蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜 作:松兄
前半が終わりハーフタイム。両チームベンチに戻る。
ー バスタードミュンヘンベンチ ー
監督「取り敢えず、前半はどうだった?」
潔「リードしてるけど、全く安心できない……」
ミヒャエル「珍しく気が合うな。特にあのコスズとか言うチンチクリン。アイツを上手く封じない限り何度でも失点の可能性は出てくる」
ネス「カイザー……」
氷織「そうやね。他にも奏さんや馬狼くん。油断ならない選手が大勢や。慈さん、小鈴さんと同じ高校やったんやろ? なんか無いん?」
メンバーが話していると、氷織が慈に聞いてきた。
慈「悪いけど、昔とは完全に別物と思ったほうが良い。昔はフィジカルに不安要素あったけど、今はもうプロに相応しいフィジカルだし、オマケに相手を読む力がコート全体に及ぶようになってる。昔、そんな事はベンチから試合見てないと無理だったのに……」
黒名「そうなのか……」
潔「………もしかしたら、試合の数日前にうちの試合映像見てた線ないか? それで事前に学習してたとか」
ミヒャエル「たしかに。アイツの頭なら、それだけでも充分こっちの動きは読めるだろうな……」
バスタードミュンヘン『…………………』
どうするかと悩むみんな。
アレク「流石に慈がディフェンス離れるとキツイしな。慈に徒町に着いて貰うこともできないか……」
氷織「せやね。慈さんがディフェンスラインにおらんとキツイどころの話やないで」
監督「………よし、では後半の残り時間が10分を切った段階でウチがリードしてたら藤島は上がって徒町のマークに着け。お前が一番アイツを理解してそうだからな」
慈「分かりました」
― FCユーヴァースベンチ ―
小鈴「スミマセン。予定外が起こりすぎました……」
スナッフィー「まあ、ビデオだけじゃ分からないこともあるだろうからな。そこは良いとして……」
監督「ああ。試合運び自体は問題ない。後半、キッチリと修正する。勝つぞ!」
ユーヴァース『はい!』
そしてハーフタイムが終わり、両チームフィールドに出る。
審判『後半開始!』
ピィイイイーーーッ!!!
― 後半開始! ―
バスタードミュンヘンボールから後半開始。ボールを戻し、最初にパスを受け取ったのは慈。
日本代表経験者としてのプライドがある。
慈「潔! 行って!!」ドッ!!
慈は短い距離をドリブルした後、ボールを思い切り蹴ってロングパス。
ブルーノ「
だが、敵陣真っ只中へのパスを相手が見逃すはずはない。ブルーノは跳躍して取りにかかる。
――だが、高さ3メートルはあろうというパスを出し、その上パスの勢いも強い。
咄嗟に跳躍しても間に合わず、。ボールは無事に潔に渡る。
潔「っし! ナイス藤島さん!」
――そこへ、ロレンツォが止めに入る。
ロレンツォ「ダ〜メ」
パスを受け取った潔はドリブルし、ロレンツォと1対1に。
MATCH UP!!
潔 vs ロレンツォ
ロレンツォ「通さねぇよ?」
ロレンツォの粘着質なしつこいディフェンス。潔も必死に食い下がる。
潔「つ!」
黒名「コッチだ潔!」
ここで黒名が走ってきてパスを要求する。
ロレンツォ(また惑星ホットラインか?)
ロレンツォはパスを読んでパスコースに切る。
潔(空いた!)ダッ!!
しかし、その瞬間黒名を囮にドリブルで切り込む潔。これには敵味方ビックリだ。
ロレンツォ「やるじゃねぇの」
ドリブルで上がる潔。これはマズイと二子がヘルプに入る。
二子「撃たせませんよ!」
MATCH UP!!
潔 vs 二子
潔「つ!」ドガァアァアアッ!!
潔は即座にシュート。ボールは枠を捉えてゴール右上へ。
ガブリエラ「くっ![絶・真実の大口]!!」
ガブリエラの必殺技。真実の口の像が現れてシュートを噛み砕く。シュートは止められた。
実況『止めたぁぁぁ!! ヨイチ・イサギのシュートは、ユーヴァースのディフェンスにより、防がれました!! バスタードミュンヘン、得点ならず!!』
潔「つ! くそっ!」
ガブリエラ「今度はこっちの番だよ!」ドッ!
ガブリエラのゴールキック。ボールは小鈴へ。
小鈴「行きます!」ドンッ!!
ダッシュで攻め上がる小鈴。そこにカイザーが止めに入る。
ミヒャエル「させるかっ!」
小鈴「ブルーノさん!」パスッ!
小鈴は捕まる前にパスアウト。ボールはブルーノへと渡る。
黒名「つ!」バッ!
ブルーノ「[ジグザグスパーク・Z]!!」ビリビリ
黒名「うわ!?」
必殺技で黒名を抜くブルーノ。
ブルーノ「小鈴!」
ここでボールを小鈴に戻す。小鈴はドリブルしながら辺りを見渡し敵と味方の位置を把握。パスを出す。
小鈴「奏さん!」ドッ!!
奏「よっと! ナイスパス!」トンッ!
パスを受け取ったのは奏。ドリブルで攻め上がる。
雪宮「止める!」
ネス「足引っ張らないでくださいよ!」
MATCH UP!!
雪宮&ネス vs 奏
雪宮とネスが止めに入るが、
奏「[ストームゾーン・S]!!」ビュゴォオォオオッ!!
雪宮&ネス「「うわぁあぁああっ!!」」
奏の強風を巻き起こす必殺技で吹き飛ばされる。奏はドリブルで攻め上がっていく。
――そこへ、
慈「抜かせない!」
慈が止めに入る。
MATCH UP!!
慈 vs 奏
奏「抜いちゃうよ!!」
奏のスピードに乗ったドリブル。一気に慈を抜こうとする。
―――だが、
慈「そこだあっ!! [真空魔(スピード特化ver.)・Z]」ビュガッ!!
奏「つ!」
慈の必殺技。通常の[真空魔]とは違い、予備動作無しでスピード重視のコンパクトな蹴りから、足の通った部分の空気がえぐり取られて辺りの空気を吸い込む。ボールも吸い込まれてカットする。
慈「よっしゃ!」
慈が前線へと蹴ろうとすると、
小鈴「貰います! [蜘蛛の糸・A]」バシィっ!
奏の真後ろにカバーに来ていた小鈴が、奏を目隠しにして不意打ち。
蜘蛛の網を罠として地面に張り巡らせる。慈はもがけばもがくほど、糸が絡まって動けなくなり、小鈴はボールを掻っ攫う。
再びユーヴァースの攻撃。
慈「ヤバっ!」
黒名「抜かせるか!」
ここで戻ってきた黒名が止めに入る。
MATCH UP!!
黒名 vs 小鈴
小鈴「ブルーノさん! お願いします!!」ドッ!!
黒名が小鈴につく。小鈴はクイックでパスを出す。
潔「読めてんだよ!!」バシィっ!!
ここで潔が死角からパスをカットする。
小鈴「つ! 読まれた!!」
ボールを奪ったバスタードミュンヘン。再び攻めに転じる。
潔「決める!!」
潔はドリブルしながら
慈「ネス! 黒名! ノアさん前へ!」
状況を把握した慈は3人に指示をだす。
ネス「こぼれ球狙いか! 絶対にカイザーに繋げる!」
黒名「セカンド確保ね。了解!」
ノア「絶対に決める!」
潔がドリブルで攻め上がる。そこに蟻生と二子が止めに入る。
MATCH UP!!
潔 vs 二子&蟻生
二子「暴走ですか?」
蟻生「止める!」
潔「つ!」ドガァアァアアッ!!
シュートは緩やかにカーブし、2人を躱すことは出来たが………、
ガブリエラ「甘いわよ!」ダッ! バチぃっ!!
潔「つ! くそ!!」
キーパー、ガブリエラのパンチング。ボールはこぼれ球に。
黒名「来た!」
二子「っ! させませんよ!」ガッ!!
こぼれ球に反応してクリアーする二子。前線に蹴り出されたボールに対して、スナッフィーとアレクが
アレク「つ! この!」ガッ!
スナッフィー「つ!!」グイッ!ガッ!
両者同時に跳躍する。ボールに先に触ったのはスナッフィー。ヘディングでボールをパスする。
ボールは奏へ。
奏「来たっ!!」
奏は低いボールに合わせて
奏「行けぇええっ!!」ドゴォオォオオォオォオンッ!!
猛然と迫る奏のシュート。――だが、
慈「させっか!!」ガッ!!
慈が飛び込んでヘディングブロック。ボールはこぼれ球に。
――そこへ、
小鈴「来たっ!!」
慈「つ! 小鈴ちゃん!?」
小鈴はシュート体勢に入り、思い切り右足を振り抜いた!
小鈴「ふっ!」ドゴォオォオオォオォオンッ!!
振り抜かれた右足から放たれたボールは、ゴールの右上を狙っていた。
我牙丸「とめるっ!」
跳躍した我牙丸。――だが、
我牙丸(っ! このボール、回転してねぇ!!)
まさかの
GOOOAL!!!
バスタードミュンヘン 3 ー 3 FCユーヴァース
実況『ゴォオォオォオオオルッ!! ユーヴァース追いついたぁっ!! 徒町小鈴が決めたぁっ!!』
会場がどよめく。徒町コールだ!
小鈴「よし!」
潔「マジか……(まさか
ミヒャエル「ちっ………(やっぱあのチンチクリン、見た目に騙されるとエラい目に遭うな……)」
後半:11分
バスタードミュンヘン 3 ー 3 FCユーヴァース
― つづく ―
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最近読んでなくて久しぶりに
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今出てるのは一周しました
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面白くて何周かしてます