ。
神童(信長Mix)「行かせるか!!」
ニケ「っ!?」
しかしニケに躱されてしまう。しかしあと一歩でボールに触れそうだった。
天馬(アーサーMix)「神童さんナイスプレッシャー!!」
神童(信長Mix)「ああ、次は捕る!!」
ニケ「オム!!」
オムにボールが飛ぶ。が、
侑(孔明Mix)「やぁああぁあああっ!!!」ズザザァアアッ!!!
侑先輩がボールに足を延ばす。すると爪先が僅かにかすり、パスは繋がったもののやや軌道が変わる。
SARU「?」
オム「(何だ? 一体何が……)ギリス!!」
そして今度はボールはギリスに飛ぶ。
霧野(ジャンヌMix)「ハァアァアアアッ!!」バシッ!!
何と霧野先輩がインターセプト。ボールを遂に奪い取った。
ラグーン『『『何っ!?』』』
霧野(ジャンヌMix)「神童!!」
矢島『今度はクロノ・ストームの反撃だ!!ボールは神童へ!!』
神童(信長Mix)「天馬!!」
ニケ「なっ!?」
矢島『ここでボールは松風へ!! クロノ・ストーム攻め上がる!!』
天馬(アーサーMix)(監督………)チラッ
円堂(大人)「…………」フルフル
葵「えっ! ここじゃないの!?」
ワンダバ「みすみすチャンスを逃すことになるぞ!!」
天馬(アーサーMix)「(円堂監督……どうして)「ここまでだよ!!」っ! SARU!?」
矢島『SARUボールを奪い取ったぁ!! そのままクロノ・ストーム陣内に切り込んでいく!!』
天馬(アーサーMix)「止めないと!!」
豪炎寺(高校生)「不味いぞ!」
円堂(高校生)「止めろ!!」
SARU「ここで終わらせてやる!! はぁあぁああああっ!!」
矢島『ここでまたしてもSARUが大猿へと変貌してしまったぁーーっ!! 万事休すかぁーーーっ!!』
円堂(大人)「今だ!! 必殺タクティクスに繋げ!!」
天馬(アーサーMix)「そうか!!」
神童(信長Mix)「このタイミングか!!」
SARU(S遺伝子Mix)「終わらせてやる!!」
そしてSARUはシュート体勢に入る。7つのシェルの集合体が出現し、そこにボールをぶつけることで7本のレーザーとなったシュートが撃ち出される。
SARU(S遺伝子Mix)「[シェルビットバースト]ッッ!!!」
SARUのシュートがゴールに迫る。しかし天馬と剣城、神童さんの3人が追いついて3人掛かりでシュートブロックする。
剣城(っ痛!!)
3人は吹き飛ばされたが、かなりのパワーを奪い取った。信介は必殺技で止めに掛かる。
信介「[爆・大国謳歌]!!」
そしてここで信介の[大国謳歌]がパワーアップし、シュートを抑え込む。しかし弾き飛ばされはしたが、軌道が変わりボールはクロスバーにぶつかって跳ね返った。
矢島『と、止めたぁーーーっ!! クロノ・ストーム、4人掛かりのディフェンスでサリュー・エヴァンを止めたぁーーーっ!!』
メイア「そんなっ!!」
オム「SARUが……」
ピグ「止められただと!?」
天馬(アーサーMix)「今だ皆!!」
クロノ・ストーム『おう!!』
矢島『クロノ・ストーム!! パスを回して攻勢にでる!! 先ほどとは打って変わり面白いようにパスがつながっていくぞぉおおぉっ!!』
ワンダバ「な、何で急に!!」
円堂(大人)「奴らのリーダーが止められたからだ。恐らく、SARUの個人の力はラグーンメンバー個人の中で最も強いんだろう。それが奴らの言う"古い人間"に止められてしまった。焦りと同様を産むには十分だ」
そして11全員がパスをまわし、ボールに次々と自らのエネルギーをチャージする。そしてボールがイナズママークの軌跡を描き、ボールに莫大なパワーがチャージされる。
クロノ・ストーム『必殺タクティクス!! 〈グランドラスター〉!!』
そして天馬はミキシマックスを一時解除して化身発動する。
天馬「【魔神ペガサスアーク・零式】!! アームドッ!![ゴッドウィンド]!!」
[マッハウィンド]よりも遥かに激しい暴風、いや…"神風"のシュートがラグーンゴールに襲い掛かる。キーパーホスは必殺技を発動するが、
ホス「[絶・リバースワールド]!!」
しかしアッサリと破られてしまい、シュートはゴールネットに突き刺さった。
矢島『クロノ・ストーム1点を返す!! 2点目は松風だぁあぁあああっ!!』
SARU「そんなっ、馬鹿な!!」
そしてここで審判の笛がなり選手の交代。誰かと思ったら剣城が歩いていく。
剣城(沖田Mix)「俺ですよね?」
龍也(大人)「ああ。さっきブロックしたとき痛めただろ?」
剣城(沖田Mix)「ハイ。後は任せたぞ、竜太」
竜太「おう!!」
矢島『ここで選手交代!! 剣城京介に代わり、大海竜太が入るようです!!』
竜太「"ミキシトランス:ジオウ"!!」
そして反撃ムードの中、俺はミキシマックスを発動してピッチに降り立った。
矢島『さぁーーーっ!! 交代で入った大海竜太、どんな活躍を見せてくれるのかぁーーーっ!!!』
竜太(ジオウMix)「まずは1点ずつ返していくぞ!!」
クロノ・ストーム『おう!!』
SARU「奴らを必ず叩き潰す!!」
ラグーン『ああ!!』
そしてラグーンボールで試合再開。ボールはオムに渡りオムがドリブルで上がってきた所に竜太がディフェンスに入る。
オム「お前などに渡すか!!」ドギュンッ!!
オムがスピードを上げて一気に抜きに掛かる。
竜太(ジオウMix)「"オーラミックス:沖田"!! 行くぜ!!」
沖田さんのスピードが加わりオムのスピードに余裕で付いていく。オムは驚愕と同時に焦りの表情を浮かべる。
そしてボールを奪い返した俺は沖田さんのオーラミックスを解除して攻め上がる。するとそこにニケが止めに掛かる。
竜太(ジオウMix)「[ライトニングワープ・Gx]!!」
竜太は必殺ドリブル技を発動。ラグーン上回るスピードで突破する。
ニケ「なっ!? 何よ今のスピード!!」
ダク「調子に乗るな!! [グランドスイーパー]!!」
ダクが光の粒子をバラ撒き、それを一気に大爆発させて行く手を阻む。しかし煙が晴れた時には既に突破していた。
ダク「何だと!?(コイツこそ本当に人間なのか!? 俺たちよりもよっぽど化物じゃないか!!)」
そして竜太はフリーでシュート体勢に入る。辺りが暗黒空間に変わると、時計が次々と出現しては逆向きに回転して消えていく。そして1つ1つの時計が消えるたびにボールに莫大なエネルギーが凝縮し、黒光を放つ。
竜太(ジオウMix)「[超・クロノディストラクション]!!」
竜太のシュートは黒光を放ち、時折オレンジ色のプラズマを放ちゴールに向かっていく。
ホス「そんなもの!! [絶・リバースワールド]!!」
ホスの必殺技で世界が180度反転しシュートの進行方向を捻じ曲げようとするが、途中で停止すると元に戻され、シュートはゴールに轟音と共に叩き込まれた!!
矢島『ゴォオオォオオォオオオルッ!! クロノ・ストーム3点目ーーーっ!!! 遂に1点差にまで詰め寄ったぁあああーーーっ!!!』
会場から大歓声が上がり、もしかしたら勝てるかもしれないと観客が沸き立つ。
ガロ「う、ウソだろ? SARUたちが………」
ヨッカ「あんな奴らに、3点も?」
SARU「どうしてだ……僕たちは力で繋がった、最強のチームのハズだ!! セカンドステージチルドレンしか持ち得ない、この特別な力!! それによって繋がった、最強のチームのハズなんだ!! 「力だけで繫がったってそんなのは本当の絆じゃないんだよ」何っ!!」
フェイ(ビッグMix)「聞いてくれSARU。フェーダは、一人ぼっちで寂しい思いをした者たちの集まりだった。だから身を寄せ合って生きてきたんだ!!「違う!! フェーダは力を持ってるから価値があるんだ!!」」
天馬「君たちの繋がりって、本当に力なの? 俺にはそうは思えないよ!! 「お前に何が分かる!!」 君たちだって、仲間と時には喧嘩したり、一緒に何かやったり、協力して思いをぶつけ合いながらやってきたんでしょ? それって……」
竜太(ジオウMix)「そういうのはな、"友達"って言うんだよ」
SARU「トモダチ……?」
フェイ(ビッグMix)「そう。そうだったんだ!! SARU、僕が天馬たちと一緒に旅で得たものは、時空最強イレブンなんかよりも大切なもの。仲間との絆だったんだ!! 友だちは、家族と同じくらい素晴らしい物なんだよ!!」
SARU「違う!! 僕たちは力があるから繋がってるんだ!! 友達何かじゃない!!」
天馬(アーサーMix)「SARU……」
そしてラグーンボールから試合再開。しかし、
天馬(アーサーMix)シュオォオオン「っ!! 力が、弱まってる!?」
竜太(ジオウMix)「こりゃあ俺以外のミキシマックスはもうすぐ解けるな。決断の時だぞ、天馬」
天馬(アーサーMix)「皆!! 最後の力を振り絞って、SARU達の力を受け止めよう!!」
クロノ・ストーム『おう!!』
龍也(大人)「円堂、あいつらは良くやってる。そろそろ監督の出番だ」
円堂(大人)「……ああ!!」
天馬(アーサーmix)(俺たちのパワーアップは間もなく解除されてしまう。そうなる前に一気に勝負を決めるしかない!)
すると、
円堂(大人)「皆ーーーーっ!! サッカーにとって、一番大切な物って何だ? 思い出せ、お前たちの大好きなサッカーを!!」
天馬(アーサーMix)「っ、俺たちのサッカー。そうだ、俺たちは"チーム"!! 今まで…皆で一緒に、いろんな困難を乗り越えてきたんだ!!」
一言で皆の目つきを変えた。やっぱりオヤジたちはスゲェや……!
天馬(アーサーMix)「皆で協力して、困難を乗り越える。それがサッカーの楽しさなんだ!!」
SARU「甘い!! 甘いんだよ!!」
そしてSARUの行く手に天馬が立ち塞がる。
SARU「それで止められると!!」
天馬(アーサーMix)「来いっ!! ………」スッ
すると突然天馬はSARUを避けるような動作をする。完全にディフェンスに入っていたハズと思っていたSARUは予想外の行動に一瞬迷う。
竜太(ジオウMix)「そこだっ!!」バチッ
竜太がその一瞬を付いてスライディングでボールを弾く。ボールは天馬の足元に転がった。
SARU「ちっ!!」
天馬(アーサーMix)「キミたち一人一人が最強だと言うのなら、オレたちは"11人で最強"になれば良いんだ!! 最強のイレブンに!!!」
SARU「くっ……!!」
天馬(アーサーMix)「皆!! 俺たち、今ならなれるんじゃないかな!!」
そして竜太たちフィールドにいる11人と、怪我でベンチに下った剣城から金色のオーラが立ち上り1つに集約され、"波動"が波打つ。
天馬(アーサーMix)「この試合必ず勝つ!! 未来を守り、皆を救うんだ!!」
メンバーオーラが光の奔流となり束なる。ボールに余すことなくパワーを集約され、天馬は、ベンチに下った剣城と自分を含めた12人。いや、今までの旅の仲間たちの全ての力を結集したシュートを放つ。
天馬(アーサーMix)「[最強イレブン波動]ぉおおおっ!!!」
シュートが、虹色に輝く波動を放ちながらゴールに襲い掛かる。
SARU「止めろぉおぉおおおぉおおおおっ!!!!」
ザ・ラグーンのメンバーが一斉に止めに掛かるが、あまりのパワーに全員弾き飛ばされ、キーパーが技を出す暇も無く、シュートはゴールに突き刺さった。
矢島「決まったぁああーーーーーっ!! 遂に同点だーーーーッ!!!」
会場が沸き立つ中、SARUは呆然としていた。
SARU「そんなバカな。あんな奴らが、僕たちと互角だというのか……? フッ、フフッ。悪い冗談だ!! メイア、ギリス!! やり返すぞ!!」
メイア&ギリス「「え、ええ(ああ)……」」
そしてラグーンのキックから試合再開。
ピィイイイーーーッ!!!
RESTART!!!
SARU「行くぞ!!」
メイア&ギリス「「ええ(ああ)!!」」
そして、3人の素早いパス回しと圧倒的な連携にあっという間に突破されてしまいSARUがシュートを放つ。
SARU「喰らえっ!!」ドガァンッ!!
天馬(アーサーMix)「マズい!!」
神童(信長Mix)「ここで入れられたら……っ!!」
竜太(ジオウMix)「逆転の可能性は絶たれる!!」
信介(劉備Mix)「絶対に入れさせない!!」
そして信介は必殺技を放つ。水墨画の様な空間から、巨大な岩石の手がシュートを掴み取る。
信介(劉備Mix)「[極・大国謳歌]!!」
信介は必死に踏ん張るが、パワーが強すぎて弾き飛ばされる。
天馬(アーサーMix)&竜太(ジオウMix)「「まだだ!!」」
だがゴールに入りかけたボールを、竜太と天馬がツインキックでブロック。シュートを蹴り飛ばしてクリアする。
だがボールはSARUの所へ転がってしまう。
SARU「いい加減理解して欲しいな。キミたち古い人間は、淘汰されるべきなんだ……」
しかしSARUも明らかに息が上がってきている。セカンドステージチルドレンと言えど、やはり全員ミキシマックスのチームを相手するのは疲れる様だ。
天馬(アーサーMix)「(もう皆限界に来てる。次のプレーで一気に勝負を決めるしかない!!)皆!! 全員攻撃を掛けよう!!」
神童(信長Mix)「最後のプレーと言うわけか!!」
竜太(ジオウMix)「そうだな。やるか!!」
ザナーク(CジェーンMix)「そう言うと思ったぜ。良いぜやってやる!!」
フェイ(ビッグMix)「キャプテンの判断なら従うよ!!」
侑(孔明Mix)「うん!! オッケーだよ!!」
霧野(ジャンヌMix)「やるか!!」
黄名子(ドラゴンMix)「やんねっ!!」
トーブ(トーチャンMix)「なんかウホウホくっぞ!!」
愛(龍馬Mix)「愛さんも燃えてきたよ!!」
信介(劉備Mix)「行こう!! 天馬!!!」
天馬(アーサーMix)「皆!! ……よし!!!」
そしてクロノ・ストームは再びオーラを開放し全員一丸となってラグーンに向かっていく。ラグーンも自身のSSCのオーラを開放して迎え撃つ。
SARU「所詮は最後の……悪足掻きだ!!!」
天馬「うぉおぉおおぉおおおぉおおおおっ!!!!」
そして、俺たちのオーラとSARUたちのオーラが激突する!!!
SARU「邪魔を、するなぁあぁああぁあああっ!!!」
グキッ!!
SARU(グッ!!)
ボールは弾かれて中央付近に飛んでいく。
天馬(アーサーMix)「皆!! 頼んだ!!」
そして竜太がこぼれ球を拾うと、仲間たちのオーラがボールに集約され、愛さんと侑先輩のオーラが、溢れんばかりのエネルギーをコントロールして1つに束ねる。
竜太(ジオウMix)「[最強イレブン波動]ぉおおおっ!!!」
再び、ただし今度は竜太の足から放たれた[最強イレブン波動]。
ラグーンメンバーが止めに掛かるが、先程同様あっけなく弾き飛ばされてしまう。
ホス「[絶・リバースワールド]!!」
ホスが必殺技を使うが、そんなもの知らんと言わんばかりに吹き飛ばされてしまう。
SARU「やらせるものか!!」
しかしゴールまで戻っていたSARUが渾身の力で蹴りをぶつける。
必死に堪えるが、SSCの体幹でも、受け止められるパワーをオーバーするほどの威力に吹き飛ばされてシュートはゴールに突き刺さった。
矢島『決まったぁあぁああぁあああっ!!! 遂に逆転だぁあぁああぁああああっ!!!!!』
そしてクロノ・ストームは、遂に逆転に成功した。
しかしここで力が切れたのか、竜太以外のミキシマックスが解けてしまった。
天馬「ミキシマックスが、解けた……」
SARUは足が痛むせいで立ち上がれずに地面に這いつくばっていた。
必死に立とうとするが、足に力が入らないのか全く立てない。するとラグーンメンバーがSARUの元へと向かっていった。
〜 SARU視点 〜
SARU「くそっ、この僕が立てないなんてっ……。くっ、そんなはずは無いんだっ!!」
すると皆がボクの周りを囲む様に立ってきた。だが、僕には皆の顔が恐ろしく見えた。
SARU「(っつ!!)ボクがこうなってしまった以上、チームはバラバラになる!! もう終わりだっ!!「まだだ、SARU。まだ終わってない」っ!」
先程の恐ろしい影は幻覚だったのか、優しい表情をしたギリスがボクに手を差し伸べてくる。
するとメイアも、
メイア「そうよ? 頑張ってよSARU。私達のリーダーなんだからさ?」
SARU「だが、ボクにはもう……お前たちに誇れる力は、残ってない」
ギリス「試合時間はまだ残ってる。最後まで一緒にやろう」
SARU「な、何故……?」
すると皆は寧ろボクの言ってることがわからないといった顔をし、
オム「何故って、当然だろ?」
ピグ「ここまで一緒にやってきたじゃないか!!」
ニケ「さぁ、いつもみたいに指示してよ?」
SARU「っ!!」
瞬間、ボクの心にこびりついていた黒い何かがメッキのように剥げていく様な感覚がした。
ギリス「このまま敗けるのは、僕の美学に反するんでね。それに、SARUだって、敗けるの嫌いだったよな?」
SARU「っ!! ……ぁあっ。敗けるものかっ! ボクを誰だと思ってる!!」
ボクはギリスの手を取り、何とか立ち上がる。
ギリス「行けるか?」
SARU「うっ、うぁあああぁああっ!! ボクも最後まで戦う!! お前たちと一緒にな!!」
今、やっと分かった。フェーダが繋がっていたのは、力を持つ者同士だったからじゃない。僕たちが、" "だったから。闘える!! この仲間と一緒なら!!
SARU「さぁ行くぞ!!」
ラグーン『おう!!』
天馬「さぁ!! 思いっきりサッカーしよう!!」
雷門『おう!!!』
竜太(ジオウMix)「へぇ? いい顔になったじゃんか。じゃあ、それにふさわしい戦い方があるよな」
天馬「竜太?」
竜太(ジオウMix)「ミキシマックス、"解除"!!」
竜太はここでミキシマックスを自ら解除した。
竜太「皆!! まだ試合は終わってない。ここからが、"本当のサッカー"だ!!」
雷門『おう!!』
そこからは一進一退のボールの奪い合い。隙をついて奪っては奪い返され、お互いに一歩も譲らない。
矢島『試合のムードは一変、激しいボールの奪い合いだ!! 両者一歩も譲らない!!』
天馬「竜太!!」
しかしここでニケからピグへのパスをカットした天馬から俺にパスが飛ぶ。
矢島『ここでボールは大海へ!! ここで突き放すかぁーーっ!!』
竜太「いいや? これで必殺技なんか撃ったら、無粋だろ!!」ドガアッ!!
俺は本気の"ノーマルシュート"を放つ。シュートはキーパー正面に飛んでいき、
ホス「止める!!」
ドゴォオオッ!!
シュートを受け止めたキーパーに、反動で吹っ飛びそうな衝撃を与えたが、シュートは止められた。
竜太「へぇ? やるじゃねぇか!!」
ホス「フッ お前もな!!」
ホスのスローからボールはピグへ。そこへ愛さんがスライディングを仕掛けるがジャンプで躱される。
愛「あーもう!! 次は捕るよ!!」
ピグ「次も抜くさ!! SARU!!」
ここでボールはSARUに繋がり、SARUはシュートを放つ。
SARU「決めてやる!!」
ドガァンッ!!
SARUのシュートが信介に向かっていく。が、
霧野「させるかっ!!」
霧野先輩が足をぶつけてシュートブロック。シュートを蹴り返した。
SARU「くっ、やるな!!」ニヤッ
霧野「お前もな!!」ニヤリ
ルーズボールが神童先輩に飛んでいく。しかしニケが競り合いに来る。
神童&ニケ「「貰った!!」」ドカッ!!
だが両者の力は拮抗しお互いに弾かれ、ボールはそのままサイドラインの方へと転がっていく。
SARU&天馬「「まだだ!!」」
SARUと天馬が肩で息をしながらボールを追いかける。しかし途中で接触してしまい、お互いに倒れてしまうと、そのままボールは外に出た。
ピッ、ピッ、ピィーーーーッ!!
―
矢島『ここで試合終了のホイッスル!! 最終戦はクロノ・ストームの勝利で幕を閉じたーーーっ!!』
信介「やった!! 勝ったぁーー!!」
クロノ・ストームは仲間の元へと集まると、喜びを爆発させた。
SARU「ハァ、ハァ。敗けた……」
ギリス「ああ、悔しいよな」
メイア「でも、久しぶりに楽しかったじゃない」
SARU「……フッ そうだね」
会場が喜びで沸く中、ザン、ギル、ガルのセカンドステージチルドレンたちは信じられないという顔をして、悔しそうな表情を浮かべた。
ナージェ(竜太さん、皆さん。ありがとうっ!!)
しかしそんな中、ナージェとミド、チェルとゼイクの4人は顔こそ悔しそうに取り繕ってはいたが、瞳の奥は輝いていた。
ー エルドラド議長控室 ー
議員「やりましたな!!」
トウドウ「ああ。これで、世界は救われた!!」
そしてスタジアムがワームホールの中から元の世界へと戻ってくる。
SARUは、フィールドに大の字になって空を見上げていた。
SARU「いつの間にか、なっていたんだな。天馬たちに教えられちゃったよ。僕たちが、組織なんかじゃなくて……"友達"だったってことを」
そしてSARUはギリスの手を借りて立ち上がる。
ギリス「友達、か」
メイア「今まで使ったこと無かったな、そんな言葉…「SARU!!」っ!」
天馬がSARUたちに近寄ると、片手を差し出す。
SARU「っ、ありがとう!! 僕たちの相手が、君たちで良かった!!」
SARUは天馬の手を取ると、俺たちを見渡す。そして、
SARU「天馬。その、ボクも…君の友達に、加えてくれないか?「それは違うよ」えっ?」
天馬「友達は加えるものじゃない。こうやって、思いをぶつけ合う内に、いつの間にかなるものなんだ!!」
SARU「それが、友達なのか?」
天馬「うん!! だから俺たちは、もう友達!!」
天馬がSARUの手をガッチリ握ると、SARUはここで年相応らしい笑顔を見せる。
SARU「ボクたちは、エルドラドの提案通りセカンドステージチルドレンの力を、手放す事にするよ」
竜太「そっか。じゃあサッカーも喜ぶな?」
SARU「へ?」
天馬「うん!! SARUたちが長く生きられるようになったら、サッカーを続けてくれるんでしょ?」
SARU「うん! そうだね」
天馬「俺思うんだ。サッカーを通じて、色んな人の間に絆ができたら良いなって。だからこれからも、サッカーをよろしくね!!」
SARU「プッハハッ、君らしいね。わかったよ、任せて!!」
そして、俺たちはお互いに握手を交わす。
神童「いい試合だったよ」
ニケ「あなた達が相手で良かったわ!! また機会があったらやりましょう!!」
ピグ「古い人間とかバカにして悪かったな。お前ら、スゲェ強かったよ」
愛「あなた達もね!! 愛さんたち正直負けるかと思ったよ!! ザナークも楽しそうだったじゃん!!」
ザナーク「まぁな。ここまで楽しめたのは生まれて初めてだったぜ」
侑「運命が掛かった試合だったけど、結果としては楽しかったよ!! ありがとう!!」
オム:「ああ!! こんな全力でやれたのは久々だった!!」
霧野「DFなのに凄いパワーのシュートだったな。俺ももう少しキック力鍛えてみるかな?」
ダク「ああ! DFでもパワーはあって損は無いぜ?」
トーブ「オメェらスゲェ強かったぞ!! オラいっぺぇウホウホ来たぞ!!」
シープ「クスッ 何それ? ちょっと意味がわからないわよ?」
剣城「お前のスピードには驚かされたよ。またやろうな?」
イムス「ああ!! 今度こそ、負けはしない!!」
黄名子「ありがとう!! 楽しかったやんねっ!!」
ハムス「負けて悔しいけど、スゲェスッキリしてるよ。サンキュ……」
ギリス「フェイ、ようやくお前が言ってた事が分かったよ。ありがとう」
フェイ「分かってもらえて良かったよ」
竜太「いやー最初から出たかったな〜……」
メイア「アナタが最初から出てたらもっと速く勝負がついてたかもね。悔しいことに私達の負けっていう結果で……」
竜太「おっ、随分評価高いな」
メイア「認めざるを得ないわよ。アナタはっきり言って異常よ?」
ホス「ブロックがあったとは言え、まさかSARUのシュートをカットするなんて思わなかったぜ」
信介「君こそ凄いセービング力だったよ!! ボクもまだまだ頑張らなくちゃ!!」
ホス「フッ」
俺たちが相手を称え合っていると、痺れを切らしたマネージャーたちが、
水鳥「やったなキャプテン!!」
茜「何か感動!!」
葵「天馬、おめでとう!!」
天馬「うん!! ありがとう葵!! ………?」
すると、大介さんのクロノ・ストーンが光だし、元の大介さんに戻った。
ワンダバ「大介さんが元に戻ったぁ!!」
大介「中々心地良い感じだったがの」
円堂(大人)「じいちゃん。また、助けられたみたいだな」
大介「サッカーの未来のためだ。このくらい当然だ!!」
円堂(大人)「そうだな。じいちゃんにとって、サッカーは自分の全部だもんな? っ!」
すると、大介さんの身体が光の粒子となって溶けていく。
大介「守!! これからもしっかりと育てていってくれ。ワシらの"サッカー"を!!」
そして、大介さんは消滅した。
穂乃果(高校生)「いい試合だったーー!」
果南(高校生)「感動した!」
円堂(高校生)「天馬たち、旅を通してすごく成長したんだな!」
豪炎寺(高校生)「それを言うなら、円堂。お前も大人になったんだな」
風丸(高校生)「前は後先なんか考えずに突っ走ってたのにな?」
鬼道(高校生)「だが良いことだ」
円堂(高校生)「何だよお前ら!」
――数日後。
ラグナロクも終了しいよいよ現代へと帰る日がやってきた。俺たちの見送りに、アルファやベータ、ガンマたち、そしてSARUたちが皆来てくれた。
アルファ「松風天馬、大海竜太、お前たちと出会えて本当に良かった。後、以前は悪かった。私達の時代を救ってくれて礼を言う」
竜太「おう!! もしもまた何か機会があったら一緒にやろうぜ!! まぁ、俺たちの時代からは時空を越える事はできないけどな」
ガンマ「もちろん。次やるときがあったら今度こそこのボクがスマートに勝たせてもらう!」
天馬「うん!! 楽しみにしてるよ?」
愛「皆も元気でね?」
ニケ「ええ!!」
ローコ「次は負けないからね?」
千夏「あはは。まぁ、私達は学校は雷門じゃないけど。いつでも遊びに来て? 内浦の海はオススメだよ!!」
メイア「海かぁ! 海で泳いだこと無いのよねぇ」
へぇ、メイアさん海で遊んだ事無いんだ。
果北「じゃあ内浦の淡島って言う島でうちの家族がやってるダイビングショップに遊びに来てよ!! いつでもダイビングできるよ!!」
ミド「ダイビング!! 面白そう!!」
桐穂「じゃあ今度未来組に私達の時代に来てもらって皆で遊んで見る?」
女子組は敵だったとか関係なく、今はもう友達としてガールズトークに花を咲かせていた。
かすみ「はぁ〜、いよいよ終わりなんですねぇ……」
しずく「早く終わって欲しいと思ってた筈なのに、いざ終わるとなると寂しいね……」
栞子「せっかく分かり合えた皆さんやフェイくんとお別れだからですね……」
璃奈「……きっと、お別れじゃないよ」
かすみたち3人は璃奈を見る。
璃奈「本来会えるはずがなかったのに、こうしていろんな出会いがあって皆繋がれたんだもん。私達から行くことはできないけど、私達がサッカーを続ける限り、きっとまた会えるよ!」
かすみ「りな子……」ニコッ
しずく「そうですね!!」
栞子「確かに、私達が絆を紡いだという事実は決して消えませんから!!」
ダーナ「神童、剣城、これからもサッカー続けなさいよ? いつか私達が倒すまで、絶対に負けたら許さないからね?」
ベータ「そうですよぉ? ……テメェらはこの俺様に勝ったんだ。つまらねぇヤツラに負けたら許さねぇからな!!」
ギリス「それを言うなら、神童。負けるなよ?」
神童「ああ!! ありがとう!!!」
剣城「お前らも元気でな?」
すると、
フェイ「皆ーー!! そろそろ出発するよ!!」
雷門『『はい!!』』
天馬「じゃあ皆……」
雷門『元気でな!!』
そして俺たちがTMキャラバンに乗り込み、俺が最後に入ろうとすると、
ナージェ「竜太さんっ!!」
竜太「ん? なん……っ!?////」
チュッ
彼方「あぁーーーーっ!!!」
竜太「ちょっ!? おまっ、不意打ちは……」
俺の言葉を待たずに、TMキャラバンの扉は閉まり、キャラバンは離陸。
そして作り出したワームホールに突っ込み、現代の……竜太達の時代へとタイムジャンプした。
彼方「竜太〜〜〜ッ!!(怒)」
竜太「イヤーーーーーッ!!!!」
ー 現代 ー
そして現代に到着し、竜太たちはTMキャラバンから降りる。しかし俺は彼方からオシオキされ、昔のボクシング漫画のラストシーンのように白く力尽きていた。
彼方「ほら、降りるよ!!」ズルズル
彼方に首根っこを掴まれむりやり降ろされる俺。ここでようやく生気が戻ってきて自分で立つ。
フェイ「じゃあ、僕らはトーブや黄名子たちを、それぞれの時代への送り届けるよ」
黄名子「でもこれでお別れって、寂しいやんね……」グスッ
トーブ「なんか鼻から汁が出てくっぞ?」ズズッ
せつ菜「はい!! 皆さんとサッカーできた事、絶対に忘れません!!」
ザナーク「そう言うと思ったぜ。まさに同感だ」
天城「元気でダド!!」
果林「いつでも遊びに来てね?」
エマ「皆身体には気をつけてね?」
フェイ「ありがとう!!」
天馬「俺、フェイ達の事、絶対に忘れないよ!!」
フェイ「僕も!!」
……そうさ、忘れるわけがない。雷門の皆と経験した、たくさんの素晴らしい思い出を!!
そして、トーブと黄名子を乗せたTMキャラバンが離陸する。
ワンダバ「行くぞ!! 行き先は、希望溢れる我らが未来だ!!」
フェイ「うん!!」
フェイ&ワンダバ「「タ〜イムジャンプ!!」」
そして、TMキャラバンはこの時代から消えていった。
俺たち……夢を見てたのかな? 普通に考えたら、ありえないくらいぶっ飛んでて、大変だったけど、たくさんの友達ができた。 最高の夢だったな!!
ー 184年後 ー
黄名子(大人)「あ、また会えたね?」
フェイ「分かる?」
黄名子(大人)「ふふっ、もうじきウチから赤ん坊の貴方が産まれるんだよ?」
フェイ「でも、君は……」
黄名子(大人)「お母さんにはなれない?」
フェイ「ボクを産んだあと、容態が急変して……」
黄名子(大人)「うん。ウチ、頑張るよ? このインタラプトを乗り越えて、新しいタイムルートを作る。赤ん坊の貴方に合うために」
フェイ「っ、……じゃあ、行くよ「フェイっ!!」?」
黄名子(大人)「フェイもしっかり、頑張るやんね!!」
フェイ「っ!! うんっ!!」
こっそりとその様子を見ていた彼らは、
果南(高校生)「フェイくん、よかったね……」
穂乃果(高校生)「黄名子ちゃん、助かるといいね!」
龍也(高校生)「ああ。きっと!!」
―
いよいよ次回からラストのギャラクシー編すね。
作者『頑張るぞー! ちぇすとぉおおおっ!!』
もしも本家ヴィクトリーロードの世界大会編のゲームがあんまり遅くなるようだったら、ブルーロックのUー20ワールドカップ編を軸に書いても良い?
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良い
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ダメ