蓮ノ空×イナズマイレブン 〜英雄たちのヴィクトリーロード〜   作:松兄

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第22話:グラウンドでの練習

 蓮ノ山の山登りでの体力強化練習が終わり翌日、やはり全員筋肉痛に襲われていた。

 

晴也「っ痛てて……」

 

花帆「痛い……」

 

 天馬さんにも今日の練習は無理だと判断され、梢先輩は昨日少し言ってた通り、視聴覚室での過去のプロの試合映像を見てプレーのイメージを固めたり、そこから派生して新技を考えたりする。

 

 プロの試合ビデオを見終わり、今見ているのは2本目のビデオ。

 40年前のじいちゃんたちイナズマジャパンのFFI世界大会決勝のビデオだ。

 

 見ているとみんなやはりと言うか、感嘆の声を漏らす。

 

梢「何度見ても……さすがとしか言えないわね」

 

さやか「リトルギガントの[エアライド]を曜さんが必殺技で堕としたの凄いですよね……」

 

丈二「ツバサさんの[天空落とし]もな……」

 

晴也「ロココさんも、じいちゃんの個人必殺技全部止めるだけの力を持ってますからね……」

 

 みんなが何度もみたであろうビデオを観ながら感想を言い合う。

 今でもあの試合は伝説の試合なのだ。

 

 

瑠璃乃「…………………」

 

慈(? ルリちゃん……?)

 

瑠璃乃「ひめっち、めぐちゃん、今思いついたんだけど、こんなディフェンス技どうかな? 3人技なんだけど」

 

慈「ん~~?」

 

姫芽「どんなのですか〜!?」

 

 瑠璃乃先輩が二人に説明すると、ふたりは顔を輝かせる。

 

姫芽「この技良いですよ! 筋肉痛治ったら早速練習しましょう!」

 

慈「うん! かなり強力なディフェンス技になりそう!!」

 

瑠璃乃「でしょ? 昨日の蓮ノ山の山頂からの景色と、聖良さんの[スノーマウンテン]からヒントもらったんだ!」

 

 ふむ。

 

綴理「ん~~」

 

さやか「綴理先輩?」

 

小鈴「何かありましたか?」

 

綴理「えっとね。今練習してる技があって……もうちょっとだと思うんだけど……」

 

小鈴「どんな技ですか?」

 

 綴理先輩は2人に説明する。

 

さやか「それなら小鈴さんが教えられるんじゃ……」

 

小鈴「ええっ!? 徒町ごときが畏れ多い!!」

 

綴理「基本の動き方はいいと思うんだ。すずの[スピニングカット]と動きはだいたい同じだから見ててほしいなぁ」

 

小鈴「わ、分かりました!」

 

兵太「俺も、なんか技覚えないと……」

 

晴也(ソジ……)

 

 俺はソジに話しかけた。

 

晴也「ソジ、お前にできそうな技あるんだけどやってみるか?」

 

兵太「!! やる!どんな技だ!?」

 

 その日はビデオを観た後は必殺技会議みたいになり、翌日………。

 

 俺の筋肉痛はなんとか治り、俺は朝練をしようとクロニクルルームのトレーニングルームに入った。

 自動ドアが開き、部屋に入ると、

 

晴也「ん?」

 

梢「ふっ! ふっ!」ガシュガシュ!

 

 梢先輩がベンチプレスでトレーニングしていた。

 

 すると、梢先輩が気づく。

 

梢「あら? 晴也くん?」

 

晴也「おはようございます梢先輩。朝の自主練ですか?」

 

梢「ええ。晴也くんも?」

 

晴也「はい」

 

梢「そう。なら、一緒にトレーニングしない?」

 

晴也「喜んで!」

 

 そして2人でトレーニングをする。俺は以前からの課題であるキック力を増強するために足のトレーニングを重点的に行う。

 梢先輩は胸や肩周り、腕のトレーニングを行なっていた。

 

 そしてトレーニングを終えてシェイカーにプロテインパウダーを入れて水に溶かして飲む。

 俺が壁に寄りかかって座りながら飲んでいると、梢先輩は隣に座ってきた。

 

 

 いや、それにしても梢先輩……パワーすごいな。下手な男よりも全然力あるんじゃないか?

 

梢「? どうかした?」

 

晴也「いや、梢先輩凄いなと思って。相当鍛えてこないと無理な重力上げてるから……」

 

 ベンチプレスは梢先輩の上げられる重力が伸び、今梢先輩が上げているのは85キロだ。

 

 すると、梢先輩はクスっと笑い、

 

梢「私はね、小学校1年生の頃にサッカーと出会って、それからずっとインターハイで雷門に勝つのと、全国優勝が夢だったの。去年は、やっともう少しで手が届く所まで進めたのだけど……」

 

 覚えてる。結果は3ー1で蓮ノ空の負け。梢先輩は、あと一歩で夢に手が届かなかったのか。

 

梢「だから、今度こそ勝ちたいの」

 

晴也「……………します」

 

梢「?」

 

晴也「絶対に優勝します。俺だって、雷門に勝ちたいですし、全国優勝したいですから!」

 

 梢先輩は驚いた顔になると笑い、

 

梢「そうだったわね。でも、今日はもうおしまいにしましょうか。寮に戻って朝ごはん食べて学校行きましょう」

 

晴也「はい!」

 

 

 

 

 そしてその日の学校で授業を受けて放課後、久しぶりにグラウンドでボールを使って練習していた。

 

綴理「すず、[スピニングカット]を見せて」

 

小鈴「はいっ!行きます!」

 

 そして小鈴はモーションに入る。

 

小鈴「[スピニングカット・V2]!!」シュバッ!!

 

小鈴「こんな感じです」

 

綴理「じゃあ見ててね?」

 

 綴理先輩がほとんど同じ動きのモーションに入る。そして、

 

綴理「えいっ!」ボォっ!

 

 綴理はの足から赤い衝撃波が出たと思ったら、途中で燃え尽きてしまった。

 

綴理「何が悪いんだろう……」

 

小鈴「ん~~」

 

 そして慈先輩、瑠璃乃先輩、姫芽の三人はというと、

 

瑠璃乃「行くよ!」

 

 瑠璃乃先輩の周りに2人が集まり、瑠璃乃先輩が地面を殴りつけると3人を乗せて大きな山が迫り上がる。

 

 だが!

 

 ブアっ!!

 

瑠璃乃&慈&姫芽「「「うわぁあぁああああっ!?!?」」」

 

 山のオーラは風が渦を巻くように霧散。3人は地面に叩きつけられた。

 

慈「痛った〜い!!」

 

姫芽「うぅ〜……」

 

瑠璃乃「失敗かぁ……」

 

慈「でも、まだまだこれからだよ!!」

 

瑠璃乃&姫芽「「うん(はい)!!」」

 

 

 晴也とソジは……

 

兵太「それで、どんな技だ?」

 

晴也「強いて言うなら……炎を纏ったスライディングタックルだな」

 

平太「あっ、もしかして[イグナイトスティール]か?」

 

晴也「知ってたか。それ。ソジは間の取り方うまくなってきたから仕掛けるタイミングも分かってきたかな?と思って」

 

兵太「じゃあ練習するわ。見ててくれ!」

 

晴也「おう」

 

 そしてそれぞれが新必殺技の練習をする中、梢先輩たちは、

 

さやか「行きますよ花帆さん!」

 

花帆「うん!さやかちゃん!」

 

花帆&さやか「「[絶・クロスファイア]!!」」ドゴォオォオオッ!!

 

 さやか先輩と花帆先輩の、氷と炎。クロスした2つのオーラが激しく渦巻く、星を揺るがすほどの威力を誇る、さやか先輩主体の【風属性】の合体シュートが梢先輩に迫る。

 

 

梢「はぁあぁああっ![真・ダイヤモンドハンド]!!」ガチィイィイイイッ!!

 

 梢先輩は少し引き摺られたが、なんとかシュートを止めた。

 

梢「ふたりとも、良いシュートよ。前よりずっとパワーが上がっているわ!!」

 

花帆「えへへへ。もっとがんばりますよ〜!!」

 

さやか「はい!次こそは決めます!!」

 

梢「次!」

 

丈二「行くぞ忍原!」

 

来夏「ええ!」

 

 来夏先輩が、身体のバネを生かして蹴ったボールに強烈な横回転(サイドスピン)をかけて丈二先輩に向けて撃つ。ボールは回転の勢いでグルグルと急旋回しながら上昇。

 跳躍した丈二先輩はそのボールに雷を纏ったボレーシュート一閃!

 

来夏&丈二「「[春雷・改]!!」」スドォオオッ!!

 

 シュートが紫の雷を纏い、地を削りながらゴールを襲う。

 

梢「[ダイヤモンドパンチ・改]!!」ドガァアァアアッ!!

 

 梢先輩は[ゴッドハンド]を発動し範囲を腕に集めて縮小。密度を高めて硬質化させて[春雷]を思い切り殴りつける。

 力が拮抗し少し動きが止まるが、すぐにボールは殴り飛ばされて飛んでいった。

 

来夏「決まらないかぁ………」

 

丈二「さすが梢先輩……」

 

 それを見ていた吟子は……

 

吟子(私も、何かあたらしいことを見つけないと!!)

 

 そんなことを、心のなかで思っていた。

 

 

ー つづく ー




感想・評価よろしくお願いします!!

ぶっちゃけ本編とNEXT DREAM編どちらの方が面白い?

  • 本編
  • NEXT DREAM
  • コラボ回(キャプテン翼サンシャイン)
  • コラボ回(二つの世界のサッカー)
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